JP2552256Y2 - ファスナ位置決め装置 - Google Patents

ファスナ位置決め装置

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JP2552256Y2
JP2552256Y2 JP10867991U JP10867991U JP2552256Y2 JP 2552256 Y2 JP2552256 Y2 JP 2552256Y2 JP 10867991 U JP10867991 U JP 10867991U JP 10867991 U JP10867991 U JP 10867991U JP 2552256 Y2 JP2552256 Y2 JP 2552256Y2
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fastener
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intersection
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JP10867991U
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信爾 高杉
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Komatsu Ltd
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カーテンウォールを建
物駆体側に固定するファスナを、建物駆体側の所定の位
置に設置するためのファスナ位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、壁面に荷重をかけずに比較的軽量
の外壁面を形成するカーテンウォールが建物外壁として
用いられている。カーテンウォールとしては、一定寸法
に形成されたカーテンウォールユニットを、ファスナを
用いて建物駆体側に上下左右に連続して取着する工法が
多く用いられているが、建物駆体側に対するファスナの
取付精度が悪いとカーテンウォールユニット相互の取付
間隔、取付角度にばらつきを生じ、建物の外観品質を著
しく低下させる。従って、ファスナの取り付けに当たっ
ては極力その精度を確保する必要があり、基準墨となる
ピアノ線を水平方向、垂直方向に張架し、これらのピア
ノ線を基準としてファスナの位置決めを行った上、建物
駆体側に取り付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のファスナ位
置決め方法においては、図6に示すように人手により基
準墨(A)からファスナ取付位置までの距離および高さ
を測定し、溶接ないしスタッドボルトを用いて所定の位
置にファスナを仮止めする。しかし前記基準墨からの距
離や高さの測定に誤差を伴うことが多いので、カーテン
ウォールユニット取付時に必要に応じてファスナ取付位
置の調整を行っている。このため、カーテンウォール取
り付けに多大の工数を要している。また、実開平1−1
34148に示されたファスナセット治具では、ファス
ナの水平方向に対する位置決めは容易であるが、カーテ
ンウォールユニット取付時に上下方向の調整が必要であ
り、カーテンウォールユニット取付工数をそれ程低減さ
せることができない。
【0004】本考案は上記従来の問題点に着目し、ファ
スナの水平方向ならびに垂直方向の位置決めを高精度で
迅速に行うことができるファスナ位置決め装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案に係るファスナ位置決め装置は、ファスナ位置
決め装置を搭載する水平台に少なくとも3本の昇降可能
な脚と、互いに直交する2方向の傾斜角度を検出する傾
斜計とを設け、基準墨の交点ならびに基準墨の線の方向
を検出するマークセンサと、前記位置決め装置の垂直方
向位置を検出するためのレーザ光受光板と、ファスナを
掴持して水平方向および垂直方向に移動させるアーム
と、これらの検出装置、駆動装置を制御するCPUとに
よって構成されるものとし、このような構成において、
前記CPUは、水平台の傾斜角度検出結果に基づい
て、水平台を水平に保つように少なくとも3本の脚を昇
降させて調整し、基準墨の交点および基準墨の線の方向
検出結果に基づいて、ファスナ位置決め装置の中心が基
準墨の交点と一致し、アームの方向が基準墨の線の方向
と一致するように調整するとともに、あらかじめ入力さ
れた、基準墨からファスナ取付位置に至る水平距離と、
基準高さからファスナ取付位置に至る垂直距離のデータ
に基づいて、ファスナ位置決め装置に掴持されたファス
ナを所定の位置に設置する制御機能を備えているものと
した。
【0006】
【作用】上記構成によれば、ファスナ位置決め装置を搭
載する水平台に、互いに直交する2方向の傾斜角度を検
出する傾斜計を設けたので、水平台は前記傾斜計の検出
結果に基づいて脚を昇降させることにより、水平状態と
することができる。この状態でマークセンサにより基準
墨の交点ならびに線の方向を走査、演算することによ
り、ファスナ位置決め装置を基準墨の交点の位置に、か
つ基準墨の線の方向に正しく設置することができる。そ
して、基準高さに設置されたレーザ光源から送られるレ
ーザ光をレーザ光受光板で受け、この受光位置からファ
スナ取付位置までの垂直距離と、前記基準墨の交点から
ファスナ取付位置までの水平距離とをそれぞれ入力する
ことにより、ファスナを水平、垂直の両方向に高精度で
位置決めすることができる。
【0007】
【実施例】以下に本考案に係るファスナ位置決め装置の
実施例について、図面を参照して説明する。図1はファ
スナ位置決め装置の概略構造を示す平面図、図2は同じ
く側面図である。このファスナ位置決め装置の水平台1
の上面には、2本のレール2,2がZ2 軸方向に沿って
平行に敷設され、前記レール2,2上に、レール2,2
と直交するZ1 軸方向の2本のレール3,3が、滑動自
在に架設されている。また、レール3,3上にはZ1 軸
方向に滑動するテーブル4が架設されている。従ってテ
ーブル4は、互いに直交するZ1 軸、Z2 軸のいずれの
方向に対しても滑動自在である。前記テーブル4上に
は、上面に水平アーム5を固着したターンテーブル6が
取着され、水平アーム5上をX軸方向に滑動する垂直ア
ーム7には、垂直アーム7に沿ってY軸方向に滑動自在
のグリッパ8が取着されている。ファスナ9は前記グリ
ッパ8によって掴持される。
【0008】前記水平台1には3本の脚1a,1b,1
cが取着され、これらの脚1a,1b,1cはそれぞれ
昇降モータ1dによって上下動することができる。水平
台1の下面には、水平台1のZ1 軸方向およびZ2 軸方
向の傾斜角度を検出する傾斜計10,11が取着され、
ターンテーブル6の下面中心から下方に突出する軸6a
の下端には、CCDカメラ等を用いたマークセンサ12
が取着されている。また、テーブル4にはレーザ光投光
器13が発するレーザ光を受光するレーザ光受光板14
が取着されている。
【0009】水平台1の周縁部は図2に示すようにくさ
び形をしており、この周縁部が図3に示す台車15に設
けられた角穴にはめ込まれることによって、ファスナ位
置決め装置の台車による搬送が可能となる。また、台車
15にはファスナ位置決め装置を制御するCPU16が
搭載されている。
【0010】次に、ファスナ位置決め装置を用いて行う
ファスナ取り付け手順について説明する。まず図3に示
すように、建物駆体側のフロア等に設定されたファスナ
取付用基準墨17の方向に台車15を移動させ、基準墨
17の交点がファスナ位置決め装置のターンテーブル6
の可動領域内に入るように、台車15の位置を調節す
る。前記調節の後、昇降モータ1dを駆動して脚1a,
1b,1cを下げる。これにより、水平台1は台車15
から浮き上がり、台車15から切り離される。
【0011】前記水平台1のZ1 軸方向の傾斜角度は傾
斜計10によって検出され、Z2 軸方向の傾斜角度は傾
斜計11によって検出される。そこで、水平台1がZ1
軸方向、Z2 軸方向のいずれに対しても水平になるよう
に、脚1a,1b,1cを昇降させて調節する。ここ
で、図4に示す傾斜計10によって検出された傾斜角を
α、傾斜計11によって検出された傾斜角をβとし、脚
1aと脚1b,1cとのZ1 軸方向距離をL1 、脚1b
と脚1cとのZ2 軸方向距離をL2 とすると、脚1a,
1b,1cの調節による伸び量La ,Lb ,Lc は、 La = L1 ×tanα Lb = L2 ×tanβ/2 Lc =−L2 ×tanβ/2 で表すことができる。
【0012】水平台1のZ1 軸方向ならびにZ2 軸方向
に対する水平が確保されたら、次にマークセンサ12に
より図5に示す基準墨17の交点17aを検出し、併せ
て基準墨17に対するファスナ位置決め装置のZ1 軸の
回転角θを検出する。マークセンサ12は、テーブル4
がレール2,3を介してZ1 軸方向およびZ2 軸方向に
滑動することによって図5に示すように走査し、基準墨
17の交点17aの位置と、基準墨17とファスナ位置
決め装置のZ1 軸とのなす角θの大きさとを演算した
上、ターンテーブル6中心が基準墨17の交点17aと
一致する位置にテーブル4を動かすとともに、ターンテ
ーブル6をθだけ回転させて水平アーム5を基準墨17
のX軸と一致させる。
【0013】上記手順を経た後、ファスナの位置決めが
行われる。すなわち、図2に示したレーザ光投光器13
が発する基準高さのレーザ光をレーザ光受光板14が受
け、この基準高さに基づくファスナ取付高さのデータ
と、マークセンサ12によって求められた基準墨17の
交点17aからファスナ取付位置までの水平距離データ
とをCPUに入力することによって、垂直アーム7のX
軸方向移動、グリッパ8のY軸方向移動が自動的に行わ
れ、ファスナ9を所定の位置に動かす。ファスナの位置
決めが完了したら、グリッパ8でファスナ9を掴持した
ままファスナを人力により固定する。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、フ
ァスナ位置決め装置を搭載する水平台を水平に保った
後、マークセンサにより基準墨の交点ならびに線の方向
を走査、演算して、ファスナ位置決め装置を基準墨の交
点の位置に、かつ基準墨の線の方向に正しく設置するこ
とにした。そして、基準高さに設置されたレーザ光源か
ら送られるレーザ光の受光位置に基づくファスナ取付高
さと、前記基準墨の交点からファスナ取付位置までの水
平距離とを入力することにより、ファスナを水平、垂直
の両方向に位置決めする構成としたので、ファスナは水
平面、垂直面のいずれに対してもきわめて高精度に、か
つ迅速、容易に位置決めすることができる。従って、従
来の位置決め方法に比べて著しく少ない工数で、所定の
位置に正確にファスナを取り付けることができ、カーテ
ンウォールの外観品質ならびに作業能率を向上させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファスナ位置決め装置の平面図である。
【図2】ファスナ位置決め装置の側面図である。
【図3】ファスナ位置決め装置を台車に搭載した状態を
示す側面図である。
【図4】水平台の水平調節に関する説明図である。
【図5】マークセンサによる基準墨走査の説明図であ
る。
【図6】ファスナを設置するときの説明図である。
【符号の説明】
1 水平台 1a,1b,1c 脚 5 水平アーム 7 垂直アーム 9 ファスナ 10,11 傾斜計 12 マークセンサ 14 レーザ光受光板 16 CPU 17 基準墨 17a 交点

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファスナ位置決め装置を搭載する水平台
    に少なくとも3本の昇降可能な脚と、互いに直交する2
    方向の傾斜角度を検出する傾斜計とを設け、基準墨の交
    点ならびに基準墨の線の方向を検出するマークセンサ
    と、前記位置決め装置の垂直方向位置を検出するための
    レーザ光受光板と、ファスナを掴持して水平方向および
    垂直方向に移動させるアームと、これらの検出装置、駆
    動装置を制御するCPUとによって構成されることを特
    徴とするファスナ位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記CPUは、水平台の傾斜角度検出結
    果に基づいて、水平台を水平に保つように少なくとも3
    本の脚を昇降させて調整し、基準墨の交点および基準墨
    の線の方向検出結果に基づいて、ファスナ位置決め装置
    の中心が基準墨の交点と一致し、アームの方向が基準墨
    の線の方向と一致するように調整するとともに、あらか
    じめ入力された、基準墨からファスナ取付位置に至る水
    平距離と、基準高さからファスナ取付位置に至る垂直距
    離のデータに基づいて、ファスナ位置決め装置に掴持さ
    れたファスナを所定の位置に設置する制御機能を備えて
    いることを特徴とする請求項1のファスナ位置決め装
    置。
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JPH0547221U JPH0547221U (ja) 1993-06-22
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