JP2551454B2 - エンジンにおけるカムシャフトの配置構造 - Google Patents

エンジンにおけるカムシャフトの配置構造

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JP2551454B2
JP2551454B2 JP63069114A JP6911488A JP2551454B2 JP 2551454 B2 JP2551454 B2 JP 2551454B2 JP 63069114 A JP63069114 A JP 63069114A JP 6911488 A JP6911488 A JP 6911488A JP 2551454 B2 JP2551454 B2 JP 2551454B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、いわゆるダブルオーバーヘッドカムシャフ
トを有するエンジンにおけるカムシャフトの配置構造に
関する。
〔従来の技術〕
いわゆるダブルオーバーヘッドカムシャフトを有する
エンジンでは、シリンダヘッドの略中央部に点火プラグ
の取付ボス部を突出形成し、該ボス部に隣接して設けら
れる吸気弁及び排気弁をシリンダヘッドの上方に平行に
配置した2本のカムシャフトによってそれぞれ開閉して
おり、該吸気弁及び排気弁は、シリンダの軸線に対する
傾きを小さくするほうが出力特性上望ましいが、傾きを
小さくすると、シリンダヘッドの側部寄りに設けられて
該シリンダヘッドをシリンダブロックに締付け固定する
締付けボルトの上に、上記カムシャフトが配置されるの
で、エンジンの組付工程では、カムシャフトを装着する
前にシリンダヘッドを組付けなければならず、また、分
解作業時にはカムシャフトを取外さなければならないた
め、その作業が繁雑であった。
そこで、例えば、特開昭57−163141号公報に示される
ように、締付けボルトの直上に配置されたカムシャフト
に、締付けボルトの締付け工具挿入孔を設けたり、特開
昭61−76712号公報に示されるように、カムシャフトの
一部が締付けボルトと重合するようにその上部に配置
し、該カムシャフトの重合する部分を切欠いて、カムシ
ャフトを取外すことなく締付けボルトの増締め作業や分
解作業が行えるようにしたものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述の構成であっても、カムシャフトに孔や
切欠きを形成することは強度低下を招くので、カムシャ
フトの径が太くせざるを得ず、好ましくなかった。
そこで本発明は、カムシャフトの径を太くすることな
く、かつ2本のカムシャフトの間隔を狭く配置してシリ
ンダヘッドを小型化しても、締付けボルトの締付け作業
に影響を及ぼさないエンジンにおけるカムシャフトの配
置構造を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため本発明は、略中央部に点火プラグ
の取付ボス部を突出形成し、側部寄りにシリンダブロッ
クとの締付けボルトを挿通するシリンダヘッドの上方
に、吸気弁及び排気弁をそれぞれ開閉する2本のカムシ
ャフトを平行に配置したエンジンにおいて、前記カムシ
ャフトのカム突起に前記点火プラグの取付ボス部との干
渉を避ける切欠部を形成するとともに、該カムシャフト
を前記締付けボルトよりも内側に配置したことを特徴と
している。
〔作用〕
このように構成することにより、カムシャフトを取外
すことなく締付けボルトの締付け作業が行える。
〔実施例〕
以下、本発明を2気筒エンジンに適用した一実施例を
図面に基づいて説明する。
エンジン1のシリンダヘッド2は、シリンダブロック
3の上部に締付けボルト4にて締付け固定されるもの
で、該締付けボルト4は、上面に工具係合孔4aを有し、
シリンダヘッド2の側部寄りに片側4本、中央部に2本
それぞれ挿通されている。
上記シリンダブロック3には、左右にシリンダ孔5,5
が設けられ、該シリンダ孔5には、シリンダスリーブ6
がそれぞれ挿着されており、前記シリンダヘッド2の略
中央部には、点火プラグ7を取付ける取付孔8,8が左右
にそれぞれ穿設され、該取付孔8,8の周囲にボス部9,9が
それぞれシリンダヘッド2の上面に突出形成されてい
る。
また、上記それぞれのボス部9,9の近傍には、1気筒
につき一対の吸気弁10,10と一対の排気弁11,11とがボス
部9を囲むように、かつ、シリンダ孔5の軸線に対して
比較的少ない傾き角でそれぞれ設けられており、該シリ
ンダヘッド2の上方には、吸気弁10,10を開閉するカム
シャフト12と、排気弁11,11を開閉するカムシャフト13
がそれぞれ設けられている。
上記カムシャフト12,13は、中央にクランクシャフト
(図示せず)に同期して回転する動力伝達機構のスプロ
ケット14,15をそれぞれ固設しており、カムシャフト12
は、前記側部に設けられた締付けボルト4よりも内側の
ボス部9寄りで、かつ、前記吸気弁10,10の上部に設け
られ、カムシャフト13も前記締付けボルト4よりも内側
のボス部9寄りで、かつ、前記排気弁11,11の上部に設
けられている。
また、カムシャフト12には、前記吸気弁10,10を開閉
する一対のカム16,16がスプロケット14を挟んで左右両
側に、カムシャフト13には、前記排気弁11,11を開閉す
る一対のカム17,17がスプロケット14を挟んで左右両側
にそれぞれ設けられている。
上記カム16,17のカム突起16a,16a及びカム17,17のカ
ム突起17a,17aは、前記ボス部9の左右に配置されてお
り、該カム突起16a,16aは、ボス部9との対向面をベー
ス円16bから先端に向けて拡開するようにそれぞれ切り
欠いて、ボス部9との干渉を避ける切欠部16c,16cを形
成している。
また、カム突起17a,17aも同様に、ボス部9との対向
面をベース円17bから先端に向けて拡開するようにそれ
ぞれ切り欠いて、ボス部9との干渉を避ける切欠部17c,
17cを形成している。
これにより、カム16,17はボス部9に干渉されること
なく回転する。
このように構成することにより、カムシャフト12,13
に干渉されずに締付けボルト4の係合孔4aに工具18を係
合できるので、カムシャフト12,13をシリンダヘッド2
の上部に装着した状態で、締付けボルト4の締付けや取
外しができ、エンジン1の組付け工程を大幅に短縮する
ことが可能となる。
また、カムシャフト12,13の径を必要以上に太くしな
くてすみ、かつカム突起16a,17aに切欠部16c,17cを形成
しているので、回転マスが小さくなる。
さらに、カムシャフト12,13を締付けボルト4の内側
に配置するので、吸気弁10及び排気弁11のシリンダ孔5
に軸線に対する傾きを小さくでき、エンジン1の出力特
性の向上とシリンダヘッド2の小型化が計れる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように、いわゆるダブルオーバーヘッ
ドカムシャフトのエンジンにおいて、カムシャフトのカ
ム突起にシリンダヘッドの略中央部に突出形成される点
火プラグの取付ボス部との干渉を避ける切欠部を形成す
るとともに、該カムシャフトをシリンダヘッドの側部寄
りに挿通される締付けボルトよりも内側に配置したの
で、カムシャフトに干渉されずに締付けボルトに工具を
係合できるので、カムシャフトをシリンダヘッドの上部
に装着した状態で、締付けボルトの締付けや取外しがで
き、エンジンの組付け工程を大幅に短縮することが可能
となる。
また、カムシャフトを締付けボルトの内側に配置する
ので、吸気弁及び排気弁のシリンダ孔に軸線に対する傾
きを小さくでき、エンジンの出力特性の向上とシリンダ
ヘッドの小型化が計れる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図はエンジン
のシリンダヘッド上面とシリンダブロックとを示す平面
図、第2図はシリンダブロックの斜視図である。 1……エンジン、2……シリンダヘッド、3……シリン
ダブロック、4……締付けボルト、7……点火プラグ、
8……点火プラグ取付孔、9……取付孔のボス部、10…
…吸気弁、11……排気弁、12,13……カムシャフト、16,
17……カム、16a,17a……カム突起、16c,17c……切欠部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略中央部に点火プラグの取付ボス部を突出
    形成し、側部寄りにシリンダブロックとの締付けボルト
    を挿通するシリンダヘッドの上方に、吸気弁及び排気弁
    をそれぞれ開閉する2本のカムシャフトを平行に配置し
    たエンジンにおいて、前記カムシャフトのカム突起に前
    記点火プラグの取付ボス部との干渉を避ける切欠部を形
    成するとともに、該カムシャフトを前記締付けボルトよ
    りも内側に配置したことを特徴とするエンジンにおける
    カムシャフトの配置構造。
JP63069114A 1988-03-23 1988-03-23 エンジンにおけるカムシャフトの配置構造 Expired - Fee Related JP2551454B2 (ja)

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