JP2550965B2 - 画像投影装置 - Google Patents

画像投影装置

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JP2550965B2
JP2550965B2 JP62013127A JP1312787A JP2550965B2 JP 2550965 B2 JP2550965 B2 JP 2550965B2 JP 62013127 A JP62013127 A JP 62013127A JP 1312787 A JP1312787 A JP 1312787A JP 2550965 B2 JP2550965 B2 JP 2550965B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、フィルムに撮影された画像を、投影倍率を
変更可能な投影手段によって、結像面に投影する画像投
影装置に関する。詳しくは、例えばマイクロフィルムの
画像を拡大投影するリーダー,リーダープリンター等の
画像投影装置における、投影手段の投影倍率の変更に関
するものである。
「従来の技術」 フィルムに撮影された画像を、投影手段によって結像
面に投影する画像投影装置においては、投影手段は、撮
影縮率に見合った適切な投影倍率に変更等設定されるこ
とが不可欠である。
すなわち、例えばマイクロフィルムの画像は、マイク
ロフィルムのサイズ,原稿の大きさ,検索用のドキュメ
ントマークの有無等により一定の撮影縮率によって撮影
されている。そして例えば16ミリのマイクロフィルムに
おいては、現在使用されているカメラでも略15種類の撮
影縮率が用いられている。そこで種々の撮影縮率でマイ
クロフィルムに撮影されている画像を、スクリーン等の
結像面に投影する場合には、この撮影縮率に見合った適
切な投影倍率への変更が必要となるのである。
このような投影手段の投影倍率の変更は、従来例えば
次のごとき方式によってなされていた。
第1に、例えば種々の投影倍率を有する投影手段たる
単焦点レンズを複数個準備し、所定の投影倍率の単焦点
レンズを選択してこれをレンズボックス等にセットする
単焦点レンズ方式が採られていた。
第2に、種々の投影倍率を有する投影手段たる単焦点
レンズを複数個ターレット台に配設し、このターレット
台を回動させることにより所定の投影倍率の単焦点レン
ズを選択するターレット方式が採られていた。
第3に、投影手段をズームレンズとし、ズーミングに
より一定範囲内において任意の投影倍率に変更できるズ
ームレンズ方式が採られていた。
投影手段の投影倍率の変更に関する従来例は、このよ
うになっていた。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、このような従来の投影手段の投影倍率の変
更方式を採用した画像投影装置にあっては、次の問題点
が指摘されていた。
すなわち、第1の単焦点レンズ方式にあっては、複数
個の単焦点レンズの中から当該フィルムの撮影縮率に見
合った単焦点レンズを操作者が選択して、セットしレン
ズ交換をしなければならない煩雑さとそれに伴う誤操作
の問題があった。
次に第2のターレット方式にあっては、使用頻度の高
い投影倍率を有する単焦点レンズを予めターレット台に
配置しておくことによりレンズ交換の手間が回避され得
るが、なお当該フィルムの撮影縮率に見合った単焦点レ
ンズの選択は操作者の判断と操作とに委ねられ、操作者
の負担は軽減されず、又それに伴う誤操作の問題があっ
た。
そして第3のズームレンズ方式にあっては、レンズ交
換が不要でしかも任意の投影倍率に変更可能であるが、
なお所定の投影倍率への変更は操作者の判断と操作とに
委ねられることになり、操作者の負担は軽減されず、又
誤操作の問題もあった。
更に近時は画像情報のマイクロフィルムと磁気ディス
ク,光ディスク等との分散管理による操作性の向上だけ
でなく、その分散された画像情報を集中管理する方式の
開発が行われている。例えばマイクロフィルムに撮影さ
れた多量の画像情報をリーダープリンターとコンピュー
タとのオンライン化で自動検索するCARシステム、コン
ピュータで処理された情報をマイクロフィルム上に直接
記録するCOMシステム等の自動化が進行しつつある。又
対応して検索の自動化も進歩が著しい。このような状況
下において、従来例における投影手段の変倍方式は、多
量の画像情報を正確かつ迅速に人手を介さずに処理する
ことができず、これらの自動化に対応できないという問
題も指摘されていた。
従来例では以上の問題点が指摘されていた。
本発明は、このような実情に鑑み、上記従来例の問題
点を解決すべくなされたものであって、フィルムのカー
トリッジに設けられた倍率情報マークを検出手段により
検出して、投影倍率変更手段の変倍駆動機構を制御する
ことにより、操作性を向上させ、誤操作を防止するとと
もに、多量の画像情報を正確かつ迅速に自動的に処理の
できる、画像投影装置を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 この目的を達成する本発明の技術的手段は、次のとお
りである。
この画像投影装置は、カートリッジ内に収納されたフ
ィルムに撮影された複数の画像を、画像毎に結像面に投
影する。
そして、該カートリッジに設けられてなる、原稿から
該画像への撮影縮率に基づく倍率情報マークを、該カー
トリッジの装填時に検出する検出手段と、投影倍率を変
更可能な光学系および該光学系を駆動する変倍駆動機構
を備えた投影倍率変更手段と、該検出手段の検出信号に
基づき、該変倍駆動機構に対し見合った投影倍率への変
倍信号を出力する制御手段と、該変倍信号に応じ、該光
学系を駆動させた投影倍率を変更させる該変倍駆動機構
と、を有してなることを特徴とする。
「作用」 本発明に係る画像投影装置は、このような手段よりな
るので、次のごとく作用する。
光源からの光が、カートリッジから送り出されたフィ
ルムを照射し、その複数の画像が、画像毎に光学系を介
しスクリーン等の結像面に拡大投影される。その際、カ
ートリッジ毎の投影倍率の変更、つまり、そのカートリ
ッジに収納されたフィルム毎の投影倍率の変更、そし
て、そのフィルムに撮影された各画像共通の投影倍率の
変更は、次のように行われる。
まず検出手段により、当該フィルムを収納するカート
リッジに設けられてなる、倍率情報マークが検出され
る。そして制御手段は、その検出信号に基づき演算を行
い、投影倍率変更手段の変倍駆動機構に対し変倍信号を
出力し、もって、変倍駆動機構が投影倍率を変更可能な
光学系を駆動して、その投影倍率を、当該カートリッ
ジ,フィルム,各画像の撮影縮率に見合ったものに変更
する。
従って、この画像投影装置のスクリーン等の結像面に
は、自動的に当該カートリッジ,フィルム,各画像の撮
影縮率に見合った投影倍率で、画像が拡大投影される。
「実施例」 以下本発明を、図面に示すその実施例に基づいて、詳
細に説明する。
まずその構成について、フィルム及びカートリッジ,
リーダプリンターの概略,投影手段等,レンズボック
ス,各駆動機構の概略,倍率情報マーク及び検出手段,
制御手段の順に説明する。
最初にフィルム及びカートリッジについて述べる。
フィルムには、シート状のシートフィルムとロール状
にリールに巻かれたロールフィルムとがあるが、ロール
フィルムについては、これを収納することにより素早い
アクセスを可能としたカートリッジが多用されている。
第3図及び第4図はこのカートリッジの説明図であ
る。
フィルムF例えばロール状のマイクロフィルムのカー
トリッジは、一般にANSI規格タイプのものと3MMタイプ
のものとに大別され、第3図に示したANSI(American N
ational Standards Institute,Inc.)規格タイプのカー
トリッジAと、第4図に示した3M(Minesota Mining &
Manufacturing)Mタイプ規格のカートリッジBとがあ
る。これらのカートリッジA,Bは、内部に収納されるリ
ール1及び2における連結穴3及び4の数,構造,フィ
ルムFの先端fにおけるリーダテープの有無、カートリ
ッジAのみに存する底部開口部5,カートリッジBのみに
存する上方ウインド6等において大きく異なっている。
しかし側壁に設けられた開口部7からフィルムFが出し
入れされる点は共通である。そして本発明は、これらの
カートリッジA,B両者に用いることが可能である。
フィルムF及びカートリッジA,Bは、このように構成
されている。
次に第1図に画像投影装置として例示したリーダープ
リンターの概略について述べる。
カートリージA又はBを装填部にセットすると、カー
トリッジA又はB内でリール1又は2にロール状に巻き
取られた長尺のフィルムFは、その送り出しローラ9に
よって、その先端fが外部の駆動ローラ10まで送り出さ
れ、この駆動ローラ10と対向位置する圧接ローラ11間に
圧接される。
そしてシート状になったフィルムFは、駆動ローラ10
に送られてエンコーダローラ12,補助ローラ13,プレート
部14,ガイドローラ15等を介し、テイクアップリール16
に再び巻き取られる。そしてフィルムFは、リール1又
は2に接続されたモータ(図示せず)とテイクアップリ
ール16に接続されたモータ(図示せず)とにより、正逆
自在に搬送可能な状態となる。
プレート部14は、フィルムFの搬送が停止された際、
対応するフィルムFの画像に上下等の両側から圧接可能
な対をなすガラス板よりなっている。
そしてランプ等光源17からの光は、反射ミラー18でも
反射され、コンデンサーミラー19を介し、コンデンサー
レンズ群20により集光され、プレート部14を照射する。
そこでこのプレート部14に対応位置するフィルムFの画
像は、変倍可能な投影手段たるズームレンズ21により拡
大投影され、スクリーン22等の結像面に投影される。な
お23はフィルムF上の各画像に対応して設定されたドキ
ュメントマークを検出する光電素子である。
操作者は、スクリーン22に写し出された画像を見なが
ら、操作パネルによりリール1又は2及びテイクアップ
リール16に接続された上記のモータを正逆回転駆動させ
ることにより、搬送されるフィルムFを所望の画像がプ
レート部14に対向する位置で停止させ、もってその画像
をスクリーン22で閲覧等することができる。また所望の
フィルムFの画像を検索する場合には、ドキュメントマ
ークを光電素子23により検出し、スクリーン22の一定位
置に停止させることもできる。
リーダプリンターは概略このようになっている。
第2図は、投影手段,レンズボックス,各駆動機構等
を示す斜視説明図である。
まず投影手段等について述べる。
この投影手段は、ズームレンズ21からなり、このズー
ムレンズ21は、鏡胴24内に保持され、この鏡胴24はレン
ズホルダー25の開口部26に遊挿保持されている。この鏡
胴24の外周には単独回動可能にズームギヤ27が取り付け
られ、このズームギヤ27の回動によりズームレンズ21内
のレンズ間の距離が変更され、もって投影倍率が変更さ
れる。なおこのズームギヤ27はエンドレスに回動自在な
ものではなく、そのズームレンズ21の最高倍率と最低倍
率に対応する位置で停止し、それ以上又はそれ以下は回
動しないようになっている。又鏡胴24の外周には単独回
動可能にフォーカスギヤ28も取り付けられ、このフォー
カスギヤ28の回動によりズームレンズ21が上下動すべ
く、カム環,ピン等が付設されている。なおレンズホル
ダー25の図中右隅部には、後述によるレンズ検知用の折
曲部29が立設されている。
30はプリズムであり、このプリズム30は投影画像を回
転して画像の向きを適切に調整するためのものである。
そしてこのプリズム30は鏡胴31内に保持され、この鏡胴
31の外周には単独回動可能にプリズムギヤ32が取り付け
られ、このプリズムギヤ32の回動によりプリズム30が回
動される。そして使用に際しては、このプリズム30の鏡
胴31はズームレンズ21の鏡同24上に嵌合着座される。
投影手段等はこのようになっている。
次にレンズボックスについて述べる。
このレンズボックス33は箱体状をなし、リーダープリ
ンター等の装置本体の中間ベース34に取り付け固定され
ている。そしてこのレンズボックス33内に、ズームレン
ズ21がセットされる。すなわちそのレンズホルダー25が
このレンズボックス33内に挿入載置され、ズームレンズ
21は、レンズボックス33の底板中央に形成された切欠き
部35に位置決めされる。なおレンズボックス33の左右の
下隅部には、ズームレンズ21の種類を検知する検知手段
36が配設されている。この検知手段36としては、例えば
図示例ではフォトカプラが用いられ、上述のレンズホル
ダー25に立設された折曲部29による遮光により、セット
されたズームレンズ21の種類が検知される。
レンズボックス33は、このようになっている。
次に各駆動機構の概略について述べる。
変倍駆動機構37は、次のごとくなっている。すなわち
この変倍駆動機構37は、本体不動部に設けられた変倍用
モータ38たるステッピングモータ(パルスモータ)と、
この変倍用モータ38の回転軸に入力側が接続されたトル
クリミッター39と、このトルクリミッター39の出力側に
接続されたタイミングプーリー40と、このタイミングプ
ーリー40と他のタイミングプーリー41とを連動すべく、
両者間に張設された無端状のタイミングベルト42と、こ
のタイミングプーリー41を一端部に固着してなる駆動軸
43とを有してなっている。そしてこの駆動軸43は、中間
ベース34に設けられた軸受(図示せず)等を介し、レン
ズボックス33内に貫挿保持され、他端部はレンズボック
ス33の底板に設けられた軸受44に支承されるとともに、
レンズボックス33内において変倍駆動ギヤ45が固設され
ている。このようにして変倍用モータ38の駆動は、変倍
駆動ギヤ45に伝達される。そしてレンズボックス33内に
セットされたズームレンズ21のズームギヤ27は、この変
倍駆動ギヤ45と噛み合うべく位置決めされる。変倍駆動
機構37はこのようになっている。
フォーカス駆動機構46は、上述の変倍駆動機構37に準
じて構成されている。すなわちこのフォーカス駆動機構
46は、フォーカス用モータ(図示せず),タイミングベ
ルト47,タイミングプーリー48,駆動軸49,軸受50等と、
レンズボックス33内において駆動軸49に固設されたフォ
ーカス駆動軸ギヤ51からなり、このフォーカス駆動ギヤ
51は、レンズボックス33内でズームレンズ21のフォーカ
スギヤ28と噛み合うべく位置決めされる。フォーカス駆
動機構46はこのようになっている。
プリズム駆動機構52は、上述の変倍駆動機構37及びフ
ォーカス駆動機構46に準じて構成されている。すなわち
上述と同様にプリズム駆動モータ(図示せず),タイミ
ングベルト53,タイミングプーリー54,駆動軸55,軸受56
等と、レンズボックス33内において駆動軸55に固設され
たプリズム駆動ギヤ57からなっている。そしてレンズボ
ックス33内にズームレンズ21と共にセットされたプリズ
ム30のプリズムギヤ32は、このプリズム駆動ギヤ57と噛
み合うべく位置決めされる。プリズム駆動機構52はこの
ようになっている。
そして、このようなズームレンズ21と変倍駆動機構37
とで、投影倍率変更手段が構成されている。つまり投影
倍率変更手段は、投影倍率を変更可能な光学系たるズー
ムレンズ21と、このズームレンズ21を駆動する変倍駆動
機構37と、を備えてなる。
次に倍率情報マーク8及び検出手段について述べる。
検出手段58は、第1図等に示すごとく、カートリッジ
A又はBに設けられてなる、原稿から各画像への共通の
撮影縮率に基づくそのフィルムFの倍率情報マーク8
を、カートリッジA又はBの装填時に検出する。
すなわちこの検出手段58の検出対象たる倍率情報マー
ク8は、カートリッジA又はBに収納されているフィル
ムFに撮影された画像の撮影縮率すなわち画像の縮小
率、又はこれに見合った投影倍率すなわち復元拡大倍率
を表示するものである。この倍率情報マーク8は、ラベ
ル上に表示され、カートリッジA,Bの上端部に貼付され
ている。
なお係る倍率情報マーク8は、撮影時にフィルムFの
先端に直接撮影又は貼付してもよいが、本発明において
は、より簡便に既存のフィルムFにも対処すべく、カー
トリッジA,B上にラベルを貼付する方式が採られたもの
である。
又この倍率情報マーク8は、バーコードによって構成
されており、公知のバーコードのコーディングマシンに
よってラベル上にコーディングされている。この倍率情
報マーク8を構成するバーコードは、現在使用されてい
るカメラの撮影縮率が前述したごとく略15種類程度であ
ること、更にコストの面を考慮して、4ビットのコード
情報で構成されている。その構成例を下表に示す。
上記表は、当該カートリッジA又はBに収納されてい
るフィルムF上の画像が例えば「1:40」の縮小率で撮影
されている場合には、倍率情報マーク8の倍率情報は、
「1010」のコード情報で与えられることを示している。
次に検出手段58は、いわゆるバーコードセンサからな
り、セットされたカートリッジA又はBの上述の倍率情
報マーク8に対応位置して装填部に設けられる。そして
この検出手段58たるバーコードセンサは、装填部に付設
された例えばリミットスイッチ,光電素子等(図示せ
ず)により、カートリッジA又はBのセット時にイニシ
ャルリセットされ、倍率情報マーク8のコード情報を検
出して、検出信号を制御手段59に送出する。
なお図示例においては倍率情報マーク8はバーコード
によって構成されているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、バーコードに代えて例えば直読可能な文
字,その他の符号等によって倍率情報マーク8を構成す
ることも勿論可能である。係る場合の検出手段58として
は、例えば文字認識手段(OCR)等が用いられることに
なる。
倍率情報マーク8及び検出手段58はこのようになって
いる。
次に制御手段59について述べる。
制御手段59は、検出手段58の検出信号に基づき、変倍
駆動機構37に対し見合った投影倍率への変倍信号Sを出
力する。
すなわち第5図のブロック図に示したように、制御手
段59は、次のROM60,パルス発振器61,マイクロコンピュ
ータ62,モータ駆動回路63を具備してなっている。
ROM60には、変倍制御手順をマイクロコンピュータ62
に指示するプログラムと、その制御データとが格納され
ている。この制御データは、ズームレンズ21の投影倍率
を、検出手段58により検出された倍率情報に見合った投
影倍率に、変更するためのズームレンズ21の駆動量すな
わち変倍用モータ38の回転量からなっている 係る回転量は、投影手段としてズームレンズ21を用い
た図示例においては、レンズボックス33にセットされた
ズームレンズ21の種類及びそのセット時の倍率状態を考
慮した上で決定される。すなわち、ズームレンズ21の種
類は上述の検知手段36で検知され、又セット時の倍率状
態の把握は例えばレンズの最低倍率に対応する位置を基
準点として決定され、この基準点の設定は、ROM60に格
納されたプログラムにより、第1に手動により上述の基
準点にしてセットする方式と、第2に任意の投影倍率状
態でセットされたズームレンズ21を変倍用モータ38で上
述の基準点に復帰させる方式とが可能であり、そのいず
れかを選択することによって行われる。
このようにして回転量は、ズームレンズ21の種類毎
に、かつその最低倍率を基準点として決定され、これら
の回転量が制御データとしてROM60に格納される。
パルス発振器61は、例えばタイマIC等によるCR発振
器,電圧制御(VCO)発振器,分周器を備えた水晶発振
器等の公知の発振回路からなり、変倍用モータ38たるス
テッピングモータ(パルスモータ)の駆動制御に適合し
た所定周期の制御基準パルスを出力する。
マイクロコンピュータ62は、例えばLSIチップにCPU,
メインメモリ,入出力ポート等を含むいわゆるワンチッ
プの制御用のマイコンからなり、検知手段36により検知
されたズームレンズ21の種類と、検出手段58により検出
された倍率情報の検出信号とに基づき、上述の回転量か
らなる制御データをROM60から読み出し、もってズーム
レンズ21を所定の投影倍率に変更する変倍信号Sを演算
して生成する。
係る変倍信号Sは、変倍用モータ38の回転方向と回転
量をモータ駆動回路63に与えるものであり、その構成は
使用される変倍用モータ38の種類に対応して決定され
る。すなわちこの変倍信号Sは、変倍用モータ38として
ステッピングモータ(パルスモータ)を用いた図示例に
おいては、パルス発振器61の出力する制御基準パルスか
ら生成された、例えば制御基準パルスの極性と個数を要
素とする公知のCWパルスとCCWパルスからなっている。
なおマイクロコンピュータ62のメインメモリには、不
要な変倍制御を回避すべく、検知手段36によるズームレ
ンズ21の種類及び前回設定された倍率情報等がそのスタ
ックに退避されている。
モータ駆動回路63は、例えば公知の制御用ロジックと
パワーMOS FETアレイからなり、マイクロコンピュータ
62の出力するCWパルスとCCWパルスからなる変倍信号S
に基づき、変倍用モータ38を駆動する。
制御手段59はこのようになっている。
以上が構成の説明である。
次に作動等について述べる。
まず作動一般について述べる。第1図に示すように、
セットされたフィルムFのカートリッジA,Bの上端部に
は倍率情報マーク8が設けられ、これに検出手段58が対
応位置している。この検出手段58の検出結果は制御手段
59に入力され、この制御手段59で変倍信号Sが生成され
る。この変倍信号Sに基づいて変倍駆動機構37が駆動さ
れる。これによりズームレンズ21の投影倍率は撮影縮率
に見合った投影倍率に変更される。
そしてランプ等光源17からの光がフィルムF上の画像
を照射し、その画像は、当該カートリッジA又はBに収
納されたフィルムFに合致した投影倍率でスクリーン2
2,複写部の感光体等の結像面上に拡大投影される。
次に第6図のフローチャートをも参照し、この変倍制
御の1例について詳述する。
まず操作者は、所望のカートリッジA又はBを装填部
に挿入,セットする(ステップ)。これにより装填部
に付設されたリミットスイッチ,光電素子等(図示せ
ず)によって、検出手段58がイニシャルリセットされ
る。そして倍率情報マーク8が検出手段58により検出さ
れてマイクロコンピュータ60に入力される(ステップ
)。
ついでズームレンズ21の種類が検知手段36により検知
されてマイクロコンピュータ62に入力される(ステップ
)。これによりマイクロコンピュータ62は、検知され
た今回の検知信号とメインメモリのスタックに退避させ
ていた前回の検知信号とを比較してズームレンズ21の種
類の変更の有無を確認する(ステップ)。
このステップにおいてズームレンズ21の種類に変更
があれば、マイクロコンピュータ62は、CCWパルスから
なる変倍信号Sをモータ駆動回路63に出力して、基準点
を設定する(ステップ)。そしてマイクロコンピュー
タ62は、ステップで検知されたズームレンズ21の種類
に対応した制御データをROM60から読み出し(ステップ
)、ズームレンズ21の投影倍率をステップで検出さ
れた倍率情報に見合った投影倍率とする変倍用モータ38
の回転量を演算し、CWパルスからなる変倍信号Sをモー
タ駆動回路63に出力する(ステップ)。
これによりモータ駆動回路63は、この変倍信号Sに基
づき変倍用モータ38を駆動する(ステップ)。この間
マイクロコンピュータ62は、CCWパルスの個数をカウン
トすることによって変倍用モータ38の回転量を監視する
(ステップ)。そしてCCWパルスが所定の個数送出さ
れ、変倍用モータ38が所定の回転量に達すると、マイク
ロコンピュータ62は、変倍信号Sの送出を停止し、変倍
用モータ38の回転は停止する(ステップ)。もって投
影手段たるズームレンズ21は所定の投影倍率に変更され
ることになる。
他方ステップにおいてズームレンズ21の種類に変更
がなければ、マイクロコンピュータ62は、ステップで
検出された今回の倍率情報とメインメモリのスタックに
退避させていた前回に設定された投影倍率の情報とを比
較する(ステップ)。ここで両者が一致していれば、
不要な変倍制御を回避すべく、変倍制御は直ちに打ち切
られる(ステップ)。そして両者が不一致であれば、
ズームレンズ21の種類に変更があったものとみなして、
フローはステップに移行し、上述の一連の制御が行わ
れる。
このようにして当該カートリッジA又はBに収納され
たフィルムFに合致した投影倍率が、自動的に設定され
ることになる。
以上が作動等の説明である。
なお第1に、図示実施例においては、変倍可能な投影
手段としてズームレンズ21を用いたものについて説明し
たが、投影手段として複数の単焦点レンズをターレット
台上に配置し、このターレット台の回動によって所定の
投影倍率に変更する方式を採ることも勿論可能である。
係る場合には使用頻度の最も高い投影倍率の単焦点レン
ズを基準レンズとし、かつこの基準レンズの中心位置は
基準点として、ターレット台を360度又は±180度まで回
転させるに必要な駆動用モータの回転量を制御データと
してROM60に格納し、前述した図示実施例に準じて駆動
用モータを制御すればよい。例えばターレット台上に12
0度の間隔で3個の単焦点レンズを配置した場合には、
上述の基準点を基準として120度毎に360度又は±120
度、ターレット台を上記駆動用モータによって回転させ
ればよいことになる。
なお第2に、図示実施例においては倍率情報マーク8
を4ビットのコード情報により構成し、この倍率情報の
みを検出するものとしたが、更にビット数を増加して、
例えば画像の中心位置を示す情報マークを倍率情報マー
ク8と共にコーディングして設けるとともに、独立した
駆動用モータを備えて、同時にバーチカルスキャンを行
うと一層効果的である。
なお第3に、検出手段58により検出された倍率情報
は、投影手段の変倍駆動機構37の制御に使用するのみな
らず、更に例えばフォーカス駆動機構46,コンデンサー
レンズ群20等の制御情報として利用することも可能であ
る。
「発明の効果」 本発明に係る画像投影装置は、以上説明したように、
カートリッジに設けられた倍率情報マークを検出手段に
より検出して、投影倍率変更手段の変倍駆動機構を制御
することにより、投影倍率を変更する光学系が駆動さ
れ、もって、結像面には当該カートリッジ,フィルム,
各画像の撮影縮率に見合った投影倍率で、画像が拡大投
影される。もって操作者の判断,操作を要せず、操作性
が著しく向上するとともに誤操作が防止され、更に多量
の画像情報を正確かつ迅速に自動的に処理することが可
能となり、画像情報の集中管理方式における無人化にも
対応できる等、この種従来例に存した問題点が一掃さ
れ、その発揮する効果は顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る画像投影装置の実施例を示す全体
構成図、第2図はその投影手段,レンズボックス,各駆
動機構等の斜視説明図である。 第3図はANSI規格タイプのカートリッジをリール等を取
り出した状態で示した斜視図、第4図は3MM規格タイプ
のカートリッジをリール等を取り出した状態で示した斜
視図である。 第5図は第1図の実施例に係る制御手段のブロック図、
第6図はその制御例を示すフローチャートである。 8……倍率情報マーク 21……ズームレンズ(光学系)(投影倍率変更手段) 22……スクリーン(結像面) 37……変倍駆動機構(投影倍率変更手段) 58……検出手段 59……制御手段 A……カートリッジ B……カートリッジ F……フィルム S……変倍信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートリッジ内に収納されたフィルムに撮
    影された複数の画像を、画像毎に結像面に投影する画像
    投影装置において、 該カートリッジに設けられてなる、原稿から該画像への
    撮影縮率に基づく倍率情報マークを、該カートリッジの
    装填時に検出する検出手段と、投影倍率を変更可能な光
    学系および該光学系を駆動する変倍駆動機構を備えた撮
    影倍率変更手段と、 該検出手段の検出信号に基づき、該変倍駆動機構に対し
    見合った投影倍率への変倍信号を出力する制御手段と、
    該変倍信号に応じ、該光学系を駆動させて投影倍率を変
    更させる該変倍駆動機構と、を有してなることを特徴と
    する画像投影装置。
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