JP2552150B2 - ディーゼル燃料の安定化方法 - Google Patents
ディーゼル燃料の安定化方法Info
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- JP2552150B2 JP2552150B2 JP62232716A JP23271687A JP2552150B2 JP 2552150 B2 JP2552150 B2 JP 2552150B2 JP 62232716 A JP62232716 A JP 62232716A JP 23271687 A JP23271687 A JP 23271687A JP 2552150 B2 JP2552150 B2 JP 2552150B2
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- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L1/00—Liquid carbonaceous fuels
- C10L1/10—Liquid carbonaceous fuels containing additives
- C10L1/14—Organic compounds
- C10L1/18—Organic compounds containing oxygen
- C10L1/188—Carboxylic acids; metal salts thereof
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] 本発明は、ディーゼルエンジン用燃料組成物へ或る種
の希土類有機金属化合物を添加することによりディーゼ
ル燃料組成物の安定性を向上させる方法に関するもので
ある。
の希土類有機金属化合物を添加することによりディーゼ
ル燃料組成物の安定性を向上させる方法に関するもので
ある。
[従来技術とその問題点] ディーゼル燃料組成物は極めて不安定であることが知
られている。「ディーゼル燃料」という表現は、本明細
書において、ケロシンから蒸留される炭化水素フラクシ
ョンを示すために使用される。一般にディーゼル燃料
は、約350〜約700゜F範囲で沸騰する炭化水素の混合物
からなっている。1967年の連邦基準VV−F−800に示さ
れたディーゼル燃料の性質に関する要件は、ほぼ下記に
示すような範囲である。ディーゼル燃料はDF−A(アー
クチック)、DF−1(ウインタ)、DF−2(レギュラ)
及びDF−4(ヘビー)として分類される。アークチック
級は、−24゜F未満の周囲温度を有する環境にて高速度
の自動車型ディーゼルエンジン及びポット型バーナース
ペース加熱器に使用される。ウインタ級は、温度が−20
゜F程度に低い場合の高速度自動車の用途に使用され
る。レギュラ級のディーゼル燃料は、周囲温度が約20゜
Fより高い高速度自動車エンジン及び中速度低地エンジ
ンに使用される。ヘビー級ディーゼル燃料は、低速及び
中速エンジンに使用される。
られている。「ディーゼル燃料」という表現は、本明細
書において、ケロシンから蒸留される炭化水素フラクシ
ョンを示すために使用される。一般にディーゼル燃料
は、約350〜約700゜F範囲で沸騰する炭化水素の混合物
からなっている。1967年の連邦基準VV−F−800に示さ
れたディーゼル燃料の性質に関する要件は、ほぼ下記に
示すような範囲である。ディーゼル燃料はDF−A(アー
クチック)、DF−1(ウインタ)、DF−2(レギュラ)
及びDF−4(ヘビー)として分類される。アークチック
級は、−24゜F未満の周囲温度を有する環境にて高速度
の自動車型ディーゼルエンジン及びポット型バーナース
ペース加熱器に使用される。ウインタ級は、温度が−20
゜F程度に低い場合の高速度自動車の用途に使用され
る。レギュラ級のディーゼル燃料は、周囲温度が約20゜
Fより高い高速度自動車エンジン及び中速度低地エンジ
ンに使用される。ヘビー級ディーゼル燃料は、低速及び
中速エンジンに使用される。
これら燃料の性質は100゜F(アークチック級)〜130
゜F(ヘビー級)の範囲の引火点;−50゜Fの曇点;−70
゜Fの流動点;最低1.4〜5.8センチストークス〜最大4.0
〜20.6センチストークスの範囲の動粘度(100゜F);0.0
3〜0.50%の水及び沈降物含有量(容量%)に関する範
囲;0.25〜1.5%の硫黄含有量;0.12〜最大0.5%の炭素残
留量(残留量10%);0.01〜最大0.10%の灰分含有量;2
〜3の腐蝕(ASTM No.により122゜Fにて銅片で3時間
測定した最大値);及び35〜40の着火特性(セタン価、
最小)を有する。ディーゼル燃料に関するその他の情報
は、ブランド等編集、「ペトロリウム・プロセシング・
ハンドブック」[マクグロー・ヒル・ブック・カンパニ
ー、1967、第11〜35頁以降]に見ることができ、これを
参考のためここに引用する。
゜F(ヘビー級)の範囲の引火点;−50゜Fの曇点;−70
゜Fの流動点;最低1.4〜5.8センチストークス〜最大4.0
〜20.6センチストークスの範囲の動粘度(100゜F);0.0
3〜0.50%の水及び沈降物含有量(容量%)に関する範
囲;0.25〜1.5%の硫黄含有量;0.12〜最大0.5%の炭素残
留量(残留量10%);0.01〜最大0.10%の灰分含有量;2
〜3の腐蝕(ASTM No.により122゜Fにて銅片で3時間
測定した最大値);及び35〜40の着火特性(セタン価、
最小)を有する。ディーゼル燃料に関するその他の情報
は、ブランド等編集、「ペトロリウム・プロセシング・
ハンドブック」[マクグロー・ヒル・ブック・カンパニ
ー、1967、第11〜35頁以降]に見ることができ、これを
参考のためここに引用する。
ディーゼル燃料は、多数の成分を含有する。燃料とし
て使用される油留分の他に、多くの化学成分が多くの目
的の燃料に含まれている。これらの化学添加物は、たと
えばスラッジ形成を防止するための酸化防止のため、腐
蝕防止のため、或いは洗剤及び分散作用のため、乳化作
用、金属失活作用、静電気防止作用のため、或いは殺生
物剤として使用される。
て使用される油留分の他に、多くの化学成分が多くの目
的の燃料に含まれている。これらの化学添加物は、たと
えばスラッジ形成を防止するための酸化防止のため、腐
蝕防止のため、或いは洗剤及び分散作用のため、乳化作
用、金属失活作用、静電気防止作用のため、或いは殺生
物剤として使用される。
ディーゼル燃料を配合する際の重要な問題は、たとえ
ば不飽和炭化水素類のような幾種かの成分が反応して貯
蔵の際の組成物から沈澱し、タンク及びエンジンの汚染
を含む各種の問題を惹起する傾向を有することである。
さらに、これら添加物の或るものは沈澱物と選択的に結
合し、かつもはやディーゼル燃料組成物には存在しなく
なり、したがってその初期の機能を果すことができな
い。
ば不飽和炭化水素類のような幾種かの成分が反応して貯
蔵の際の組成物から沈澱し、タンク及びエンジンの汚染
を含む各種の問題を惹起する傾向を有することである。
さらに、これら添加物の或るものは沈澱物と選択的に結
合し、かつもはやディーゼル燃料組成物には存在しなく
なり、したがってその初期の機能を果すことができな
い。
ディーゼル燃料添加物の最も重要な種類の1種は酸化
防止剤である。ディーゼル燃料は炭化水素類の混合物で
あるため、遊離基酸化、並びに酸類、ケトン類、アルデ
ヒド類及びエステル類の生成を極めて受け易い。酸化は
ガム類を形成し、これらガム類はコロイド性となって凝
集しかつスラッジとして沈澱する。このスラッジは油経
路、ストレーナ及びバーナノズルを閉塞することがあ
る。
防止剤である。ディーゼル燃料は炭化水素類の混合物で
あるため、遊離基酸化、並びに酸類、ケトン類、アルデ
ヒド類及びエステル類の生成を極めて受け易い。酸化は
ガム類を形成し、これらガム類はコロイド性となって凝
集しかつスラッジとして沈澱する。このスラッジは油経
路、ストレーナ及びバーナノズルを閉塞することがあ
る。
多くの酸化防止剤は、反応連鎖からペルオキシ基を除
去する機能を有して反応を停止させる。たとえば2,4−
ジメチル−6−t−ブチルフェノール及び2,6−ジ−t
−ブチル−6−メチルフェノールのようなフェノール型
の酸化防止剤はこのように機能する。他の酸化防止剤は
たとえばN,N′−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジア
ミン及びアミンボレートのようなアミン類、並びにたと
えばジチオ燐酸のエステル、これら酸のバリウム及び亜
鉛塩、並びに金属酸化物を含有するグリセリン酸のエス
テルなどの燐−及び硫黄−含有化合物を包含する。
去する機能を有して反応を停止させる。たとえば2,4−
ジメチル−6−t−ブチルフェノール及び2,6−ジ−t
−ブチル−6−メチルフェノールのようなフェノール型
の酸化防止剤はこのように機能する。他の酸化防止剤は
たとえばN,N′−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジア
ミン及びアミンボレートのようなアミン類、並びにたと
えばジチオ燐酸のエステル、これら酸のバリウム及び亜
鉛塩、並びに金属酸化物を含有するグリセリン酸のエス
テルなどの燐−及び硫黄−含有化合物を包含する。
他の重要な種類のディーゼル燃料添加物は金属失活剤
である。これらの化合物は一般にディーゼル燃料中に見
られる金属をキレート化するよう作用し、その際沈澱せ
ずに燃料中に可溶性を保つ錯体において金属を包囲しか
つ単離する。
である。これらの化合物は一般にディーゼル燃料中に見
られる金属をキレート化するよう作用し、その際沈澱せ
ずに燃料中に可溶性を保つ錯体において金属を包囲しか
つ単離する。
その他の各種の添加物は粒子放出を低下させるための
ディーゼル燃料に使用することが示唆されている。米国
特許第2,962,454号、第3,410,670号、第3,413,102号、
第3,539,312号及び第3,499,742号は、ディーゼル燃料に
使用しうる発煙抑制剤としての代表例を記載している。
米国特許第4,207,078号公報は、酸素化化合物とアルキ
ルシクロペンタジエニル−マンガントリカルボニルとの
混合物よりなる添加物をディーゼル燃料中に配合するこ
とによりディーゼル燃料エンジンの排気ガスから煤及び
可視粒状物質を減少させる方法を記載している。
ディーゼル燃料に使用することが示唆されている。米国
特許第2,962,454号、第3,410,670号、第3,413,102号、
第3,539,312号及び第3,499,742号は、ディーゼル燃料に
使用しうる発煙抑制剤としての代表例を記載している。
米国特許第4,207,078号公報は、酸素化化合物とアルキ
ルシクロペンタジエニル−マンガントリカルボニルとの
混合物よりなる添加物をディーゼル燃料中に配合するこ
とによりディーゼル燃料エンジンの排気ガスから煤及び
可視粒状物質を減少させる方法を記載している。
米国特許第4,222,746号公報は、ディーゼル燃料内燃
エンジンの排気ガスから放出される煤及び可視粒状物質
を減少させる他の種類の化合物を記載している。この米
国特許によれば、ディーゼル燃料に対するワックスの添
加はたとえばアルキルシクロペンタジエニル−マンガン
トリカルボニル錯塩のような燃料可溶性の有機金属化合
物と一緒に酸化して煤及び可視粒状物質の放出を減少さ
せることができる。
エンジンの排気ガスから放出される煤及び可視粒状物質
を減少させる他の種類の化合物を記載している。この米
国特許によれば、ディーゼル燃料に対するワックスの添
加はたとえばアルキルシクロペンタジエニル−マンガン
トリカルボニル錯塩のような燃料可溶性の有機金属化合
物と一緒に酸化して煤及び可視粒状物質の放出を減少さ
せることができる。
環境問題、規制問題及び経済問題により、ディーゼル
燃料における炭化水素類の燃焼効率を向上させるため燃
焼促進剤が開発されている。ディーゼル燃料エンジンの
作動に際し、燃焼促進剤は炭化水素の燃焼を促進するよ
う作用する。
燃料における炭化水素類の燃焼効率を向上させるため燃
焼促進剤が開発されている。ディーゼル燃料エンジンの
作動に際し、燃焼促進剤は炭化水素の燃焼を促進するよ
う作用する。
米国特許第4,522,631号によれば、式: を有する或る種の可溶性希土類オクタン酸化合物が燃焼
促進剤としてディーゼル燃料に添加される。オクタン酸
セリウムが特に有効であると判明した。しかしながら、
このオクタン酸セリウムは、ディーゼル燃料中に沈澱物
及びスラッジを形成する傾向を有する。
促進剤としてディーゼル燃料に添加される。オクタン酸
セリウムが特に有効であると判明した。しかしながら、
このオクタン酸セリウムは、ディーゼル燃料中に沈澱物
及びスラッジを形成する傾向を有する。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、ディーゼル燃料におけるスラッジの
蓄積を低下させることによりディーゼルエンジンの汚染
を実質的に防止するよう、ディーゼル燃料を安定化する
ための方法を提供することにある。
蓄積を低下させることによりディーゼルエンジンの汚染
を実質的に防止するよう、ディーゼル燃料を安定化する
ための方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、比較的長時間にわたる貯蔵期間
中のディーゼル燃料における粒状物質の沈澱を減少させ
る方法を提供するにある。
中のディーゼル燃料における粒状物質の沈澱を減少させ
る方法を提供するにある。
さらに、本発明の他の目的は、貯蔵及び燃焼に際し機
能を発揮させるよう、貯蔵に際しディーゼル燃料の各種
添加物を溶液状態に維持する方法を提供することにあ
る。
能を発揮させるよう、貯蔵に際しディーゼル燃料の各種
添加物を溶液状態に維持する方法を提供することにあ
る。
本発明のさらに他の目的は、或る種の希土類化合物を
用いてディーゼル燃料における沈澱を実質的に減少させ
る方法を提供するにある。
用いてディーゼル燃料における沈澱を実質的に減少させ
る方法を提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、貯蔵および輸送に際し沈澱及びスラッジの
形成を実質的に減少させてディーゼル燃料を安定化させ
る方法であって、このものは次式 [式中、Mはイットリウム、ランタン、プラセオジム、
ネオジム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、
テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウ
ム、プロメチウム、ツリウム、イッテルビウム及びルテ
チウムよりなる群から選択される1種又はそれ以上の希
土類元素であり、Rは3〜25個の炭素原子を要する炭化
水素基である] に相当する希土類有機金属化合物を使用することを特徴
とする。
形成を実質的に減少させてディーゼル燃料を安定化させ
る方法であって、このものは次式 [式中、Mはイットリウム、ランタン、プラセオジム、
ネオジム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、
テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウ
ム、プロメチウム、ツリウム、イッテルビウム及びルテ
チウムよりなる群から選択される1種又はそれ以上の希
土類元素であり、Rは3〜25個の炭素原子を要する炭化
水素基である] に相当する希土類有機金属化合物を使用することを特徴
とする。
式(I)に示すように、この化合物は酸素原子によっ
て希土類元素に結合しているカルボキシル基を含む。
て希土類元素に結合しているカルボキシル基を含む。
最も豊富なランタニドであるセリウムは、この群には
含まれない。驚くことに、セリウム化合物は本発明の方
法にて機能しない。恐らく、セリウム化合物はセリウム
が容易に四価状態となるため異なった性質を有し、或る
種の燃料成分に対し反応性を示すからであると思われ
る。
含まれない。驚くことに、セリウム化合物は本発明の方
法にて機能しない。恐らく、セリウム化合物はセリウム
が容易に四価状態となるため異なった性質を有し、或る
種の燃料成分に対し反応性を示すからであると思われ
る。
本発明の好ましい化合物は、Mがイットリウム、ラン
タン、プラセオジム、ネオジム、サマリウム、ユーロピ
ウム、ガドリニウム又はこれらの混合物を表わす式
(I)に相当し、そして、テルビウム、ジスプロシウ
ム、ホルミウム、エリビウム、プロメチウム、ツリウ
ム、イッテルビウム及びルテチウムのようなその他の三
価ランタニド類を微量で含有することができる。
タン、プラセオジム、ネオジム、サマリウム、ユーロピ
ウム、ガドリニウム又はこれらの混合物を表わす式
(I)に相当し、そして、テルビウム、ジスプロシウ
ム、ホルミウム、エリビウム、プロメチウム、ツリウ
ム、イッテルビウム及びルテチウムのようなその他の三
価ランタニド類を微量で含有することができる。
式(I)のR基については、Rは約3〜25個の炭素原
子を含有する炭化水素基である。
子を含有する炭化水素基である。
また、Rは、直鎖若しくは分岐鎖状炭化水素基、飽和
若しくは不飽和の脂環式炭化水素基、単環若しくは多環
式炭化水素基(これらの基はそれらの間でオルト縮合系
又はオルト及びペリ縮合系していてもよい)、又は複素
原子O,N及びSの少なくとも1つを含む単環若しくは多
環式の飽和、不飽和若しくは芳香族性複素環式基を表わ
すことができる。
若しくは不飽和の脂環式炭化水素基、単環若しくは多環
式炭化水素基(これらの基はそれらの間でオルト縮合系
又はオルト及びペリ縮合系していてもよい)、又は複素
原子O,N及びSの少なくとも1つを含む単環若しくは多
環式の飽和、不飽和若しくは芳香族性複素環式基を表わ
すことができる。
詳しくはいえば、基Rは3〜25個の炭素原子を有する
直鎖若しくは分岐鎖状のアルキル基、環内に5〜8個の
炭素原子を有する脂環式基、フェルのようなアリール
基、トリル、キシリルのような置換基内に1〜4個の炭
素原子を含むアルキルアリール基、ナフチル基のような
10〜14個の炭素原子を有する多環式芳香族基、又は複素
原子O,N及びSの少なくとも1個を含みかつ環内に5〜1
0個の原子を有する複素環式基、例えばフラニル、フロ
メチル、ピリジル、ピコリル、インドリル基などを表わ
す。
直鎖若しくは分岐鎖状のアルキル基、環内に5〜8個の
炭素原子を有する脂環式基、フェルのようなアリール
基、トリル、キシリルのような置換基内に1〜4個の炭
素原子を含むアルキルアリール基、ナフチル基のような
10〜14個の炭素原子を有する多環式芳香族基、又は複素
原子O,N及びSの少なくとも1個を含みかつ環内に5〜1
0個の原子を有する複素環式基、例えばフラニル、フロ
メチル、ピリジル、ピコリル、インドリル基などを表わ
す。
また、基Rは例えばヒドロキシル基、好ましくは1〜
3個の炭素原子を有するアルコキシ基及び(又は)ハロ
ゲン原子、特に塩素原子で置換されていてよい。
3個の炭素原子を有するアルコキシ基及び(又は)ハロ
ゲン原子、特に塩素原子で置換されていてよい。
希土類元素をディーゼル燃料中に溶解させる代表的な
カルボン酸基は、例えば、2−エチルヘキサン酸基(オ
クトン酸基という)、ナフテン酸基、ネオデカン酸基、
酪酸基又はヒドロキシステアリン酸基及び他の類似の基
である。
カルボン酸基は、例えば、2−エチルヘキサン酸基(オ
クトン酸基という)、ナフテン酸基、ネオデカン酸基、
酪酸基又はヒドロキシステアリン酸基及び他の類似の基
である。
本発明のディーゼル燃料添加組成物は、好ましくはデ
ィーゼル燃料におけるディーゼル燃料可溶性濃厚物とし
て、ディーゼル燃料へ添加することができる。しかしな
がら、これは当業者に知られた任意の方法で添加するこ
ともできる。
ィーゼル燃料におけるディーゼル燃料可溶性濃厚物とし
て、ディーゼル燃料へ添加することができる。しかしな
がら、これは当業者に知られた任意の方法で添加するこ
ともできる。
希土類ディーゼル燃料添加剤は、その所定濃度までデ
ィーゼル燃料中に可溶性とすべきである。ディーゼル燃
料に存在させる希土類元素の量は、約5〜約500ppmの範
囲で変化することができる。好ましくは、希土類元素の
量は約5〜約150ppmとすべきである。
ィーゼル燃料中に可溶性とすべきである。ディーゼル燃
料に存在させる希土類元素の量は、約5〜約500ppmの範
囲で変化することができる。好ましくは、希土類元素の
量は約5〜約150ppmとすべきである。
[実施例] 以下、実施例により本発明の方法をさらに説明する。
勿論、これらの実施例は本発明の範囲を限定することを
意味せず、単に説明するためのものである。ここで採用
した加速安定化試験は、ディーゼル燃料の安定性に対す
るランタニド添加物の効果を示す多くの方法の1種であ
る。
勿論、これらの実施例は本発明の範囲を限定することを
意味せず、単に説明するためのものである。ここで採用
した加速安定化試験は、ディーゼル燃料の安定性に対す
るランタニド添加物の効果を示す多くの方法の1種であ
る。
例 1〜12 これらの例は全て、厳密に同一の条件下で行なった。
各例は同じ日に行なった1群の試験を示している。350m
lの量のディーゼル燃料を濾過し、特別に作成した1
のパイレックスフラスコ中に入れた。後記の表における
「添加物の濃度」としての欄に示した量の添加物を導入
した。濃度は希土類元素の重量に対するものである。各
試験に用いた特定の添加物を同表における「添加物」の
欄に示す。フラスコを酸素でパージし、蓋をし、かつ10
0℃にて光の不存在下で16時間加熱した。
各例は同じ日に行なった1群の試験を示している。350m
lの量のディーゼル燃料を濾過し、特別に作成した1
のパイレックスフラスコ中に入れた。後記の表における
「添加物の濃度」としての欄に示した量の添加物を導入
した。濃度は希土類元素の重量に対するものである。各
試験に用いた特定の添加物を同表における「添加物」の
欄に示す。フラスコを酸素でパージし、蓋をし、かつ10
0℃にて光の不存在下で16時間加熱した。
冷却後、各試料をミリポアフィルタで濾過し、フラス
コをヘキサンで4回洗浄しかつ濾液を乾燥させた。乾燥
した沈澱物の重量を記録した。次いで、フラスコを「3
種の溶剤混合物」(溶剤としてトルエンとメタノールと
アセトンとを含有する)で3回洗浄して、ガム質を溶解
させかつ洗液を蒸発させた。「3種の溶剤混合物」に溶
解したガム質の重量を別々に記録した。「沈降物mg/燃
料100ml」として同表に示した数値は、ディーゼル燃料1
00ml当りの得られた沈澱物とガム質との合計重量を示し
ている。例9〜12においては、市販の安定化剤を本発明
の方法に用いた希土類安定化剤と比較した。市販の安定
化剤AはルブリゾールOS No.10371Aであり、また市販
の安定化剤BはルブリゾールOS No.6830であり、市販
の安定化剤CはルブリゾールOS No.42789Aである。
コをヘキサンで4回洗浄しかつ濾液を乾燥させた。乾燥
した沈澱物の重量を記録した。次いで、フラスコを「3
種の溶剤混合物」(溶剤としてトルエンとメタノールと
アセトンとを含有する)で3回洗浄して、ガム質を溶解
させかつ洗液を蒸発させた。「3種の溶剤混合物」に溶
解したガム質の重量を別々に記録した。「沈降物mg/燃
料100ml」として同表に示した数値は、ディーゼル燃料1
00ml当りの得られた沈澱物とガム質との合計重量を示し
ている。例9〜12においては、市販の安定化剤を本発明
の方法に用いた希土類安定化剤と比較した。市販の安定
化剤AはルブリゾールOS No.10371Aであり、また市販
の安定化剤BはルブリゾールOS No.6830であり、市販
の安定化剤CはルブリゾールOS No.42789Aである。
4種の異なる原料からのディーゼル燃料の試料につき
試験を行なった。これらディーゼル燃料の3種は、その
組成に基づき貯蔵に際し沈澱する傾向を有する短い貯蔵
安定性につき特別に選択した。第4の試料は市販のディ
ーゼル燃料とした。所定日における各連続試験に際し、
燃料試料は容器中に沈降が生じた際に時間と共にガス発
生の傾向を有した。したがって、この燃料試料はクリー
ナとなり、かつ各試験日につきより少ない沈降物を形成
した。したがって、所定の例における数値のみを比較す
ることができる。
試験を行なった。これらディーゼル燃料の3種は、その
組成に基づき貯蔵に際し沈澱する傾向を有する短い貯蔵
安定性につき特別に選択した。第4の試料は市販のディ
ーゼル燃料とした。所定日における各連続試験に際し、
燃料試料は容器中に沈降が生じた際に時間と共にガス発
生の傾向を有した。したがって、この燃料試料はクリー
ナとなり、かつ各試験日につきより少ない沈降物を形成
した。したがって、所定の例における数値のみを比較す
ることができる。
試料については、希土類元素であるセリウム、プラセ
オジム及びネオジムの混合物を示す「RE」として示した
試料を除き、それぞれ元素記号名で示す。
オジム及びネオジムの混合物を示す「RE」として示した
試料を除き、それぞれ元素記号名で示す。
全てのセリウム誘導体は高い反応性を示し、かつ比較
よりもずっと多い沈降物を生成した。驚くことにランタ
ン、プラセオジム、ネオジム及び表に示した他のランタ
ニド有機金属錯体の使用は沈降を減少させ、かつ明らか
に沈降物の色で示されるように沈降物の性質を変化させ
ると思われる。
よりもずっと多い沈降物を生成した。驚くことにランタ
ン、プラセオジム、ネオジム及び表に示した他のランタ
ニド有機金属錯体の使用は沈降を減少させ、かつ明らか
に沈降物の色で示されるように沈降物の性質を変化させ
ると思われる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−103505(JP,A) 特開 昭50−12907(JP,A) 米国特許4522631(US,A) ヨーロッパ特許87073(EP,A)
Claims (7)
- 【請求項1】次式(I) [式中、Mはイットリウム、ランタン、プラセオジム、
ネオジム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、
テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウ
ム、プロメチウム、ツリウム、イッテルビウム及びルテ
チウムよりなる群から選択される1種又はそれ以上の希
土類元素であり、Rは3〜25個の炭素原子を有する炭化
水素基である] の希土類有機金属化合物をディーゼル燃料に添加して沈
殿及びスラッジの生成を抑制させることを特徴とするデ
ィーゼル燃料の安定化方法。 - 【請求項2】Mがイットリウム、ランタン、プラセオジ
ム、ネオジム、サマリウム、ユーロピウム及びガドリニ
ウムよりなる群から選択される1種又はそれ以上の希土
類元素であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の方法。 - 【請求項3】Rが直鎖若しくは分岐鎖状炭化水素基、飽
和若しくは不飽和の脂環式炭化水素基、単環式若しくは
多環式炭化水素基(これらの基はそれらの間でオルト縮
合系又はオルト及びペリ縮合系で縮合していてもよ
い)、又は複素原子O、N及びSの少なくとも1つを含
む単環式若しくは多環式の飽和、不飽和若しくは芳香族
性複素環式基を表わすことを特徴とする特許請求の範囲
第1又は第2項記載の方法。 - 【請求項4】Rが3〜25個の炭素原子を有する直鎖若し
くは分岐鎖状のアルキル基、環内に5〜8個の炭素原子
を有する脂環式基、アリール基、置換基内に1〜4個の
炭素原子を有するアルキルアリール基、10〜14個の炭素
原子を有する多環式芳香族基、又は複素原子O、N及び
Sの少なくとも1つを含かつ環内に5〜10個の炭素原子
を有する複素環式基を表わすことを特徴とする特許請求
の範囲第1〜3項のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】Rがヒドロキシル基、1〜3個の炭素原子
を有するアルコキシ基及び(又は)ハロゲン原子で置換
されていることを特徴とする特許請求の範囲第1〜4項
のいずれかに記載の方法。 - 【請求項6】式(I)の希土類有機金属化合物がオクト
ン酸塩、ナフテン酸塩、ネオデカン酸塩、酪酸塩又はヒ
ドロキシステアリン酸塩であることを特徴とする特許請
求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の方法。 - 【請求項7】式(I)の化合物が次式 [式中、Mは特許請求の範囲第1項記載の意味を有す
る] の化合物であることを特徴とする特許請求の範囲第1〜
6項のいずれかに記載の方法。
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