JP3175450B2 - 墨出し線装置 - Google Patents

墨出し線装置

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JP3175450B2 JP31425293A JP31425293A JP3175450B2 JP 3175450 B2 JP3175450 B2 JP 3175450B2 JP 31425293 A JP31425293 A JP 31425293A JP 31425293 A JP31425293 A JP 31425293A JP 3175450 B2 JP3175450 B2 JP 3175450B2
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徹 星
祐助 石川
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治樹 三浦
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物などに構造物を
設置する際に、床面に描いた基準芯を建築物の天井面に
転写するための墨出し線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物などに構造物を設置する場合、構
造物の据付け作業に先立って、据付け位置の座標を与え
ることを目的とした墨出しと呼ばれる作業が行われる。
この墨出し作業は、建築物側の柱位置などを基準として
表示するものであり、実際の建築物の床、壁、天井など
に墨壷を用いて記入する。そして、墨出し作業を進める
際には、建築物の床から壁、あるいは床から天井などへ
基準芯を写し換えることが必要不可欠であり、この写し
換えの作業が手間のかかるものとなっている。特に、従
来の床から天井面への基準芯の写し換えは、床面の基準
芯を天井面に投影し、その投影位置に作業者が登り、作
業者の手によって基準芯の転写をするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の墨出し
作業においては、作業者が手によって天井面に基準芯の
転写を行っているるため、作業者が高い天井面へ登るた
めの足場を設置するなどの段取りを必要とし、写し換え
作業に時間がかかり、作業効率が非常に悪い。しかも、
天井面への基準芯の転写は、作業者が実際に天井面の近
くで作業をする高所作業であり、作業者が高所から墜落
するなどの事故が発生しやすく、安全上好ましくない。
また、基準芯を投影した場所ごとに作業者が登り下りし
なければならず、作業者の負担も大きい。
【0004】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、墨出し作業における安全性の向
上を図ることができる墨出し線装置を提供することを目
的としている。また、本発明は、墨出し作業の作業効率
を向上することを目的としている。さらに、本発明は、
墨出し作業における作業工数の低減等を図ることを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る墨出し線装置は、床面の基準位置か
ら天井面に向けて光ビームを出射する光ビーム出射手段
と、前記天井面に印を付けるマーキング手段と、このマ
ーキング手段を前記天井面の光ビーム照射位置に移動さ
せるマーキング移動手段と、このマーキング移動手段と
前記マーキング手段とを昇降させる昇降手段とを有する
ことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記の如く構成した本発明、床面の基準位置、
すなわち床面に表示した基準芯の位置から、天井面に向
けて光ビームを照射する。そして、昇降手段によって昇
降するマーキング手段を天井面の近くに上昇させ、マー
キング移動手段によってマーキング手段を光ビームの照
射位置に移動させてマークを付ける。
【0007】従って、作業者が直接手によって天井面に
基準芯を転写する必要がなく、作業者の高所作業の削減
が図れて作業の安全性を向上をすることができる。しか
も、足場を組むなどの作業を省略でき、作業工数が低減
するとともに、作業効率が向上し、迅速な墨出し作業が
可能となる。また、作業者が高所に登る必要がないこと
から、作業者の負担を軽減することができる。
【0008】
【実施例】本発明に係る墨出し線装置の好ましい実施例
を、添付図面に従って詳説する。図1は、本発明の実施
例に係る墨出し線装置の説明図である。
【0009】図1において、墨出し線装置10は、床面
12に表示した基準芯14上に光ビーム出射手段である
レーザ光出射装置16が配置してある。このレーザ光出
射装置16は、鉛直上方、すなわち天井面18に向け
て、例えば赤色のレーザビーム20を出射するようにな
っている。また、レーザ光出射装置16の近くには、自
走または作業者の手によって移動させることができる台
車22が停めてある。
【0010】台車22には、伸縮支柱23が設けてあ
る。この伸縮支柱23は、モータによって矢印25のよ
うにテレスコピックに伸縮させることができるようにな
っていて、詳細を後述するマーキング装置(マーキング
手段)26の昇降手段となっている。そして、伸縮支柱
23の上端部には、支持フレーム24が取り付けてあ
る。この支持フレーム24は、方形に形成してあり、面
が天井面18と平行となるように伸縮支柱23に直交し
て取り付けてある。
【0011】支持フレーム24には、マーキング移動手
段としてのXYテーブル28が設けてある。このXYテ
ーブル28は、移動可能なコントローラ50によって制
御され、マーキング装置26を天井面18と平行に移動
させる。また、支持フレーム24の適宜の位置、例えば
四隅には、伸縮ロッド30が配設してある。各伸縮ロッ
ド30は、基端部に対して出没するスライドロッド31
を有しており、このスライドロッド31の先端に吸盤3
2が設けてあって、吸盤32を天井面18に吸着させる
ことにより、支持フレーム24を天井面18に固定でき
るようにしてある。そして、伸縮ロッド30の基端部と
吸盤32との間には、コイルばね34が配設してあっ
て、支持フレーム24を天井面18に平行に支持できる
ようにしてあるとともに、マーキング装置26の先端を
天井面18から一定位置に保持できるようにしてある。
【0012】XYテーブル28の下方には、調芯面38
が配置してある。この調芯面38は、平滑な平面曇ガラ
スに同心円を描いたもので、同心円の中心がマーキング
装置26の中心と一致している。そして、調芯面38
は、XYテーブル28に設けたサポート39に支持され
(図2参照)、XYテーブル28と一体に移動するよう
にしてある。また、XYテーブル28の下部には、アー
ム36が下方に向けて固定してある。そして、アーム3
6の下端には、調芯面38を撮像するためのテレビカメ
ラ40が取り付けてある。このテレビカメラ40が撮像
した調芯面38の画像信号は、画像処理装置42に送ら
れて歪んだ円が正円に修正されたのち、モニタテレビ4
4に画像として表示される。
【0013】マーキング装置26は、図2に示したよう
に、駆動コイル52を収納したケース54がXYテーブ
ル28の中央部に固定してある。また、マーキング装置
26は、ケース54を上下方向に貫通しているシャフト
56を有し、このシャフト56の下端にアーマチュア5
8が固定してあり、駆動コイル52が通電されるとアー
マチュア58が駆動コイル52に吸引され、シャフト5
6を矢印60のように上昇させる。そして、シャフト5
6の上端部には、天井面18に+等の印を付けて基準芯
14を天井面18に転写するフェルトペン62が取り付
けてある。また、シャフト56の中間部には、ストッパ
64が設けてあり、シャフト56がケース54から脱落
するのを防止している。
【0014】XYテーブル28は、図2の紙面に直交し
た方向に一対の雌ねじ部材66が固定してあり、この雌
ねじ部材66にねじ軸68が螺合している。これらのね
じ軸68は、両端がねじ軸68と直交させて支持フレー
ム24に回転自在に設けた図示しない一対のねじ軸に螺
合させたナット部材に回転自在に支持されている。そし
て、ねじ軸68は、図3に示したY駆動モータ70によ
って回転駆動させられ、XYテーブル28を図2の紙面
に直交した方向に移動させる。また、ねじ軸68と直交
している図示しない一対のねじ軸は、図3に示したX駆
動モータ72によって回転駆動させられ、XYテーブル
28を図2の左右方向に移動させる。
【0015】コントローラ50には、XYテーブル28
に設けたY駆動モータ70、X駆動モータ72と、台車
22に設けた伸縮支柱23を伸縮させるZ駆動モータ7
4とを制御するモータ駆動制御部76、78、80が設
けてある。これらのモータ駆動制御部76、78、80
は、それぞれコントローラ50に設けた電源分岐部82
を介して電源84に接続されるとともに、Y操作部8
6、X操作部88、Z操作部90に接続してあり、これ
らの操作部86、88、90から制御信号を受けるよう
になっている。
【0016】上記の如く構成した実施例の作用は、次の
とおりである。建築物の床面12に基準芯14を表示し
たのち、レーザ光出射装置16をこの基準芯14の上に
配置し、レーザビーム20を鉛直上方の天井面18に向
けて照射する。また、台車22をレーザ光出射装置16
の近くの適宜の位置に停止させ、コントローラ50に設
けたZ操作部90を操作して伸縮支柱23を伸長し、吸
盤32を天井面18に押し付けて支持フレーム24を天
井面18に固定する。さらに、テレビカメラ40が撮像
した調芯面38の同心円の画像は、画像処理装置42に
よって正円の画像に修正され、モニタテレビ44に表示
される。
【0017】オペレータは、モニタテレビ44に表示さ
れている調芯面38の画像を見ながらコントローラ50
のY操作部88とX操作部88とを操作し、XYテーブ
ル28を天井面18に沿って移動させ、レーザビーム2
0が調芯面38に描いた同心円の中心に当たるようにす
る。そして、レーザビーム20が同心円の中心を照射す
る位置にXYテーブル28を停止させ、マーキング装置
26の駆動コイル52に通電して駆動し、フェルトペン
62によって天井面18に基準芯を転写する。転写が終
了したならば伸縮支柱23を縮めてマーキング装置26
を降ろし、次の基準芯14の位置にレーザ光出射装置1
6を配置して上記と同様の操作を行う。
【0018】このように、実施例においては、足場を組
んで作業者が高所に登る必要がなく、墨出し作業の作業
工数を低減できるとともに、作業者の危険な作業を減ら
せ、作業の安全性を向上することができる。しかも、作
業者が基準芯14の転写ごとに高所への登り下りをする
必要がないところから、作業者の負担を軽減でき、作業
効率が向上して迅速な墨出し作業を行うことができる。
また、実施例においては、吸盤32によって支持フレー
ム24を天井面18に固定できるようにしているため、
伸縮支柱23を細く、軽量にしても基準芯の転写時にお
けるマーキング装置26の揺れを防げ、正確な転写が可
能となる。
【0019】なお、前記実施例においては、光ビーム出
射手段としてレーザ光出射装置16を用いた場合につい
て説明したが、レーザ光でなく、他の光を使用してもよ
い。また、前記実施例においては、画像処理装置42に
よってテレビカメラ40が撮像した画像を正円に修正す
る場合について説明したが、レーザビーム20が調芯面
38の同心円の中央に照射されているのを確認すること
ができればよく、画像処理装置42を省いてもよい。な
お、テレビカメラ40を調芯面38の上方に配置すれ
ば、画像処理装置42を用いなくとも、正円の同心円画
像を得ることができる。
【0020】さらに、前記実施例においては、XYテー
ブル28の移動や伸縮支柱23の伸縮にモータを使用
し、フェルトペン62の駆動に駆動コイル52を使用し
た場合について説明したが、空気力等を使用してもよ
い。そして、前記実施例においては、フェルトペン62
によって基準芯を転写する場合について説明したが、X
Yテーブル28を移動させることにより、クレヨンや石
筆などを用いて描くことにより基準芯14を転写しても
よいし、インク、塗料などを吹き付けるようにしてもよ
い。また、前記実施例においては、テレビカメラ40に
よってレーザビーム20の位置を確認する場合について
説明したが、望遠鏡や双眼鏡を用いて確認するようにし
てもよい。
【0021】さらに、前記実施例においては、同心円を
描いた調芯面38を利用する場合について説明したが、
多数の受光素子を配置した板状の光センサを用いてもよ
い。このような光センサを用いれば、センサの出力信号
によってレーザビーム20の照射位置を容易に検出で
き、光センサの出力信号を利用してコントローラ50に
よるXYテーブル28の自動制御が可能となり、マーキ
ング装置26を自動的にレーザビーム20の照射位置に
移動することができ、作業の迅速化が図れ、また転写位
置の精度を高めることができる。また、レーザ光出射装
置16やコントローラ50を台車22に搭載してもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、床面に表示した基準芯の位置から、天井面に向けて
光ビームを照射し、昇降可能なマーキング手段によって
基準芯を天井面に転写できるようにしたため、作業者の
高所作業の削減が図れて、作業の安全性の向上を図るこ
とができる。しかも、足場を組むなどの作業を省略で
き、作業工数が低減するとともに、作業効率が向上し、
迅速な墨出し作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る墨出し線装置の説明図で
ある。
【図2】上記実施例のマーキング装置の断面図である。
【図3】上記実施例のコントローラの概略ブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 墨出し線装置 14 基準芯 16 光ビーム出射手段(レーザ光出射装置) 20 レーザビーム 22 台車 23 昇降手段(伸縮支柱) 26 マーキング手段(マーキング装置) 28 マーキング移動手段(XYテーブル) 38 調芯面 40 テレビカメラ 50 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−39750(JP,A) 特開 昭62−5122(JP,A) 特開 平5−214816(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 15/00 - 15/14 B25H 7/04 E04G 21/14 - 21/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面の基準位置から天井面に向けて光ビ
    ームを出射する光ビーム出射手段と、前記天井面に印を
    付けるマーキング手段と、このマーキング手段を前記天
    井面の光ビーム照射位置に移動させるマーキング移動手
    段と、このマーキング移動手段と前記マーキング手段と
    を昇降させる昇降手段とを有することを特徴とする墨出
    し線装置。
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JP4721007B2 (ja) * 2006-03-30 2011-07-13 株式会社日立プラントテクノロジー マーキング装置およびマーキング方法
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