JP2550670Y2 - 蝶番用コネクタ - Google Patents

蝶番用コネクタ

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JP2550670Y2
JP2550670Y2 JP2177492U JP2177492U JP2550670Y2 JP 2550670 Y2 JP2550670 Y2 JP 2550670Y2 JP 2177492 U JP2177492 U JP 2177492U JP 2177492 U JP2177492 U JP 2177492U JP 2550670 Y2 JP2550670 Y2 JP 2550670Y2
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unit
conductive
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鋼 中島
清治 高橋
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、蝶番機構を介して回動
可能に連結される電子機器のユニット間を電気的に接続
する蝶番用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ラップトップタイプまたはノート
ブックタイプと呼ばれる携帯用の小型コンピュータや携
帯用ワードプロセッサ等が普及しているが、このような
携帯型の電子機器は、キーボード等を備えた本体ユニッ
トと、液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレ
イを備えた蓋体ユニットとが、蝶番機構を介して連結さ
れており、その蓋体ユニットは、オペレータが電子機器
を操作するときの開いた位置と本体ユニットのキーボー
ドを覆い隠す閉じた位置との間で回動できるように装着
されている。
【0003】その場合、各ユニット相互間を電気的に接
続することが必要となるが、従来は第3図に示すよう
に、蝶番機構304を介して連結される本体ユニット3
01と蓋体ユニット302との間をフレキシブルなフラ
ットケーブル303を用いて接続していた。しかしなが
らこの方法だと、ケーブルがユニット外に露出して邪魔
になると共にケーブルの露出で外観を損なう点が問題と
なることから、第4図に示すように蝶番機構404の内
部にケーブル403を通して接続する方法が一般に採用
されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで上述の蝶番機
構の内部にケーブルを通して電子機器の各ユニット間を
電気的に接続する方法では、蝶番機構の内部にケーブル
を通すためのスペースを設ける必要があるので、蝶番機
構の大型化を招き、小型化・薄型化の要求が進む携帯用
の電子機器には適用しにくい問題がある。
【0005】また上述の携帯用コンピュータ等では、蓋
体ユニットに液晶ディスプレイが搭載されているが、液
晶ディスプレイのバックライト等が劣化した場合は、そ
の蓋体ユニットを交換する必要性が生じてくる。この場
合、ケーブルで各ユニット間を接続していると本体ユニ
ットから蓋体ユニットを取り外す際に電気的接続を切り
離す作業が煩雑になる問題もあった。
【0006】そして蝶番機構を介して回動可能に連結さ
れたユニット間を電気的に接続するために、接続部が回
転自在で且つ着脱可能な蝶番用コネクタを用いることは
既に幾つか提案されているが、ユニット相互間の回動に
対して常に確実な電気的接続を確保できる蝶番用コネク
タは未だ開発されていないのが現状である。
【0007】本考案は、上記の事情に鑑み提案されたも
のであり、蝶番機構を介して連結する電子機器のユニッ
ト間を電気的に接続する蝶番用コネクタにおいて、電子
機器の小型化・薄型化に対応でき、且つ蝶番機構を介し
て連結されたユニット相互間の切り離し、取付けの際の
電気的接続の脱着を簡易にでき、さらに、ユニット間相
互の回動に対して常に確実な電気的接続を確保できる蝶
番用コネクタを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案によるコネクタは、蝶番機構を介して回動
自在に連結される電子機器の一方のユニット側と他方の
ユニット側との間の連結部に電気的な接続部を形成する
蝶番用コネクタであって、前記接続部における一方のユ
ニット側に、絶縁性を有するホルダー部と、該ホルダー
部に所定の配列で孔内に挿入保持された導通スリーブ
と、該導通スリーブの一端に抜け出ないように配置され
スリーブ内部に設けたコイルばねにより付勢されて接続
部に突出する導通接触子と、導通スリーブの他端に設け
られユニット内の回路電極と接続する導通端子とを設け
たスプリング・コネクタ部を配置すると共に、前記接続
部における他方のユニット側に、前記スプリング・コネ
クタ部の導通接触子が摺動圧接する導通接触帯を設けた
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】上述の構成によると、回動接続部において、そ
の一方のユニット側からコイルばねにより付勢された導
通接触子が突出し、他方のユニット側にこの導通接触子
が摺動圧接して電気的に接触する導通接触帯を設けたの
みの構造であるため、両ユニット間を近接させて連結す
ることができ、電子機器の小型化・薄型化の要求に対し
て十分適応できる。また接続部では、導通接触子と導通
接触帯が接しているのみであるため、ユニット間の切り
離し、取付けに対しても簡単に対応できる。さらに、導
通接触子はコイルばねで付勢されて常に導通接触帯に圧
接されているので、ユニット相互間の回動に対して導通
接触子は常に安定した接触を維持しながら導通接触帯上
を摺動することができ、これにより確実な電気的接続を
確保することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面を参照して説
明する。図1及び図2は、本考案の第1実施例を示す説
明図であり、図1は正面視した状態を示す説明図、図2
は図1のA−A線に沿う断面図を示している。これらの
図1,図2において、1は本体ユニットであり、その表
面には図示していないが入力用のキーボードが設けら
れ、内部には各種電子部品が内蔵されている。2は蓋体
ユニットであり、表面に表示部21が設けられ、内部に
は表示部を駆動する電子部品が内蔵されている。この本
体ユニット1と蓋体ユニット2は、蝶番機構4を介して
回動自在に連結されており、オペレータが本体ユニット
1を操作するときは蓋体ユニット2を開き、非操作時や
携帯時には蓋体ユニット2を閉じて本体ユニット1の表
面を覆い隠すように開閉操作される。上記本体ユニット
1と蓋体ユニット2との回動連結部には、電気的接続部
3が配設されてあり、その接続部3では、蓋体ユニット
2の側の対向面より後述するスプリング・コネクタ部の
導通接触子33が複数突出し、また本体ユニット1の側
の対向面に上記導通接触子33が摺動圧接する帯状の導
通接触帯36が複数並列に設けられていて、蓋体ユニッ
ト2の開閉動作により導通接触子33と導通接触帯36
とが接触しながら摺動するように設けられている。
【0011】図2によって上記接続部3を更に詳細に説
明すると、接続部3において相対面する本体ユニット1
及び蓋体ユニット2の表面は、本体ユニット1側が凸状
の円筒面、蓋体ユニット2側が凹状の円筒面を有し、本
体ユニット1と蓋体ユニット2間の回動に応じて、本体
ユニット1の凸状円筒面と蓋体ユニット2の凹状円筒面
とが係合した状態で、凸状円筒面上を凹状円筒面が摺動
するように配置されている。そして蓋体ユニット2の側
には、絶縁材よりなるホルダー部30が内設されてお
り、このホルダー部30に設けられた貫通孔31を介し
て導通スリーブ32が所要の配列に沿いホルダー部30
内に挿入保持されている。導通スリーブ32には、その
一端に抜け出ないように配置された導通接触子33が導
通スリーブ32内のコイルばね35によって付勢されて
接続部に突出し、本体ユニット1側の凸状円筒面上に設
けられた導通接触帯36に圧接している。また導通スリ
ーブ32の他端には端子34が設けられ、この端子34
が蓋体ユニット2側の回路電極に接続されている。
【0012】上記の構成において、蓋体ユニット2が蝶
番機構4の回動中心Oの回りに回動する際に、導通接触
子33はコイルばね35で付勢されて常に導通接触帯3
6に圧接されているので、導通接触子33は常に安定し
た接触を維持しながら導通接触帯36上を摺動すること
ができ、これにより確実な電気的接続を確保することが
できる。
【0013】図3及び図4は、本考案の第2実施例を示
す説明図であり、図3は正面視した状態を示す説明図、
図4は図3のB−B線に沿う断面図を示している。これ
らの図3,図4において、第1実施例と同様に、1は本
体ユニット、2は表示部21を備えた蓋体ユニットであ
り、本体ユニット1と蓋体ユニット2は蝶番機構4を介
して回動自在に連結されている。そして本体ユニット1
と蓋体ユニット2の連結部に電気的接続部3が形成され
ており、この実施例では、接続部3の対向面において、
本体ユニット1側にスプリング・コネクタ部の導通接触
子33が、また蓋体ユニット2側に導通接触帯36が設
けられている。
【0014】図4によって上記接続部3を更に詳細に説
明すると、接続部3において相対面する本体ユニット1
及び蓋体ユニット2の対向面は、第1実施例と同様に、
本体ユニット1側が凸状の円筒面、蓋体ユニット2側が
凹状の円筒面を有し、本体ユニット1と蓋体ユニット2
間の回動に応じて、本体ユニットの凸状円筒面と蓋体ユ
ニットの凹状円筒面が係合した状態で、凸状円筒面上を
凹状円筒面が摺動するように配置されている。本実施例
では、導通接触帯36を、蓋体ユニット2側の凹状円筒
面に設けるため、導通接触帯36の露出を避けることが
でき、ショート等の事故を防ぐことができる。そして、
本体ユニット1側には、スプリング・コネクタ部を構成
する絶縁性のホルダー部30が内設されており、そのホ
ルダー部30に設けられた貫通孔31には導通スリーブ
32が挿入され、導通スリーブ32の一端に抜け出ない
ように配置された導通接触子33が導通スリーブ32内
のコイルばね35によって付勢されて接続部に突出し、
蓋体ユニット2側の凹状円筒面上に設けられた導通接触
帯36に摺動圧接している。また導通スリーブ32の他
端には端子34が設けられ、本体ユニット1内部の回路
電極に接続されている。
【0015】
【考案の効果】本考案は、以上に説明された構成なの
で、蝶番機構を介して回動自在に連結される電子機器ユ
ニット間の電気的な接続に際して、電子機器の小型化・
薄型化に充分対応でき、且つ蝶番機構を介して連結され
たユニットの切り離し、取付けの際の電気的接続の脱着
を簡易にでき、さらに、ユニット間相互の回動に対して
常に確実な電気的接続を確保できる蝶番用コネクタを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を適用した電子機器の説明
図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】本考案の第2実施例を適用した電子機器の説明
図。
【図4】図2のB−B線に沿う断面図。
【図5】従来の電子機器ユニット間の電気的接続を示す
説明図。
【図6】同じく従来の電子機器ユニット間の電気的接続
を示す説明図。
【符号の説明】
1 本体ユニット 2 蓋体ユニット 21 表示部 3 電気的接続部 30 ホルダー部 31 貫通孔 32 導通スリーブ 33 導通接触子 34 端子 35 コイルばね 36 導通接触帯 4 蝶番機構

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蝶番機構を介して回動可能に連結される
    電子機器のユニット間の連結部に電気的な接続部を形成
    する蝶番用コネクタであって、 前記接続部における一方のユニット側に、絶縁性を有す
    るホルダー部と、該ホルダー部に所定の配列で孔内に挿
    入保持された導通スリーブと、該導通スリーブの一端に
    抜け出ないように配置されスリーブ内部に設けたコイル
    ばねにより付勢されて接続部に突出する導通接触子と、
    導通スリーブの他端に設けられユニット内の回路電極と
    接続する導通端子とを設けたスプリング・コネクタ部を
    配置すると共に、 前記接続部における他方のユニット側に、前記スプリン
    グ・コネクタ部の導通接触子が摺動圧接する導通接触帯
    を設けたことを特徴とする蝶番用コネクタ。
  2. 【請求項2】 蝶番機構を介して回動自在に連結する電
    子機器の本体ユニットと蓋体ユニットとの間において、
    前記スプリング・コネクタ部が蓋体ユニット側に設けら
    れ、本体ユニット側に前記導通接触子が摺動圧接する導
    通接触帯を設けたことを特徴とする請求項1記載の蝶番
    用コネクタ。
  3. 【請求項3】 蝶番機構を介して回動自在に連結する電
    子機器の本体ユニットと蓋体ユニットとの間において、
    前記スプリング・コネクタ部が本体ユニット側に設けら
    れ、蓋体ユニット側に前記導通接触子が摺動圧接する導
    通接触帯を設けたことを特徴とする請求項1記載の蝶番
    用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記接続部において相対向する本体ユニ
    ットと蓋体ユニットの対向面は、本体ユニット側が凸状
    の円筒面、蓋体ユニット側が凹状の円筒面を有し、本体
    ユニットと蓋体ユニット間の回動に応じて本体ユニット
    の凸状円筒面と蓋体ユニットの凹状円筒面が係合した状
    態で、凸状円筒面上を凹状円筒面が摺動するように配置
    されている請求項1,2,3記載の蝶番用コネクタ。
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