JP2551202Y2 - 車両用負荷制御装置 - Google Patents

車両用負荷制御装置

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JP2551202Y2
JP2551202Y2 JP4236692U JP4236692U JP2551202Y2 JP 2551202 Y2 JP2551202 Y2 JP 2551202Y2 JP 4236692 U JP4236692 U JP 4236692U JP 4236692 U JP4236692 U JP 4236692U JP 2551202 Y2 JP2551202 Y2 JP 2551202Y2
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茂二 伊藤
昇 水上
忠直 浜本
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、CPUを利用して車両
用負荷の制御を行うようにした車両用負荷制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車においては、ワイヤハーネ
スの削減などを目的とした多重通信システムを採用する
ことが図られており、この場合には、自動車用負荷の制
御を行うための負荷制御装置を、CPUを主体とした所
謂ECU(Electronic ControlUnit )を含んだ構成と
した上で、多数設けられる各ECU間の信号伝送を多重
化することが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、自動車用負
荷の種類によっては、その駐車時においてもECU内の
CPUの電源を投入状態に保持しておくことが要求され
るものであり、従って、多重通信システムの採用に伴い
上記のようなECUが多数設けられるような状況下で
は、駐車時における消費電流が増大することが避けられ
ず、長期駐車された場合に車載バッテリが過放電状態に
陥る虞が大きくなる。特に、ECUに付随して設けられ
る操作スイッチが、オルタネート形のものであって常時
において接点電流が流れるような構成となっていた場合
には、消費電流がさらに大きくなって、車載バッテリが
過放電状態に陥る可能性が高くなる。かといって、上記
接点電流が小さくなるように構成した場合には、その操
作スイッチの接点部分で発生する酸化被膜を接点電流に
より破壊することが困難になり、これに起因した接触信
頼性の低下ひいては制御信頼性の低下を招くという新た
な問題点を生ずる。
【0004】本考案は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、常時において接点電流が流れる操作
スイッチと、常時において電源が供給されるCPUとを
備えた構成でありながら、車両が長期駐車されるような
状況下でも車載バッテリが過放電状態になる事態を極力
阻止し得ると共に、操作スイッチの接触信頼性の向上を
実現できる車両用負荷制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、常時において接点電流が流れるように構成
された操作スイッチと、この操作スイッチの操作に応じ
て車両用負荷の制御を行うCPUを備えた車両用負荷制
御装置において、前記操作スイッチに対する接点電流供
給路に介在されたスイッチング素子と、車両が駐車状態
となったときに前記スイッチング素子を所定周期にて間
欠的にオンさせる発振回路とを設け、前記CPUを、車
両が駐車状態となったときにホルトモードで待機し、そ
の待機状態で前記操作スイッチが操作されたときにウェ
ークアップするように構成したものである。
【0006】
【作用】車両が駐車状態となったときには、発振回路
が、スイッチング素子を所定周期にて間欠的にオンさせ
るようになり、これに応じて操作スイッチに流れる接点
電流が間欠的なものとなって当該操作スイッチでの消費
電流が抑制される。このとき、操作スイッチに流れる接
点電流は、そのピーク値が小さくなる訳ではないから、
その操作スイッチの接触信頼性が高いレベルに維持され
る。また、車両が駐車状態となったときには、CPUが
ホルトモードで待機するようになり、そのCPUでの消
費電流も抑制されるようになる。この場合、CPUは、
上記待機状態で操作スイッチが操作されたときにウェー
クアップするようになり、その操作に基づいた負荷の制
御を正常に行うようになる。
【0007】
【実施例】図1には自動車用負荷制御装置の電気的構成
が本考案の要旨に関係する部分についてのみ概略的に示
されている。この図1において、ECUを構成する制御
ユニット1は、その外部信号入力端子Taが常閉形の操
作スイッチ2を介してグランド端子に接続され、外部信
号入力端子Tbが信号発生回路3に接続されている。こ
の信号発生回路3は、イグニッションスイッチがオフさ
れたときにオフ信号Soff を出力するものであり、この
オフ信号の有無に基づいて自動車が駐車されたか否かを
判断する構成となっている。
【0008】制御ユニット1の制御端子Tcは、車両用
負荷たる自動車用負荷4に接続されており、この自動車
用負荷4は、制御ユニット1内の駆動回路5により動作
される構成となっている。また、制御ユニット1の電源
端子Tdは、マイナス端子が接地された車載バッテリ6
のプラス側端子に接続されている。
【0009】さて、以下においては、制御ユニット1の
内部構成について説明する。即ち、スイッチング素子た
るpnp形トランジスタ7は、そのエミッタが電源端子
Tdに接続され、コレクタが抵抗8及び図示極性のダイ
オード9を介して外部信号入力端子Taに接続されてい
る。これにより、トランジスタ7は、前記操作スイッチ
2に対する接点電流供給路に介在された状態となってい
る。また、トランジスタ7のコレクタ・エミッタ間には
高抵抗値の抵抗10が接続されている。
【0010】従って、トランジスタ7のオフ状態では、
操作スイッチ2に流れる接点電流Isはきわめて小さい
が、トランジスタ7のオン状態では、操作スイッチ2に
比較的大きな接点電流Is(例えば20mA程度)が流
れるものである。また、操作スイッチ2が操作(オフ)
されたときには、外部信号入力端子Taの電位レベルが
ハイレベル信号に立ち上がるものである。
【0011】電源端子Tdから給電される発振回路11
は、動作制御端子Eを通じて動作開始及び停止を制御で
きる構成となっている。この発振回路11は、動作状態
では例えば10〜20ms程度の周期で立ち下がるパル
ス信号Ps(図2(a)参照)を出力するものであり、
そのパルス信号Psは抵抗12を介して前記トランジス
タ7のベースに与えるようになっている。従って、この
発振回路11が動作された状態では、トランジスタ7が
間欠的にオンされることになる。尚、この発振回路11
は、動作停止状態でローレベル信号を出力した状態(パ
ルス信号Psを連続出力した状態に対応)を呈するもの
であり、従って、発振回路11の動作停止状態ではトラ
ンジスタ7が連続的にオンされる。
【0012】また、上記発振回路11の出力は、Dフリ
ップフロップ13のクロック端子CKに対して、インバ
ータ14を介して与えられるようになっている。このD
フリップフロップ13は、データ端子Dが前記ダイオー
ド9のアノードに接続され、出力端子QがCPU15の
外部割込端子INTに接続されている。
【0013】上記CPU15は、ワンチップタイプのも
ので、電源端子Tdから図示しない電源安定化回路を介
して給電されるようになっており、入力ポートP1に
は、ダイオード9のアノードがインバータ16を介して
接続されていると共に、入力ポートP2には前記外部入
力端子Tbが接続されている。さらに、このCPU15
は、出力ポートQ1が前記発振回路11の動作制御端子
Eに接続され、出力ポートP2が前記駆動回路5に接続
されている。
【0014】ここで、CPU15は、次の処理要求が発
生するまでの間停止状態を保持するホルト(HALT)
モードへ移行するプログラムを有すると共に、斯かるホ
ルトモードにおいては、外部割込端子INTに対する信
号が立ち上がったときにウェークアップする構成となっ
ている。
【0015】しかして、以下においてはCPU15によ
る制御内容について、関連した作用と共に説明する。
【0016】即ち、CPU15は、入力ポートP2に対
しオフ信号Soff が入力されていない定常状態(イグニ
ッションスイッチがオンされた状態)においては、発振
回路11の動作を、動作制御端子Eを通じて停止させた
状態に保持するものであり、従って、この状態では、ト
ランジスタ7が連続的にオンされて操作スイッチ2に連
続的な接点電流Isが供給された状態となる。
【0017】この状態において、操作スイッチ2が操作
されたときには外部信号入力端子Taの電位レベルがハ
イレベル信号に立ち上がるため、CPU15の入力ポー
トP1に対する入力信号が立ち下がるようになり、CP
U15は、斯様な入力信号の変化があったときに、操作
スイッチ2が操作されたものと判断し、駆動回路5を通
じた自動車用負荷の動作制御を実行する。
【0018】一方、CPU15は、入力ポートP2に対
しオフ信号Soff が入力されたときには、これを自動車
が駐車されたものと判断し、発振回路11の発振動作を
動作制御端子Eを通じて開始させた後に、ホルト(HA
LT)モードに移行する。
【0019】このように発振回路11の発振動作が開始
されたときには、その発振回路11からのパルス信号P
s(図2(a)に示すように立ち下がりパルスである)
によってトランジスタ7が間欠的にオンされるようにな
り、操作スイッチ2に間欠的な接点電流Isが供給され
た状態となる。また、Dフリップフロップ13のクロッ
ク端子CKに対し、発振回路11からのパルス信号Ps
がインバータ14を介して与えられるため、そのDフリ
ップフロップ13がパルス信号Psに同期してトリガさ
れるようになる。
【0020】このとき、操作スイッチ2が操作されてい
ない状態では、外部信号入力端子Taの電位レベルがロ
ーレベル(グランドレベル)であるため、Dフリップフ
ロップ13はローレベル信号を出力した状態を保持する
ようになり、従ってCPU15の割込端子INTに対す
る入力信号が立ち上がることがなく、そのCPU15は
ホルトモードを保持し続ける。
【0021】これに対して、操作スイッチ2が操作され
たときには、図2(b)に示すように、外部信号入力端
子Taの電位レベルが立ち上がるため、図2(c)に示
すように、その後におけるパルス信号Psの出力タイミ
ングにおいてDフリップフロップ13の出力がハイレベ
ル信号に反転するようになり、これに応じてCPU15
の割込端子INTに対する入力信号が立ち上がってCP
U15がウェークアップする。
【0022】CPU15は、このようにウェークアップ
した後には、発振回路11を動作停止させると共に、入
力ポートP1に対する入力信号に基づいた自動車用負荷
5の制御を実行するようになる。尚、CPU15は、上
述のようなウェークアップ後において、オフ信号Soff
が引き続き入力されていた場合には、自動車用負荷5の
制御が終了した後に再度ホルトモードに移行することが
望ましい。
【0023】以上要するに、上記した本実施例の構成で
は、自動車が駐車状態となったときには、操作スイッチ
2に流れる接点電流Isが間欠的なものとなってその操
作スイッチ2での消費電流が抑制されるものであり、こ
の場合、上記接点電流Isのピーク値は定常時と同じ
(20mA程度)であるから、操作スイッチ2の接点部
分で発生する酸化被膜を上記接点電流Isにより確実に
破壊できるものであり、従って、操作スイッチ2の接触
信頼性を高いレベルに維持できるようになる。また、自
動車が駐車状態となったときには、CPU15がホルト
モードで待機するようになり、そのCPU15での消費
電流も抑制されるようになる。
【0024】因みに、図1に示す回路構成において、操
作スイッチ2の接点電流Isが20mA、パルス信号P
sのデューティ比が1/16、発振回路11の消費電流
Ihが0.3mAであった場合、CPU15のホルトモ
ード時の消費電流(通常10μA程度)はほとんど無視
できるから、自動車の駐車状態での消費電流は約1.5
mAに抑制されることになる。
【0025】尚、上記実施例において、Dフリップフロ
ップ13、インバータ14は必要に応じて設ければ良い
ものである。
【0026】
【考案の効果】本考案によれば以上の説明によって明ら
かなように、常時において接点電流が流れる操作スイッ
チと、常時において電源が供給されるように設けられ上
記操作スイッチの操作に応じて車両用負荷の制御を行う
CPUとを備えた構成でありながら、車両が長期駐車さ
れるような状況下でも車載バッテリが過放電状態になる
事態を極力阻止できると共に、操作スイッチの接触信頼
性ひいてはCPUによる制御信頼性の向上を実現できる
という優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概略電気的構成図
【図2】作用説明用のタイミングチャート
【符号の説明】 図面中、1は制御ユニット、2は操作スイッチ、4は自
動車用負荷(車両用付加)、6は車載バッテリ、7はト
ランジスタ(スイッチング素子)、11は発振回路、1
3はDフリップフロップ、15はCPUを示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常時において接点電流が流れるように構
    成された操作スイッチと、この操作スイッチの操作に応
    じて車両用負荷の制御を行うCPUを備えた車両用負荷
    制御装置において、 前記操作スイッチに対する接点電流供給路に介在された
    スイッチング素子と、 車両が駐車状態となったときに前記スイッチング素子を
    所定周期にて間欠的にオンさせる発振回路とを設け、 前記CPUは、車両が駐車状態となったときにホルトモ
    ードで待機し、その待機状態で前記操作スイッチが操作
    されたときにウェークアップするように構成されている
    ことを特徴とする車両用負荷制御装置。
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