JP2803209B2 - パケットスイッチ - Google Patents

パケットスイッチ

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JP2803209B2
JP2803209B2 JP22344389A JP22344389A JP2803209B2 JP 2803209 B2 JP2803209 B2 JP 2803209B2 JP 22344389 A JP22344389 A JP 22344389A JP 22344389 A JP22344389 A JP 22344389A JP 2803209 B2 JP2803209 B2 JP 2803209B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパケットスイッチに関し、特にセルフルーテ
ィング型のパケットスイッチに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のパケット交換機に関しては、ソーティ
ングネットワークとルーティングネットワークを組み合
わせ、ソーティングネットワークを通過後パケットの競
合を検出し、競合パケットをルーティングネットワーク
を通過後で取り出し、新入力パケットと同時入力するた
めに所定の遅延を与え、新入力パケットと同位相にした
後、ルーティングネットワークに再入力する方法(A
Wideband Digital Switch Proc.1984 GROBCOM Con
f.)が用いられるのが常である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のパケットスイッチは、再入力するパケ
ットがスイッチ内でパケットの順序逆転を回避するため
に、パケットに対して入力された時刻を書き込んだり、
パケット受信端末や交換機のパケット送信部で順番通り
に並び変え整理してパケットを出力する等の複雑な処理
が必要であった。
本発明の目的は、同一の出線番号を持つパケットを再
入力する際、パケットの先頭に設けたパケット番号の競
合調停ビットにより競合調停を行うと共に、優先度指定
ビットによりその優先順序を指定し、再入力前の優先権
を維持することにより、入力パケットがスイッチの中で
競合することなく、しかもスイッチ内でパケットの順序
逆転のない、パケットスイッチを提供することにある。
〔課題を解消するための手段〕
本発明のパケットスイッチは、情報の有無を書き込む
アイドル/ビジー表示領域と、同時入力されたパケット
に対し競合調停の結果を書き込む調停結果表示領域と、
再入力パケットか新入力パケットかを識別する情報を書
き込む再入力識別表示領域と、再入力パケットの同一出
線番号の中で優先度を書き込む優先度表示領域と、パケ
ットが所望する出線番号が書き込まれた出線番号表示領
域とを有するパケットと、同時入力されたパケットのア
イドル/ビジー,出線番号,調停結果,再入力識別,優
先度表示(以降この5つをまとめてパケット番号と呼
ぶ)を、調停結果,アイドル/ビジー,出線番号,再入
力識別,優先度表示の順に比較する比較手段と、該比較
情報によりパケット番号の大小を比較し、パケット番号
が異なる場合にパケット番号の大きいパケットを定めら
れた出線に出力し、パケット番号が同一の場合はユーザ
情報をバイナリーとして見た時の大小により、大きいパ
ケットを前記パケット番号が異なる場合のパケット番号
の大きいパケットと同様に定められた出線に出力する第
一のソーティング手段と、該第一のソーティング手段を
予め定めた規則に従い接続し、同時に入力された複数の
パケットに対しパケット番号の大きいものほど下位に区
分整理する第一のソーティングネットワークを備え、前
記第一のソーティング手段により区分整理された同一出
線番号を持つアイドルでないパケットの中で競合調停を
行なって、パケットの内の一つを勝ち、他を負けとして
パケットの該当領域にその調停結果を書き込む競合調停
手段と、該競合調停手段から出力されたパケットの調停
情報を含むパケット番号を用いて、調停に勝ったパケッ
ト,アイドルパケット,調停に負けたパケットの順番に
区分整理を行なう、第二のソーティングネットワークを
有する第二のソーティング手段と、該第二のソーティン
グ手段と前記競合調停手段からなる第一のモジュールを
備え、前記第二のソーティング手段が出力するパケット
の内、前記競合調停手段によって競合の調停に勝ったパ
ケット以外をアイドルパケットとし、パケットの該当領
域にアイドルパケット情報を書き込むアイドル化手段
と、該アイドル化手段が出力するパケットが指定する出
線番号にスイッチングするルーイングネットワークを有
するルーテイング手段からなる第二のモジュールを備
え、前記第一のモジュールが出力するパケットの内、調
停に負けたパケットを取り出し、前記第一のソーティン
グネットワークに再入力するためにパケット内の再入力
を識別するための再入力識別領域に再入力情報を書き込
み且、再入力された同一出線番号のパケットが前記第一
および第二のソーティングネットワークを通過する際パ
ケットの相対位置の変化を防止するための優先度を書き
込み且、調停に勝ったパケットをアイドルパケットとし
当該領域にアイドルパケット情報を書き込む再入力処理
手段と、該再入力処理手段が出力するパケットを、前記
第一のソーティングネットワークの入線に新たに入力さ
れるパケットと同じタイミングで入力するために、所定
の遅延時間を付与する遅延手段を有する。
〔実施例〕
本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例のパケットスイッチのブロ
ック図,第2図は本発明の一実施例のパケットのフレー
ム構成図、第3図は第1図のパケットスイッチ内のパケ
ットの流れを示すフローチャート図、第4図は第1図の
ソーティングネットワーク10による入力パケットの並び
変えを示した図、第5図は第1図のソーティングネット
ワーク12による入力パケットの並び変えを示した図、第
6図はソーティングネットワーク12のNi<Noの場合の出
線接続図、第7図は第1図のソーティングネットワーク
10の動作を示した図、第8図はソーティングネットワー
クのノード構成図、第9図は第1図の競合調停回路11の
動作を示した図、第10図は第1図の競合調停回路11のブ
ロック図、第11図は第1図のソーティングネットワーク
12の動作を示した図、第12図はアイドルパケット化回路
13の動作を示した図、第13図は第1図の再入力処理回路
14の動作を示した図、第14図は第1図のルーティングネ
ットワーク15の動作を示した図である。
本実施例におけるパケットは第2図に示すように、先
頭から競合調停結果を書き込む競合調停ビット(以下RD
とする)、情報の有無を示すアイドル/ビジービット
(以下I/Bとする)、スイッチの出線番号(以下LNとす
る)、再入力識別ビット(以下REとする)、再入力パケ
ットのための優先度(以下RAとする)およびユーザ情報
が記載されているものとする。なお、個々の領域の大き
さは固定とする。
第1図は同時入力された複数のパケットに対しパケッ
ト番号の大きいパケットほど下位になるように区分整理
するソーティングネットワーク10と、同一番号を持つパ
ケットの中で競合調停する競合調停回路11と、調停情報
を含むパケット番号を用いて調停に勝ったパケット,ア
イドルパケット,調停に負けたパケットの順番に区分整
理を行なうソーティングネットワーク12と、アイドルパ
ケットおよび競合調停に負けたパケットにアイドルパケ
ット情報を書き込むアイドルパケット化回路13と、競合
調停に勝ったパケットにアイドル情報,再入力識別情
報,優先度情報を書き込む再入力処理回路14と、アイド
ルパケット化回路13から送出されたパケットに書き込ま
れた出線番号に従い、スイッチングするルーティングネ
ットワーク15と、再入力処理回路14が出力するパケット
のアイドル/ビジーを示す領域I/Bに「1」が書き込ま
れたアイドルパケットを、次の新たに入力される新入力
パケットと同時入力するために所定の遅延時間を付与し
て位相を合せるための遅延回路16と、本パケットスイッ
チ1に接続する新パケット入力線17−1〜17−Niと、再
入力パケットの入線26−1〜26−Mと、ソーティングネ
ットワーク12の出線18−1〜18−(Ni+M)と、競合調
停回路11の出線20−1〜20−(N+M)と、ソーティン
グネットワーク12の出線21−1〜21−Noおよび24−1〜
24−Mと、アイドルパケット化回路13の出線22−1〜22
−Noと、ルーティングネットワークの出線23−1〜23−
Noと、再入力処理回路14の出力線25−1〜25−Mにより
構成される。なお本パケットスイッチの規模は入線数N
i,出線数Noとする。
次に本パケットスイッチの動作について第3図のフロ
ーチャート図を参照して説明する。
ステップS1でスイッチに入力するための入線17−1か
ら17−Niと再入力パケットをスイッチに入力するための
入線26−1から26−Mで入力したパケットは、ステップ
S2のソーティングネットワーク10で、入力パケットの先
頭をMSB(Most Significant Bit)とするバイナリー
データとして見た時の値の大小により区分整理を行ない
第4図に示すように競合調停ビットを除きアイドル/ビ
ジービットI/Bの大きさにより番号の一番大きいアイド
ルパケットを最下位に順次老番号順に下位に集められ、
それ以外は出線番号の順番に並べ変えられる。ここで同
一の出線番号を持つものに対しては、再入力指定ビット
REおよび優先度RAの比較により、再入力パケットが上位
に、新入力パケットが下位に集められると共に、再入力
パケットの中で出線番号が同じものに関しては、入側と
出側で相対的位置を変えない(後述する)ように作動す
る。なおソーティングネットワーク10の規模は(Ni+
M)×(Ni+M)である。ソーティングネットワーク10
により区分整理されたパケットは、ステップS3で競合調
停回路11に入力され競合パケットがあるか否かを判定す
る。競合パケットが無い場合はそのままステップS5のソ
ーティングネットワーク12に入力される。競合パケット
がある場合はステップS4で次のような調停を行なう。競
合調停回路11は、同時入力されたパケットで同一出線番
号を持つパケットのうち、最上位に位置しているものが
競合調停に勝ったパケットになる。従って同時入力パケ
ットの内、再入力パケットと新入力パケットが混在する
場合は、再入力パケットが優先的に選ばれる。再入力パ
ケット同志では、ソーティングネットワークで相対位置
が変らないため、再入力する前の調停結果での順番が維
持される。この競合停止の結果が第2図のパケットのフ
レーム構成図で示した当該領域RDに、勝ちは「0」,負
けは「1」が書き込まれる。競合調停されたパケット
は、ステップS5でスイッチ規模(Ni+M)×(Ni+M)
のソーティングネットワーク12に入力される。ここでは
入力パケットが競合に勝ったもの、アイドルパケッ
ト、競合に負けたものとの3つに区分され、ソーティ
ングネットワーク10と同様な動作をする。3つに区分さ
れたパケットは第5図のように、上位から下位へから
,,の順に並べられ、出線21−1〜21−Noと出線
24−1〜24−Mに出力する。
ステップS5により競合に勝ったもの、アイドルパ
ケット、競合に負けたものの順に並べられたパケット
の内、競合に勝ったパケットはステップS11のルーティ
ングネットワーク15に入力され、ステップS12で各パケ
ットの指定する出線番号に従って出力される。
ここで、Ni>Noの場合は、ソーティングネットワーク
12の出線の内、上位からNo番目までは、アイドルパケッ
ト化回路13と接続される。競合に負けたパケットの内、
最下位からM番目までのパケットはステップS8の再入力
処理回路14に接続される。なお再入力不可のパケットは
ステップS10で廃棄される。
また、Ni<Noの場合は、Ni+M<No+Mとなり、ソー
ティングネットワーク12の出線はNi+Mであり、アイド
ルパケット化回路13にはソーティングネットワーク12出
線の内、上位からNoまでが、再入力処理回路14にはソー
ティングネットワーク12出線の内、最下位からMまでが
接続されるためソーティングネットワーク12の出線の
内、No−Niの出線はアイドルパケット化回路13と再入力
処理回路14の双方に接続される。第6図に示すうにソー
ティングネットワーク12の出線の内、21−(Ni+1)か
ら21−Noまでが、アイドルパケット化回路13−(Ni+
1)から13−Noと、再入力処理回路14−1から14−(No
−Ni)とに並列接続され、パケットをアイドルパケット
化回路13と再入力処理回路14の双方に分配する。
ステップS6ではソーティングネットワーク12の出線の
21−1から21−Noは、競合調停に負けたパケットをアイ
ドルパケット化するアイドルパケット化回路13〜1〜13
−Noに入力しアイドル化した後、競合に勝ったパケット
と同様にステップS11で、パケット内に書き込まれた出
線番号に従いルーティングネットワーク15によりスイッ
チングが行われ、ステップS12で23−1から23−Noの中
の所望の出線にパケットが出力される。
一方アイドルパケット情報書込回路,再入力識別情報
書込回路,優先度書込回路からなる再入力処理回路14−
1から14−Mで、ソーティングネットワーク12の出力パ
ケットのパケット番号下位からM個のまでパケットの
内、調停によって勝ちとされたパケットは、ステップS8
でアイドル/ビジーを示す領域I/Bに「1」が書き込ま
れる。また競合調停に負けたパケットに対し、パケット
の再入力を示す領域REに「1」が書き込まれ、競合調停
ビットRDは「0」にリセットされ、優先度領域RAに優先
度が書き込まれる。こうしてステップS8でパケット番号
が書き込まれた再入力パケットは、次の新入力パケット
と同時入力する時、新入力パケットと同位相で入力する
ためにステップS9で所定の遅延時間を付与する遅延回路
16を介して、ステップS2で再び入線261から26−Mによ
りソーティングネットワーク10に入力される。
上述した番号順にパケットを並び変え且、再入力パケ
ットの相対的位置を変えないソーティングネットワーク
の特性から、ソーティングネットワーク12の出力パケッ
トの内、同一出線番号を持つものは再入力パケットが上
位に、新入力パケットが下位になるよう作動する。その
ためソーティングネットワーク内で同一出線番号を持つ
再入力パケットの相対位置が保証されさえすれば、固定
遅延回路16から出力するパケットをソーティングネット
ワーク10の入力パケットの上位と接続することにより、
何度ソーティングネットワーク10に再入力されても順序
が逆転されることはない。
次に上述した各部の動作について説明する。
第7図は第1図のソーティングネットワーク10の動作
を示した図である。ここでは4×4のソーティングネッ
トワークを例に説明する。入力パケットのフレーム構成
は第2図に準じ、出線番号は2ビットとする。このソー
ティングネットワーク10では第2図に示すパケットのフ
レーム構成図のパケットの先頭ビットから末尾までを比
較して区分整理が行われる。出線番号が同じパケットの
場合は再入力識別情報と優先度を示す領域の情報によ
り、第7図の入線24−3および24−4の入力パケットの
ようにパケットの相対的な位置が変らないように区分整
理が行われる。
すなわち入線24−1から24−4の各入力パケットのパ
ケット番号を競合調停ビットRDから順番に優先度RAまで
を比較する、まず入線24−1から24−4の入力パケット
の競合調停ビットRDはいずれも「0」のため、次のアイ
ドル/ビジービットI/Bで比較され24−1の入力パケッ
トが「1」のため負けて最下位18−4へスイッチングさ
れる。次に出線番号が比較され入線24−2の入力パケッ
トの出線番号が最も大きいため上位から3番目の出線18
−3に出力される。ついで再入力識別ビットREが比較さ
れ、入線24−3および24−4の入力パケットがいずれも
「1」で負けのため、次に優先度RAで比較され、RAが小
さい入線24−3の入力パケットが一番上の出線に出力さ
れる、こうしてソーティングネットワーク10の入線24−
1,24−2,24−3,24−4からの入力パケットは、それぞれ
出線18−4,18−3,18−1,18−2にスイッチングされる。
更にこのソーティングネットワークの機能について詳
細に説明する。
第8図はソーティングネットワークの基本的なノード
構成を示したものである。このノードはパケット番号の
大きいものを305−2へ、また小さいものは305−1へス
イッチングする機能を持つものとする。同時入力された
パケット304−1および304−2は、レジスタ301−1お
よび301−2にそれぞれ一旦格納された後、コントロー
ラ303により制御されるセレクタ301および302によりス
イッチングが行われる。コントローラー303には、入力
パケット304−1および304−2のパケット番号がデータ
線306−1および306−2によって読み込まれ、パケット
番号が大きい方を出線305−2、小さい方を305−1へ出
力するようにセレクタ302−1および302−2を制御す
る。パケットは番号が同じものについては、ユーザ情報
領域の情報比較によって、パケット番号の大きい方を出
線305−2へ出力する。このような構成のノード300をパ
ケット番号を比較してパケット番号の大きいものほど下
位へ区分整理するよう多段接続すればソーティングネッ
トワーク10の機能を実現できる。
第9図は第1図の競合調停回路11の動作を示した図で
ある。第9図に示すように入線18−1と18−2,18−2と
18−3,18−3と18−4のように、隣合った入力パケット
の出線番号領域LNの比較により競合調停する。入線18−
1と18−2の入力パケットのように出線番号が一致して
いる場合は、出線20−1および20−2の出力パケットの
ように競合調停ビットに「1」および「0」が書き込ま
れる。入線18−3の入力パケットは上位のパケットとは
アドレスが異り、入線18−4の入力パケットはアイドル
であるため、それぞれそのまま出力する。
第10図は第9図の競合調停回路11−1のブロック図
で、ソーティングネットワーク10からの入線18−1の入
力パケットと、出線番号比較回路を制御するデータ線19
と、競合調停回路出力をソーティングネットワーク12へ
接続する出線20−1と、パケットを一時的に蓄積するた
めのレジスタ201と、出線番号比較回路202と、スイッチ
の前段から供給されるパケット到着のタイミング情報20
3と、入力パケットの所望出線番号LNを出線番号比較回
路202へ入力するためのデータ線204と、レジスタに一時
蓄積されたパケット競合調停結果を書き込むためのデー
タ線205で構成され、出線番号比較回路202で比較された
出線番号比較情報により、一時的に蓄積したレジスタ20
1のパケットの競合調停ビット領域RDに、勝ちの場合は
「0」が、負けの場合は「1」が書き込まれ出線20−1
に出力される。
第11図は第1図のソーティングネットワーク12の動作
を示す図である。ここでは一例として4×4のソーティ
ングネットワークを示し、入力パケットのフレーム構成
は第2図に準ずる。競合調停回路11からの入線20−1か
ら20−4の入力パケットは、入力パケットが個々に持つ
パケット番号の先頭ビットから末尾までを比較して区分
整理が行れる。まず競合調停ビットRDの比較により入線
20−2の入力パケットが「1」のため負けて最下位へ出
力される。次にアイドル/ビジービットI/Bの比較によ
る入線20−4の入力パケットが「1」のため負けて入線
20−2の出力パケットの上位へ出力される。入線20−1
と20−3のパケットは出線番号LNが比較され、入線20−
1は出線21−1に、入線20−3は出線21−2に出力され
る。これにより入線20−1から20−4の入力パケットは
出線番号が指定され、入線20−1,20−3,20−4,20−2の
入力パケット順に出線21−1から21−4へ出力される。
こうして競合に勝った出線21−1,21−2のパケットと,
出線21−3のアドレスパケット,出線21−4の競合に負
けたパケットに分けられ、それぞれアイドルパケット化
回路13および再入力処理回路14へ出力する。
第12図は、第1図のアイドルパケット化回路13の動作
を示した図である。ソーティングネットワーク12と接続
されている入線21−1,21−2から21−Noのパケット内、
競合調停ビットが「1」である入線21−Noの入力パケッ
トは競合調停ビットRDの「1」をリセットとし「0」を
書き込むと同時に、アイドル/ビジービットの「0」を
リセットし「1」を書き込み、出線22−2の出力パケッ
トようにアイドル化し、ルーティングネットワーク15へ
送出する。
第13図は第1図のアイドルパケット情報書込回路,再
入力識別情報書込回路,優先度書込回路よりなる再入力
処理回路14の動作を示した図である。ソーティングネッ
トワーク12からの入線24−1,24−2から24−Mの入力パ
ケットの内、競合に勝った入線24−1の入力パケットを
アイドルパケット情報書込回路で、アイドル/ビジービ
ットI/Bの「0」をリセットし「1」を書き込んで出線2
5−1のパケットのようにアイドル化する。競合に負け
た入線24−Mの入力パケットには出線25−Mの出力パケ
ットのよう、競合調停結果を表示する競合調停ビットRD
の「1」をリセットし「0」を書込み、更に再入力識別
ビットREに「1」を書き込むと共に、優先度書込領域RA
に優先度Mを書き込む。優先度に関しては、再入力パケ
ットの相対的位置が変わらなければどんなパターンでも
良いため、ここでは最も簡単な方法として、再入力処理
回路の位置を示す回路番号をそのまま書く。すなわち、
M個ある優先度書込回路の中で、1から順番にMまで番
号付けをし、この番号をパケットの当該領域に書き込
む。こうすることにより再入力パケットで出線番号が同
じものに対しては、ソーティングネットワーク通過後も
相対的位置が変らなくなる。こうして再入力処理回路の
出力パケットが固定遅延回路16に入力される。
第14図は第1図のルーティングネットワーク15の動作
を示す図である。ルーティングネットワーク15に入力さ
れる入線22−1から22−4のパケットは入線22−2のア
イドルパケット以外はすべて行き先が異なるため、内部
ブロッキングを起さずに行き先までスイッチングされ出
線23−1から23−4に出力される。
以上のようにパケットスイッチを構成することによ
り、ソーティングネットワーク通過後で、再入力パケッ
トの相対位置が変らず、新しく入力されたパケットは再
入力パケットの下位に区分整理されるため、パケットが
ソーティングネットワークを何度通過を繰返えしても出
線番号が同じパケットは、新しく入力されたパケットと
より常に上位でソーティングネットワークの出線に出力
されるという関係を維持できる。後段のルーティングネ
ットワーク15にたどりつけるパケットはソーティングネ
ットワークの出力の内で一番上位に位置する最も古いパ
ケットであるため、スイッチの出線におけるパケットの
順序逆転は起らない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、同一の宛先を持つパケ
ットをルーティングネットワークにそのまま入力せず、
前段のソーティングネットワークで競合状態を調べ、同
じ出線所望のパケットを再入力する際、パケットの先頭
領域に設けた競合調停ビットにより、競合調停を行なっ
た後ソーティングネットワークにより、競合に勝ったパ
ケット、負けたパケット、アイドルパケットに分離し、
そのぞれのパケットに対し再入力識別ビットを設けるこ
とにより、新入力パケットに加べて再入力パケットの優
先度が維持でき、また再入力の際にソーティングネット
ワークの出力位置によって定義された優先度を指定する
領域を設けることにより、ソーティングネットワーク通
過後に同一の出線に出ることを所望する再入力パケット
同志の相対的位置変化の防止処理が容易にできるため、
再入力前の優先権が維持でき入力の順序保存が保証でき
る。そのため入力パケットがスイッチ内で競合せず、し
かもスイッチ内でパケットの順序逆転を起さないスイッ
チが容易に実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のパケットスイッチのブロッ
ク図,第2図は本発明の一実施例のパケットのフレーム
構成図、第3図は第1図のパケットスイッチ内のパケッ
トの流れを示すフローチャート図、第4図は第1図のソ
ーティングネットワーク10による入力パケットの並び変
えを示した図、第5図は第1図のソーティングネットワ
ーク12による入力パケットの並び変えを示した図、第6
図はソーティングネットワーク12のNi<Noの場合の出線
接続図、第7図は第1図のソーティングネットワーク10
の動作を示した図、第8図はソーティングネットワーク
のノード構成図、第9図は第1図の競合調停回路11の動
作を示した図、第10図は第1図の競合調停回路11のブロ
ック図、第11図は第1図のソーティングネットワーク12
の動作を示した図、第12図はアイドルパケット化回路13
の動作を示した図、第13図は第1図の再入力処理回路14
の動作を示した図、第14図は第1図のルーティングネッ
トワーク15の動作を示した図である。 1……パケットスイッチ、10,12……ソーティングネッ
トワーク、11……競合調停回路、13……アイドルパケッ
ト化回路、14……再入力処理回路、15……ルーティング
ネットワーク、16……固定遅延回路、17−1〜17−Ni…
…新パケット入線、18−1,18−2,18−3,18−4〜18−Ni
+M……ソーティングネットワーク10の出線、19……出
線番号比較回路制御信号、20−1,20−2,20−3,20−4〜
20−Ni+M……競合調停回路出線、21−1,21−2,21−3,
21−4,21−Ni,21−Ni+1〜21−No……ソーティングネ
ットワーク12の出線、22−1,22−2,22−3,22−4,22−N
i,22−Ni+1〜22−No……アイドルパケット化回路出
線、23−1,23−2,23−3,23−4〜23−No……ルーティン
グネットワーク出線、24−1,24−2,24−3,24−4,24−
(No−Ni),24−(No+1)〜24−M……ソーティング
ネットワーク出線、、25−1,25−2,25−3,25−4,25−
(No−Ni),25−(No−Ni+1)〜25−M……再入力処
理回路の出線、26−1〜26−M……再入力パケット入
線、300……ソーティングネットワークの基本ノード、2
01,301−1,301−2……レジスタ、202……出線番号比較
回路、203……パケット到着タイミング情報、204……出
線番号入力線、205……競合調停書込線、302−1,302−
2……セレクタ、303……コントローラ、304−1,304−
2……入力パケット、305−1,305−2……出力パケッ
ト、306−1,306−2……パケット番号データ線、307…
…セレクタ制御線。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−500936(JP,A) 特開 平2−185140(JP,A) IEEE JOURNAL ON S ELECTED AREAS IN C OMMUNICATION Vol. 7,No.7 (1989−9),P.1091 −1103 Globecom ’84 (1984− 11),P.121−125 ICC ’86 (1986−6),P. 1725−1729 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報の有無を書き込むアイドル/ビジー表
    示領域と、同時入力されたパケットに対し競合調停の結
    果を書き込む調停結果表示領域と、再入力パケットか新
    入力パケットかを識別する情報を書き込む再入力識別表
    示領域と、再入力パケットの同一出線番号の中で優先度
    を書き込む優先度表示領域と、パケットが所望する出線
    番号が書き込まれた出線番号表示領域とを有するパケッ
    トと、同時入力されたパケットのアイドル/ビジー,出
    線番号,調停結果,再入力識別,優先度表示(以降この
    5つをまとめてパケット番号と呼ぶ)を、調停結果,ア
    イドル/ビジー,出線番号,再入力識別,優先度表示の
    順に比較する比較手段と、該比較情報によりパケット番
    号の大小を比較し、パケット番号が異なる場合にパケッ
    ト番号の大きいパケットを定められた出線に出力し、パ
    ケット番号が同一の場合はユーザ情報をバイナリーとし
    て見た時の大小により、大きいパケットを前記パケット
    番号が異なる場合のパケット番号の大きいパケットと同
    様に定められた出線に出力する第一のソーティング手段
    と、該第一のソーティング手段を予め定めた規則に従い
    接続し、同時に入力された複数のパケットに対しパケッ
    ト番号の大きいものほど下位に区分整理する第一のソー
    ティングネットワークを備え、前記第一のソーティング
    手段により区分整理された同一出線番号を持つアイドル
    でないパケットの中で競合調停を行なって、パケットの
    内の一つを勝ち、他を負けとしてパケットの該当領域に
    その調停結果を書き込む競合調停手段と、該競合調停手
    段から出力されたパケットの調停情報を含むパケット番
    号を用いて、調停に勝ったパケット,アイドルパケッ
    ト,調停に負けたパケットの順番に区分整理を行なう、
    第二のソーティングネットワークを有する第二のソーテ
    ィング手段と、該第二のソーティング手段と前記競合調
    停手段からなる第一のモジュールを備え、前記第二のソ
    ーティング手段が出力するパケットの内、前記競合調停
    手段によって競合の調停に勝ったパケット以外をアイド
    ルパケットとし、パケットの該当領域にアイドルパケッ
    ト情報を書き込むアイドル化手段と、該アイドル化手段
    が出力するパケットが指定する出線番号にスイッチング
    するルーチイングネットワークを有するルーテイング手
    段からなる第二のモジュールを備え、前記第一のモジュ
    ールが出力するパケットの内、調停に負けたパケットを
    取り出し、前記第一のソーティングネットワークに再入
    力するためにパケット内の再入力を識別するための再入
    力識別領域に再入力情報を書き込み且、再入力された同
    一出線番号のパケットが前記第一および第二のソーティ
    ングネットワークを通過する際パケットの相対位置の変
    化を防止するための優先度を書き込み且、調停に勝った
    パケットをアイドルパケットとし当該領域にアイドルパ
    ケット情報を書き込む再入力処理手段と、該再入力処理
    手段が出力するパケットを、前記第一のソーティングネ
    ットワークの入線に新たに入力されるパケットと同じタ
    イミングで入力するために、所定の遅延時間を付与する
    遅延手段を有することを特徴とするセルフルーティング
    型のパケットスイッチ。
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Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Globecom ’84 (1984−11),P.121−125
ICC ’86 (1986−6),P.1725−1729
IEEE JOURNAL ON SELECTED AREAS IN COMMUNICATION Vol.7,No.7 (1989−9),P.1091−1103

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