JP2551764Y2 - ハニカムサンドイッチパネルのコア切削工具 - Google Patents

ハニカムサンドイッチパネルのコア切削工具

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JP2551764Y2
JP2551764Y2 JP1990015320U JP1532090U JP2551764Y2 JP 2551764 Y2 JP2551764 Y2 JP 2551764Y2 JP 1990015320 U JP1990015320 U JP 1990015320U JP 1532090 U JP1532090 U JP 1532090U JP 2551764 Y2 JP2551764 Y2 JP 2551764Y2
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sandwich panel
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honeycomb sandwich
hole
honeycomb
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富男 砂山
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はハニカムサンドイッチパネルのコア切削工具
に係り、特に芯材としてのハニカムコアを表面板で挟ん
で一体構造としたハニカムサンドイッチパネルの内部の
ハニカムコアを掻き出すのに使用するハニカムサンドイ
ッチパネルのコア切削工具に関する。
〔従来の技術〕
近年、ハニカムサンドイッチパネルが、航空機の構造
部材として多用されている。このハニカムサンドイッチ
パネルに各種機器を取り付ける場合、インサートを介し
て固定する。
このようなインサートは、ハニカムサンドイッチパネ
ルに穿孔したインサート装着用の孔に挿入した後接着剤
によって固定される。このため、インサート装着用の孔
を穿孔した後、この穴に接着剤の充填代を設ける必要か
ら、拡径するために心材であるハニカムコアを内部から
切除しなければならない。
従来、このようなハニカムサンドイッチパネルの内部
加工に用いる工具には、特に専用の工具というものがな
く、インサート装着穴に挿入することのできる比較的簡
易な工具を用いていた。こうした工具のうち、従来から
知られているものとしては、例えば、実開昭62-127704
号公報に記載されている工具を挙げることできる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記実開昭62-127704号公報による工具は、溝入れ刃
と、面取り刃を対角線上に有する菱形の刃をホルダーの
先端に設けたものであり、ハニカムサンドイッチパネル
のインサート装着孔に挿入して内部加工用の工具として
適用することができる。こうした工具で実際に内部加工
をするときは、ハニカムサンドイッチパネルに対して取
り付ける機器に適宜応じたインサート装着孔を穿孔する
必要からハンドドリルを使用したほうが作業性がよい。
しかるに、上記従来の工具はインサート装着孔に対して
ホルダーの姿勢を保ち刃の軸方向の位置を調整すること
ができないため、ハンドドリルを使用した場合には作業
性良く精度の良い内部加工を行えないという欠点があ
る。
そこで、本考案の目的は、上述した従来の技術が有す
る問題点を解消し、インサート装着孔を一定の穴径に拡
径する内部加工をハンドドリルを使用して精度良くしか
も作業性良好に行うことのできるハニカムサンドイッチ
パネルのコア切削工具を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、シャンク部の
先端に同軸的にフランジ部を形成し、上記シャンク部に
同軸的にフランジ部の下端に開口する孔を設け、この孔
に移動可能で突出する方向に付勢したシャフトを設ける
と共に、このシャフトに上記ハニカムコアの厚みよりも
小さな刃幅の切削刃を固定し、この切削刃の端面と上記
フランジ部の端面との距離を、上記切削刃を片側の表面
板の内面に当接させ、もう片側の表面板の外表面に上記
フランジ部を当接させて、上記シャフトを後退させるこ
とにより、ハニカムコアの厚みに応じて設定できるよう
にしたことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、切削刃をハニカムサンドイッチパネ
ルの孔に挿入してシャンク部のフランジ部をハニカムコ
アの表面板に押し当てることにより、このフランジ部が
シャンク部の直立した姿勢を保つとともに、シャンク内
に押し込まれるシャフトの長さを調整するストッパーと
して作用し、切削刃の位置が適当な位置に保たれる。そ
して、ハンドドリルを使用してハニカムサンドイッチパ
ネルの孔の開口縁をガイドとして移動させつつ回転させ
ながらハニカムサンドイッチパネルの内部のハニカムコ
アを切削することができる。
〔実施例〕
以下、本考案によるハニカムサンドイッチパネルのコ
ア切削工具の一実施例について添付の図面を参照して説
明する。
第1図において、符号1は、本実施例によるコア切削
工具を示している。このコア切削工具1は、シャンク部
2と、シャフト3の先端に取着された切削刃4から構成
される。
上記シャンク部2の先端部にはフランジ部5が形成さ
れており、このフランジ部5側に開口するように所定の
深さの穴部6が同軸的に形成されている(第2図参
照)。また、シャンク部2の先端の外周には軸方向に長
溝7が形成されている。
シャフト3は、次のようにして上記穴部6に移動可能
に装着されている。すなわち、当該シャフト3の適当な
位置に設けられた雌ねじ8にシャンク部2の外側から六
角穴付きボルト9が長溝7を通して螺合する。また、穴
部6には圧縮ばね10が収装され、この圧縮ばね10の弾発
力によってシャフト3は外方に付勢されている。
上記切削刃4は、本実施例では三角柱形状のものとし
て構成され、その側縁4aと端縁4bに切れ刃が形成されて
いる。この場合、このような切削刃4はその刃幅、刃長
は、ハニカムサンドイッチパネルの心材であるハニカム
コアに応じて決められるものであり、特に刃幅について
は、ハニカムコアの厚みよりも若干小さく設定されてい
る。
次に、以上のように構成されるコア切削工具の作用に
ついて説明する。
第4図において、符号11はハニカムサンドイッチパネ
ルを示し、このハニカムサンドイッチパネル11は、芯材
であるハニカムコア12の両側に表面板13a、13bを貼着し
た一体構造をなすものである。この場合、ハニカムサン
ドイッチパネル11には、予めインサート装着用の孔14が
穿孔されている。第5図、第6図に示されるように、こ
の孔14に、インサート15a、15bをパネル両側から装着す
るに先立って、接着剤16の充填代を確保するために、本
発明のコア切削工具を用いた内部加工によって孔14をそ
の直径Bから直径Cに拡径する。
コア切削工具はハンドドリルに装着して使用するもの
であり、先ず、第2図に示されるように、切削刃4をハ
ニカムサンドイッチパネル11の孔14に対して挿入する。
そして、コア切削工具の位置を取り付け孔14に対して偏
心した位置にずらせば、切削刃4の端面が表面板13bに
当接する。このとき、圧縮ばね10が圧縮されて切削刃4
のシャフト3は穴部6に後退する。シャンク部2の先端
のフランジ部5は表面板13aに当接することによってス
トッパーとしてシャフトの後退する長さを規制する。こ
の状態で切削刃4の位置が位置決めされる。
しかして、第3図において図示しないハンドドリルを
操作してコア切削工具を回転させつつ孔14の開口縁をガ
イドとして矢印で示すように移動することによって、切
削刃4の切れ刃が図中2点鎖線で示される円の範囲のハ
ニカムコア12を切除する。この場合、シャンク部2の先
端のフランジ部5を表面板13aに押し付けながら切削す
ることによって、工具の姿勢が安定するので作業性が良
好で一定の半径に穴14をハンドドリルで拡径することが
できる。
その後、拡径後の取り付け孔に接着剤16を充填すると
ともにインサート15a、15bを装着固定する。
次に、第7図乃至第9図は本発明の他の実施例を示し
たものである。この場合、上記第1実施例と同一の構成
要素には同一の符号が付されている。第7図に示す実施
例によれば、シャンク部2のフランジ部5に軸受け17が
装着されている。ハニカムサンドイッチパネル11の表面
板13a、13bが傷付き易い材質である場合に上記軸受け17
があれば、工具が回転しても、表面板13aとの関係では
摺動しないので、この表面板13aに傷が付くことがな
い。
第8図に示す実施例では、シャンク部2のフランジ部
5に軸受け17が装着されるとともに、この軸受け17の外
輪に対して加工対象のハニカムサンドイッチパネル11の
表面材13a、13bの材質に合わせたアダプタ18を着脱自在
に装着するようにしている。この実施例によれば、被加
工物の傷の付き易さに応じていくつかの種類があるアダ
プタ18を選択することによって、傷の防止に一層有効で
ある。
第9図に示す実施例では、第7図の実施例において、
切削刃4の刃幅を加工に供されるハニカムサンドイッチ
パネル11のうち最も厚さの小さなものに合わせて設定
し、これより厚いものに対しては、シャンク3を移動し
て2段以上の加工で対処するようにしている。
そして、この実施例では、シャンク部2において長溝
7の周縁にスケール19を設け、切削刃4の刃幅とハニカ
ムサンドイッチパネル11の厚さの関係を上記スケール19
に対する六角穴付ボルト9の位置によって読みとれるよ
うにして、切削を分ける回数の判断を一目でできるよう
にしている。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ハ
ニカムサンドイッチパネルの表面板にシャンク部のフラ
ンジ部を押し付けながらシャフトをシャンクの孔に後退
させて切削するようにしているので、工具の姿勢が安定
し作業性が良好である。従って、ハンドドリルでも一定
の孔径に拡径する内部加工を精度と共に作業性良く行な
うことができる。また、フランジ部の端面が表面板の外
表面に当接することにより、ストッパーとなりシャフト
の後退する量を規制するので、ハニカムコアの厚みに応
じて切削刃の位置決めを簡便に行なうことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるハニカムサンドイッチパネルのコ
ア切削工具の一実施例を示す斜視図、第2図は当該コア
切削工具によるハニカムサンドイッチパネルを切削する
状態を示した側面図、第3図は当該コア切削工具の切削
刃が切削時に移動する軌跡を表した図、第4図は当該コ
ア切削工具を用いた加工に供されるハニカムサンドイッ
チパネルの断面図、第5図は、ハニカムサンドイッチパ
ネルの加工後の断面図、第6図はハニカムサンドイッチ
パネルにインサートを装着した状態の断面図、第7図乃
至第9図は本考案によるコア切削工具の他の実施例を示
した側面図である。 1……コア切削工具、2……シャンク部、3……シャフ
ト、4……切削刃、5……フランジ部、6……穴部、7
……長溝、10……圧縮ばね、11……ハニカムサンドイッ
チパネル、12……ハニカムコア、13a、13b……表面板、
14……孔、15a、15b……インサート、16……接着剤、17
……軸受。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハニカムコアの両側に表面板を接着してな
    るハニカムサンドイッチパネルに穿孔した孔に挿入して
    この孔の内部のハニカムコアを切削する工具において、 シャンク部の先端に同軸的にフランジ部を形成し、上記
    シャンク部に同軸的にフランジ部の下端に開口する孔を
    設け、この孔に移動可能で突出する方向に付勢したシャ
    フトを設けると共に、このシャフトに上記ハニカムコア
    の厚みよりも小さな刃幅の切削刃を固定し、この切削刃
    の端面と上記フランジ部の端面との距離を、上記切削刃
    を片側の表面板の内面に当接させ、もう片側の表面板の
    外表面に上記フランジ部を当接させて、上記シャフトを
    後退させることにより、ハニカムコアの厚みに応じて設
    定できるようにしたことを特徴とするハニカムサンドイ
    ッチパネルのコア切削工具。
JP1990015320U 1990-02-19 1990-02-19 ハニカムサンドイッチパネルのコア切削工具 Expired - Lifetime JP2551764Y2 (ja)

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