JPS6337866Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は筆記具ケースに関するものである。

従来の技術 筆記具を収納するものに主として机上で用いる
筆立てと持参用として用いる筆箱がある。

考案が解決しようとする問題点 筆立ては持参に不便であり、また、筆箱は机上
用に供せられなくもないが、筆記具を立てかけ
て、すなわち、筆立てのように用いられれば机上
で用いるに尚一層便利である。

問題点を解決するための手段 本考案は筆立ておよび筆箱のそれぞれの欠点を
補う筆記具ケースを提供することを目的として案
出したもので、この目的を達成するため、本体と
該本体の開口上端に係離自在に組付ける蓋とで構
成し、本体の側面に係止縁を設け、該係止縁に係
止する係止片を前記蓋の一端に突設して構成した
ものである。

作 用 持参時には蓋を本体の開口上端に組付けていわ
ゆる筆箱と成し、机上で用いる場合は、蓋に突設
した係止片を本体に設けた係止縁に係止して蓋を
本体の支え材として用いるようにして筆立てとし
て用いるのである。

実施例 図面は本考案に係る筆記具ケースの一実施例を
示し、１は本体で、該本体１の開口上端に弾性素
材より成る区画片３を嵌着し、この区画片３の周
縁に設けた突縁４を蓋５の内縁に係合して本体１
と蓋５を互いに係離自在に組付けるようになつて
いる。

６は本体１の側板１′，１′の上端中央に設けた
切欠縁で、該切欠縁６，６に係合する係止片７，
７を前記蓋５の側板５′，５′の開口下端に突設
し、この係止片７，７を係止する一対の係止縁
８，８を本体側板１′，１′の上部寄りに設けてあ
る。

前記の区画片３には筆記具ａの挿通用の透孔
９，９…を列設し、また、蓋５の上端には窓孔１
０を設けてある。

しかして、透孔９に筆記具ａを挿通して、筆記
具ａを本体１に収容し、蓋５によつて本体１の開
口上端に係離自在に組付けることによつて筆箱と
して用い（第１図および第２図）、前記の状態か
ら、蓋５を本体１から離脱せしめ、蓋５に設けた
係止片７，７を本体側板１′，１′に設けた係止縁
８，８に係止して蓋５を本体１の支え材として成
して筆立てに供するのである。

なお、実施例の各部材は合成樹脂で構成してあ
るが、本考案と同一目的および効果を達成する限
りは他の部材を用いても良く、また、係止片７お
よび係止縁８は図示の構造に限定する必要はな
い。

また、実施例にあつて、窓孔１０を設けてある
のは筆箱として使用する際の筆記具の収容状態を
外部から見えるようにしたためである。

考案の効果 本考案は前記の通りの構成であるから、筆箱と
して、また、筆立てとして用いることのできるケ
ースを提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る筆記具ケースの一実施例を
示し、第１図は一部欠截正面図、第２図は第１図
−′線断面図、第３図は筆立てとして使用し
た状態を示す一部欠截側面図、第４図は本体の平
面図である。 １……本体、５……蓋、７……係止片、８……
係止縁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体と該本体の開口上端に係離自在に組付ける
   蓋とから成り、本体の側面に係止縁を設け、該係
   止縁に係止する係止片を前記蓋の一端に突設した
   筆記具ケース。