JP2550202Y2 - 曲げ加工機械の金型識別装置 - Google Patents

曲げ加工機械の金型識別装置

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JP2550202Y2
JP2550202Y2 JP7154691U JP7154691U JP2550202Y2 JP 2550202 Y2 JP2550202 Y2 JP 2550202Y2 JP 7154691 U JP7154691 U JP 7154691U JP 7154691 U JP7154691 U JP 7154691U JP 2550202 Y2 JP2550202 Y2 JP 2550202Y2
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JP
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mold
die
bending machine
length
identification device
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JP7154691U
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茂 東海
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は金型の種類や長さを自
動的に識別する曲げ加工機械の金型識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来金属加工機械としては板状のワーク
を成形するプレスやタレットパンチプレスが、また板状
のワークを曲げ加工するプレスブレーキなどがある。こ
れらの金属加工機械は何れも金型を使用してワークを成
形または曲げ加工するようになっており、得ようとする
製品により金型の形状はそれぞれ異なっている。このた
め、加工に当って使用する金型を選択し、金属加工機械
に装着する作業を行うが、誤った金型を装着すると加工
中に金型を破損したり、所望の精度の製品が得られな
い。そこで従来ではプレスやタレットパンチに使用する
金型の識別装置が例えば特開平2−137623号公報
や、特開平2−11228号公報などで提案されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしこれらの識別装
置はプレスやタレットパンチプレスに使用する金型につ
いては識別できても、ワークを曲げ加工するプレスブレ
ーキなどの曲げ加工機械には適用できず、曲げ加工機械
用の金型識別装置が要望されていた。この考案はかかる
事情に鑑みなされたもので、金型の種類や長さを自動的
に識別する曲げ加工機械の金型識別装置を提供して、金
型の破損などを未然に防止することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために、上下動自在なラムに金型押えを介して取
付けられた上型と、ダイベース上にダイホルダを介して
取付けられた下型の間で板状のワークを曲げ加工する曲
げ加工機械において、上記ラムに上型を取付ける金型押
えの上型と接する面に、上型に形成された切欠より金型
の種類を、また加圧長さにより金型の長さを検出する複
数の金型検出器をほぼ全長に亘って設けたものである。
【0005】
【作 用】上記構成により、曲げ加工機に装着された
金型の種類や長さなどが加工を開始する前に、金型検出
器により自動的に識別できるため、金型の取付けミスに
よる金型の破損などが未然に防止できるようになる。
【0006】
【実 施 例】この考案の一実施例を図面を参照して詳
述する。図において1はプレスブレーキのような曲げ加
工機械で、上下動自在なラム2を有しており、このラム
2の下部に取付けられた上型(パンチ)3と、ダイベー
ス4上にダイホルダ5を介して取付けられた下型(ダイ
ス)6の間で板状のワーク7を曲げ加工できるようにな
っている。
【0007】上記ラム2の下部には前後に段部2aが形
成されていて、これら段部2aに締付けボルト8により
取付けられた金型押え9の間で上型3の上部が挟着され
ることにより、ラム2に対して上型3が着脱自在に固定
されていると共に、上記金型押え9の一方には、上型3
と接する面の全長に上下2段に亘ってT溝9a,9bが
形成されている。そしてこれらT溝9a,9b内に金型
検出器10,11が収容されている。
【0008】これら金型検出器10,11は例えば加圧
導電体スイッチであって、図3に示すようにシリコンゴ
ムに金属微粒子を混入した加圧導電ゴム12の両面に平
編線13が設けられ、さらにその外側をシリコンゴムの
被覆層14により被覆された構造で、被覆層14の上か
ら圧力が加えられると、抵抗値が数MΩから数Ωの範囲
で変化するようになっている。また上記金型検出器1
0,11が当接する上型3側には、金型の種類に応じて
異なる切欠3aが形成されていて、この切欠3aが金型
検出器10,11に当ると、当った検出器10,11は
加圧されないため、オンしないようになっている。
【0009】一方ダイベース4上に下型6を固定してい
るダイホルダ5にも下型6と接する面にT溝5aが形成
されていて、このT溝5aにも上記金型検出器10,1
1と同様な金型検出器16が全長に亘って収容されてお
り、これら金型検出器10,11,16の出力はリード
線17を介して図示しない判別器へ送られるようになっ
ている。
【0010】次に図7に示すフローチャートを混えて作
用を説明すると、曲げ加工機に使用する金型は上型3と
下型6がセットになっていて長さは同一となっている。
また金型の種類に応じて図5に示すように上型3に位置
が異なる切欠3aが形成されている。
【0011】まず使用する金型を選択して、上型3をラ
ム2に、そして下型6をダイホルダ5を介してダイベー
ス4に図1に示すように取付けると、判別器は図7に示
すフローのステップ20で、金型検出器10の出力Aを
読取り、ステップ21で金型検出器11の出力Bを読取
る。そしてステップ22で、まず金型検出器10の出力
Aが予め設定されたしきい値より大きいかを判別し、大
きければステップ27へ、小さければステップ23へ進
む。
【0012】なお金型検出器10,11の出力A,Bは
加圧されると抵抗値が減少し、その値が図4に示すよう
にしきい値より大きい場合、金型検出器10,11はオ
フ、しきい値より小さい場合はオンと判定する。すなわ
ち金型検出器10がオンと判定されるとステップ23へ
進んで金型検出器11の出力Bがしきい値と比較され、
金型検出器10と同様に金型検出器11がオンの場合は
ステップ30へ、オフの場合はステップ24へ進む。
【0013】またステップ22で金型検出器10の出力
Aがオフと判定されてステップ27へ進むと、ステップ
27で金型検出器11の出力Bがしきい値と比較され
て、しきい値より大きければ金型検出器11はオフとし
てステップ29へ進み、金型無しと判定される。ステッ
プ27で金型検出器11がオンと判定されるとステップ
28へ進んで、ステップ24,30と同様に金型の種類
が識別される。このとき図6に示すように上型3の向き
も識別される。
【0014】以上のようにして金型の種類が識別される
と、ステップ25へ進んで金型検出器10,11の抵抗
値より金型の長さが演算される。そして得られた金型の
種類、取付け方向及び長さのデータ等の出力結果はステ
ップ26でまとめられてNC装置18へ送られ、NC装
置18は入力されたデータと、予め入力されている加工
データと照合して、これらが一致したときに加工プログ
ラムを実行し、一致しないときには加工プログラムを中
止して、金型の破損を防止する。なお下型6と検出する
金型検出器16からの出力により、下型6の有無及び下
型6の長さも検出することができる。
【0015】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように、曲げ加
工機械に装着された金型の種類や長さが加工開始前に自
動的に識別できるため、誤った金型を装着しても金型が
破損されるのを未然に防止することができる。また箱曲
げ加工のように金型の長さを正確に設定する必要のある
曲げ加工でも、金型の長さを検出することができること
から、誤った長さの金型を取付けたために生じる加工不
良等も未然に防止することができる。さらに金型の向き
も識別できることから、取付け方向のミスによる金型の
破損や加工不良等も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になる金型識別装置の装着
された曲げ加工機械の側面図である。
【図2】図1のX方向からの矢視図である。
【図3】金型検出器の説明図である。
【図4】金型の長さと金型検出器の出力の関係を示す線
図である。
【図5】(イ)上型の種類を示す説明図である。 (ロ)上型の種類を示す説明図である。 (ハ)上型の種類を示す説明図である。
【図6】(イ)上型の向きを示す説明図である。 (ロ)上型の向きを示す説明図である。
【図7】作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2…ラム、3…上型、4…ダイベース、5…ダイホル
ダ、6…下型、7…ワーク、9…金型押え、10,11
…金型検出器。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動自在なラム2に金型押え9を介し
    て取付けられた上型3と、ダイベース4上にダイホルダ
    5を介して取付けられた下型6の間で板状のワーク7を
    曲げ加工する曲げ加工機械において、上記ラム2に上型
    3を取付ける金型押え9の上型3と接する面に、上型3
    に形成された切欠3aより金型の種類を、また加圧長さ
    により金型の長さを検出する複数の金型検出器10,1
    1をほぼ全長に亘って設けてなる曲げ加工機械の金型識
    別装置。
  2. 【請求項2】 金型検出器10,11を、加圧すること
    により抵抗値が変化する加圧導電体スイッチにより構成
    してなる請求項1記載の金型識別装置。
JP7154691U 1991-08-13 1991-08-13 曲げ加工機械の金型識別装置 Expired - Lifetime JP2550202Y2 (ja)

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JP7154691U JP2550202Y2 (ja) 1991-08-13 1991-08-13 曲げ加工機械の金型識別装置

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JP7154691U JP2550202Y2 (ja) 1991-08-13 1991-08-13 曲げ加工機械の金型識別装置

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JPH0518719U JPH0518719U (ja) 1993-03-09
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ES2357018T3 (es) * 2006-06-07 2011-04-15 Wila B.V. Herramienta y estructura receptora, que incluye un sistema de intercambio de datos.
JP6205023B2 (ja) * 2016-07-04 2017-09-27 株式会社アマダホールディングス 金型

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JPH0518719U (ja) 1993-03-09

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