JP2550252Y2 - 多数回打撃式打込機の止具給送装置 - Google Patents

多数回打撃式打込機の止具給送装置

Info

Publication number
JP2550252Y2
JP2550252Y2 JP1990037393U JP3739390U JP2550252Y2 JP 2550252 Y2 JP2550252 Y2 JP 2550252Y2 JP 1990037393 U JP1990037393 U JP 1990037393U JP 3739390 U JP3739390 U JP 3739390U JP 2550252 Y2 JP2550252 Y2 JP 2550252Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
piston
valve
compressed air
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990037393U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03126570U (ja
Inventor
勇 丹治
彰 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP1990037393U priority Critical patent/JP2550252Y2/ja
Publication of JPH03126570U publication Critical patent/JPH03126570U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2550252Y2 publication Critical patent/JP2550252Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は圧縮空気を動力源とし多数回の打撃で打込む
打込機において、止具を給送するための給送部を改良し
た多数回打撃式打込機の止具給送装置に関するものであ
る。
〔考案の背景〕
第13図は、本出願人が先に出願した特開昭61-117074
(特公平05-21718)号で提案した打込機の止具給送装置
である。スイッチ2a、2bを操作することによりシリンダ
5内のピストン6が下降し、射出口23内の止具9を打込
む。また射出口23内に止具9を1本づつ給送する給送部
は送りピストン13、送り爪8等から構成され、打込機本
体1の外郭表面に設けられた操作子40を操作することに
より送りバルブ3が開き、打込空気室33内の圧縮空気を
送りバルブ3、圧縮空気供給通路21を介して送りピスト
ン13前部に流入させ、送りピストン13、送り爪8を後退
させ、操作子40を戻した時にスプリングにより送りピス
トン13、送り爪8を前進させることにより止具9を給送
する。従ってピストン6の動作と関連なく止具9を送る
ことができ、1本の止具9を数回の打撃で打込むことが
できる。
しかし、例えば反復バルブを設け、スイッチ2a、2bの
操作中は自動的に打込動作を繰り返し、止具9を数回打
撃する打込機にこの止具給送装置を採用した場合、打込
み動作中に止具9が送り込まれることがないという利点
はあるが、打込動作終了後操作子40を操作して止具送り
動作を行わなければならず、連続作業では止具を自動的
に送る通常の一回打撃式打込機に対し作業性が悪かっ
た。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、
多数回打撃式打込機の作業性を向上することである。
〔考案の概要〕
すなわち、本考案は、トリガにより操作されるスイッ
チと無関係に設けられた送りバルブを介して給送部を動
作させる圧縮空気供給通路をスイッチと連通させ、かつ
送りバルブを開状態に固定可能にすれば、給送部は常時
圧縮空気が供給されて止具が射出口に送られた状態とな
り、また打込操作中に給送部の圧縮空気はスイッチを介
して排出されるため、送りピストンは射出口より後退
し、打込動作終了後は再度圧縮空気が流入するため、自
動的に止具が送られた状態になることに着目し、スイッ
チ、送りバルブ、圧縮空気供給通路、給送部、固定部材
の関係を工夫したものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第5図において、打込機本体1内には円筒状
のシリンダ5が設けられており、シリンダ5内には上下
に摺動可能にピストン6が設けてある。ピストン6の外
周にはピストンリング28が設けられ、シリンダ5とピス
トン6の間をシールしている。シリンダ5の上端には主
バルブ16が設けられ、主バルブ16の上昇でシリンダ5上
端が開くと共に排気バルブ4が閉じ、打込空気室33とピ
ストン上部室30が連通し、主バルブ16の下降でシリンダ
5上端が閉じると共に排気バルブ4が開き、ピストン上
部室30が大気に連通する。主バルブ室31は反復バルブ1
7、本考案の第1通路を構成する通路24を介してスイッ
チ2に連通すると共に通路26を介して打込空気室33と連
通している。
シリンダ5の下方には戻り空気室19を含むピストン下
部室29を有しており、戻り空気室19は本考案の第2通路
を構成する通路25を介して反復バルブ室32と連通してい
る。シリンダ5の側壁には、ピストン6の下降通過後に
ピストン上部室30とピストン下部室29が連通するように
連通路18を逆止弁22を介して設けている。連通路18は、
止具9の打込行程途中で打込エネルギが不足し、止具9
が打込まれなくなった時に生ずる打込機本体1の跳上が
りを防止するためのものであり、連通路18の通路面積及
び設置位置は止具9停止前にピストン上部室30内の圧縮
空気を、連通路18から戻り空気室19を通ってピストン下
部室29に流入させ、ピストン下部室29内の圧力とピスト
ン上部室30内の圧力とほぼ同圧力かあるいは高圧になる
ように設定してある。
第3図は第2図のBB線断面(給送部15)を示し、止具
9を打出す射出口23の一方には止具連結帯27で連結され
た連結止具10を案内する止具案内路39が設けられてい
る。止具案内路39の側方には、一部を止具案内路39内に
露出し、止具連結帯27の窓37に係合する送り爪8を有す
る送りピストン13が設けられ、送りピストン13は圧縮空
気供給通路21から圧縮空気が入ることによって前方に移
動するもので、常に送りスプリング11により後方に押し
付けられている。止具案内路39には止具連結帯27の窓37
と係合し、止具連結帯27の後方への移動を係止する図示
しない逆止爪が設けられている。
第4図は前記送りバルブ3の断面図で、常に圧縮空気
供給通路20は閉じられ、送りバルブ3を押上げることに
より開状態となり、圧縮空気供給通路20は圧縮空気供給
通路21と連通する。
送りバルブ3は、第5図、第6図に示す如く、外部か
ら操作可能な固定部材42の係止溝42aが、送りバルブ3
を押し上げた状態で、送りバルブ3の溝3aと係合し、送
りバルブ3を開状態に固定し、圧縮空気供給通路20が圧
縮空気供給通路21と常に連通した状態となる。
第7図は前記スイッチ2、送りバルブ3、送りピスト
ン13の各々の通路関係を示したものである。送りピスト
ン13を動作させる圧縮空気供給通路21は、送りバルブ
3、圧縮空気供給通路20、通路24、スイッチ2を介して
打込空気室33と連通している。
動作を説明する。第8図、第9図において、トリガ12
を操作してスイッチ2を開くと、主バルブ室31内の圧縮
空気は通路24を介してスイッチ2から排出されて主バル
ブ16が上昇する。主バルブ16の上昇に伴い排気バルブ4
が閉じ、ピストン上部室30は打込空気室33と連通し、打
込空気室33内の圧縮空気がピストン上部室30内に流入す
る。流入した圧縮空気でピストン6は急速に下降する。
この時点で圧縮空気圧力によるエネルギはピストン6の
運動エネルギとしてピストン6に伝達される。ピストン
6が連通路18を通過すると、ピストン上部室30内の圧縮
空気は連通路18からピストン下部室29内に流入しピスト
ン下部室29内の圧力が急速に上昇する。
一方反復バルブ室32は通路25を介してピストン下部室
29と連通しているため、ピストン下部室29内の圧力の上
昇により反復バルブ17が下降し、通路24を閉じる。この
ため主バルブ室31内の圧力は通路26から流入する圧縮空
気で上昇し、主バルブ16が下降する。
主バルブ16の下降により、シリンダ5上端が閉じると
共に排気バルブ4が開き、ピストン上部室30内の圧縮空
気が排気バルブ4から排出されるので、ピストン6はピ
ストン下部室29内の圧縮空気で押上げられ上死点まで復
帰する。ピストン6の復帰に従い、ピストン下部室29の
圧力は膨張して低くなり、更にピストン6と射出口23と
の隙間から排出されるため低くなる。従って反復バルブ
室32内の圧力も低下するため、反復バルブ17は主バルブ
室31内の圧力で押上げられて通路24が開き、主バルブ室
31内の圧縮空気はスイッチ2から排出される。主バルブ
室31内の圧縮空気が排出されると再び主バルブ16が上昇
して打込動作が行われ、上記した動作が反復され止具9
は被打込材に打込まれる。
次にトリガ12を放しスイッチ2を閉じると、打込空気
室33内の圧縮空気は通路24を介して主バルブ室31内に流
入するため、主バルブ16は下降し打込動作の反復はこの
時点で停止する。
止具9の打込が完了した後次の止具9を射出口23に給
送する動作を説明する。第10図はトリガ12を操作しない
状態で、送りバルブ3を固定せず操作した状態を示す図
であるが、送りバルブ3を開状態に操作すると、打込空
気室33内の圧縮空気は、通路24から圧縮空気供給通路2
0、送りバルブ3、圧縮空気供給通路21を介して送りピ
ストン室34に送られ、送りピストン13を前方に移動させ
る。送りピストン13が前方に移動すると送り爪8も前方
に移動し、送り爪8は連結帯27に設けてある窓37と係合
して連結帯27を前方に移動させ、止具9を射出口23内に
送る。
次に第7図に示す如く送りバルブ3を放すと、打込空
気室33内の圧縮空気は送りバルブ3で閉じ、送りピスト
ン室34内の圧縮空気は送りバルブ3から排出される。従
って送りピストン13は送りスプリング11により後方に戻
る。止具9の送り動作はピストン6の動作と無関係に行
うことが可能である。
第11図の如く、送りバルブ3を押し上げた状態で固定
部材42を操作し、固定部材42の係止溝42aを送りバルブ
3の溝3aに係合することにより送りバルブ3を開状態に
固定した場合、上記した動作と同様に送りピストン13は
前方に移動し、送り爪8は窓37と係合して、止具連結体
27を前方に移動させ、止具9を射出口23に送った状態と
なるが、圧縮空気供給通路20、21は常に連通しているた
め、送りピストン13は止具9を射出口23内に送ったまま
停止する。この状態でトリガ12を操作してスイッチ2を
押し上げると、止具9は被打込材に打込まれている状態
となり、更に第12図に示すように通路24内の圧縮空気は
スイッチ2から排出されるため、送りピストン室34内の
圧縮空気も同様に排出される。よって、送りピストン13
はトリガ12を操作し、連続して打撃を行っている間、送
りスプリング11により後方に戻った状態となる。次に止
具9の打撃が終りトリガ12を放しスイッチ2を下げる
と、スイッチ2からの圧縮空気の排出が止り、第11図に
示す如く、送りピストン13は再度前方に移動し、止具9
を射出口23内に送る。
従って打込み動作後、送りバルブ3を操作しなくて
も、自動的に止具9の送り作業を行うことが可能とな
る。また切換部材42を送りバルブ3の係合から解除すれ
ば、第7図、第10図の状態に戻るため、送りバルブ3の
操作に従い止具9の送り動作ができる。すなわち固定部
材42を操作して送りバルブ3を開状態で固定すれば、ト
リガ12の操作(本体の打込動作)に従って止具9の送り
ができ、固定部材42を送りバルブ3の固定解除状態に操
作した場合、送りバルブ3の操作に従って止具の送りが
できるよう、2種の送り操作に任意に選択可能となる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、多数回打撃での打込が
終了した後に止具が自動的に供給されるので、送りバル
ブを開とする操作を削除できて操作性を向上できると共
に連続打込時の作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の打込機の全体図、第2図は第1図の縦
断面図、第3図は第2図のBB線断面図、第4図および第
5図は第1図の送りバルブの断面図、第6図は第5図の
CC線断面図、第7図は止具給送装置の通路関係を示す断
面図、第8図、第9図は第5図の動作状態を示す断面
図、第10図〜第12図は第7図の動作状態を示す断面図、
第13図は従来技術の打込機の縦断面図である。 図において、1は打込機本体、2はスイッチ、3は送り
バルブ、6はピストン、9は止具、14は制御バルブ、15
は給送部、20、21は圧縮空気供給通路、23は射出口、40
は操作子、42は固定部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮空気を蓄積する打込空気室と、円筒状
    のシリンダ内に往復動可能に設けられたピストンと、シ
    リンダのピストン上部室に打込空気室内の圧縮空気を供
    給する動作及びピストン上部室内の圧縮空気を大気に排
    出させる動作を交互に行う主バルブと、主バルブと打込
    空気室間に設けられたトリガにより開閉可能なスイッチ
    及び第1通路と、止具が射出される射出口と、射出口内
    に止具を給送する給送部とを備え、主バルブ室内の圧縮
    空気を第1通路及びスイッチを介して排出させて主バル
    ブを開き、打込空気室内の圧縮空気をピストン上部室内
    に供給することによりピストンを下降させて打込動作を
    行う打込機であって、シリンダのピストン下部室と第2
    通路を介して連通し、ピストン下部室の圧力変化に応動
    して上下動する反復バルブを前記第1通路と主バルブと
    の間に設け、ピストン下部室の圧力変化に応動して反復
    バルブを反復動作させ、反復バルブの反復動作によって
    主バルブの上昇、下降を繰返して行わせることによりピ
    ストンの反復上下動を自動的に行わせるようにした多数
    回打撃式打込機において、 マニュアル操作される操作子により開閉され、前記第1
    通路と給送部間の圧縮空気供給通路中に設けられ、該圧
    縮空気供給通路を第1通路側の第3通路及び給送部側の
    第4通路とに分ける送りバルブと、送りバルブを開状態
    に固定するために送りバルブの操作子を開位置に固定可
    能とする固定部材とを備え、送りバルブが開位置にある
    時は第3通路と第4通路を連通させ、送りバルブが閉位
    置にある時は第3通路と第4通路間を遮断すると共に第
    4通路を大気と連通させるようにしたことを特徴とする
    多数回打撃式打込機の止具給送装置。
JP1990037393U 1990-04-06 1990-04-06 多数回打撃式打込機の止具給送装置 Expired - Lifetime JP2550252Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990037393U JP2550252Y2 (ja) 1990-04-06 1990-04-06 多数回打撃式打込機の止具給送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990037393U JP2550252Y2 (ja) 1990-04-06 1990-04-06 多数回打撃式打込機の止具給送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03126570U JPH03126570U (ja) 1991-12-19
JP2550252Y2 true JP2550252Y2 (ja) 1997-10-08

Family

ID=31544458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990037393U Expired - Lifetime JP2550252Y2 (ja) 1990-04-06 1990-04-06 多数回打撃式打込機の止具給送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2550252Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599821U (ja) * 1982-07-12 1984-01-21 東北ゴム株式会社 複合シ−ト
JPS60134581U (ja) * 1984-02-17 1985-09-07 日立工機株式会社 打込機の釘給送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03126570U (ja) 1991-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2747945B1 (en) Fastening tool
US5873510A (en) Repetitive striking type pneumatically operated nail gun
US4040554A (en) Pneumatic apparatus
WO2016002540A1 (ja) 打込機
US3434643A (en) Fastener driving apparatus
US3888404A (en) Safety for fastener driving tool
US3288339A (en) Pneumatically operable driving device for driving nails, staples, and the like
JP2550252Y2 (ja) 多数回打撃式打込機の止具給送装置
JPH10109280A (ja) 打込機
US3580458A (en) Compressed air stapling machine for metallic staples with control of the anvil for bending the staple ends
US3363517A (en) Air return percussive tool
JPH0744458Y2 (ja) 打込機の止具給送装置
JPH0521718B2 (ja)
JPH08276374A (ja) 単発連続打ち切替機構を有する打込機
JP3672978B2 (ja) 液圧式打撃機構
JPH05138548A (ja) 打込機の自動反復装置
JPH0551574U (ja) 打込機の止具給送装置
JP2004001135A (ja) エアダスタ付き釘打機
JPS6237656Y2 (ja)
JP2004001136A (ja) エアダスタ付き釘打機
JP3653961B2 (ja) 打込機
US3721091A (en) Impact hydraulic forming device
JP2728609B2 (ja) 自動反復打ち込み機
JPH0223830Y2 (ja)
JP3861753B2 (ja) 圧縮空気駆動釘打機