JP2550546B2 - デ−タ検出装置 - Google Patents
デ−タ検出装置Info
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Description
以下の順序で本発明を説明する。 A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例 G1 一実施例の構成と各部の動作(第1図〜第4図) G2 一実施例の動作(第1図、第5図、第6図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、再生デジタル信号に好適な、データ検出装
置に関する。 B 発明の概要 本発明は、MFM系変調方式で記録されたデジタル信号
用のデータ検出装置において、原データを検出するため
のタイムスロットを仮想的に2分割して位相表現の冗長
度を2倍にすることにより、サンプリング速度をソース
ビット幅の1/2のウインドウ幅当り1サンプルと低下さ
せることができて、高速データを容易に処理することが
できるようにしたものである。 C 従来の技術 従来、フロッピーディスク及びハードディスクに磁気
記録されたデジタル信号を再生する場合、一般的に第7
図に示すような微分検出法によるデータ検出装置が用い
られている。 第7図において、デジタル信号が記録された磁気ディ
スクDに再生磁気ヘッドHが当接もしくは対向し、磁気
ヘッドHの出力が再生増幅器(1)を介してイコライザ
(2)に供給され、波形等化されて、第8図Aに示すよ
うな波形の再生信号がイコライザ(2)から出力され
る。この再生信号の各ピークはディスクD上の記録ト
ラック内の磁化遷移に対応している。即ち、NRZI記録す
る前のデータ“1"を表わしている。 この再生信号が微分回路(3)に供給され、微分回
路(3)の出力が低域フィルタ(4)に供給され、高域
のノイズ成分が除去されて、第8図Bに示すような波形
の微分信号が低域フィルタ(4)から出力される。こ
の微分信号の零交差点が原データ“1"に対応する。 微分信号が比較器(5)に供給されて所定電位(検
出レベル)Erと比較されて、零交差パルスが形成され
る。比較器(5)の出力が時間域(タイムドメイン)フ
ィルタ(6)に供給され、不要な零交差パルスが除去さ
れて、第8図Cに示すような零交差パルス列が時間域
フィルタ(6)からデータ検出回路(7)及びPLL
(8)に共通に供給される。PLL(8)においては、第
8図Dに示すように、ゼロ交差パルス列に同期したク
ロックが形成され、このクロックがデータ検出回路
(7)に供給される。MFM系の変調方式の場合、検出ウ
インドウ幅Twがソースビット幅Tsbの1/2、即ち、チャン
ネルビット幅Tchbと等しくなり、クロックの周波数は
ソースビットレートの2倍となる。 データ検出回路(7)は、例えばD型フリップフロッ
プで構成されており、このデータ検出回路(7)におい
て、零交差パルス列が、第8図Eに示すように、略Tw
/2遅延され、クロックに同期されて、同図Fに示すよ
うな検出データが得られる。この検出データは復調
器(9)に代表されるデータ処理回路に供給されて、処
理される。 D 発明が解決しようとする問題点 ところが、前述した第7図の従来装置では、データ検
出回路(7)及びPLL(8)がアナログ回路で構成され
るため、回路の高精度化、IC化が困難であると共に、個
別に調整が必要であるという問題があった。 かかる問題を解消するために、本出願人は、特開昭59
−92410号において、デジタル化PLLを用いたデータ検出
装置を既に提案している。既提案のデータ検出装置は、
再生波形をサンプリングし、このサンプル値から再生波
形と基準レベルとが交差する点を求め、この点から所定
期間離れた点をデータ検出点と成すようにしたものであ
って、多チャンネルのデジタル記録再生装置における再
生回路の構成を簡略化することができると共に、IC化が
容易となる。 しかしながら、既提案装置においては、積分検出法を
採用しており、1チャンネルビット期間に少なくとも2
回のサンプリングを行なうようにしているため、データ
検出回路の動作速度が高くなってしまい、高速データの
処理が困難であるという問題があった。 かかる点に鑑み、本発明の目的は、デジタル化され、
高速データを容易に処理することのできるデータ検出装
置を提供するところにある。 E 問題点を解決するための手段 本発明は、ソースビット幅の1/2に等しいウインドウ
幅を有し0ランレングス最小値が1であるような変調方
式で記録されたデジタル信号の微分再生信号から原デー
タを検出するデータ検出装置において、微分再生信号を
上記ウインドウ幅の逆数のM倍(Mは実質的に自然数)
の周波数で標本化する標本化手段(11)と、相隣る2つ
の標本値に基いて微分再生信号と基準レベルとの交差点
から標本点までの位相データを演算する交差位相演算手
段と(20)、この交差位相演算手段(20)の出力に基づ
いて、各標本点の位相データを発生する標本点位相デー
タ発生手段(40)と、この標本点位相データ発生手段
(40)の出力に基づいて、各標本点の中点の位相データ
を補間する中点位相データ補間手段(50)とを備え、各
位相データに基づいて、原データを検出するためのデー
タ検出信号を発生するようにしたデータ検出装置であ
る。 F 作用 かかる構成によれば、原データを検出すべきタイムス
ロットが仮想的に2分割されて、見掛上、位相表現の冗
長度が2倍となり、MFM系変調方式に対しても、ウイン
ドウ幅に1回のサンプリングを行なえば良く、データ検
出回路の動作速度が低下して、高速データの処理が容易
となる。 G 実施例 以下、第1図〜第6図を参照しながら、本発明による
データ検出装置の一実施例について説明する。 本発明は、MFM系変調方式で記録されたデジタルデー
タを微分検出方式で検出することを前提としている。 従って、入力信号の零交差点が原データの“1"に対応
する。 また、MFM系変調方式では、ウインドウ幅Twとソース
ビット幅Tsbとの間にTw=Tsb/2の関係があるため、原デ
ータ“1"が隣接するウインドウに連続して存在すること
はない。 G1 一実施例の構成と各部の動作 まず、第1図〜第4図を参照しながら、本発明の一実
施例の構成及び各部の動作について説明する。 本発明の一実施例の構成を第1図に示す。この第1図
において、前出第7図に対応する部分には同一の符号を
付して重複説明を省略する。 第1図において、A−D変換器(11)には、微分回路
(3)からの微分再生信号が供給されるとともに、検出
ウインドウ幅Twと同じ周期の固定サンプリングクロック
が供給されて、A−D変換器(11)から、2の補数の表
現形式で、mビットのサンプルデータが出力される。ビ
ット数はデータ検出精度に影響し、後出の動作原理説明
ではm=5とされる。 (20)は零交差位相検出部であって、A−D変換器
(11)からのサンプルデータがDフリップフロップ(以
下D−FFと略称する)(21)及び零交差位相演算回路
(22)に共通に供給され、D−FF(21)において1クロ
ック周期遅延されたサンプルデータが演算回路(22)に
供給される。 演算回路(22)においては、連続するサンプルデー
タ、例えばSn-1、Snから、A−D変換器(11)に入力さ
れた微分再生信号の零交差点と固定サンプリングクロッ
クとの時間差(位相データ)ΔPnが次の(1)式によっ
て求められる。 ΔPn=2l・Sn/(Sn−Sn-1) ‥‥‥(1) ここに、lは後述するPLL回路(40)の位相データの
ビット数であって、以下の動作原理説明ではl=4とさ
れる。 連続するサンプルデータSn-1およびSnが同符号の場
合、両データ間(タイムスロット)には入力信号の零交
差点が存在せず、演算回路(22)からは
置に関する。 B 発明の概要 本発明は、MFM系変調方式で記録されたデジタル信号
用のデータ検出装置において、原データを検出するため
のタイムスロットを仮想的に2分割して位相表現の冗長
度を2倍にすることにより、サンプリング速度をソース
ビット幅の1/2のウインドウ幅当り1サンプルと低下さ
せることができて、高速データを容易に処理することが
できるようにしたものである。 C 従来の技術 従来、フロッピーディスク及びハードディスクに磁気
記録されたデジタル信号を再生する場合、一般的に第7
図に示すような微分検出法によるデータ検出装置が用い
られている。 第7図において、デジタル信号が記録された磁気ディ
スクDに再生磁気ヘッドHが当接もしくは対向し、磁気
ヘッドHの出力が再生増幅器(1)を介してイコライザ
(2)に供給され、波形等化されて、第8図Aに示すよ
うな波形の再生信号がイコライザ(2)から出力され
る。この再生信号の各ピークはディスクD上の記録ト
ラック内の磁化遷移に対応している。即ち、NRZI記録す
る前のデータ“1"を表わしている。 この再生信号が微分回路(3)に供給され、微分回
路(3)の出力が低域フィルタ(4)に供給され、高域
のノイズ成分が除去されて、第8図Bに示すような波形
の微分信号が低域フィルタ(4)から出力される。こ
の微分信号の零交差点が原データ“1"に対応する。 微分信号が比較器(5)に供給されて所定電位(検
出レベル)Erと比較されて、零交差パルスが形成され
る。比較器(5)の出力が時間域(タイムドメイン)フ
ィルタ(6)に供給され、不要な零交差パルスが除去さ
れて、第8図Cに示すような零交差パルス列が時間域
フィルタ(6)からデータ検出回路(7)及びPLL
(8)に共通に供給される。PLL(8)においては、第
8図Dに示すように、ゼロ交差パルス列に同期したク
ロックが形成され、このクロックがデータ検出回路
(7)に供給される。MFM系の変調方式の場合、検出ウ
インドウ幅Twがソースビット幅Tsbの1/2、即ち、チャン
ネルビット幅Tchbと等しくなり、クロックの周波数は
ソースビットレートの2倍となる。 データ検出回路(7)は、例えばD型フリップフロッ
プで構成されており、このデータ検出回路(7)におい
て、零交差パルス列が、第8図Eに示すように、略Tw
/2遅延され、クロックに同期されて、同図Fに示すよ
うな検出データが得られる。この検出データは復調
器(9)に代表されるデータ処理回路に供給されて、処
理される。 D 発明が解決しようとする問題点 ところが、前述した第7図の従来装置では、データ検
出回路(7)及びPLL(8)がアナログ回路で構成され
るため、回路の高精度化、IC化が困難であると共に、個
別に調整が必要であるという問題があった。 かかる問題を解消するために、本出願人は、特開昭59
−92410号において、デジタル化PLLを用いたデータ検出
装置を既に提案している。既提案のデータ検出装置は、
再生波形をサンプリングし、このサンプル値から再生波
形と基準レベルとが交差する点を求め、この点から所定
期間離れた点をデータ検出点と成すようにしたものであ
って、多チャンネルのデジタル記録再生装置における再
生回路の構成を簡略化することができると共に、IC化が
容易となる。 しかしながら、既提案装置においては、積分検出法を
採用しており、1チャンネルビット期間に少なくとも2
回のサンプリングを行なうようにしているため、データ
検出回路の動作速度が高くなってしまい、高速データの
処理が困難であるという問題があった。 かかる点に鑑み、本発明の目的は、デジタル化され、
高速データを容易に処理することのできるデータ検出装
置を提供するところにある。 E 問題点を解決するための手段 本発明は、ソースビット幅の1/2に等しいウインドウ
幅を有し0ランレングス最小値が1であるような変調方
式で記録されたデジタル信号の微分再生信号から原デー
タを検出するデータ検出装置において、微分再生信号を
上記ウインドウ幅の逆数のM倍(Mは実質的に自然数)
の周波数で標本化する標本化手段(11)と、相隣る2つ
の標本値に基いて微分再生信号と基準レベルとの交差点
から標本点までの位相データを演算する交差位相演算手
段と(20)、この交差位相演算手段(20)の出力に基づ
いて、各標本点の位相データを発生する標本点位相デー
タ発生手段(40)と、この標本点位相データ発生手段
(40)の出力に基づいて、各標本点の中点の位相データ
を補間する中点位相データ補間手段(50)とを備え、各
位相データに基づいて、原データを検出するためのデー
タ検出信号を発生するようにしたデータ検出装置であ
る。 F 作用 かかる構成によれば、原データを検出すべきタイムス
ロットが仮想的に2分割されて、見掛上、位相表現の冗
長度が2倍となり、MFM系変調方式に対しても、ウイン
ドウ幅に1回のサンプリングを行なえば良く、データ検
出回路の動作速度が低下して、高速データの処理が容易
となる。 G 実施例 以下、第1図〜第6図を参照しながら、本発明による
データ検出装置の一実施例について説明する。 本発明は、MFM系変調方式で記録されたデジタルデー
タを微分検出方式で検出することを前提としている。 従って、入力信号の零交差点が原データの“1"に対応
する。 また、MFM系変調方式では、ウインドウ幅Twとソース
ビット幅Tsbとの間にTw=Tsb/2の関係があるため、原デ
ータ“1"が隣接するウインドウに連続して存在すること
はない。 G1 一実施例の構成と各部の動作 まず、第1図〜第4図を参照しながら、本発明の一実
施例の構成及び各部の動作について説明する。 本発明の一実施例の構成を第1図に示す。この第1図
において、前出第7図に対応する部分には同一の符号を
付して重複説明を省略する。 第1図において、A−D変換器(11)には、微分回路
(3)からの微分再生信号が供給されるとともに、検出
ウインドウ幅Twと同じ周期の固定サンプリングクロック
が供給されて、A−D変換器(11)から、2の補数の表
現形式で、mビットのサンプルデータが出力される。ビ
ット数はデータ検出精度に影響し、後出の動作原理説明
ではm=5とされる。 (20)は零交差位相検出部であって、A−D変換器
(11)からのサンプルデータがDフリップフロップ(以
下D−FFと略称する)(21)及び零交差位相演算回路
(22)に共通に供給され、D−FF(21)において1クロ
ック周期遅延されたサンプルデータが演算回路(22)に
供給される。 演算回路(22)においては、連続するサンプルデー
タ、例えばSn-1、Snから、A−D変換器(11)に入力さ
れた微分再生信号の零交差点と固定サンプリングクロッ
クとの時間差(位相データ)ΔPnが次の(1)式によっ
て求められる。 ΔPn=2l・Sn/(Sn−Sn-1) ‥‥‥(1) ここに、lは後述するPLL回路(40)の位相データの
ビット数であって、以下の動作原理説明ではl=4とさ
れる。 連続するサンプルデータSn-1およびSnが同符号の場
合、両データ間(タイムスロット)には入力信号の零交
差点が存在せず、演算回路(22)からは
〔0〕が出力さ
れる。 演算回路(22)の出力側に3個のD−FF(23)、(2
4)、(25)が縦続接続されて、これから連続する3個
の零交差位相ΔPn+1、ΔPn、ΔPn-1がそれぞれ取り出さ
れる。 なお、この演算回路(22)に代えて、ROMテーブルま
たはプログラマブル・ロジック・アレイ(PLA)を用い
てもよい。 (30)は零交差存在検出部であって、A−D変換器
(11)からのサンプルデータSn+2と、D−FF(21)によ
り遅延されたサンプルデータSn+1とが制御回路(31)に
供給されると共に、両サンプルデータのMSBが排他的論
理和回路(EX−OR)(32)に供給され、EX−OR回路(3
2)から零交差信号Znがデータセレクタ(33)に供給さ
れる。このデータセレクタ(33)は、制御回路(31)の
出力に制御されて、制御回路(31)に供給される2個の
サンプルデータに応じて、後述するように、EX−OR(3
2)からの零交差信号Znを補正する。 データセレクタ(33)の出力側に3個のD−FF(3
4)、(35)、(36)が縦続接続されて、これから連続
する3個の零交差信号Zn+1、Zn、Zn-1がそれぞれ取り出
される。 Zn+1はサンプルデータとSnとSn+1との間に零交差点が
存在することを示す。同様に、ZnはSn-1とSnとの間に、
Zn-1はSn-2とSn-1との間にそれぞれ零交差点が存在する
ことを示す。 先行サンプルデータSn-1と現サンプルデータSnとが同
符号であるか、異符号であるか、いずれか一方が
れる。 演算回路(22)の出力側に3個のD−FF(23)、(2
4)、(25)が縦続接続されて、これから連続する3個
の零交差位相ΔPn+1、ΔPn、ΔPn-1がそれぞれ取り出さ
れる。 なお、この演算回路(22)に代えて、ROMテーブルま
たはプログラマブル・ロジック・アレイ(PLA)を用い
てもよい。 (30)は零交差存在検出部であって、A−D変換器
(11)からのサンプルデータSn+2と、D−FF(21)によ
り遅延されたサンプルデータSn+1とが制御回路(31)に
供給されると共に、両サンプルデータのMSBが排他的論
理和回路(EX−OR)(32)に供給され、EX−OR回路(3
2)から零交差信号Znがデータセレクタ(33)に供給さ
れる。このデータセレクタ(33)は、制御回路(31)の
出力に制御されて、制御回路(31)に供給される2個の
サンプルデータに応じて、後述するように、EX−OR(3
2)からの零交差信号Znを補正する。 データセレクタ(33)の出力側に3個のD−FF(3
4)、(35)、(36)が縦続接続されて、これから連続
する3個の零交差信号Zn+1、Zn、Zn-1がそれぞれ取り出
される。 Zn+1はサンプルデータとSnとSn+1との間に零交差点が
存在することを示す。同様に、ZnはSn-1とSnとの間に、
Zn-1はSn-2とSn-1との間にそれぞれ零交差点が存在する
ことを示す。 先行サンプルデータSn-1と現サンプルデータSnとが同
符号であるか、異符号であるか、いずれか一方が
〔0〕
であるか、またはノイズの混入等に起因して、双方が
であるか、またはノイズの混入等に起因して、双方が
〔0〕であるかによって、零位相信号Znは次の第1表に
示すような値となる。 ここで、Sn=0の場合、現サンプリング点が零交差点
となり、Sn=〔100000〕2と表わされる。この場合、Sn
-1>0であると、EX−OR(32)の出力が“0"となって、
両サンプルデータ間に零交差が存在しないことになり、
原データが消失してしまう。また、Sn-1=0、Sn<0の
場合にも、同様に不都合が生じる。 このような不都合を回避するために、制御回路(31)
及びデータセレクタ(33)によって、EX−OR(32)の出
力を補正している。 なお、この補正は、零交差位相演算回路(22)に代え
てROMテーブルまたはPLAを用いる場合、その一部に含め
てもよい。 (40)はデジタルPLLであって、減算器(41)にD−F
F(24)からの零交差位相データΔPnが供給されると共
に、データ保持用のlビットレジスタ(42)の出力位相
PAn-1が供給される。両者の位相差即ち減算器(41)の
出力が、計数乗算器(43)を経て、アンドゲート(44)
に供給される。このアンドゲート(44)には、D−FF
(35)から零交差信号Znが供給されており、アンドゲー
ト(44)の出力が加算器(45)に供給される。加算器
(45)にはレジスタ(42)の出力が供給されており、加
算器(45)の出力がレジスタ(42)に供給されて、両者
でデジタル電圧制御発振器(VCO)が構成されると共
に、全体としてPLLが構成される。 このPLL(40)は既提案の特開昭51−92410号公報に開
示されたPLLと原理的に同一であって、ウインドウ幅Tw
毎に、ウインドウ中央の位相を示す、0°位相信号を出
力するため、D−FF(24)から新しい零交差位相データ
ΔPnが到来する毎にその出力位相データPAnが略360°回
転する。 先行及び現サンプルデータSn-1及びSnの間に零交差が
存在する場合、零交差信号がZn=1となってアンドゲー
ト(44)が開く。減算器(41)において、新に入力され
た零交差位相データΔPnと、レジスタ(42)に保持され
ていた古い出力位相データPAn-1との位相差が計算さ
れ、この位相差と古い出力位相データPAn-1とから新し
い出力位相データPAnが得られる。これにより、PLL(4
0)の出力位相データPAnは、入力位相データΔPnの低周
波成分に追従して修正される。 上述の位相修正は次の(2)式のように表わされる。 k・(ΔPnPAn-1)PAn-1=PAn ‥‥‥(2) ここで及びは2lを法とする加算及び減算を示
し、本実施例において、PLL(40)の内部位相はl=4
として、16進数で0〜Fの値で表わされる。 なお、本実施例では、計数乗算器(43)を用いた1次
PLLについて説明したが、計数乗算器(43)に代えて、
適宜のデジタルフィルタを用いることにより、2次以上
のPLLを構成することもできる。 (50)は中点位相補間部であって、上述したPLL(4
0)のレジスタ(42)の入力側からの位相データPAnが、
加算器(51)においてオフセット値2l-1を加えられ
て、位相補間用のレジスタ(52)に供給される。レジス
タ(52)の入力及び出力の各位相データは、加算器(5
3)及び計数乗算器(54)により次の(3)式に示すよ
うに平均されて、タイムスロットの中点の位相データPB
nが得られる。 この中点位相データに基いて、タイムスロットが前半
部(L)と後半部(R)とに区分され、磁気ディスクの
回転むら等により、入力信号周波数の整数倍がPLL(4
0)の中心周波数(1/Tw)よりも高くなって、同一タイ
ムスロット内に0°位相が2回存在するような場合で
も、後述の0°位相存在検出部(60)によって、L、R
それぞれの領域に0°位相が存在するか否かが検出され
る。 なお、2lを法とする平均操作を正しく行なうために、
補正回路(55)が設けられ、位相データPAn及びPAn-1が
示すような値となる。 ここで、Sn=0の場合、現サンプリング点が零交差点
となり、Sn=〔100000〕2と表わされる。この場合、Sn
-1>0であると、EX−OR(32)の出力が“0"となって、
両サンプルデータ間に零交差が存在しないことになり、
原データが消失してしまう。また、Sn-1=0、Sn<0の
場合にも、同様に不都合が生じる。 このような不都合を回避するために、制御回路(31)
及びデータセレクタ(33)によって、EX−OR(32)の出
力を補正している。 なお、この補正は、零交差位相演算回路(22)に代え
てROMテーブルまたはPLAを用いる場合、その一部に含め
てもよい。 (40)はデジタルPLLであって、減算器(41)にD−F
F(24)からの零交差位相データΔPnが供給されると共
に、データ保持用のlビットレジスタ(42)の出力位相
PAn-1が供給される。両者の位相差即ち減算器(41)の
出力が、計数乗算器(43)を経て、アンドゲート(44)
に供給される。このアンドゲート(44)には、D−FF
(35)から零交差信号Znが供給されており、アンドゲー
ト(44)の出力が加算器(45)に供給される。加算器
(45)にはレジスタ(42)の出力が供給されており、加
算器(45)の出力がレジスタ(42)に供給されて、両者
でデジタル電圧制御発振器(VCO)が構成されると共
に、全体としてPLLが構成される。 このPLL(40)は既提案の特開昭51−92410号公報に開
示されたPLLと原理的に同一であって、ウインドウ幅Tw
毎に、ウインドウ中央の位相を示す、0°位相信号を出
力するため、D−FF(24)から新しい零交差位相データ
ΔPnが到来する毎にその出力位相データPAnが略360°回
転する。 先行及び現サンプルデータSn-1及びSnの間に零交差が
存在する場合、零交差信号がZn=1となってアンドゲー
ト(44)が開く。減算器(41)において、新に入力され
た零交差位相データΔPnと、レジスタ(42)に保持され
ていた古い出力位相データPAn-1との位相差が計算さ
れ、この位相差と古い出力位相データPAn-1とから新し
い出力位相データPAnが得られる。これにより、PLL(4
0)の出力位相データPAnは、入力位相データΔPnの低周
波成分に追従して修正される。 上述の位相修正は次の(2)式のように表わされる。 k・(ΔPnPAn-1)PAn-1=PAn ‥‥‥(2) ここで及びは2lを法とする加算及び減算を示
し、本実施例において、PLL(40)の内部位相はl=4
として、16進数で0〜Fの値で表わされる。 なお、本実施例では、計数乗算器(43)を用いた1次
PLLについて説明したが、計数乗算器(43)に代えて、
適宜のデジタルフィルタを用いることにより、2次以上
のPLLを構成することもできる。 (50)は中点位相補間部であって、上述したPLL(4
0)のレジスタ(42)の入力側からの位相データPAnが、
加算器(51)においてオフセット値2l-1を加えられ
て、位相補間用のレジスタ(52)に供給される。レジス
タ(52)の入力及び出力の各位相データは、加算器(5
3)及び計数乗算器(54)により次の(3)式に示すよ
うに平均されて、タイムスロットの中点の位相データPB
nが得られる。 この中点位相データに基いて、タイムスロットが前半
部(L)と後半部(R)とに区分され、磁気ディスクの
回転むら等により、入力信号周波数の整数倍がPLL(4
0)の中心周波数(1/Tw)よりも高くなって、同一タイ
ムスロット内に0°位相が2回存在するような場合で
も、後述の0°位相存在検出部(60)によって、L、R
それぞれの領域に0°位相が存在するか否かが検出され
る。 なお、2lを法とする平均操作を正しく行なうために、
補正回路(55)が設けられ、位相データPAn及びPAn-1が
〔0〕を挟む場合、補正回路(55)から2lが出力され
て、加算器(53)に供給される。 (60)は0°位相存在検出部であって、PLL回路(4
0)からの位相データPAn-1及びPAnが比較器(61)及び
(62)にそれぞれ供給されると共に、中点位相補間部
(50)からの中点位相データPBnが両比較器(61)及び
(62)に共通に供給される。比較器(61)及び(62)の
出力がそれぞれ供給されるアンドゲート(63)及び(6
4)には、周波数が1/Twで180°位相のずれたタイミング
パルスφL及びφRがそれぞれ供給され、両アンドゲート
(63)及び(64)の出力が、オアゲート(65)を介し
て、D−FF(89)に検出タイミング信号として供給され
る。 なお、両オアゲート(63)及び(64)の出力をそれぞ
れ検出タイミング信号とすることもできる。 この0°位相存在検出部(60)においては、先行及び
後続サンプルデータSn-1及びSnに対応するPLL(40)の
内部位相データPAn-1及びPAnと、このタイムスロットの
中点位相データPBnとの大小が比較され、0°位相が前
半部L、後半部Rのいずれに存在するかが検出される。 例えば、PAn-1>PBnの場合、第2図Aに示すように、
タイムスロットの前半部Lに0°位相が存在する。この
場合、比較器(61)の出力によりアンドゲート(63)が
開かれ、このアンドゲート(63)及びオアゲート(65)
を経て、タイミングパルスφLが出力される。 また、PBn>PAnの場合、第2図Bに示すように、タイ
ムスロットの後半部Rに0°位相が存在する。この場
合、比較器(62)の出力によりアンドゲート(64)が開
かれ、このアンドゲート(64)及びオアゲート(65)を
経て、タイミングパルスφRが出力される。 入力信号周波数がPLL回路(40)の中心周波数1/Twよ
りも高い場合、第3図Aに示すように、同一タイムスロ
ット内に0°位相が2回存在することになり、検出タイ
ミング信号も1タイムスロット内で2回検出される。な
お、この状態は数スロットに1回の割合で発生する。 また、入力周波数がPLL回路(40)の中心周波数より
も低い場合、同図Bに示すように、L、Rのいずれにも
0°位相が存在しないタイムスロットが数スロットに1
回存在することになる。この場合、当該タイムスロット
で検出タイミング信号は出力されない。 (70)はデータ検出部であって、比較器(71)及び
(72)の出力がそれぞれアンドゲート(73)及び(74)
に供給され、両アンドゲート(73)及び(74)の出力が
オアゲート(75)に供給され、オアゲート(75)の出力
が第3のアンドゲート(76)に供給される。 データ検出部(80)も、上述と同様に、比較器(81)
及び(82)の出力がそれぞれアンドゲート(83)及び
(84)に供給され、両アンドゲート(83)及び(84)の
出力がオアゲート(85)に供給され、オアゲート(85)
の出力が第3のアンドゲート(86)に供給される。 零交差位相検出部(20)のD−FF(25)からの零交叉
位相データΔPn-1が比較器(71)に供給され、D−FF
(24)からの零交差位相データΔPnが比較器(72)及び
(81)に共通に供給され、D−FF(23)からの零交差位
相データΔPn+1が比較器(82)に供給される。中点位相
補間部(50)からの中点位相データPBnが3個の比較器
(72)、(81)及び(82)に共通に供給され、PLL(4
0)からの位相データPAn-1が減算器(77)においてオフ
セト値2l-1を減じられて、比較器(71)に供給され
る。 零交差存在検出部(30)のD−FF(36)からの零交差
信号Zn-1がアンドゲート(73)に供給され、D−FF(3
5)からの零交差信号Znがアンドゲート(74)及び(8
3)に共通に供給され、D−FF(34)からの零交差信号Z
n+1がアンドゲート(84)に供給される。 タイムスロットの前半部及び後半部でそれぞれ“Hi"
となる時分割用クロックDL及びDRが両データ検出部(7
0)及び(80)のアンドゲート(76)及び(86)にそれ
ぞれ供給され、両アンドゲート(76)及び(86)の出力
はオアゲート(88)を介してD−FF(89)に供給され
る。 データ検出部(70)は、PLL(40)の出力位相データP
An-1と、中点位相補間部(50)からの中点位相データPB
nとに基いて、位相空間に仮想的検出ウインドウを設定
し、0°位相がスロット前半に存在するとき、この検出
ウインドウ内に入力信号の零交差点がはいっているか否
かを検出して、データ“1"または“0"を出力する。PAn
-1>PBnの場合、前述のように、タイムスロットの前半
部Lに0°位相が存在する。この0°位相はウインドウ
の中心であって、この場合、第4図A及びBに示すよう
に、ウインドウの前端部は先行タイムスロット内に入り
込んでいる。同図Aに示すように、入力信号の零交差点
が、現タイムスロットTn及び現ウインドウWn内に存在す
るとき、前述のように、零交差信号はZn=1となる。同
時に、現零交差位相データΔPnと中点位相データPBnと
の間にはPBn<ΔPnの関係が成立して、比較器(72)の
出力がアンドゲート(74)を経て導出される。 また、同図Bに示すように、入力信号の零交差点が、
先行タイムスロットTn-1及び現ウインドウWn内に存在す
るとき、前述のように、零交差信号はZn-1=1となる。
同時に、先行零交差位相データΔPn-1と、減算器(77)
でオフセットされた先行出力位相データPAn-1−8との
間には、PAn-1−8<ΔPn-1の関係が成立して、比較器
(71)の出力がアンドゲート(73)を経て導出される。 このように、零交差位相データ及び零交差信号を用い
ることによって、データ検出部の構成が簡単化される。 データ検出部(80)は、0°位相がスロット後半に存
在するとき、入力信号の零交差点が仮想的ウインドウ内
にはいっているか否かを検出するものである。 PBn>PAnの場合、0°位相はタイムスロットの後半R
に存在する。この場合第4図C及びDに示すように、ウ
インドウの後端部は後続タイムスロット内に入り込んで
いる。 同図Cに示すように、入力信号の零交差点が、現タイ
ムスロットTn及び現ウインドウWn内に存在するとき、零
交差点信号はZn=1となり、現零交差位相データΔPnと
中点位相データPBnとの間にはPBn>ΔPnの関係が成立す
る。このとき、比較器(81)の出力がアンドゲート(8
3)を経て導出される。 また、同図Dに示すように、入力信号の零交差点が、
現ウインドウWn及び後続タイムスロットTn+1内に存在す
るとき、零交差点信号はZn+1=1となり、中点位相デー
タPBnと後続零交差位相データΔPn+1との間にはPBn<Δ
Pn+1の関係が成立する。このとき、比較器(82)の出力
がアンドゲート(84)を経て導出される。 (91)及び(92)はlビットのバイナリカウンタであ
って、PLL(40)からの位相データPAnと、中点位相補間
部(50)からの中点位相データPBnとがそれぞれ供給さ
れる。パラレルロードの可能な両カウンタ(91)及び
(92)に共通に2l倍速のクロックが供給されて、カウ
ンタ(91)及び(92)の各出力のMSBの立下りがそれぞ
れ0°位相及び中点位相の時刻を示す。こうして、サン
プル点位相データ及び中点位相データが実時間に展開さ
れて、PLL(40)の動作状況がオシロスコープ上に表示
される。 G2 一実施例の動作 次に、第5図及び第6図をも参照しながら、本発明の
一実施例の動作について説明する。 第5図Aに示すようなサンプリングクロックがA−
D変換器(11)に供給されて、同図Bに示すように入力
信号(微分再生信号)がデジタルデータS0〜S8に変換
される。このサンプルデータS0〜S8の値は、それぞれ10
進法によって、図中に表示されている。入力信号の零
交差点が存在する各タイムスロットT1、T3、T5及びT8に
おいて、同図Cに示すように、零交差信号(Zn)が
“1"となる。また、同図Dに示すように、各零交差点の
位相データ(ΔPn)の値が、前出(1)式に従って、
各タイムスロットの両端のサンプルデータの値、S0=
〔−11〕、S1=〔+12〕等から求められて、それぞれ
〔8〕、〔6〕、〔3〕、〔2〕となる。 PLL(40)においては、この零交差位相データに基
き、前出(2)式に従って、出力位相データPAnが修正
される。 最初のタイムスロットT1において、第5図Eに示すよ
うに、PLL(40)の先行出力位相(PAn-1)の初期値が
て、加算器(53)に供給される。 (60)は0°位相存在検出部であって、PLL回路(4
0)からの位相データPAn-1及びPAnが比較器(61)及び
(62)にそれぞれ供給されると共に、中点位相補間部
(50)からの中点位相データPBnが両比較器(61)及び
(62)に共通に供給される。比較器(61)及び(62)の
出力がそれぞれ供給されるアンドゲート(63)及び(6
4)には、周波数が1/Twで180°位相のずれたタイミング
パルスφL及びφRがそれぞれ供給され、両アンドゲート
(63)及び(64)の出力が、オアゲート(65)を介し
て、D−FF(89)に検出タイミング信号として供給され
る。 なお、両オアゲート(63)及び(64)の出力をそれぞ
れ検出タイミング信号とすることもできる。 この0°位相存在検出部(60)においては、先行及び
後続サンプルデータSn-1及びSnに対応するPLL(40)の
内部位相データPAn-1及びPAnと、このタイムスロットの
中点位相データPBnとの大小が比較され、0°位相が前
半部L、後半部Rのいずれに存在するかが検出される。 例えば、PAn-1>PBnの場合、第2図Aに示すように、
タイムスロットの前半部Lに0°位相が存在する。この
場合、比較器(61)の出力によりアンドゲート(63)が
開かれ、このアンドゲート(63)及びオアゲート(65)
を経て、タイミングパルスφLが出力される。 また、PBn>PAnの場合、第2図Bに示すように、タイ
ムスロットの後半部Rに0°位相が存在する。この場
合、比較器(62)の出力によりアンドゲート(64)が開
かれ、このアンドゲート(64)及びオアゲート(65)を
経て、タイミングパルスφRが出力される。 入力信号周波数がPLL回路(40)の中心周波数1/Twよ
りも高い場合、第3図Aに示すように、同一タイムスロ
ット内に0°位相が2回存在することになり、検出タイ
ミング信号も1タイムスロット内で2回検出される。な
お、この状態は数スロットに1回の割合で発生する。 また、入力周波数がPLL回路(40)の中心周波数より
も低い場合、同図Bに示すように、L、Rのいずれにも
0°位相が存在しないタイムスロットが数スロットに1
回存在することになる。この場合、当該タイムスロット
で検出タイミング信号は出力されない。 (70)はデータ検出部であって、比較器(71)及び
(72)の出力がそれぞれアンドゲート(73)及び(74)
に供給され、両アンドゲート(73)及び(74)の出力が
オアゲート(75)に供給され、オアゲート(75)の出力
が第3のアンドゲート(76)に供給される。 データ検出部(80)も、上述と同様に、比較器(81)
及び(82)の出力がそれぞれアンドゲート(83)及び
(84)に供給され、両アンドゲート(83)及び(84)の
出力がオアゲート(85)に供給され、オアゲート(85)
の出力が第3のアンドゲート(86)に供給される。 零交差位相検出部(20)のD−FF(25)からの零交叉
位相データΔPn-1が比較器(71)に供給され、D−FF
(24)からの零交差位相データΔPnが比較器(72)及び
(81)に共通に供給され、D−FF(23)からの零交差位
相データΔPn+1が比較器(82)に供給される。中点位相
補間部(50)からの中点位相データPBnが3個の比較器
(72)、(81)及び(82)に共通に供給され、PLL(4
0)からの位相データPAn-1が減算器(77)においてオフ
セト値2l-1を減じられて、比較器(71)に供給され
る。 零交差存在検出部(30)のD−FF(36)からの零交差
信号Zn-1がアンドゲート(73)に供給され、D−FF(3
5)からの零交差信号Znがアンドゲート(74)及び(8
3)に共通に供給され、D−FF(34)からの零交差信号Z
n+1がアンドゲート(84)に供給される。 タイムスロットの前半部及び後半部でそれぞれ“Hi"
となる時分割用クロックDL及びDRが両データ検出部(7
0)及び(80)のアンドゲート(76)及び(86)にそれ
ぞれ供給され、両アンドゲート(76)及び(86)の出力
はオアゲート(88)を介してD−FF(89)に供給され
る。 データ検出部(70)は、PLL(40)の出力位相データP
An-1と、中点位相補間部(50)からの中点位相データPB
nとに基いて、位相空間に仮想的検出ウインドウを設定
し、0°位相がスロット前半に存在するとき、この検出
ウインドウ内に入力信号の零交差点がはいっているか否
かを検出して、データ“1"または“0"を出力する。PAn
-1>PBnの場合、前述のように、タイムスロットの前半
部Lに0°位相が存在する。この0°位相はウインドウ
の中心であって、この場合、第4図A及びBに示すよう
に、ウインドウの前端部は先行タイムスロット内に入り
込んでいる。同図Aに示すように、入力信号の零交差点
が、現タイムスロットTn及び現ウインドウWn内に存在す
るとき、前述のように、零交差信号はZn=1となる。同
時に、現零交差位相データΔPnと中点位相データPBnと
の間にはPBn<ΔPnの関係が成立して、比較器(72)の
出力がアンドゲート(74)を経て導出される。 また、同図Bに示すように、入力信号の零交差点が、
先行タイムスロットTn-1及び現ウインドウWn内に存在す
るとき、前述のように、零交差信号はZn-1=1となる。
同時に、先行零交差位相データΔPn-1と、減算器(77)
でオフセットされた先行出力位相データPAn-1−8との
間には、PAn-1−8<ΔPn-1の関係が成立して、比較器
(71)の出力がアンドゲート(73)を経て導出される。 このように、零交差位相データ及び零交差信号を用い
ることによって、データ検出部の構成が簡単化される。 データ検出部(80)は、0°位相がスロット後半に存
在するとき、入力信号の零交差点が仮想的ウインドウ内
にはいっているか否かを検出するものである。 PBn>PAnの場合、0°位相はタイムスロットの後半R
に存在する。この場合第4図C及びDに示すように、ウ
インドウの後端部は後続タイムスロット内に入り込んで
いる。 同図Cに示すように、入力信号の零交差点が、現タイ
ムスロットTn及び現ウインドウWn内に存在するとき、零
交差点信号はZn=1となり、現零交差位相データΔPnと
中点位相データPBnとの間にはPBn>ΔPnの関係が成立す
る。このとき、比較器(81)の出力がアンドゲート(8
3)を経て導出される。 また、同図Dに示すように、入力信号の零交差点が、
現ウインドウWn及び後続タイムスロットTn+1内に存在す
るとき、零交差点信号はZn+1=1となり、中点位相デー
タPBnと後続零交差位相データΔPn+1との間にはPBn<Δ
Pn+1の関係が成立する。このとき、比較器(82)の出力
がアンドゲート(84)を経て導出される。 (91)及び(92)はlビットのバイナリカウンタであ
って、PLL(40)からの位相データPAnと、中点位相補間
部(50)からの中点位相データPBnとがそれぞれ供給さ
れる。パラレルロードの可能な両カウンタ(91)及び
(92)に共通に2l倍速のクロックが供給されて、カウ
ンタ(91)及び(92)の各出力のMSBの立下りがそれぞ
れ0°位相及び中点位相の時刻を示す。こうして、サン
プル点位相データ及び中点位相データが実時間に展開さ
れて、PLL(40)の動作状況がオシロスコープ上に表示
される。 G2 一実施例の動作 次に、第5図及び第6図をも参照しながら、本発明の
一実施例の動作について説明する。 第5図Aに示すようなサンプリングクロックがA−
D変換器(11)に供給されて、同図Bに示すように入力
信号(微分再生信号)がデジタルデータS0〜S8に変換
される。このサンプルデータS0〜S8の値は、それぞれ10
進法によって、図中に表示されている。入力信号の零
交差点が存在する各タイムスロットT1、T3、T5及びT8に
おいて、同図Cに示すように、零交差信号(Zn)が
“1"となる。また、同図Dに示すように、各零交差点の
位相データ(ΔPn)の値が、前出(1)式に従って、
各タイムスロットの両端のサンプルデータの値、S0=
〔−11〕、S1=〔+12〕等から求められて、それぞれ
〔8〕、〔6〕、〔3〕、〔2〕となる。 PLL(40)においては、この零交差位相データに基
き、前出(2)式に従って、出力位相データPAnが修正
される。 最初のタイムスロットT1において、第5図Eに示すよ
うに、PLL(40)の先行出力位相(PAn-1)の初期値が
〔9〕であったとする。計数乗算器(43)の係数がk=
1/2であるとして、現出力位相は、PAn=(89)・1/
29=〔8〕となり、同図Fに示すように、PLL(40)
の現出力位相(PAn)は〔8〕に更新される。また、
同図Gに示すように出力位相PAn-1、PAnから、前出
(3)式に従って計算された中点位相(PBn)は、PBn
={(98)(88)}/2=
1/2であるとして、現出力位相は、PAn=(89)・1/
29=〔8〕となり、同図Fに示すように、PLL(40)
の現出力位相(PAn)は〔8〕に更新される。また、
同図Gに示すように出力位相PAn-1、PAnから、前出
(3)式に従って計算された中点位相(PBn)は、PBn
={(98)(88)}/2=
〔0〕となる。 これにより、タイムスロットT1においては、PAn-1>P
Bnであって、同図Hに示すように、比較器(61)の出力
が“1"となり、PLL(40)の0°位相がスロット前半
にあることが検出されて、同図Jに示すようなタイミン
グパルス(φL)が同図Lに示すように、検出タイミ
ング信号として、オアゲート(65)から出力される。 2番目のタイムスロッT2には入力信号の零交差が存在
しないため、PLL(40)の位相修正は行なはれず、第5
図E及びFに示すように、先行及び現出力位相はPAn-1
=PAn=〔8〕となる。また、中点位相はPBn=
Bnであって、同図Hに示すように、比較器(61)の出力
が“1"となり、PLL(40)の0°位相がスロット前半
にあることが検出されて、同図Jに示すようなタイミン
グパルス(φL)が同図Lに示すように、検出タイミ
ング信号として、オアゲート(65)から出力される。 2番目のタイムスロッT2には入力信号の零交差が存在
しないため、PLL(40)の位相修正は行なはれず、第5
図E及びFに示すように、先行及び現出力位相はPAn-1
=PAn=〔8〕となる。また、中点位相はPBn=
〔0〕と
なり、同図H及びLに示すように、0°位相存在検出部
(60)の状態は最初のタイムスロットT1におけると同様
に保たれる。 3番目のタイムロロットT3には、第5図Bに示すよう
に、入力信号の零交差が存在するため、PLL(40)の位
相が修正される。 タイムスロットT3において、入力信号の零交差位相は
ΔPn=〔6〕であって、PLL(40)の先行出力位相PAn-1
=〔8〕に比べて遅れており、入力信号の周波数はPLL
(40)の中心周波数よりも低くなっている。このとき、
PLLの現出力位相はPAn=〔7〕となり、PLL(40)の位
相は入力信号の位相に追従するように修正される。ま
た、中点位相はPBn=〔15〕となって、PAn<PBnとな
り、同図Iに示すように、比較器(62)の出力が“1"
となり、PLL(40)の0°位相がスロット後半に移動し
たことが検出されて、同図Kに示すようなタイミングパ
ルス(φR)が、同図Lに示すように、検出タイミン
グ信号として、オアゲート(65)から出力される。 4番目のタイムスロッT4以降では、入力信号の零交差
が存在するT5及びT6の各タイムスロットにおいて、より
遅れる方向にPLL(40)の位相が修正される。 前述したように、タイムスロットT1においては、Zn=
〔1〕、ΔPn=〔8〕、PBn=
なり、同図H及びLに示すように、0°位相存在検出部
(60)の状態は最初のタイムスロットT1におけると同様
に保たれる。 3番目のタイムロロットT3には、第5図Bに示すよう
に、入力信号の零交差が存在するため、PLL(40)の位
相が修正される。 タイムスロットT3において、入力信号の零交差位相は
ΔPn=〔6〕であって、PLL(40)の先行出力位相PAn-1
=〔8〕に比べて遅れており、入力信号の周波数はPLL
(40)の中心周波数よりも低くなっている。このとき、
PLLの現出力位相はPAn=〔7〕となり、PLL(40)の位
相は入力信号の位相に追従するように修正される。ま
た、中点位相はPBn=〔15〕となって、PAn<PBnとな
り、同図Iに示すように、比較器(62)の出力が“1"
となり、PLL(40)の0°位相がスロット後半に移動し
たことが検出されて、同図Kに示すようなタイミングパ
ルス(φR)が、同図Lに示すように、検出タイミン
グ信号として、オアゲート(65)から出力される。 4番目のタイムスロッT4以降では、入力信号の零交差
が存在するT5及びT6の各タイムスロットにおいて、より
遅れる方向にPLL(40)の位相が修正される。 前述したように、タイムスロットT1においては、Zn=
〔1〕、ΔPn=〔8〕、PBn=
〔0〕となり、第6図
M、N、O、Pに示すように、データ検出部(70)及び
(80)の比較器(71)、(81)、(82)の各出力、
、が“0"となると共に、比較器(72)の出力が
“1"となる。アンドゲート(74)において、この比較器
(72)の出力と零交差信号Znとの論理積が求められ、
同図Rに示すように、アンドゲート(74)の出力が
“1"となって、原データの存在が確定する。 アンドゲート(74)の出力は、同図Uに示すような
時分割用クロック(DL)と共にアンドゲート(76)に
供給されて、同図Wに示すような前半部データが得ら
れる。D−FF(89)において、この前半部データが前
述の検出タイミング信号と同期をとられて、同図Yに
示すように、D−FF(89)から1タイムスロット分のデ
ータが得られる。 2番目のタイムスロットT2においては、第6図Cに示
すように、後続零交差信号Zn+1が“1"となり、後続零交
差位相ΔPn+1及び中点位相PBnの値がそれぞれ〔6〕及
び
M、N、O、Pに示すように、データ検出部(70)及び
(80)の比較器(71)、(81)、(82)の各出力、
、が“0"となると共に、比較器(72)の出力が
“1"となる。アンドゲート(74)において、この比較器
(72)の出力と零交差信号Znとの論理積が求められ、
同図Rに示すように、アンドゲート(74)の出力が
“1"となって、原データの存在が確定する。 アンドゲート(74)の出力は、同図Uに示すような
時分割用クロック(DL)と共にアンドゲート(76)に
供給されて、同図Wに示すような前半部データが得ら
れる。D−FF(89)において、この前半部データが前
述の検出タイミング信号と同期をとられて、同図Yに
示すように、D−FF(89)から1タイムスロット分のデ
ータが得られる。 2番目のタイムスロットT2においては、第6図Cに示
すように、後続零交差信号Zn+1が“1"となり、後続零交
差位相ΔPn+1及び中点位相PBnの値がそれぞれ〔6〕及
び
〔0〕となるため、タイムスロット内に零交差が存在
しないにも拘らず、同図Pに示すように、比較器(82)
の出力が“1"となり、アンドゲート(84)において、
この比較器(82)の出力と後続零交差信号Zn+1との論
理積を求めても、同図Tに示すように、アンドゲート
(84)の出力が“1"となって、原データの存在が確定
することになってしまう。 本実施例においては、アンドゲート(84)の出力
は、同図Vに示すような時分割用クロック(DR)と共
にアンドゲート(86)に供給されて、同図Xに示すよう
な後半部データが得られる。この後半部データは前
述の検出タイミング信号と同期していないため、同図
Yに示すようにD−FF(89)によって2番目のタイムス
ロットT2相当分のデータは却下される。 タイムスロットT3においては、前述のように、ZN=
〔1〕、ΔPn=〔6〕及びPBn=〔15〕となり、第6図
Oに示すように、比較器(81)の出力が“1"となり、
アンドゲート(83)において、同図Sに示すように、零
交差信号Znとの論理積が求められて、原データの存在
が確認される。 1番目のタイムスロットT1におけると同様に、アンド
ゲート(83)の出力は、同図Vに示すような時分割用
クロック(DR)と共にアンドゲート(86)に供給され
て、同図Xに示すような後半部データが得られる。D
−FF(89)において、この後半部データが前述の検出
タイミング信号と同期をとられて、同図Yに示すよう
に、D−FF(89)から1タイムスロット分のデータが
得られる。 以後、タイムスロットT4〜T9にわたって同様のデータ
検出が繰返され、零交差が存在するタイムスロットT5及
びT8において、データ“1"が検出される。 H 発明の効果 以上詳述のように、本発明によれば、中点位相補間を
用いて、タイムスロットを仮想的に2分割することによ
り、デジタル化PLLのロックレンジの全域にわたって、
0°位相及びデータの存在を正しく表現することができ
て、MFM系変調方式に対しても、ソースビット幅の1/2の
ウインドウ幅Twに1回のサンプリングを行なえば良く、
高速データを容易に処理することのできるデータ検出装
置が得られる。また、すべての信号処理をデジタル化し
たため、データ検出精度が向上すると共に、IC化、無調
整化が可能となり、また、周辺回路との一体化が可能と
なって、磁気ディスク装置を小型化することができる。
しないにも拘らず、同図Pに示すように、比較器(82)
の出力が“1"となり、アンドゲート(84)において、
この比較器(82)の出力と後続零交差信号Zn+1との論
理積を求めても、同図Tに示すように、アンドゲート
(84)の出力が“1"となって、原データの存在が確定
することになってしまう。 本実施例においては、アンドゲート(84)の出力
は、同図Vに示すような時分割用クロック(DR)と共
にアンドゲート(86)に供給されて、同図Xに示すよう
な後半部データが得られる。この後半部データは前
述の検出タイミング信号と同期していないため、同図
Yに示すようにD−FF(89)によって2番目のタイムス
ロットT2相当分のデータは却下される。 タイムスロットT3においては、前述のように、ZN=
〔1〕、ΔPn=〔6〕及びPBn=〔15〕となり、第6図
Oに示すように、比較器(81)の出力が“1"となり、
アンドゲート(83)において、同図Sに示すように、零
交差信号Znとの論理積が求められて、原データの存在
が確認される。 1番目のタイムスロットT1におけると同様に、アンド
ゲート(83)の出力は、同図Vに示すような時分割用
クロック(DR)と共にアンドゲート(86)に供給され
て、同図Xに示すような後半部データが得られる。D
−FF(89)において、この後半部データが前述の検出
タイミング信号と同期をとられて、同図Yに示すよう
に、D−FF(89)から1タイムスロット分のデータが
得られる。 以後、タイムスロットT4〜T9にわたって同様のデータ
検出が繰返され、零交差が存在するタイムスロットT5及
びT8において、データ“1"が検出される。 H 発明の効果 以上詳述のように、本発明によれば、中点位相補間を
用いて、タイムスロットを仮想的に2分割することによ
り、デジタル化PLLのロックレンジの全域にわたって、
0°位相及びデータの存在を正しく表現することができ
て、MFM系変調方式に対しても、ソースビット幅の1/2の
ウインドウ幅Twに1回のサンプリングを行なえば良く、
高速データを容易に処理することのできるデータ検出装
置が得られる。また、すべての信号処理をデジタル化し
たため、データ検出精度が向上すると共に、IC化、無調
整化が可能となり、また、周辺回路との一体化が可能と
なって、磁気ディスク装置を小型化することができる。
第1図は本発明によるデータ検出装置の一実施例の構成
を示すブロック図、第2図〜第4図は本発明の一実施例
の要部の動作を説明するための概念図、第5図及び第6
図は本発明の一実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャート、第7図及び第8図は従来のデータ検出装置の構
成例を示すブロック図及びその動作を説明するためのタ
イムチャートである。 (3)は微分回路、(11)はA−D変換器、(20)は零
交差位相検出部、(30)は零交差存在検出部、(40)は
PLL、(50)は中点位相補間部、(60)は0°位相存在
検出部、(70)及び(80)はデータ検出部、(42)及び
(52)はレジスタ、(61)、(62)、(71)、(72)、
(81)及び(82)は比較器である。
を示すブロック図、第2図〜第4図は本発明の一実施例
の要部の動作を説明するための概念図、第5図及び第6
図は本発明の一実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャート、第7図及び第8図は従来のデータ検出装置の構
成例を示すブロック図及びその動作を説明するためのタ
イムチャートである。 (3)は微分回路、(11)はA−D変換器、(20)は零
交差位相検出部、(30)は零交差存在検出部、(40)は
PLL、(50)は中点位相補間部、(60)は0°位相存在
検出部、(70)及び(80)はデータ検出部、(42)及び
(52)はレジスタ、(61)、(62)、(71)、(72)、
(81)及び(82)は比較器である。
Claims (1)
- 【請求項1】ソースビット幅の1/2に等しいウインドウ
幅を有し0ランレングス最小値が1であるような変調方
式で記録されたデジタル信号の微分再生信号から原デー
タを検出するデータ検出装置において、 上記微分再生信号を上記ウインドウ幅の逆数のM倍(M
は実質的に自然数)の周波数で標本化する標本化手段
と、 相隣る2つの標本値に基いて上記微分再生信号と基準レ
ベルとの交差点から標本点までの位相データを演算する
交差位相演算手段と、 該交差位相演算手段の出力に基づいて、各標本点の位相
データを発生する標本点位相データ発生手段と、 該標本点位相データ発生手段の出力に基づいて、上記各
標本点の中点の位相データを補間する中点位相データ補
間手段とを備え、 上記各位相データに基づいて、原データを検出するため
のデータ検出信号を発生するようにしたことを特徴とす
るデータ検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61302564A JP2550546B2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | デ−タ検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61302564A JP2550546B2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | デ−タ検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63155407A JPS63155407A (ja) | 1988-06-28 |
JP2550546B2 true JP2550546B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=17910493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61302564A Expired - Lifetime JP2550546B2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | デ−タ検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550546B2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-18 JP JP61302564A patent/JP2550546B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63155407A (ja) | 1988-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |