JP2001088414A - 収納庫付き印鑑

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(57)【要約】【課題】印鑑の胴体内部に紙、布などの記録体を収納
することが出来る、収納庫付き印鑑を提供する。【解決手段】胴体（４）の内部に収納庫（５）を形成
して記録体（７）を収納する。また胴体（４）と蓋
（１）は、雄ネジ（２）と雌ネジ（３）との組み合わせ
で合体できる構造とする。

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、印鑑の内部に空間
を設けて、印鑑の使用履歴などを記録するための、記録
体を収納する事ができる印鑑に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、印鑑の収納容器に、記録紙などを
在中させたもの、または印鑑の外側に文字や絵などを書
いたものが各種提供されていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の技術には次のよ
うな欠点があった。一個の印鑑を多種の目的に使用した
場合などで、印鑑の使用履歴などを記録する時に不便が
あった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】従来の欠点を解決するた
め本発明は、印鑑の使用先や使用目的などを記録する記
録体を収納できる空間を、印鑑の胴体内部に設けること
により、前記課題を解決した印鑑である。

【０００５】

【発明の実施の形態】胴体（４）の内部に収納庫（５）
を形成し、また蓋（１）の内部に空洞部（８）を形成し
たことを特徴とした収納庫付き印鑑である。

【０００６】胴体（４）の内部を、例えば図２の断面図
に示すように、胴体（４）の上部から彫刻面（６）の付
近まで空洞となる構造とし、更に収納庫（５）の上部に
は、胴体（４）と蓋（１）とを合体する為の雌ねじ
（３）を形成する。

【０００７】蓋（１）の内部に、蓋（１）の下部から蓋
（１）の上部付近まで達する深さの、空洞部（８）を形
成する。更に蓋（１）の下部には、蓋（１）と胴体
（４）とを合体する為の雄ネジ（２）を形成する。

【０００８】記録体（７）の高さ寸法は、収納庫（５）
の深さ寸法より多少長くして、収納庫（５）に納めた記
録体（７）の取り出しが容易にできる構造とする。

【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。

【０００９】印鑑内部に収納庫（５）と、記録体（７）
を設けた事で、印鑑にかかわる記録などを保存できる。

【００１０】一個の印鑑を多種の目的に使用した場合な
ど、印鑑の使用先、使用目的を記録する事で、印鑑の使
用歴などの判断を容易に行える。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の断面図である。

【図２】本発明の使用状態を示す分離斜視図である。

【符号の説明】

１蓋２雄ネジ３雌ねじ４胴体５収納庫６彫刻面７記録体８空洞部

【特許請求の範囲】

【請求項１】胴体（４）および、胴体（４）の内部に形
成した収納庫（５）と、蓋（１）及び、蓋（１）の内部
に形成した空洞部（８）と、記録体（７）で構成された
収納庫付き印鑑。
【請求項２】請求項１記載の記録体（７）に、紙、布、
プラスチックなどで、軟質性を有する素材を用いた収納
庫付き印鑑。