JP2550549B2 - スクロ−ル形流体機械 - Google Patents

スクロ−ル形流体機械

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JP2550549B2
JP2550549B2 JP62005590A JP559087A JP2550549B2 JP 2550549 B2 JP2550549 B2 JP 2550549B2 JP 62005590 A JP62005590 A JP 62005590A JP 559087 A JP559087 A JP 559087A JP 2550549 B2 JP2550549 B2 JP 2550549B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C27/00Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C27/005Axial sealings for working fluid

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、渦巻体をもつ固定及び可動スクロールを備
え、前記渦巻体の端面にチップシール溝を設けて、該チ
ップシール溝に、チップシールを嵌合し、可動スクロー
ルの旋回で前記渦巻体の中心部から吐出流体を吐出する
如くしたスクロール形流体機械に関する。
(従来の技術) 従来、この種スクロール形流体機械は、固定スクロー
ル及び可動スクロールのそれぞれの渦巻体の端面に、イ
ンボリュート形状に合致するチップシール溝を設けると
共に、これらチップシール溝にチップシールを嵌合する
ことにより、前記渦巻体によって区画される圧縮室を、
前記チップシールによりシールする如くしている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、前記チップシールはそのシール性を保つた
めに、固定スクロール又は可動スクロールの鏡板に当接
してチップシール溝内で深さ方向に上下動するものであ
るが、このチップシールの曲率半径は中心部ほど小さく
なるので、内側先端付近(巻始め部)では、チップシー
ルが突っ張ってチップシール溝の溝壁に圧接した状態と
なって移動抵抗が働き、チップシールの前記チップシー
ル溝の深さ方向の上下動が妨げられるといった問題点が
あった。特に、このチップシールが積層鋼板で作られた
ものゝ場合には、この問題点が顕著となるのであった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであって、
その目的とするところは、チップシールの上下動が滑ら
かに行なわれ、チップシールの作動が確実でシール性能
を確保することのできるスクロール形流体機械を提供し
ようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、渦巻体(22,3
2)をもつ固定及び可動スクロール(2,3)を備え、前記
渦巻体(22,32)の端面にチップシール溝(10,11)を設
けて、該チップシール溝(10,11)に、チップシール(1
2,13)を嵌合し、可動スクロール(3)の旋回で前記渦
巻体(22,32)の中心部から吐出流体を吐出する如くし
たスクロール形流体機械であって、前記チップシール
(12,13)の幅を巻き始めから巻終わりまで一定の幅と
成す一方、前記渦巻体(22,32)の巻始め部(22a,32a)
における前記チップシール溝(10,11)の溝幅(h)
を、前記チップシール(12,13)の幅に対し、前記可動
スクロール(3)の旋回時、前記巻始め部(22a,32a)
における前記チップシール(12,13)の前記チップシー
ル溝(10,11)の深さ方向の移動抵抗を減少する大きさ
に拡張したものである。
(作用) しかして、前記チップシール(12,13)の幅を巻き始
めから巻終わりまで一定の幅と成す一方、前記渦巻体
(22,32)の巻始め部(22a,32a)における前記チップシ
ール溝(10,11)の溝幅(h)を、前記チップシール(1
2,13)の幅に対し、前記可動スクロール(3)の旋回
時、前記巻始め部(22a,32a)における前記チップシー
ル(12,13)の前記チップシール溝(10,11)の深さ方向
の移動抵抗を減少する大きさに拡張したから、拡張した
だけ、巻始め部(22a,32a)におけるチップシール(12,
13)とチップシール溝(10,11)との間の隙間を拡大で
きるのであり、チップシール(12,13)の巻き始め部分
におけるチップシール溝(10,11)の溝壁への圧接力を
低減させられ、このチップシール(12,13)の移動抵抗
を減少することができるのである。
その結果、チップシール(12,13)の前記チップシー
ル溝(10,11)の深さ方向の上下動が滑らかに行なわれ
るようになって、該チップシール(12,13)の作動が確
実となり、固定スクロール(2)又は可動スクロール
(3)の鏡板にチップシール(12,13)が確実に当接し
て、シール性能が確保されるのである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図に示すものは、冷媒圧縮用のスクロール形流体
機械であって、(1)は密閉ケーシングで、上部に固定
スクロール(2)と可動スクロール(3)とを対向状に
組合わせて内装する一方、その下部には駆動用のモータ
(M)を内装している。又、前記可動スクロール(3)
の背面側には、前記モータ(M)に連結された駆動軸
(4)の偏心軸部(40)を回動自由に介装している。
前記固定スクロール(2)及び可動スクロール(3)
はそれぞれ鏡板(21,31)と、該鏡板(21,31)に立設さ
れるインボリュート形状の渦巻体(22,32)とからなっ
ており、前記各スクロール(2,3)を、各渦巻体(22,3
2)を対向させて組合わせることにより、これらスクロ
ール(2,3)間に2系統の第1,第2圧縮室(5,6)が形成
されるようにしている。
そして、前記渦巻体(22,32)の端面には、インボリ
ュート形状に合致するチップシール溝(10,11)を設け
て、該溝(10,11)にチップシール(12,13)を嵌合させ
て、前記各圧縮室(5,6)をシールする如くしている。
また、前記固定スクロール(2)の鏡板(21)の中心
部には、円孔から成る吐出口(7)を設けている。
尚、第5図中、(18)は前記可動スクロール(3)の
自転防止機構であり、(19)は前記可動スクロール
(3)のスラスト軸受である。
かくして、前記モータの駆動により前記可動スクロー
ル(3)が公転し、これに伴なって前記ケーシング
(1)に接続する吸入管(図示せず)から該ケーシング
(1)内を介して前記各圧縮室(5,6)に低圧ガス冷媒
が吸入され、圧縮されて、前記吐出口(7)から前記吐
出管へと吐出される如くしている。
尚、本実施例にあっては、前記チップシール(12,1
3)が積層鋼板にて作られているものを図示している。
しかして、本発明は、以上の如く構成するスクロール
形流体機械において、第1図、第2図に示す如く、前記
チップシール(12,13)の幅を巻き始めから巻終わりま
で一定の幅と成す一方、前記渦巻体(22,32)の巻始め
部(22a,32a)における前記チップシール溝(10,11)の
溝幅(h)を、前記チップシール(12,13)の幅に対し
前記可動スクロール(3)の旋回時、前記巻始め部(22
a,32a)における前記チップシール(12,13)の前記チッ
プシール溝(10,11)の深さ方向の移動抵抗を減少する
大きさに拡張したのである。
実際には、チップシール(12,13)の幅、即ち、拡張
しない場合の通常のチップシール溝(10,11)の溝幅よ
り10%程度拡張して前記渦巻体(22,32)の巻始め部(2
2a,32a)におけるチップシール溝(10,11)を形成す
る。この拡張分(10a,11a)は、第4図に示す従来のス
クロール形流体機械における各渦巻体(22,32)の接線
方向の洩れ通路(a)と、第3図に示す本発明における
溝幅拡張による洩れ通路(b)との面積が略同一になる
寸法分に当り、この程度のチップシール溝(10,11)の
巻始め部(22a,32a)部分の拡張では、吐出流体の洩れ
の影響は小さいものである。
かくして、前記チップシール(12,13)の幅を巻き始
めから巻終わりまで一定の幅と成す一方、前記渦巻体
(22,32)の巻始め部(22a,32a)における前記チップシ
ール溝(10,11)の溝幅(h)を、前記チップシール(1
2,13)の幅に対し、前記可動スクロール(3)の旋回
時、前記巻始め部(22a,32a)における前記チップシー
ル(12,13)の前記チップシール溝(10,11)の深さ方向
の移動抵抗を減少する大きさに拡張したことにより、拡
張しただけ、巻始め部(22a,32a)におけるチップシー
ル(12,13)とチップシール溝(10,11)との間の隙間を
拡大できるのであり、チップシール(12,13)の巻き始
め部分におけるチップシール溝(10,11)の溝壁への圧
接力を低減させられ、このチップシール(12,13)の移
動抵抗を減少することができるのである。
その結果、前記チップシール(12,13)の特に前記巻
始め部(10,11)の深さ方向の上下動が滑らかに行なわ
れるようになって、該チップシール(12,13)の作動が
確実となり、固定スクロール(2)又は可動スクロール
(3)の鏡板(21,31)にチップシール(12,13)の端面
が確実に当接してシール性能が確保されるのである。
尚、前記渦巻体(22,32)の巻始め部(22a,32a)にお
ける前記チップシール溝(10,11)の拡張部分は、従来
のチップシール溝に対する巻始め内側部にのみ設ける
か、巻始め外側部にのみ設けるか、或いは内側と外側の
両側に設けるかの三通りが考えられるが、必要に応じて
前記三通りの何れかに決定すればよい。
(発明の効果) 本発明は、以上の如く、渦巻体(22,32)をもつ固定
及び可動スクロール(2,3)を備え、前記渦巻体(22,3
2)の端面にチップシール溝(10,11)を設けて、該チッ
プシール溝(10,11)に、チップシール(12,13)を嵌合
し、可動スクロール(3)の旋回で前記渦巻体(22,3
2)の中心部から吐出流体を吐出する如くしたスクロー
ル形流体機械であって、前記チップシール(12,13)の
幅を巻き始めから巻終わりまで一定の幅と成す一方、前
記渦巻体(22,32)の巻始め部(22a,32a)における前記
チップシール溝(10,11)の溝幅(h)を、前記チップ
シール(12,13)の幅に対し、前記可動スクロール
(3)の旋回時、前記巻始め部(22a,32a)における前
記チップシール(12,13)の前記チップシール溝(10,1
1)の深さ方向の移動抵抗を減少する大きさに拡張した
ものであるから、拡張しただけ、巻始め部(22a,32a)
におけるチップシール(12,13)とチップシール溝(10,
11)との間の隙間を拡大できるのであり、チップシール
(12,13)の巻き始め部分におけるチップシール溝(10,
11)の溝壁への圧接力を低減させられ、このチップシー
ル(12.13)の移動抵抗を減少することができるのであ
る。
その結果、前記チップシール(12,13)の特に前記巻
始め部(22a,32a)部分の移動抵抗が減少し、チップシ
ール(12,13)の前記チップシール溝(10,11)の深さ方
向の上下動が滑らかに行なわれるので、固定スクロール
(2)又は可動スクロール(3)の鏡板にチップシール
(12,13)が確実に当接してシール性能が確保できるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかゝるスクロール形流体機械に備えら
れる固定スクロールの底面図、第2図はその要部の拡大
底面図、第3図はチップシール溝の拡張部分を示す拡大
断面図、第4図はこれと対比される渦巻体の接線方向の
洩れ通路を示す拡大断面図、第5図は本発明にかゝるス
クロール形流体機械の部分縦断面図である。 (2)……固定スクロール (22)……渦巻体 (22a)……巻始め部 (3)……可動スクロール (32)……渦巻体 (32a)……巻始め部 (10,11)……チップシール溝 (12,13)……チップシール (h)……溝幅

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】渦巻体(22,32)をもつ固定及び可動スク
    ロール(2,3)を備え、前記渦巻体(22,32)の端面にチ
    ップシール溝(10,11)を設けて、該チップシール溝(1
    0,11)に、チップシール(12,13)を嵌合し、可動スク
    ロール(3)の旋回で前記渦巻体(22,32)の中心部か
    ら吐出流体を吐出する如くしたスクロール形流体機械で
    あって、 前記チップシール(12,13)の幅を巻き始めから巻終わ
    りまで一定の幅と成す一方、前記渦巻体(22,32)の巻
    始め部(22a,32a)における前記チップシール溝(10,1
    1)の溝幅(h)を、前記チップシール(12,13)の幅に
    対し、前記可動スクロール(3)の旋回時、前記巻始め
    部(22a,32a)における前記チップシール(12,13)の前
    記チップシール溝(10,11)の深さ方向の移動抵抗を減
    少する大きさに拡張したことを特徴とするスクロール形
    流体機械。
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DE59300185D1 (de) * 1992-11-07 1995-06-14 Aginfor Ag Verdrängermaschine nach dem Spiralprinzip.
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JPS60128995U (ja) * 1984-02-08 1985-08-29 株式会社豊田自動織機製作所 スクロ−ル圧縮機

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