JPH0312910Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、組立が容易で而かも、携帯に便利な
折り畳み足場に係るものである。

〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕

従来足場を組み立てる場合、第５図に示すよう
に足場枠１１と足場板１２を組み立てて、補強の
為に筋交い１３使用して組み立てて行くものであ
るから極めて作業性に劣る欠点があつた。

また、従来の足場は部品の点数が多いために、
この部品を紛失しやすい。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案はこのような欠点を解決したもので、添
付図面を参照してその構成を詳述すると次の通り
である。

脚杆１ａの長さが足場板２の1/2以上の長さを
有する鳥居形の足場枠１を左右に足場枠１の脚杆
１a1本分くらいを少し横にずらして垂直方向に
立設し、この足場枠１の水平杆部１ｂ間に足場板
２の左右端部を枢着して足場枠１を足場板２の裏
側に足場枠１を脚杆１ａが重なり合わないように
折り畳み自在に設け、この足場板２と足場枠１と
の間に脚固定装置ａを設ける。

〔作用〕

第１図に示すように、左右の足場枠１を垂直方
向に開いて脚固定装置ａによつて固定する。

この本案品を順次横方向に並べ連結して足場を
作る。

収納時には脚固定装置ａを解除して足場枠１を
足場板２の裏側に折り畳む。

〔実施例〕

足場枠１と足場板２は連結金具３を介して連結
する。

図中符号４は枢着ピンである。

脚固定装置ａは、中心部が折り畳み出来る補強
杆５を使用し、この補強杆５の一端を足場板２の
裏面に枢着し、他端を脚の水平杆部１ｃに枢着す
る。

足場板２は、アルミ板や鉄板で作れば良いが、
エキスパンドメタルのような網を使用しても良
い。

足場板２は、本案品を持ち歩くのに容易である
ように、その重量や大きさを決めれば良い。

図中符号６は脚杆１ａの水平杆部１ｂに引つ掛
けるフツク部である。

〔考案の効果〕 本考案は、上述の様に構成したから次の様な特
長を有するものである。

１ 足場枠１を足場板２の左右に足場枠１を折り
畳み自在に設けたから、不使用時には足場枠１
を足場板２の裏側に折り畳め保管輸送に便利で
ある。

２ この場合、足場枠１を足場板２に取り付ける
際、脚杆１ａを互いに少し位置をずらして折り
畳み自在に設けているから、折り畳んだ際に脚
杆１ａが重なることがなくなり、コンパクトに
折り畳むことが出来る。

３ そして、組み立てに際しては左右の脚杆１ａ
の位置が少し横にずれているため、第４図に示
すように足場を平面的に組み立てていく時、互
いに足場板２のフツク部６が邪魔にならないで
掛けられるから隙間なく安全に組み立てられ
る。

４ また、本案品を組み立てる時に足場枠１は脚
固定装置ａによつてしつかりと固定されている
から使用時の途中で倒れたりすることなく安全
に作業出来る。

５ 更に、本案品は構造的に極めて簡単に出来
て、量産に適し、安価に製品を提供出来る等実
用上の秀れた効果を有する折り畳み足場とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案品の斜視図、第２図は本案品を折
り畳んだ状態を表す平面図、第３図は本案品の正
面図、第４図は本案品を使用して足場を広くした
状態を表す平面図、第５図は従来品の斜視図であ
る。 ａ……脚固定装置、１……足場枠、１ａ……脚
杆、１ｂ……水平杆部、２……足場板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 脚杆の長さが足場板の1/2以上の長さを有する
   鳥居形の足場枠を左右に足場枠の脚杆１本分くら
   いを少し横にずらして垂直方向に立設し、この足
   場枠の水平杆部間に足場板の左右端部を枢着して
   足場枠を足場板の裏側に脚杆が重なり合わないよ
   うに折り畳み自在に設け、この足場板と足場枠と
   の間に脚固定装置を設けた事を特徴とする折り畳
   み足場。