JP2551173Y2 - 転炉出鋼口用スリーブれんが - Google Patents
転炉出鋼口用スリーブれんがInfo
- Publication number
- JP2551173Y2 JP2551173Y2 JP1990124166U JP12416690U JP2551173Y2 JP 2551173 Y2 JP2551173 Y2 JP 2551173Y2 JP 1990124166 U JP1990124166 U JP 1990124166U JP 12416690 U JP12416690 U JP 12416690U JP 2551173 Y2 JP2551173 Y2 JP 2551173Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve brick
- brick
- sleeve
- tap hole
- converter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は転炉出鋼口用スリーブれんがに関するもので
ある。
ある。
転炉出鋼口には通常溶鋼流又はスラグ流に対して耐久
性のある材質からなる耐火物製スリーブれんがが嵌着さ
れており、このスリーブれんがが溶鋼流又はスラグ流に
よって侵食された場合、交換されるものであることはよ
く知られているところである。
性のある材質からなる耐火物製スリーブれんがが嵌着さ
れており、このスリーブれんがが溶鋼流又はスラグ流に
よって侵食された場合、交換されるものであることはよ
く知られているところである。
この種スリーブれんがは、従来耐久性モルタル又はキ
ャスタブル耐火物等を用いて出鋼口のブロックれんがに
接着されているが、スリーブれんがの交換時に該スリー
ブれんががブロックれんがに焼付き、該スリーブれんが
を除去するためのドリリングが困難であり、除去作業に
長時間を要する等、作業性上問題点が多いことが知られ
ている。
ャスタブル耐火物等を用いて出鋼口のブロックれんがに
接着されているが、スリーブれんがの交換時に該スリー
ブれんががブロックれんがに焼付き、該スリーブれんが
を除去するためのドリリングが困難であり、除去作業に
長時間を要する等、作業性上問題点が多いことが知られ
ている。
〔課題を解決するための手段〕 本考案者等は従来方式の諸欠点を解決すべく種々検
討、実験の結果本考案の転炉出鋼口用スリーブれんがを
開発したものであり、本考案の技術的構成は前記実用新
案登録請求の範囲各項に明記したとおりである。
討、実験の結果本考案の転炉出鋼口用スリーブれんがを
開発したものであり、本考案の技術的構成は前記実用新
案登録請求の範囲各項に明記したとおりである。
本考案スリーブれんがの具体例を示す添付図面に基い
て転炉出鋼口の最初の構築時の例について詳述する。
て転炉出鋼口の最初の構築時の例について詳述する。
第1図は本考案スリーブれんがの縦断面図を示し、第
2図は本考案スリーブれんがの転炉出鋼口の配設した縦
断面図である。
2図は本考案スリーブれんがの転炉出鋼口の配設した縦
断面図である。
第1図において、1はスリーブれんが本体であり、こ
の種スリーブれんがとして用いられる耐火物製のもので
ある。2は前記スリーブれんがの外周全面に塗布又は流
し込み施工したコーチング材であり、該コーチング材は
熱間でのスリーブの解体が容易でありかつ取扱い上及び
配設した際に適正な強度と耐食性を有する材質のMgO−
C質耐火物からなり、その組成範囲はMgO75〜85重量
%、C2〜20重量%及び残余がその他成分である。
の種スリーブれんがとして用いられる耐火物製のもので
ある。2は前記スリーブれんがの外周全面に塗布又は流
し込み施工したコーチング材であり、該コーチング材は
熱間でのスリーブの解体が容易でありかつ取扱い上及び
配設した際に適正な強度と耐食性を有する材質のMgO−
C質耐火物からなり、その組成範囲はMgO75〜85重量
%、C2〜20重量%及び残余がその他成分である。
本考案スリーブれんがの炉内端面は図示の如く切欠き
部3及び4が設けてある、この切欠き部3は、該スリー
ブれんがのほゞ下半分に設けるものであり、その形状は
ほゞ1/4球面状とする。このような切欠き部3を設ける
ことにより、溶鋼の流出時に溶鋼上のスラグ層の巻き込
みを防止することができる。即ち、転炉内の溶鋼を完全
に排出しないと転炉炉底れんがの損傷を早めかつ溶鋼を
含んだスラグをスラグポットに排出すると、スラグポッ
トを損傷させることになる。
部3及び4が設けてある、この切欠き部3は、該スリー
ブれんがのほゞ下半分に設けるものであり、その形状は
ほゞ1/4球面状とする。このような切欠き部3を設ける
ことにより、溶鋼の流出時に溶鋼上のスラグ層の巻き込
みを防止することができる。即ち、転炉内の溶鋼を完全
に排出しないと転炉炉底れんがの損傷を早めかつ溶鋼を
含んだスラグをスラグポットに排出すると、スラグポッ
トを損傷させることになる。
傾斜カット部4は溶鋼の流出に溶鋼上のスラグ層の巻
込を防止するとともに出鋼口ブロックの保護を行い損傷
を軽微にする。
込を防止するとともに出鋼口ブロックの保護を行い損傷
を軽微にする。
第2図は本考案スリーブれんがの転炉水平出鋼口への
配設例を縦断面図で例示したが、傾斜タイプの出鋼口に
適用できることは勿論である。
配設例を縦断面図で例示したが、傾斜タイプの出鋼口に
適用できることは勿論である。
以上本考案のコーチング材被覆スリーブれんがを転炉
出鋼口の最初の構築時に初代スリーブれんがとして適用
した例について説明したが、本考案スリーブれんがは初
代スリーブれんがとしてでなく、通常のスリーブれんが
の交換時にも、侵食損耗されたスリーブれんがをドリリ
ングにより除去し、通常の補修施工により適用しうるこ
とは勿論である。
出鋼口の最初の構築時に初代スリーブれんがとして適用
した例について説明したが、本考案スリーブれんがは初
代スリーブれんがとしてでなく、通常のスリーブれんが
の交換時にも、侵食損耗されたスリーブれんがをドリリ
ングにより除去し、通常の補修施工により適用しうるこ
とは勿論である。
(1)本考案スリーブれんがはドリリングにより除去し
ようとする損耗スリーブれんがのみが容易に除去でき、
ブロックれんがに損傷を与えない。
ようとする損耗スリーブれんがのみが容易に除去でき、
ブロックれんがに損傷を与えない。
(2)ドリリングの際使用ドリルの偏心がないので、除
去作業が短時間である。
去作業が短時間である。
(3)熱間除去作業が可能である。
第1図は本考案スリーブれんがの縦断面図、第2図は転
炉出鋼口に本考案スリーブれんがを配設した断面図、第
3図は本考案スリーブれんがの他の実施例であり、図
中: 1…スリーブれんが本体、2…コーチング材、3…切欠
き部、5…ブロックれんが、6…モルタル、4…傾斜カ
ット部
炉出鋼口に本考案スリーブれんがを配設した断面図、第
3図は本考案スリーブれんがの他の実施例であり、図
中: 1…スリーブれんが本体、2…コーチング材、3…切欠
き部、5…ブロックれんが、6…モルタル、4…傾斜カ
ット部
フロントページの続き (72)考案者 大手 彰 兵庫県神戸市垂水区青山台7丁目1―1 ―912号 (72)考案者 堀川 健一 兵庫県加古川市平岡町二俣1002 (72)考案者 是永 忠信 兵庫県高砂市米田町塩市199―11 (72)考案者 岩切 宗光 兵庫県高砂市春日野町2352―4 (72)考案者 保田 文照 兵庫県加古川市神野町日岡苑3―87 (56)参考文献 特開 平2−149611(JP,A) 特開 平2−225612(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】転炉出鋼口用スリーブれんがにおいて、該
スリーブれんが外周面にMgO−C耐火物のコーチング材
を施工したことを特徴とする転炉出鋼口用スリーブれん
が。 - 【請求項2】前記スリーブれんがの炉内端面の下半分に
はほゞ1/4球面状の切欠き部を有する請求項1記載の転
炉出鋼口用スリーブれんが。 - 【請求項3】前記スリーブれんがの炉内側先端を斜めに
カットした部を有する請求項1記載の転炉出鋼口用スリ
ーブれんが。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990124166U JP2551173Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 転炉出鋼口用スリーブれんが |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990124166U JP2551173Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 転炉出鋼口用スリーブれんが |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0481950U JPH0481950U (ja) | 1992-07-16 |
JP2551173Y2 true JP2551173Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=31871828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990124166U Expired - Lifetime JP2551173Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 転炉出鋼口用スリーブれんが |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551173Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4308288B2 (ja) * | 2007-09-10 | 2009-08-05 | 新日本製鐵株式会社 | 溶解炉の出銑口構造およびその補修方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02149011A (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-07 | Toshiba Corp | サンプリング周波数変換装置 |
DE3843545A1 (de) * | 1988-12-23 | 1990-06-28 | Didier Werke Ag | Abstichkanal fuer metallurgische gefaesse |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP1990124166U patent/JP2551173Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0481950U (ja) | 1992-07-16 |
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