JP2552385B2 - 金型への粉状断熱剤の塗布装置 - Google Patents

金型への粉状断熱剤の塗布装置

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JP2552385B2 JP2204230A JP20423090A JP2552385B2 JP 2552385 B2 JP2552385 B2 JP 2552385B2 JP 2204230 A JP2204230 A JP 2204230A JP 20423090 A JP20423090 A JP 20423090A JP 2552385 B2 JP2552385 B2 JP 2552385B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ダイカスト鋳造や樹脂成形などにおいて成
形金型のキャビティ面に粉状断熱剤を塗布するための塗
布装置に関するものである。
〈従来の技術〉 本願人は先に、特開平1−299752号でもって金型のキ
ャビティ面に粉状断熱剤を塗布させるダイカスト鋳造法
を提案した。この中で、金型のキャビティ面に粉状断熱
剤を塗布させる場合、粉状断熱剤を静電塗布する方法が
最も好ましいことを開示した。
しかしながら、実際に粉状断熱剤を金型のキャビティ
面に静電塗布する場合に、既存の静電塗布用塗布ガンを
1個だけ用いたのでは塗布作業に時間がかかり過ぎて非
能率的であり、かと言って複数個を用いると元々塗布ガ
ンが高価なため塗布装置としてコスト高になると共に、
塗布ガン自体が比較的大きいため複数の塗布ガンを組み
合わせたものを同時に固定金型と可動金型との間に差し
入れることが出来ず、大型のマシンにしか適用できない
といった不具合があった。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明はこの様な従来の不具合に鑑みてなされたもの
であり、既存の静電塗布用塗布ガンを複数個使用した場
合と同様に、粉状断熱剤を金型のキャビティ面に効率良
く短時間で静電塗布することが出来ると共に、構造がシ
ンプルで小型且つ安価に製造することが出来、比較的小
型のマシンにも適用することが出来る金型への粉状断熱
剤の塗布装置を提供せんとするものである。
〈課題を解決するための手段〉 斯る目的を達成する本発明の金型への粉状断熱剤の塗
布装置は、絶縁性材料で形成した複数の粉体供給パイプ
の各噴射口を互いに並列配置すると共に、高電圧発生器
に接続された一本の電極線を前記各噴射口に直列状に臨
ませて各噴射口に電極を配設せしめてなることを特徴と
したものである。
〈作 用〉 高電圧発生器の一方の電極(例えばプラス電極)を金
型側に電気的に接続しておき、複数の粉体供給パイプの
各噴射口から粉状断熱剤を噴射すると同時に各噴射口に
臨ませた高電圧発生器の他方の電極(例えばアース電
極)と上記一方の電極との間に高電圧を印加させると、
各噴射口から噴射された粉状断熱剤が帯電して瞬間的に
金型のキャビティ面に付着塗布される。
また、複数の粉体供給パイプは、その噴射口側を互い
に並列配置することで、狭小な固定及び可動金型間にも
容易に適用可能な金型のキャビティ面に臨む部分の小型
化が図られる。
更に、複数の粉体供給パイプの各噴射口の電極を共通
の電極線を用いて直列状に配設せしめて高電圧発生器に
接続していることで、複数の粉体供給パイプを一組とし
て恰も一台の塗布ガンの如くに取り扱うことが可能とな
る。
〈実施例〉 以下、本発明実施の一例を図面に基づいて説明する。
図中Aは周知の水平射出式ダイカストマシンであり、
固定盤1と、その固定盤1に取付けられた射出スリーブ
2及び固定金型3と、可動盤4に取付けられた可動金型
5等、従来と同様に構成され、金型3,5のキャビティ6
面に粉状断熱剤aを塗布して、固定金型3と可動金型5
とを互いに型閉した後に射出スリーブ2の注湯口7から
溶湯(溶融金属)を給湯し、プランジャチップ8でもっ
て金型のキャビティ6内に射出充填して所望の製品を鋳
造できるようになっている。
そして、金型3,5のキャビティ6面に粉状断熱剤を塗
布するための塗布装置は、粉状断熱剤aを金型3,5のキ
ャビティ6面に噴射供給するための複数の粉体供給パイ
プ9と、各粉体供給パイプ9の噴射口9aから噴射される
粉状断熱剤aを帯電させるための高電圧発生器10とで構
成される。
粉体供給パイプ9は、樹脂材やセラミックス材などの
絶縁性材料を用いて中空状に形成せしめ、その一端側を
粉状断熱剤の供給源(図示せず)に連通接続させ、他端
側を粉状断熱剤aの噴射口9aとなし金型3,5のキャビテ
ィ6面に向けて配置する。この時、複数の粉体供給パイ
プ9を支持体11に固定状に取付け支持させ、各粉体供給
パイプ9の一端側をマニホルド12を介して粉状断熱剤の
供給源パイプ13に連通接続せしめ、各粉体供給パイプ9
の噴射口9aを固定金型3及び可動金型5のキャビティ6
面へ向けて並列配置すると共に、各噴射口9aを金型3,5
のキャビティ6の形状に応じて適当に配向せしめ、そし
て各粉体供給パイプ9を支持している支持体11を金型3,
5の直上位置に設置した昇降用シリンダ14のロッド14aに
連結し、その昇降用シリンダ14でもって、複数の粉体供
給パイプ9の各噴射口9aを固定金型3と可動金型5との
間に同時に進入自在となす。尚、複数の粉体供給パイプ
9を支持するための支持体11は種々の構造のものが考え
られるが、図示実施例のものは昇降用シリンダ14のロッ
ド14aに取付ける第1分割部材11aと粉体供給パイプ9を
挾持する第2分割部材11bとをボルト15等で一体化させ
て1つの支持体ユニット11を構成せしめ、使用する粉体
供給パイプ9の本数に応じて支持体ユニット11を昇降用
シリンダ14のロッド14aに取付けるように構成したもの
である。
高電圧発生器10は、高電圧発生制御部に接続されたプ
ラス電極とアース電極との間に10〜100kV程度の高電圧
を発生することが出来る周知のものを使用し、これを例
えばダイカストマシンAの固定盤1上または固定盤1上
などに取付けたブラケット16上に設置せしめ、プラス電
極またはアース電極のどちらか一方の電極(例えばプラ
ス電極)10aを金型3,5側に電気的に接続させ、他方の電
極(例えばアース電極)10bを複数の粉体供給パイプ9
の各噴射口9aに直列状に臨ませて配設する。尚、一方の
電極10aないしは他方の電極10bをプラス側とするかアー
ス側とするかは、金型3,5のキャビティ6面に塗布する
粉状断熱剤の電気的性質(極性)により決定される。
又、他方の電極10bを複数の粉体供給パイプ9の各噴
射口9aに直列状に臨ませて配設する場合、第2図及び第
3図に示した第1実施例の如く、絶縁被覆された1本の
電極線10b′を各粉体供給パイプ9の噴射口9aの口縁部
分に渡って順次巻回状に行き渡らせると共に、各噴射口
9aの口縁部分に巻回させた一部を更に各噴射口9aの直前
位置に湾曲させて垂下配設せしめ、その湾曲部分の絶縁
被覆を除去して電極10bとなしても良いし、或いは第4
図に示した第2実施例の如く各粉体供給パイプ9の噴射
口9a口縁に2つのスリット15を形成せしめ、1本の電極
線10b′を各粉体供給パイプ9の噴射口9aのスリット15
に渡って各噴射口9aを横切るように行き渡らせると共
に、各粉体供給パイプ9の間部分にループ16を形成さ
せ、少なくとも噴射口9aを横切る部分の絶縁被覆を除去
して電極10bとなしても良い。
尚、金型3,5のキャビティ6面に塗布せしめる粉状断
熱剤としては、溶湯と非反応性の粉体、例えばボロンや
滑石等の帯電性を有する粉体、或いは金属酸化物や金属
硫化物,金属チッ化物等の粉体、又はこれら粉体に樹脂
粉を混合させた粉体などを使用し得るが、なかでも特に
キャビティからの鋳造品の離型性を効果的に図る上で、
粉体状態でもって自己潤滑性を有する粉体を使用するこ
とが好ましい。更に具体的には、ステアリン酸とナトリ
ウムやマグネシウム,亜鉛,カルシウム,などのステア
リン酸塩類や、フッソ樹脂,フタロシアニン,ポリエチ
レン,ポリプロピレン等の樹脂粉、インジウム,鉛,黒
鉛,二硫化モリブデン,或いはNa2O,BeO,MgO,Al2O3,SiO
2,CaO,TiO2,Cr2O3,MnO2,Fe2O3,FeO,MnO,PbOなどの金属
酸化物やこれらの酸化物の混合体であるタルク,スピネ
ル,ムライト等、及びWC,TiN,TiC,B4C,TiB,ZrC,SiC,Si3
N4,BN等、これらの単体もしくは複数の混合物を挙げる
ことができる。
而して、金型3,5への粉状断熱剤aの塗布に際して
は、高電圧発生器10の一方の電極10aを金型3,5側に電気
的に接続しておき、複数の粉体供給パイプ9の各噴射口
9aを昇降用シリンダ14でもって固定金型3と可動金型5
との間に降下進入させ、各噴射口9aを固定金型3及び可
動金型5のキャビティ6面に向け、然る後、各噴射口9a
から粉状断熱剤aを噴射すると同時に金型3,5側に電気
的に接続させた高電圧発生器10の一方の電極10aと各噴
射口9aに臨ませた高電圧発生器10の他方の電極10bとの
間に高電圧をかけて、金型3,5と他方の電極10bとの間に
静電電界を発生せしめ、各噴射口9aから噴射された粉状
断熱剤aを帯電させて、その粉状断熱剤aを金型3,5の
キャビティ6面に付着塗布させるものである。
〈発明の効果〉 本発明に係る金型への粉状断熱剤の塗布装置は斯様に
構成したので、既存の静電塗装用塗布ガンを同時に複数
個使用した場合と同様に、粉状断熱剤を金型のキャビテ
ィ面に効率良く短時間でもって静電塗布することができ
る。
しかも、実際に金型のキャビティ面に臨む部分は、複
数の粉体供給パイプにおける他端側の各噴射口という実
質的に小型な部分だけであるため、複数の粉体供給パイ
プを備えていながらも、固定及び可動金型間が狭小な小
型のマシンにも容易に適用することができる。
また、複数の粉体供給パイプの各噴射口の電極を共通
の電極線を用いて直列状に配設せしめて高電圧発生器に
接続しているため、それぞれ粉状断熱剤の供給源に連通
接続する粉体供給パイプを複数用いて各噴射口を互いに
並列配置したものでありながら、それら各噴射口を構成
する複数の粉体供給パイプを一組として恰も一台の塗布
ガンの如くに取り扱うことができる。これにより塗布装
置全体の保守管理の容易化が図れると共に装置自体の構
造も簡素化でき、上記したように小型化が図れることと
相俟って、装置を安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示すダイカストマシンに
設置した状態の側面図、第2図は同要部の斜視図、第3
図は同正面図、第4図は本発明の第2実施例を示す要部
の斜視図である。 図中 3:固定金型、5:可動金型 6:キャビティ、9:粉体供給パイプ 9a:噴射口、10:高電圧発生器 10a,10b:電極、10b′:電極線 a:粉状断熱剤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側を粉状断熱剤の供給源に連通接続す
    ると共に他端側を該粉状断熱剤の噴射口とした粉体供給
    パイプを絶縁性材料で形成し、複数の該粉体供給パイプ
    の各噴射口を互いに並列配置すると共に、高電圧発生器
    に接続された一本の電極線を前記各噴射口に直列状に臨
    ませて各噴射口に電極を配設せしめてなることを特徴と
    する金型への粉体断熱剤の塗布装置。
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