JPS5844763Y2 - 筆入れ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、筆記具等を収容する収容体の上下に蓋を設け、
前記収容体に上下方向より筆記具等を収容又は取出しが
できるようにした筆入れに関するものである。

従来、筆記具等を収容する収容体の上下にそれぞれ設け
た蓋を、収容体の壁部に、磁石と磁極片より構成した吸
引金具に着脱自在に吸着するようにした筆入れが種々あ
るが、この種従来の筆入れにおける前記吸引金具は、そ
の上辺および下辺を筆記具等の収容体の壁部より突出し
た状態で、かつ、上下に移動不能に止着しなげればなら
ずその構成、組立ては複雑になりがちであった。

本考案は、磁石と磁極片より構成した吸引金具に切欠き
あるいは突起を設けるとともに筆記具等を収容する収容
体の壁部に、前記切欠きあるいは突起に係合する突起あ
るいは凹部を形成した嵌合孔を設け、前記吸引金具を前
記嵌合孔に挿入して吸引金具の切欠きあるいは突起と、
嵌合孔の突起あるいは凹部を係合したのち、吸引金具と
嵌合孔の内面との間に形成される間隙内に充隙片を嵌挿
することにより吸引金具を堅固に取付けられるようにし
、その構成、組立てを簡単にしたものである。

以下、図面により本案の実施例を説明するっ深さ方向の
略中央部で隔壁１により上下に分割し、筆記具等（図示
せず）を収容する収容部２゜２を上下に設けた収容体３
の、長手方向に直交した一方の壁部４に、上下に貫通す
るとともに内面５に突起６を形成した貫通孔７を設けて
あり、その貫通孔７内に、スペーサ８に嵌着した磁石９
０両面に、磁石９より大寸径に形成し、一方の側辺１０
．１０に凹部１１，１１を形成した磁極片１２．１２を
それぞれ固着して構成した吸引金具１３を挿入し、突起
６と凹部１１，１１を係合し、かつ、磁極片１２，１２
の上辺１４．１４および下辺１５．１５を貫通孔７より
それぞれ貫出せしめるとともに、側辺１０，１０と直交
方向の他方の側辺１６，１６と、前記突起６に対向した
内面１７との間に、間隙を理滅するための充隙片１８を
嵌挿し、突起６と凹部１１，１１との係合を保持せしめ
、かつ、吸引金具１３が上下又は横方向に移動しないよ
うにしである３３第５図〜第６図のように、貫通孔７□
には内面５１に凹部１９を設げ、磁石９の両面にそれぞ
れ固着した磁極片１２１゜１２、の側辺１００，１０□
に、凹部１９に係合する突起２０．２０を設けた吸引金
具１３、を構成し、貫通孔７□に磁極片１２．．１，２
゜の上辺１４□。

１４１又は下辺１５Ｉ、１５□を貫通孔７□ よりそれ
ぞれ貫出するよう吸引金具１３、を挿入し、凹部１９と
突起２０．２０とを係合したのち、側辺１０、．１０１
と直交方向の他方の側辺１６１，１６１と、四部１９に
対向した内面１７□との間隙内に充隙片１８を嵌挿し、
凹部１９と突起２０，２０との係合を保持せしめ、かつ
、吸引金具１３１が上下又は横方向に移動しないように
してもよい。

一方、芯板２１の表裏両面に軟質合成樹脂シート２２．
２３を夫々纏着し、芯板２１の外辺周縁においてシー１
−２２，２３の端部をそれぞれ溶着して相互に折曲自在
の背版２４および着版２５゜２５を形成するとともに、
着版２５，２５の端部に磁極鈑２６．２６を捲り返し状
に固着した外装版２７を構成し、背版２４を貫通孔７を
設けた壁部４に対向した壁部４の外面に溶着し、前記磁
極鈑２６．２６を吸引金具１３の上辺１４，１４又は下
辺１５．１５にそれぞれ吸着せしめることにより収容体
３に形成し、た上下の収容部２又は２を差波できるよう
にしである。

本案は上記の如く、収容体に設けた貫通孔および吸引金
具は単純な形状に構成しであるので吸引金具の挿入固定
作業が容易であるばかりでなく、貫通孔に設けた突起と
吸引金具に設けた凹部とを堅固に係合しであるので貫通
孔の上下に貫出せしめた吸引金具の上辺又は下辺は上下
方向に移動し貫通孔内に投入する虞は全くなく、着版に
設けた磁極片は吸引金具に確実に吸着せられ収容体に上
下方向から差波することが可能であって所期の目的を完
全に遠戚することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の筆入れの斜面図、第２図は第１図■−■
断面図、第３図は第１図ｍ、ｒｎ−ｍ、ｍ部分の一部省
略拡大斜面図、第４図は吸引金具の分解した拡大斜面図
、第５図は本案の他の実施例の第３図に相当する一部省
略拡大斜面図、第６図は本案の他の実施例の吸引金具の
分解１〜た拡大斜面図である。 ３・−・・・収容体、４・・・・・・壁部、５，５□・
・・・・・貫通孔の内面、６−・・・・・貫通孔の突起
、７，７□・・・・・・貫通孔、９・・・・・・磁石、
１０，１０□・・・・・・磁極片の側辺、１１・・・・
・・磁極片の凹部、１２．１２□・・・・・・磁極片、
１３．１３□−・・・・・吸引金具、１４，１４□・・
・・・・磁極片の上辺、１５，１５□・・・・・・磁極
片の下辺、１６，１６、・−・・・・磁極片の他方の側
片、１７゜１７１・・・・・・貫通孔の他方の内面、１
８・・・・・・充隙片、１９・・・・・・貫通孔の凹部
、２０・・・・・・磁極片の突起、２５・・・・・・着
版、２６・・・・・・磁極鈑。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 磁石９０両面に、磁石９より大寸法に形成するとともに
   一方の側辺１０，１０又は１０□、１０□に凹部１１，
   １１又は突起２０，２０を形成した磁石片１２，１２又
   は１２□、１・２□を配した吸引金具１３又は１３、を
   、収容体３の壁部４の貫通孔７又は７□に、上辺１４，
   １４又は１４□。 １４□、および、下辺１５，１５又は１５□。 １５□のそれぞれを貫出するように挿入し、凹部１１．
   １１又は突起２０，２０を貫通孔７又は７□の内面５又
   は５□に形成した突起６又は凹部１９に係合せしめ、他
   方の側辺１６，１６又は１６０，１６□と、突起６又は
   四部１９に対向した内面１７又は１７□との間に充隙片
   １８を嵌挿するとともに、蓋板２５，２５に止着した磁
   石銀２６．２６を前記上辺１４．１４又は１４□。 １４１、および、下辺１５．１５又は１５□。 １５１に吸着するようにしたことを特徴とする筆入れ。