JP2550778Y2 - ゴム印収容キャップ台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、主として液浸透印式の
ゴム印をスチール製家具等の任意の壁面に取付けるよう
に成したゴム印収容キャップ台に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来に於いては、例えばデスクの天板上
にゴム印収容箱を置いて、その中に限られた数のゴム印
を並列載置するだけのものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】上記した従来技術にあ
っては、第一に、デスクの天板上にゴム印収容箱を載置
するため、限られた面積の天板を広く有効に利用するこ
とが出来なかった。第二に、ゴム印が机上にあるため現
場での使用に一々、デスクまで取に行かなければならず
不便であり、又使用済後も整理整頓しなければならなか
った。

【０００４】

【課題を解決するための手段】スチール家具等に吸着固
定するために底部にゴム磁石５又は磁石６等を有し、液
浸透式のゴム印１２を着脱自在にするゴム印収容キャッ
プ台であって、このキャップ台４のキャップ本体部分７
の相対する内面に、ゴム印１２の進退に対し横方向の複
数の突条からなるクッション部分９を設けてあることを
特徴とする。キャップ台４は硬質塩化ビニール樹脂によ
り形成し、クッション部分９は軟質塩化ビニール樹脂に
より形成してある。キャップ台４はやや横長の方形状の
窪みを形成し、角形としたゴム印１２の複数個を配列装
置するようにしてある。

【０００５】

【作用】予め、ゴム磁石又は磁石を有する本考案ゴム印
収容キャップ台を、スチール製デスクの垂直側壁面、ス
チール製衝立の垂直壁面、その他壁面に掛けたスチール
板等の所定場所に吸着配設しておき、該キャップ台に脱
着自在に配列して突出装着してある液浸透印式のゴム印
を取り外してその場で使用し、その後、直ちに元に戻し
ておく。

【０００６】

【実施例】第１実施例（図１〜図５） １は磁性体のスチール製の机で、２は天板、３は側壁板
である。４はゴム磁石５又は磁石６を底部１１に固着せ
しめたキャップ台であり、やや横長の方形状の窪みを形
成してある。該キャップ台４は図１に示す如くスチール
製の側壁板３に縦横に適宜配設して吸着固定せしめてあ
る。従って天板２を何等使用しないので該天板２を広く
使用し得る。該キャップ台４には、複数の区分け（４
Ａ，４Ｂ，４Ｃ）が設けられており、この区分けごと
に、各種類の液浸透印式の角形ゴム印１２を脱着自在に
配列装着するようにしてある。

【０００７】図２と図３に図示のキャップ台４はキャッ
プ本体部分７とクッション部分９とから構成されてお
り、キャップ本体部分７は硬質塩化ビニール樹脂８によ
り形成してあり、クッション部分９は軟質塩化ビニール
樹脂により形成してある。該クッション部分９は、キャ
ップ本体部分７の相対する内面にキャップ台４の長手方
向、角形ゴム印１２の進退に対して横方向の突条として
複数列向かい合わせ形成してある。これにより、キャッ
プ台４にほぼ水平に装着した液浸透式印の角形ゴム印１
２の装着を安定よくし、脱着をスムースに行うようにす
るとともに浸透液の漏れを防止している。

【０００８】第２実施例（図６） 本実施例は、オフィスのスチ−ル製衝立１６にキャップ
台４を配設する例を示してあり、１７はガラス窓であ
る。

【０００９】第３実施例（図７） 本実施例は、非磁性体のボ−ド壁面１８に磁性体のスチ
−ル板１９を引掛けて、キャップ台４を配設した例を示
してある。

【００１０】

【考案の効果】本考案は叙上の如き構成及び作用を有す
るので下記の如き効果がある。 （ａ）従来の如く机の天板部分を使用してゴム印収容箱
を置かないので、限られた面積の天板部分を広く有効に
活用できる。 （ｂ）キャップ台のキャップ本体部分内側に柔軟な合成
樹脂材により形成したク ッション部分によりゴム印をキ
ャップ台に脱着自在に装着するようにして あり、また、
このクッション部分がゴム印の進退に対し横方向の突条
とし て複数列向かい合っているので、キャップ台にほぼ
水平に装着された液浸 透印式のゴム印の装着を安定よく
することができ、その脱着をスムースに 行えるとともに
浸透液の漏れを防止できる。 （ｃ）キャップ台を磁性体のスチール家具等のどこの壁
面にも吸着して取付けられるのでその使用の範囲の自由
度が大となった。また、キャップ台に液浸 透印式のゴム
印複数個を脱着自在に配列装着するようにしてあるか
ら、多 種類にわたる液浸透印式のゴム印を使い易く分類
できるとともにきわめて 便利に取り出し、使用後に収納
できる。 （ｄ）従来の如きゴム印収容箱は不要となり、広い場所
の壁面に見易く且つ使い易く配設できるので現場での使
用にきわめて便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の使用状態を示す全体の斜視図である。

【図２】キャップ台の要部の縦断斜視図である。

【図３】机の側壁板とキャップ台とゴム印との関係を示
す拡大縦断側面図である。

【図４】キャップ台の底面図である。

【図５】キャップ台にゴム印を装着した状態の斜視図で
ある。

【図６】衝立に本考案を使用する場合の斜視図である。

【図７】ボ−ド壁面にスチ−ル板を掛けて本考案を使用
する例の斜視図である。

【符号の説明】

１ 机 ３ 側壁板 ４ キャップ台 ５ ゴム磁石 １１ 底部 １２ ゴム印

Claims (3)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 スチール家具等に吸着固定するために底
   部にゴム磁石５又は磁石６等を有し、液浸透式のゴム印
   １２を着脱自在にするゴム印収容キャップ台であって、
   このキャップ台４のキャップ本体部分７の相対する内面
   に、ゴム印１２の進退に対し横方向の複数の突条からな
   るクッション部分９を設けてあることを特徴とするゴム
   印収容キャップ台。
2. 【請求項２】 キャップ台４は硬質塩化ビニール樹脂に
   より形成し、クッション部分９は軟質塩化ビニール樹脂
   により形成してある請求項１記載のゴム印収容キャップ
   台。
3. 【請求項３】 キャップ台４はやや横長の方形状の窪み
   を形成し、角形としたゴム印１２の複数個を配列装着す
   るようにしてある請求項１又は２記載のゴム印収容キャ
   ップ台。