JP2550616B2 - 自己ルーチング通話路 - Google Patents

自己ルーチング通話路

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JP2550616B2 JP27506587A JP27506587A JP2550616B2 JP 2550616 B2 JP2550616 B2 JP 2550616B2 JP 27506587 A JP27506587 A JP 27506587A JP 27506587 A JP27506587 A JP 27506587A JP 2550616 B2 JP2550616 B2 JP 2550616B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自己ルーチング通話路に関し、特にプロセ
ッサ間通信に用いられるインターコネクションネットワ
ークまたは高速パケット交換用通話路等のハードウェア
による分散制御に基づく自己ルーチング通話路に関する
ものである。
〔従来の技術〕
近年の交換システムは、共通制御型のディジタル時分
割交換方式が採用されており、この方式は多様化するサ
ービスの追加機能に柔軟に対処できる利点がある。しか
し、ディジタル交換機等に用いられる集中制御形の通話
路は、ルーチング制御を1箇所で集中してソフトウェア
処理しているので、通話路の規模が大きくなるほど、ル
ーチング制御が複雑化し、また処理の高速化にも制限が
ある。
このようなフォンノイマン形通話路のボトルネックを
解消し、通話路の高速・大容量化を実現するため、近
年、ハードウェアによる分散制御に基づく自己ルーチン
グ通話路が開発されている。
第13図は、従来、提案された自己ルーチング通話路の
一例を示す構成図である。
添谷重雄・今川 仁『セルフルーチング通話路の一構
成』(昭和62年電子情報通信学会総合全国大会8−174
において提案された自己ルーチング通話路を、第13図に
示す。) 第13図において、11−1〜11−nは直並列変換回路、
12−1〜12−kは通話路段、13−1〜13−nは通信情報
蓄積回路、14−1〜14−nは並直列変換回路、IN1〜INn
は入回線、OUT1〜OUTnは出回線である。ここで、n=2K
の関係がある。
第i番目(1≦≦k)の通話路段は、n個のエレメン
ト(S1i〜Sni)を備え、各エレメント間は内部リンク
(Y1i〜Yni)により巡回形に単一方向に縦続接続されて
いる(S1i→S2i→S3i→・・・・Sni→S1i)。
各入回線(IN1〜INn)に入力された通信情報は、直並
列変換回路11−1〜11−nによりパケット長(通信情報
のビット数)に等しいビット数Pに並列展開された後、
合計K段で構成される通話路段12−1〜12−kにより目
的の出回線位置に移動させられ、同一出回線に向う通信
情報の衝突を吸収する通信情報蓄積回路13−1〜13−n
に一旦蓄積された後、並直列変換回路14−1〜14−nに
より並直列変換され、出回線OUT1〜OUTnに出力される。
なお、線の上または矢印でp,iと記載されているのは、
pビット並列信号線のうち第iビット目に対応する信号
線を意味している。
通信情報が、どのように入力して伝達されるかを詳述
する。
先ず、各入回線IN1〜INnには、通信情報を出力すべき
出回線位置(O)とその入回線位置(I)との差分を示
すヘッダ情報(H)を含む通信情報が入力される。な
お、ヘッダ情報は、次の式で表わされる。
H=(O−I)mod n ここで、記号modは、モジュロ関数を示す。すなわ
ち、 である。
第i段目の通話路段12−iでは、次のように動作す
る。
各エレメント(S1i〜Sni)は、入力線(X1i〜Xni)か
ら入力されるヘッダ情報の中の最上位から数えてiビッ
ト目のヘッダ情報ビットhiに基づいて、前記入力線から
入力される通信情報を内部リンク(Y1i〜Yni)によりhi
・2k-iだけエレメント間を移動させた後、最後に到達し
たエレメントに接続された出力線(X1(i+1)〜Xn(i+1))
に出力させる。
ここまでの動作は、第1段目から第k段目までの通話
路段で同じように行われ、エレメントS間の移動および
通話路段間の移動は、全て同期して行われる。
これらの動作の結果、入力線から入力される通信情報
は、出回線位置とその入回線位置との差分を示すヘッダ
情報に基づいて、第1段から第k段の通話路段で構成さ
れる自己ルーチング通話路により出力位置が移動させら
れ、目的の出回線に出力される。
また、第13図の自己ルーチング通話路を用いて、入回
線から入力される通信情報を全ての出回線に出力させる
ような放送形の接続を行うためには、各エレメントが入
力線から入力する通信情報を次段の通話路段に出力させ
るとともに、2k-iだけエレメント間で移動させた後、次
段の通話路段に出力させればよい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、従来の自己ルーチング通話路は、任意の
入回線に入力した通信情報を任意の出回線に出力させて
も、通話路内で通信情報どうしが衝突しないノンブロッ
クの通話路である。また、ルーチング制御が簡単である
という利点を持っている。しかしながら、入出力回線数
に対して、エレメント数がO(nlog2n)で増加するこ
と、および通信情報が直並列変換回路でパケット長(通
信情報のビット数)に等しいビット数に並列展開された
後に、通話路段に送られるため、パケット長に比例して
直並列変換回路と通話路段と並直列変換回路のハードウ
エア量が増大するという問題があった。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決し、
入出力線数の増加に対して、ハードウェア量の増加を少
なくし、かつ取扱うパケット長が長いときにも、ハード
ウェア量の増加させず、一定値以下に抑え、さらに任意
の長さのパケット長を取扱うことが可能な自己ルーチン
グ通話路を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の自己ルーチング通
話路は、n本の入回線と、該入回線の各々から入力され
る通信情報を並列のnビットに直並列変換する直並列変
換回路と、並列のnビットに展開された内部リンクによ
り単一方向の巡回形に縦続接続されたn個のエレメント
を含む通話路段と、該通話路段のnビット情報を直列の
通信情報に並直列変換して出力する並直列変換回路を有
し、上記通信情報の入力される入回線位置と出力される
べき出回線位置との差分を示すkビット(kは、log2n
≦k<log2n+1を満たす整数)からなるルーチング制
御情報を含むヘッダ情報に基づいて、上記通話路段を制
御して上記通信情報を入回線位置から目的の出回線位置
に接続する自己ルーチング通話路において、上記各エレ
メントは、nビットに並列展開された通信情報の各ビッ
トに対応するn個のサブエレメントを含み、さらに各サ
ブエレメントはそれぞれルーチング情報保持回路を含
み、該ルーチング情報保持回路相互間は巡回形に縦続接
続されてnビットの巡回形シフトレジスタを構成し、上
記各サブエレメントにはnビットに並列展開された入力
線の1本と出力線の1本とを対にして接続するととも
に、上記内部リンクの1本が入出力線として接続され、
上記入力線の第1ビット目から第(k+1)ビット目に
対応する上記サブエレメントは、該入力線にヘッダ情報
ビットが存在するときに、該ヘッダ情報ビットをルーチ
ング情報保持回路を介して巡回形シフトレジスタに取り
込み、第1ビット目に対応するサブエレメントは、該ヘ
ッダ情報ビットから通信情報の有効/無効を判断し、有
効ならば1を、無効ならば0を一致信号として巡回形シ
フトレジスタ内に取り込み、第m(2≦m≦k+1)ビ
ット目に対応する各サブエレメントは、各ヘッダ情報ビ
ットを該サブエレメントに与えられる差分の大きさを示
す制御信号と照合して、その値が一致し、かつ該サブエ
レメントの前にあるサブエレメントから出力される一致
信号が1の場合に1を、そうでない場合には0を、それ
ぞれ一致信号として巡回形シフトレジスタに取り込み、
第(k+1)ビット目のサブエレメントから出力される
一致信号が1の場合には、入力線または入力内部リンク
より入力された通信情報ビットを出力側に出力し、0の
場合には上記通信情報ビットを出力内部リンク側に出力
することに特徴がある。
また、上記入力線の第1ビット目から第(k+2)ビ
ット目に対応する上記サブエレメントは、上記入力線に
ヘッダ情報ビットが存在するときには、該ヘッダ情報ビ
ットをルーチング情報保持回路を介して巡回形シフトレ
ジスタに取り込み、第1ビット目に対応するサブエレメ
ントは、上記ヘッダ情報ビットから通信情報の有効/無
効を判断し、有効ならば1を、無効ならず0を、それぞ
れ一致信号として巡回形シフトレジスタ内に取り込み、
第mビット目に対応する各サブエレメントは、各ヘッダ
情報ビットを、該サブエレメントに与えられる制御信号
と照合し、その値が一致し、かつ該サブエレメントの前
にあるサブエレメントから出力される一致信号が1の場
合に1を、そうでない場合には0を、それぞれ一致信号
として巡回形シフトレジスタに取り込み、第(k+2)
ビット目に対応するサブエレメントは、入力される上記
ヘッダ情報ビットの値が1ならば、上記(k+1)ビッ
ト目に対応するサブエレメントから出力される一致信号
の値に係わらず1を、0ならば上記(k+1)ビット目
に対応するサブエレメントの一致信号の値を一致信号と
してシフトレジスタ内の取り込み、第(k+2)ビット
目に対応するサブエレメントから出力される一致信号が
1の場合には、入力線または入力内部リンクより入力さ
れた通信情報ビットを出回線側に出力し、0の場合には
上記通信情報ビットを出回内部リンク側に出力すること
にも特徴である。
〔作用〕
本発明の自己ルーチング通話路は、1段で通話路が構
成されるので、構成が複雑にならないで済む。また、通
信情報がnビットに並列展開された後、それらの並列ビ
ットが端から順に1ビットずつシフトしてn本の入力線
に到着するが、そのn本の入力線に対応するn個のサブ
エレメント間で、入力線から入力されたヘッダ情報ビッ
トを通信情報ビットの到着タイミングを同期をとりなが
ら巡回移動させて、ヘッダ情報ビットを保持する機能を
有しているので、並列展開されたビット数nの整数倍で
あれば、任意の長さのパケット長を取扱うことが可能で
ある。その結果、パケット長に依存せずに、一定のハー
ドウェア量で自己ルーチング通話路を構成することがで
きる。
また、第2の発明においては、上記の作用に加えて、
1対1接続とN対1接続(1≦N≦n)(多重化の場
合)の両方の接続が可能である。
さらに、第4の発明においては、上記の作用に加え
て、1対1接続と1対n接続(放送の場合)、ならびに
N対1接続(1≦N≦n)(多重化の場合)の任意の接
続が可能である。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を、図面により詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の第1の実施例を示す自己ルーチン
グ通話路の構成図である。
第1図において、11−1〜11−nは直並列変換回路、
12は通話路段、13−1〜13−nは並直列変換回路、IN2
〜INnは入回線、OUT1〜OUTnは出回線である。通話路段1
2は、スイッチ回路(E11〜E1n)と制御回路(C11
C1n)からなるn個のエレメントを備え、各スイッチ回
路(E11〜E1n)は内部リンク(Y11〜Y1n)により巡回形
で単一方向に縦続接続されている(E11→E12→・・・→
E1n→E11)。
各入回線IN1〜INnに入力された通信情報は、直並列変
換回路11−1〜11−nにより入回線数に等しいビット数
nに1ビットずつシフトされた形に並列展開されて通話
路段12に入力される。
第2図は、第1図における直並列変換回路の動作を説
明する図である。
直並列変換回路11は、入回線INmに入力されたa1,a2,
・・・・an,an+1,an+2の各ビットを並列に展開して、入
力線Xm1に含まれる各線Xm1-1,Xm1-2,・・・・・に配分
する。入回線はn本であるため、a1〜anまでが1ビット
ずつシフトされ、次のan+1以降は最初に戻って再び1ビ
ットずつシフトされた形に並列展開されて通話路段12に
入力される。
通話路段12では、巡回形で順次スイッチ回路E11〜E1n
間に縦続接続されているので、目的方路に該当するスイ
ッチ回路から出回線位置に移動させられ、並直列変換回
路13−1〜13−nで並直列で変換された後、出回線OUT1
〜OUTnに出力される。
以下、さらに動作を詳述する。
先ず、各入回線には、通信情報を出力すべき出回線位
置(O)とその入回線位置(I)との差分を示すルーチ
ング情報(H)を含む通信情報が入力される。ルーチン
グ情報は、前述の式で表わされる。
H=(O−I)mod n ここで、記号modは、モジュロ関数を示す。すなわ
ち、 である。従って、ルーチング情報は、kビット(log2n
≦k<log2n+1)で与えられる。
第3図は、本発明において使用される通信情報のフレ
ーム構成図である。
通信情報のフレーム構成では、第3図に示すように、
フレーム先頭にはデータの有効/無効を表わす1ビット
が付与され、1のとき有効、0のとき無効を表わす。次
のkビットはルーチング制御情報であり、最後にデータ
が格納される。通信情報の長さは、nの整数倍ビットで
ある。
通話路段12内のエレメントE11〜E1n間を通信情報が移
動するが、その移動は全て同期して1クロックごとに行
われる。
第1図の各制御回路C11〜C1nには、nビットに並列展
開された入力線(X11〜X1n)のうちの第1〜第(k+
1)ビットに対応する信号線が接続されており、通信情
報の到着時にそれらの信号線からkビットのルーチング
情報を抽出して、ルーチング情報を1ビットごとに照合
し、全ルーチングビットを照合した後、出力側に通信情
報を出力するか否かを指示するラッチ信号Liを生成す
る。そして、各スイッチ回路E11〜E1nにnビットに並列
展開された入力線より端から順に1ビットずつシフトし
て到着する通信情報ビットと同期させ、出力線X21〜X2n
に出力させる。
第4図は、第1図におけるエレメント(スイッチ回路
と制御回路)の詳細構成図であり、第5図は第4図の動
作タイムチャートである。
第4図には、通話路段12の第i行目(1≦i≦n)の
エレメントが示される。E1i-1〜E1i-nはサブスイッチ回
路、C1i-1〜C1i-nはサブ制御回路であり、1対のE1i-j
とC1j-j(1≦j≦n)でサブエレメントを構成してい
る。サブスイッチ回路E1i-jには、nビットに並列展開
された入力線X1iおよび入力内部リンクY1i、ならびに出
力線Xziおよび出力内部リンクY1(i+1)のそれぞれ第jビ
ットに対応する信号線X1i-j,Y1i-j,X2i-j,Y1(i+1)-j
接続されている。
一方、サブ制御回路C1i-1〜C1i-nは、巡回形に縦続接
続されており、nビットの巡回形シフトレジスタを構成
している。ただし、サブ制御回路C1i-j(1≦j≦k+
1)には、入力線X1i-jが接続されている。また、サブ
スイッチ回路E1i-1は、ルーチング情報の取り込みを可
/不可とするセット信号線SixおよびSiyを入力側から入
力し、リセット信号Riを出力側に出力する。サブスイッ
チ回路E1i-(k+1)は、通信情報蓄積回路への取り込みを
指示するラッチ信号線Liを出力側に出力する。
第5図はn=8の場合のタイムチャートであって、入
力線X1i-jには8ビット間隔で通信情報ビットが1ビッ
トずつ到着し、入力内部リンクY1i-jには、この通信情
報ビットより1ビットずつ遅れて、最大(8−1)=7
ビットの通信情報ビットが到着する。同じように、入力
線X1i-(j+1)および入力内部リンクY1i-(j+1)へも通信情
報ビットが到着するが、上記入力線X1i-jおよび上記入
力内部リンクY1i-jに対しては、1ビットずつ遅れてい
る。
第4図におけるエレメントの回路動作を詳述する。
通信情報の到着は、次のようになる。先ず、サブスイ
ッチ回路E1i-1内に入力線X1i-1上の通信情報ビットがフ
リップフロップDFF1(以下、F1と記す)に取り込まれ
る。第4図において、サブスイッチ回路内に表われるAN
D1,AND2,RO1およびF1は、nビットごにX1i-jから通信情
報ビットを取り込むように動作する。一方、サブ制御回
路C1i-1にも、入力線X1i-1上の通信情報ビットが引き込
まれ、データが有効の場合には一致信号線D1i-2に1
を、無効の場合には0を、それぞれ出力する。入力側か
ら入力されたセット信号Siは、新たな通信情報が到達し
た時にセットされ、ルーチング情報の取り込みを可能に
する。次に、1ビット遅延して入力線X1i-2の通信情報
ビットがサブスイッチ回路E1i-2に取り込まれる。これ
は、第5図に示すクロック信号ck1と一致しており、か
つD1i-2=1である場合には1,そうでない場合には0
を、それぞれ一致信号線D1i-3に出力する。以下、同じ
ようにして、1ビットずつ遅延して入力線X1i-j(2≦
j≦k+1,k=3)の通信情報ビットがサブスイッチ回
路E1i-jに取り込まれ、同時にサブ制御回路C1i-jにも、
入力線X1i-j上の通信情報ビットが引き込まれ、D1i-j
1で、かつその通信情報ビットがクロック信号ck(j−
1)と同じ値であれば1を、そうでなければ0を、それ
ぞれ出力する。クロック信号は、ck1の重みを4,ck2の重
みを2,ck3の重みを1として、前記の差分が0から7へ
と変化するように01のパターンを与えるものである。デ
ータが1ビットずつ遅延して到着するため、クロック信
号ckjもck(j−1)に対して1クロック(1ビット)
遅延している。n=8以外の場合にも、log2n≦k<log
2n+1とすると、2k-1,2k-2,・・・・,1と重みのついた
クロック信号を用いて、0からn−1までの差分を表わ
す信号を発生させる。
サブ制御回路C1i-(k+1)の出力信号D1i-(k+2)は次のサ
ブ制御回路に転送され、順次n個のサブ制御回路のDFF
間を巡回して転送される。その場合、この一致信号はラ
ッチ信号として出力側に与えられ、出力側では、このラ
ッチ信号を基にして1ビットずつ遅延して到着するnビ
ットの並列信号を出力側に取り込む。通信情報に含まれ
たルーチング情報と差分クロック信号が全て一致したと
き、ルーチング情報に含まれる差分だけ移動することに
より、このときに、一致信号およびラッチ信号Liが1と
なり、それ以降の通信情報は出力線に出力される。ま
た、並直列変換回路には、通話路での位相遅延のゆらぎ
を吸収する位相調整回路が含まれている。
さらに、前のデータの終了を通知するために、セット
信号SixまたはSiyを1とし、またサブ制御回路C1i-1
の一致信号D1i-1が1のとき、リセット信号Riを1にし
て出力側に出力し、新たな通信情報の到着に備える。
第6図は、本発明の第2の実施例を示す自己ルーチン
グ通話路の構成図である。
第6図の実施例の構成が、第1図の構成と異なる点
は、通話路12−1と並直列変換回路の間に、情報を一時
蓄積するための情報蓄積回路14−1〜14−nを付加した
ことである。この回路の追加により、通信情報の多重化
が可能となる。
第7図は、本発明に使用される通信情報フレームの他
の実施例を示す図である。
第7図のフレームが、第3図のフレームと異なる点
は、第(k+2)番目に放送制御用のビットを付与して
いることである。これにより、放送用データを制御する
場合に、このビットが有効となる。
第8図は、本発明の他の実施例を示すエレメントの構
成図である。
第8図の構成が、第4図と異なる点は次の点である。
すなわち、第(k+2)段目のサブ制御回路C1i-(k+2)
は、その値が1であるならば、信号D1i-(k+2)を無視し
て通信情報ビット(放送制御用ビット)が取り込まれ、
その値が0であるならば、信号D1i-(k+1)が取り込まれ
る。以後の動作は、第1の実施例(第4図)と同じであ
って、これにより、1対1接続に加えて、1対nの接続
が可能となる。また、放送制御ビットを1ビットのみと
せずに、複数ビットで構成することにより、出力する出
力線の数を2,4,8,・・・と指定することも可能である。
第9図は、本発明の第3の実施例を示す自己ルーチン
グ通話路の構成図である。
第9図の構成が、第1図および第6図の構成と異なる
点は、HxiとHyiが布設されている。すなわち、ルーチン
グ情報と差分クロック信号とを照合する回路と、通信情
報のデータ部を移動させる回路を分離した構成である。
ルーチング情報の照合回路およびデータの移動の指示回
路は、同じような構成であり、サブ制御回路の信号の巡
回はデータ部において行われる。第9図の83−1〜83−
nは情報蓄積回路であるが、第1の実施例と同じくこれ
を省略してもよい。
第10図,第11図および第12図は、本発明の通話路の増
設の例を示す図であって、それぞれn=4,n=8の増設
した場合、およびその場合のサブエレメントの具体回路
図を示している。
第10図(A)のように、n=4の通話路段を基本とす
ると、n=4の実施例としての構成は、第10図(B)に
示すようなものになる。ここで、91−1〜94−4は直並
列変換回路、92−1は通話路段、93−1〜93−4は通信
情報蓄積回路、94−1〜94−4は並直列変換回路であ
る。n=4からn=8に増設するためには、4×4の通
話路段を第11図に示すように配置し、かつ配線する。各
サブエレメントにリピータビリティを持たせ、増設を容
易にするための具体例が第12図に示されている。
サブ制御回路に要求される全ての機能をサブエレメン
ト内に組み込み、それらの回路に次の各信号を設定す
る。すなわち、サブ制御回路C1i-1において、入力線か
ら通信情報ビットをそのまま受け取るか否かを決定する
信号Sa-j,C1i-j(2≦j≦n)と同じように、入力線か
ら通信情報ビットを受け取り、クロック信号と照合する
か否かを決定する信号Sd-j、コピービットを受け取るか
否かを決定する信号Sc-j、ラッチ信号を出力するか否か
を決定する信号S1-j、セット信号を受け取るか否かを決
定する信号Ss-1、リセット信号を出力するか否かを決定
する信号Sr-1(最後の2つは、サブエレメントE1i-1
のみ必要なものである)を設定する。これにより、前述
の機能を持つようにサブエレメントを設定する。この増
設法によって、n=4,8,16,32,・・・の増設が可能とな
る。基本スイッチをn=pとすると、n=p,2p,3p・・
・・・の増設が可能となる。
このように、本実施例においては、並列展開されたビ
ット数nの整数倍であれば、任意の長さの通信情報を取
り扱うことができ、通信情報の長さに依存せずに、一定
のハードウェア量で自己ルーチング通話路を構成するこ
とができる。また、第6図(第2の実施例)に示す構成
にすることにより、1対1接続とN対1接続(1≦N≦
n)(多重化)が可能であり、また第7図に示すフレー
ム構成にすることにより、1対1接続と1対n接続(放
送)が可能であり、さらに請求の範囲第(4)項に記載
の構成にすることにより、1対1接続と1対n接続(放
送)とN対1の接続(1≦N≦n)(多重化)の任意の
接続が可能となり、極めて柔軟性に富む自己ルーチング
通話路が実現できる。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、任意の入
回線に入力した通信情報を任意の出力線に出力させて
も、通話路内で通信情報どうしが衝突しない、いわゆる
ノンブロック通話路を実現でき、かつ1段構成であるた
め、入出力回線数nに対して、エレメント数がnとオー
ダが少なくてすみ、しかもルーチング制御が簡単である
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す自己ルーチング通
話路の構成図、第2図は第1図における直並列変換回路
の動作を示すタイムチャート、第3図は本発明で使用さ
れる通信情報フレームの構成例を示す図、第4図は第1
図におけるエレメント(スイッチ回路と制御回路)の構
成図、第5図は本発明の動作を示すタイムチャート、第
6図は本発明の第2の実施例を示す自己ルーチング通話
路の構成図、第7図は本発明で使用される通信情報フレ
ームの他の実施例を示す図、第8図は本発明におけるエ
レメント構成の第2の実施例を示す図、第9図は本発明
の第3の実施例を示す自己ルーチング通話路の構成図、
第10図,第11図および第12図はそれぞれ本発明における
増設の例を示す図、第13図は従来の自己ルーチング通話
路の構成図である。 11−1〜11−n,91−1〜91−4:直並列変換回路、12,12
−1,92−1:通話路段、13−1〜13−n,94−1〜94−4:並
直列変換回路、14−1〜14−n,83−1〜83−n,93−1〜
93−4:情報蓄積回路、IN1〜INn:入回線、OUT1〜OUTn:出
回線、E11〜E1n:スイッチ回路、C11〜C1n:制御回路、Y
1i〜Yni:内部リンク、S1i〜Sni:セット信号線、X1i〜X
ni:入力線。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n本の入回線と、該入回線の各々から入力
    される通信情報を並列のnビットに直並列変換する直並
    列変換回路と、並列のnビットに展開された内部リンク
    により単一方向の巡回形に縦続接続されたn個のエレメ
    ントを含む通話路段と、該通話路段のnビット情報を直
    列の通信情報に並直列変換して出力する並直列変換回路
    を有し、上記通信情報の入力される入回線位置と出力さ
    れるべき出回線位置との差分を示すkビット(kは、lo
    g2n≦k<log2n+1を満たす整数)からなるルーチング
    制御情報を含むヘッダ情報に基づき、上記通話路段を制
    御して上記通信情報を入回線位置から目的の出回線位置
    に接続する自己ルーチング通話路において、上記各エレ
    メントは、nビットに並列展開された通信情報の各ビッ
    トに対応するn個のサブエレメントを含み、さらに各サ
    ブエレメントはそれぞれルーチング情報保持回路を含
    み、該ルーチング情報保持回路相互間は巡回形に縦続接
    続されてnビットの巡回形シフトレジスタを構成し、上
    記各サブエレメントにはnビットに並列展開された入力
    線の1本と出力線の1本とを対にして接続するととも
    に。上記内部リンクの1本が入出力線として接続され、
    上記入力線の第1ビット目から第(k+1)ビット目に
    対応する上記サブエレメントは、該入力線にヘッダ情報
    ビットが存在するときに、該ヘッダ情報ビットをルーチ
    ング情報保持回路を介して巡回形シフトレジスタに取り
    込み、第1ビット目に対応するサブエレメントは、該ヘ
    ッダ情報ビットから通信情報の有効/無効を判断し、有
    効ならば1を、無効ならば0を一致信号として巡回形シ
    フトレジスタ内に取り込み、第m(2≦m≦k+1)ビ
    ット目に対応する各サブエレメントは、各ヘッダ情報ビ
    ットを該サブエレメントに与えられる差分の大きさを示
    す制御信号と照合して、その値が一致し、かつ該サブエ
    レメントの前にあるサブエレメントから出力される一致
    信号が1の場合に1を、そうでない場合には0を、それ
    ぞれ一致信号として巡回形シフトレジスタに取り込み、
    第(k+1)ビット目のサブエレメントから出力される
    一致信号が1の場合には、入力線または入力内部リンク
    より入力された通信情報ビットを出力側に出力し、0の
    場合には上記通信情報ビットを出力内部リンク側に出力
    することを特徴とする自己ルーチング通話路。
  2. 【請求項2】上記通話路段と並直列変換回路との間に
    は、n個の情報蓄積回路を対応的に接続することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の自己ルーチング通話
    路。
  3. 【請求項3】n本の入回線と、該入回線の各々から入力
    される通信情報を並列のnビットに直並列変換する直並
    列変換回路と、並列のnビットに展開された内部リンク
    により単一方向に巡回形に縦続接続されたn個のエレメ
    ントを含む通話路段と、該通話路段のnビット情報を直
    列の通信情報に並直列変換して出力する並直列変換回路
    を有し、上記通信情報の入力される入回線位置と出力さ
    れるべき出回線位置との差分を示すkビット(kは、lo
    g2n≦k<log2n+1を満たす整数)からなるルーチング
    制御情報を含むヘッダ情報に基づいて、上記通話路段を
    制御して上記通信情報を入回線位置から目的の出回線位
    置に接続する自己ルーチング通話路において、上記各エ
    レメントは、nビットに並列展開された通信情報の各ビ
    ットに対応するn個のサブエレメントを含み、さらに各
    サブエレメントはそれぞれルーチング情報保持回路を含
    み、該ルーチング情報保持回路相互間は巡回形に縦続接
    続されてnビットの巡回形シフトレジスタを構成し、上
    記各サブエレメントにはnビットに並列展開された入力
    線の1本と出力線の1本とを対にして接続するととも
    に、上記内部リンクの1本が入出力線として接続され、
    上記入力線の第1ビット目から第(k+2)ビット目に
    対応する上記サブエレメントは、上記入力線にヘッダ情
    報ビットが存在するときに、該ヘッダ情報ビットをルー
    チング情報保持回路を介して巡回形シフトレジスタに取
    り込み、第1ビット目に対応するサブエレメントは、上
    記ヘッダ情報ビットから通信情報の有効/無効を判断
    し、有効ならば1を、無効ならず0を、それぞれ一致信
    号として巡回形シフトレジスタ内に取り込み、第mビッ
    ト目に対応する各サブエレメントは、各ヘッダ情報ビッ
    トを、該サブエレメントに与えられる制御信号と照合
    し、その値が一致し、かつ該サブエレメントの前にある
    サブエレメントから出力される一致信号が1の場合に1
    を、そうでない場合には0を、それぞれ一致信号として
    巡回形シフトレジスタに取り込み、第(k+2)ビット
    目に対応するサブエレメントは、入力される上記ヘッダ
    情報ビットの値が1ならば、上記(k+1)ビット目に
    対応するサブエレメントから出力される一致信号の値に
    係わらず1を、0ならば上記(k+1)ビット目に対応
    するサブエレメントの一致信号の値を一致信号としてシ
    フトレジスタ内の取り込み、第(k+2)ビット目に対
    応するサブエレメントから出力される一致信号が1の場
    合には、入力線または入力内部リンクより入力された通
    信情報ビットを出回線側に出力し、0の場合には上記通
    信情報ビットを出力内部リンク側に出力することを特徴
    とする自己ルーチング通話路。
  4. 【請求項4】上記通話路段と並直列変換回路との間に
    は、n個の情報蓄積回路を対応的に接続することを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載の自己ルーチング通話
    路。
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電子情報通信学会技術研究報告SE87−70

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