JP2552445Y2 - 折板葺成用移動装置 - Google Patents

折板葺成用移動装置

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JP2552445Y2
JP2552445Y2 JP1990112149U JP11214990U JP2552445Y2 JP 2552445 Y2 JP2552445 Y2 JP 2552445Y2 JP 1990112149 U JP1990112149 U JP 1990112149U JP 11214990 U JP11214990 U JP 11214990U JP 2552445 Y2 JP2552445 Y2 JP 2552445Y2
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JP1990112149U
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清隆 大沼
孝之 中井
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三晃金属工業株式会社
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は屋根,壁等の外囲体を施工する建築現場にお
いて、ロール成形機より送り出される極めて長尺な折板
を、その長手方向に極めて簡易に移動させることがで
き、さらには簡単に葺成作業に役立たせることができる
折板葺成用移動装置に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来より、金属製の折板タイプの折板を複数併設して
屋根,壁等の外囲体が施工されているが、特に大型建築
物においては外囲体の面積も極めて大きくなっている。
このような大きな外囲体においては、これを構成する
折板も極めて長尺なものとなり、具体的にはその折板の
長手方向の長さが100m以上のものが存在している。この
ような長尺な折板は、建築現場に折板のロール成形機が
配備され、コイル状に巻かれた薄い金属板がそのロール
成形機より一定形状に形成された折板として押し出され
るものである。
しかし、その長尺なる折板が所定の葺成位置に配置さ
れるために外囲体の下地部箇所に折板の長さに応じて作
業員を配置し、押し出された折板に無理な力がかかって
変形しないように作業員が付き添わなければならない。
一般には、数m当り一人の作業員が必要となることもあ
る。このように、長尺なる折板では、作業員数も多く必
要とし、施工費等も割高となる等の欠点があった。
さらに、馳締用の折板には、馳締箇所(下馳部,上馳
部)を正確な位置への、又は軒先合わせのための長手方
向前後位置へのセットが必要であり、そのセットの際に
下ろすものであるが、長尺である重さもあり、人手では
能率性も劣り、且つ危険性があった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで考案者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究
を重ねた結果、その考案を、左右側に隣接する受金具間
で且つ該受金具の前又は後側位置する吊下用の枠部にロ
ールを回転自在に設け、前記枠部の両端に回動自在の連
接体を設け、一方の連接体の他端は、前記隣接する一方
の受金具の一部に係止自在とした受金具用係止具に、他
方の連接体の他端は,前記隣接する他方の受金具上に葺
成する馳締用の折板の下馳部に係止自在とする馳用係止
具にそれぞれ回動自在に連結し、前記馳用係止具と下馳
部との間にハット状部を着脱自在に介在し、該ハット状
部にレバー片を固着した外し具を備えてなる折板葺成用
移動装置としたことにより、ロール成形機より送り出さ
れた馳締用の折板に無理な力がかからずに葺成するべく
位置に簡単に配置することができ、安全で且つ迅速にで
き、上記課題を解決したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
Aが本考案の折板葺成用移動具であって、支持体A
1と、該支持体A1の左右の連接体9,9を介して取付けられ
た馳用係止具A2と受金具用係止具A3とから構成されてい
る。前記支持体A1は、折板移動用のロール1が枠部2に
軸4を介して回転自在に軸支されたものである。
前記支持体A1のロール1の実施例としては、第1図,
第2図,第6図,第7図等に示すように、円筒状に形成
されたものであって、その軸方向の長さは後述する折板
Bの有底V字状部の底面が安定的に載置可能となるのに
必要な長さで有ればよいが、具体的にはその底面の幅よ
り少し長い程度がよい。
また、第8図に示すように、ロール1は円板状に形成
される実施例も存在しており、該実施例では軸4に2個
設けられている。その円板状のロール1が2個の場合は
折板Bの底面が2個の円板状のロール1,1上に載置可能
となるような間隔で軸4に配置されている。またロール
1は上記円筒状及び円板状以外に球形状としたものであ
ってもよく、そのロール1上に載置して移動する折板B
が滑らかに運ぶことができる形状であればよい。
さらに、図の実施例ではロール1と軸4とは別部材で
あるが、そのロール1と軸4とが同一材からなる一体品
とした実施例も存在する。
支持体A1は、ロール1の軸4を軸支する門形状の枠部
2とから構成されている。該枠部2は、水平枠片2aと軸
受片3からなり、帯板状の金属材にて適宜屈曲されてい
る。即ち、枠部2は水平枠片2aの幅方向両側に軸受片3,
3が屈曲形成され、該軸受片3,3によって、前記ロール1
の軸4が取り付けられている。
前記水平枠片2aは単に平坦な金属帯板により形成され
たり、或いは第4図に示すように断面L形状になるよう
に形成されている実施例も存在する 本考案の折板葺成
用移動具Aは受金具Cに仮止めして使用するものであ
り、このときロール1がその受金具C等に接触しないよ
うにロール1と枠部2との大きさが求められる。
馳用係止具A2は門形状に形成された門形係止部5であ
って、この実施例では馳締の折板Bの下馳部11上に、着
脱自在に被せて使用するものである。
さらに、前記馳用係止具A2には、外し具6が一緒に使
用されるもので門形のハット状部6aにレバー片6bが一体
形成されたもので、そのハット状部6aは前記馳用係止具
A2の門形係止部5に内装される大きさである。
レバー片6bを上方に持ち上げることにより、ハット状
部6aが回転しつつ上昇し、門形係止部5なる馳用係止具
A2が、折板Bの端部馳締縁なる下馳部11より外すされ、
これによって、折板Bが受金具C,C間に落下し、これか
ら屋根施工に入る。
また、受金具用係止具A3は、第1実施例では断面偏平
コ字状となるように金属板を折返し形成された係止部7
の平行な一対の挟持片7a,7aに貫孔7b,7bが形成され、該
貫孔7b,7bにピン8が貫通可能としたものである。
前記受金具用係止具A3は後述の受金具Cの頂部13に係
止するもので、とくに吊子用に穿孔された取付孔に、そ
の門形係止部5とともにピン8にて仮止として係止す
る。
連接体9は馳用係止具A2と受金具用係止具A3とを連結
するもので鎖,紐或いは細径の金属棒等が使用され、そ
の両端は、回転自在に設けられている。
折板Bは谷形状の主板10の幅方向両側の一端に下馳部
11が、他方に上馳部12が形成され、幅方向に隣接する折
板B,Bの対向する下馳部11に上馳部12が馳締されて屋
根,壁等の外囲体が施工される。
受金具Cは頂部13の幅方向両側より脚部14,14が形成
されており、その頂部13では段部を介して高低を有する
二平面となっている。該頂部13には吊子用貫孔13aが穿
孔されている。
折板葺成用移動具Aの馳用係止具A2と受金具用係止具
A3とが、隣接する隣接する受金具C,Cに仮止め(係止)
され、ロール1が折板Bの主板10の底面10aに沿うよう
に配置される。そして、成形板成形機Dより送り出され
る馳締用の折板Bが前記ロール1に支持され。この後
に、折板Bの軒先等の揃え作業をした後に、今度は、馳
用係止具A2が外されて折板Bが受金具C上に載置され馳
締加工されて葺成作業が行われる。
〔考案の効果〕
本考案においては、左右側に隣接する受金具C,C間で
且つ該受金具Cの前又は後側位置する吊下用の枠部2に
ロール1を回転自在に設け、前記枠部2の両端に回動自
在の連接体9を設け、一方の連接体9の他端は,前記隣
接する一方の受金具Cの一部に係止自在とした受金具用
係止具A3に、他方の連接体9の他端は,前記隣接する他
方の受金具C上に葺成する馳締用の折板Bの下馳部11に
係止自在とする馳用係止具A2にそれぞれ回動自在に連結
し、該馳用係止具A2と前記下馳部11との間にハット状部
6aを着脱自在に介在し、該ハット状部6aにレバー片6bを
固着した外し具6を備えてなる折板葺成用移動装置とし
たことにより、先ず第1に長尺の折板Bをその長手方向
に容易に移動でき所定の位置に正確に配置することがで
きるし、第2に折板Bを移動させる間に当て傷等の損傷
を生じることを防止することができるし、第3に折板B
を装置より外すときに極めて安全且つ迅速にでき、第4
に構造が極めて簡単且つ受金具Cや折板B等への取付が
簡単にできる等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、屋根,壁等の外囲
体の施工時において、折板Bを配置する箇所で、左右側
に隣接する受金具C,C、即ち、既に折板Bが載置されて
いる受金具Cと折板Bがまだ配置されていない受金具C
とに、馳用係止具A2及び受金具用係止具A3を係止するの
みで、連接体9,9を介して支持体A1が隣接する受金具C,C
間に配置され、且つ支持体A1に軸支されたロール1も受
金具C,C間に存在し、成形機より送り出された折板Bの
進行方向に存在する前記受金具C,C間に折板葺成用移動
具Aが取り付けられており、折板Bの移動方向に沿って
複数のロール1,1,…による通路が構成されることにな
る。これによって、折板Bは、連続するロール1,1,…上
を移動することとなり、従来より長尺なものが多い折板
Bを施工するために必要だった多くの作業員を極めて少
ない人数で済ませることができる。
折板葺成用移動具Aを取り付ける受金具Cは、普通に
は等間隔に配置されているので折板葺成用移動具A,A,…
も等間隔にすることができ、折板Bはその自重を等分布
にロール1,1…にて支持されるので移動中に撓んだり、
表面に傷が付くことを防止できる。
また、特に、本考案では、馳用係止具A2と前記下馳部
11との間にハット状部6aを着脱自在に介在し、該ハット
状部6aにレバー片6bを固着した外し具6を備えてなるこ
とにより、該外し具6をレバー片6bを介して適宜回動さ
せることで、そのハット状部6aが傾き、該ハット状部6a
が瞬時に前記折板Bから外れて、前位の折板Bに重ねる
ように安全且つ迅速に載置でき、その後直ぐに折板Bの
屋根施工ができるものである。
また、本考案ではその構造が極めて簡単で受金具C及
び既設折板Bへの取付も馳用係止具A2を使用して簡単に
取り付けることができ、作業効率の向上が実現でき、構
造が簡単で比較的低価格にて製造できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、その第1図
は本考案を使用して屋根施工中の要部斜視図、第2図と
本考案を使用して屋根葺成中の縦断正面図、第3図は受
金具用係止具箇所の側面図、第4図は受金具用係止具箇
所の第3図とは別の実施例の側面図、第5図は折板を成
形しつつ屋根面に送り出している状態図、第6図,第7
図は本考案を使用して葺成途中の断面図、第8図,第9
図は本考案の別の実施例の使用して屋根施工中の断面図
である。 A1……支持体、A2……馳用係止具、A3……受金具用係止
具、1……ロール、B……折板、C……受金具、1……
ロール、2……枠部、6……外し具、6a……ハット状
部、6b……レバー片、9……連接体、11……下馳部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右側に隣接する受金具間で且つ該受金具
    の前又は後側位置する吊下用の枠部にロールを回転自在
    に設け、前記枠部の両端に回動自在の連接体を設け、一
    方の連接体の他端は、前記隣接する一方の受金具の一部
    に係止自在とした受金具用係止具に、他方の連接体の他
    端は,前記隣接する他方の受金具上に葺成する馳締用の
    折板の下馳部に係止自在とする馳用係止具にそれぞれ回
    動自在に連結し、前記馳用係止具と下馳部との間にハッ
    ト状部を着脱自在に介在し、該ハット状部にレバー片を
    固着した外し具を備えてなることを特徴とする折板葺成
    用移動装置。
JP1990112149U 1990-10-29 1990-10-29 折板葺成用移動装置 Expired - Lifetime JP2552445Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56122357U (ja) * 1980-02-21 1981-09-17
JPS6345466Y2 (ja) * 1984-11-02 1988-11-25

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