JP2550049Y2 - 畳縁の折り線付け装置 - Google Patents
畳縁の折り線付け装置Info
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- JP2550049Y2 JP2550049Y2 JP2860793U JP2860793U JP2550049Y2 JP 2550049 Y2 JP2550049 Y2 JP 2550049Y2 JP 2860793 U JP2860793 U JP 2860793U JP 2860793 U JP2860793 U JP 2860793U JP 2550049 Y2 JP2550049 Y2 JP 2550049Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、畳床に固定された畳
表上に縁布および縁下紙を重ねて縫着するに先立ち、上
記の縁布および縁下紙等の畳縁用テープに細い折り線を
付けてその折り曲げを容易にし、折り目を鮮明にするた
めの折り線付け装置に関するものである。
表上に縁布および縁下紙を重ねて縫着するに先立ち、上
記の縁布および縁下紙等の畳縁用テープに細い折り線を
付けてその折り曲げを容易にし、折り目を鮮明にするた
めの折り線付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】畳の製造工程において、畳床に畳表が固
定されて平刺し機に送られると、上記の畳表上に縁布お
よび縁下紙が縁布を下にして重ねられ、平刺し縫いによ
り縫着される。次いで、上記平刺しの縫目に沿って縁布
および縁下紙が180度折り返されて縁布が上に出るよ
うに反転され、次いで縁布および縁下紙が畳床の側縁に
沿って下向きに90度屈曲されて畳床の側面に添いつけ
られ、しかるのち畳床の側面に重ねられた縁布および縁
下紙が返し縫いによって畳床に取付けられている。しか
して、上記の縁布および縁下紙の180度の反転や90
度の屈曲を容易にし、かつ美しい折り目を形成するた
め、周面に周方向の凸条を備えた折り線付けローラを、
畳床に縫着されて平刺し機上を移動する縁布および縁下
紙に圧接することが知られている。
定されて平刺し機に送られると、上記の畳表上に縁布お
よび縁下紙が縁布を下にして重ねられ、平刺し縫いによ
り縫着される。次いで、上記平刺しの縫目に沿って縁布
および縁下紙が180度折り返されて縁布が上に出るよ
うに反転され、次いで縁布および縁下紙が畳床の側縁に
沿って下向きに90度屈曲されて畳床の側面に添いつけ
られ、しかるのち畳床の側面に重ねられた縁布および縁
下紙が返し縫いによって畳床に取付けられている。しか
して、上記の縁布および縁下紙の180度の反転や90
度の屈曲を容易にし、かつ美しい折り目を形成するた
め、周面に周方向の凸条を備えた折り線付けローラを、
畳床に縫着されて平刺し機上を移動する縁布および縁下
紙に圧接することが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
折り線付けローラは、一定の位置で昇降する平刺し用ミ
シン針に対して畳床の進み側に設けられ、その凸条を畳
床上の縁布および縁下紙に押し付けて縁布および縁下紙
の双方に一度に折り線を付けるものであり、かつ上記の
畳床および畳表は表面の凹凸が多いため、付される折り
癖の強さにバラツキが多くなり、しかも畳床の両端付近
および畳床の前方および後方に外れた部分には折り線が
付かなかった。したがって、畳の隅部を美しく仕上げる
ためには、人手による折り線付けが必要であった。
折り線付けローラは、一定の位置で昇降する平刺し用ミ
シン針に対して畳床の進み側に設けられ、その凸条を畳
床上の縁布および縁下紙に押し付けて縁布および縁下紙
の双方に一度に折り線を付けるものであり、かつ上記の
畳床および畳表は表面の凹凸が多いため、付される折り
癖の強さにバラツキが多くなり、しかも畳床の両端付近
および畳床の前方および後方に外れた部分には折り線が
付かなかった。したがって、畳の隅部を美しく仕上げる
ためには、人手による折り線付けが必要であった。
【0004】この考案は、縁布および縁下紙が平刺しさ
れるに先立ち、これらの畳縁用テープに180度反転用
や90度屈曲用などの任意の折り線を全長にわたって均
一に途切れなく付けることにより、その折り曲げを容易
にし、この折り曲げによって鮮明な折り目が得られるよ
うにしたものである。
れるに先立ち、これらの畳縁用テープに180度反転用
や90度屈曲用などの任意の折り線を全長にわたって均
一に途切れなく付けることにより、その折り曲げを容易
にし、この折り曲げによって鮮明な折り目が得られるよ
うにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案に係る畳縁の折
り線付け装置は、表面に細い周方向凸条を備えた凸条ロ
ーラと、表面に上記の周方向凸条に対応する周方向溝ま
たは弾性変形が可能な弾性被覆層を備えた押さえローラ
とを互いに接するように、かつ回転自在に設け、この凸
条ローラおよび押さえローラのニップ部に畳の縁布や縁
下紙等の畳縁用テープを導入するようにしたことを特徴
とする。なお、上記の凸条ローラおよび押さえローラ
は、縁布や縁下紙をリールに巻くための準備工程に設け
ることができるが、これらを平刺し機に供給するための
供給路に設けるのが有利である。また、凸条ローラに2
本の凸条を所定の間隔で突設し、これに対応して押さえ
ローラに2本の周方向溝を設けることにより、前記の1
80度反転用および90度屈曲用の2本の折り線を同時
に付けることができる。なおまた、凸条ローラが縁布や
縁下紙に接する面は、表裏いずれの面でもよい。
り線付け装置は、表面に細い周方向凸条を備えた凸条ロ
ーラと、表面に上記の周方向凸条に対応する周方向溝ま
たは弾性変形が可能な弾性被覆層を備えた押さえローラ
とを互いに接するように、かつ回転自在に設け、この凸
条ローラおよび押さえローラのニップ部に畳の縁布や縁
下紙等の畳縁用テープを導入するようにしたことを特徴
とする。なお、上記の凸条ローラおよび押さえローラ
は、縁布や縁下紙をリールに巻くための準備工程に設け
ることができるが、これらを平刺し機に供給するための
供給路に設けるのが有利である。また、凸条ローラに2
本の凸条を所定の間隔で突設し、これに対応して押さえ
ローラに2本の周方向溝を設けることにより、前記の1
80度反転用および90度屈曲用の2本の折り線を同時
に付けることができる。なおまた、凸条ローラが縁布や
縁下紙に接する面は、表裏いずれの面でもよい。
【0006】
【作用】平刺しされる前の縁布や縁下紙等の畳縁用テー
プに180度の反転用折り線や90度の屈曲用折り線等
の任意の折り線が全長にわたって鮮明に、かつムラなく
均一に付けられる。そして、上記畳縁用テープの片面に
凸条ローラが接し、反対側に押さえローラが接すること
によって折り癖のある折り線が付けられるので、その折
り曲げが容易になる。したがって、上記平刺し後に縁布
および縁下紙を畳床の側面に縫着する返し縫いの際、縁
布および縁下紙の180度反転や90度屈曲を容易に行
うことができ、隅止め部分を含めて鮮明な折り目が得ら
れる。
プに180度の反転用折り線や90度の屈曲用折り線等
の任意の折り線が全長にわたって鮮明に、かつムラなく
均一に付けられる。そして、上記畳縁用テープの片面に
凸条ローラが接し、反対側に押さえローラが接すること
によって折り癖のある折り線が付けられるので、その折
り曲げが容易になる。したがって、上記平刺し後に縁布
および縁下紙を畳床の側面に縫着する返し縫いの際、縁
布および縁下紙の180度反転や90度屈曲を容易に行
うことができ、隅止め部分を含めて鮮明な折り目が得ら
れる。
【0007】
【実施例】図1および図2において、1は畳床、2は畳
表であり、畳床1は平刺し機の畳受け台(図示されてな
い)上に固定されて長手方向(矢印P方向)に間欠的に
送られる。そして、図1の右上方のリール(図示されて
いない)から引き出された縁下紙3および縁布4が上記
畳表2の上に縁布4を下にして裏表に重ねられ、ミシン
針5によって平刺しされる。なお、6は押さえ板で、平
刺しミシン(図示されていない)に固定されており、6
aは押さえ板6に設けた窓孔、7は縫い目である。
表であり、畳床1は平刺し機の畳受け台(図示されてな
い)上に固定されて長手方向(矢印P方向)に間欠的に
送られる。そして、図1の右上方のリール(図示されて
いない)から引き出された縁下紙3および縁布4が上記
畳表2の上に縁布4を下にして裏表に重ねられ、ミシン
針5によって平刺しされる。なお、6は押さえ板で、平
刺しミシン(図示されていない)に固定されており、6
aは押さえ板6に設けた窓孔、7は縫い目である。
【0008】この実施例では、上記押さえ板6の畳床1
進行方向に対する遅れ側の縁に折り線付け装置10のフ
レーム11が固定される。このフレーム11は、鉛直平
面内で遅れ側端部が高くなるように傾斜する板状のもの
であり、その進み側端部の内側に突設された水平方向の
取付け部11aが上記の押さえ板6上に重ねられ、ボル
ト12で締付け固定される。なお、ボルト12で締付け
る代わりに、押さえ板6に上記取付け部11aの挿入可
能な孔部を形成して差し込みにより着脱自在に取付ける
ことができ、またフレーム11の遅れ側端部にアーム
(図示されていない)を突設して畳床1の側方(図1の
上方)に位置するミシンのフレームに連結することがで
きる。
進行方向に対する遅れ側の縁に折り線付け装置10のフ
レーム11が固定される。このフレーム11は、鉛直平
面内で遅れ側端部が高くなるように傾斜する板状のもの
であり、その進み側端部の内側に突設された水平方向の
取付け部11aが上記の押さえ板6上に重ねられ、ボル
ト12で締付け固定される。なお、ボルト12で締付け
る代わりに、押さえ板6に上記取付け部11aの挿入可
能な孔部を形成して差し込みにより着脱自在に取付ける
ことができ、またフレーム11の遅れ側端部にアーム
(図示されていない)を突設して畳床1の側方(図1の
上方)に位置するミシンのフレームに連結することがで
きる。
【0009】上記フレーム11の中央部に縁下紙3用の
凸条ローラ13および溝付きの押さえローラ14がそれ
ぞれ畳床1の幅方向内向きにローラ軸15、15を介し
て回転自在に、かつ上下に対向して取付けられる。すな
わち、図3に示すようにフレーム11にローラ軸15、
15の一端がナット16、16で締付け固定され、上側
ローラ軸15にワッシャ17および凸条ローラ13が、
また下側ローラ軸15にワッシャ17および押さえロー
ラ14がそれぞれ回転自在に嵌装され、上下のローラ軸
15、15の突出端が連結金具18で連結される。
凸条ローラ13および溝付きの押さえローラ14がそれ
ぞれ畳床1の幅方向内向きにローラ軸15、15を介し
て回転自在に、かつ上下に対向して取付けられる。すな
わち、図3に示すようにフレーム11にローラ軸15、
15の一端がナット16、16で締付け固定され、上側
ローラ軸15にワッシャ17および凸条ローラ13が、
また下側ローラ軸15にワッシャ17および押さえロー
ラ14がそれぞれ回転自在に嵌装され、上下のローラ軸
15、15の突出端が連結金具18で連結される。
【0010】上記のフレーム11および連結金具18の
内面間隔は、縁下紙3の通過が可能な程度の広さに設定
される。しかして、上記の凸条ローラ13は、1本の円
筒体の表面に高さ約1mmの断面三角形の周方向凸条13
aを前記180度の反転用折り線および90度の屈曲用
折り線に対応して2本突設したものである。また、押さ
えローラ14は、円筒体の表面に上記の周方向凸条13
aに対応して断面三角形の周方向溝14aを2本凹設し
て形成される。
内面間隔は、縁下紙3の通過が可能な程度の広さに設定
される。しかして、上記の凸条ローラ13は、1本の円
筒体の表面に高さ約1mmの断面三角形の周方向凸条13
aを前記180度の反転用折り線および90度の屈曲用
折り線に対応して2本突設したものである。また、押さ
えローラ14は、円筒体の表面に上記の周方向凸条13
aに対応して断面三角形の周方向溝14aを2本凹設し
て形成される。
【0011】また、上記フレーム11の遅れ側には(図
1、図2参照)、縁布4用の凸条ローラ21および溝付
き押さえローラ22がそれぞれローラ軸23、23を介
して上記の縁下紙3用と同様に取付けられ、凸条ローラ
21には2本の周方向凸条21aが、また押さえローラ
22には2本の周方向溝22aがそれぞれ設けられ、ロ
ーラ軸23、23の突出端が連結金具24で連結され
る。ただし、この縁布4用のローラ21、22と連結金
具24との間には縁布4と縁下紙3の幅の差に相当する
幅のローラ状スペーサ25を介設することにより、フレ
ーム11と連結金具24の内面間隔が縁下紙3よりも幅
の広い縁布4が通過可能な広さに設定される。
1、図2参照)、縁布4用の凸条ローラ21および溝付
き押さえローラ22がそれぞれローラ軸23、23を介
して上記の縁下紙3用と同様に取付けられ、凸条ローラ
21には2本の周方向凸条21aが、また押さえローラ
22には2本の周方向溝22aがそれぞれ設けられ、ロ
ーラ軸23、23の突出端が連結金具24で連結され
る。ただし、この縁布4用のローラ21、22と連結金
具24との間には縁布4と縁下紙3の幅の差に相当する
幅のローラ状スペーサ25を介設することにより、フレ
ーム11と連結金具24の内面間隔が縁下紙3よりも幅
の広い縁布4が通過可能な広さに設定される。
【0012】上記の構造において、縁下紙3をリール
(図示されていない)から引出して縁下紙用凸条ローラ
13と押さえローラ14のニップ部に、また縁布4を同
様に引出して縁布用凸条ローラ21と押さえローラ22
のニップ部にそれぞれ挿通し、上記の縁下紙3および縁
布4を上下に重ねて平刺し機の押さえ板6の下に導き、
この平刺し機の運転を開始すると、縁下紙3には縁下紙
用のローラ13、14で180度の反転用折り線3aお
よび90度の屈曲用折り線3bがそれぞれ付けられ、縁
布4には縁布用のローラ21、22で上記同様の折り線
が付けられ、しかるのち平刺し機の押さえ板6の下に送
られ、反転用折り線3aの外側がミシン針5で縫合され
る。
(図示されていない)から引出して縁下紙用凸条ローラ
13と押さえローラ14のニップ部に、また縁布4を同
様に引出して縁布用凸条ローラ21と押さえローラ22
のニップ部にそれぞれ挿通し、上記の縁下紙3および縁
布4を上下に重ねて平刺し機の押さえ板6の下に導き、
この平刺し機の運転を開始すると、縁下紙3には縁下紙
用のローラ13、14で180度の反転用折り線3aお
よび90度の屈曲用折り線3bがそれぞれ付けられ、縁
布4には縁布用のローラ21、22で上記同様の折り線
が付けられ、しかるのち平刺し機の押さえ板6の下に送
られ、反転用折り線3aの外側がミシン針5で縫合され
る。
【0013】上記の実施例における上下のローラ13、
14は、それぞれ幅の狭い複数個のリングまたはローラ
の並設により形成することができる。例えば、図4に示
す実施例は、2個のローラを並設したものであり、上側
ローラ軸15に上記の凸条ローラ13を左右に2分した
形状の2個の凸条ローラ13A、13Bが並列に嵌装さ
れ、これに対応して下側ローラ軸15に2個の溝付き押
さえローラ14A、14Bが並列に嵌装され、左側の凸
条ローラ13A、押さえローラ14Aが180度反転用
に、また右側の凸条ローラ13B、押さえローラ14B
が90度屈曲用に使用される。この場合は、凸条13a
または溝14aをローラ幅の中間から片側に偏して設
け、右側に位置する屈曲用のローラ13B、14Bの向
きを反対にして嵌装することにより左右2本の凸条13
a、13aの間隔および溝14a、14aの間隔を変更
することができる。
14は、それぞれ幅の狭い複数個のリングまたはローラ
の並設により形成することができる。例えば、図4に示
す実施例は、2個のローラを並設したものであり、上側
ローラ軸15に上記の凸条ローラ13を左右に2分した
形状の2個の凸条ローラ13A、13Bが並列に嵌装さ
れ、これに対応して下側ローラ軸15に2個の溝付き押
さえローラ14A、14Bが並列に嵌装され、左側の凸
条ローラ13A、押さえローラ14Aが180度反転用
に、また右側の凸条ローラ13B、押さえローラ14B
が90度屈曲用に使用される。この場合は、凸条13a
または溝14aをローラ幅の中間から片側に偏して設
け、右側に位置する屈曲用のローラ13B、14Bの向
きを反対にして嵌装することにより左右2本の凸条13
a、13aの間隔および溝14a、14aの間隔を変更
することができる。
【0014】また、図5に示す実施例は、凸条ローラ1
3および押さえローラ14をそれぞれ4個のリングもし
くはローラで形成したものである。すなわち、上側ロー
ラ軸15に反転用の周方向凸条13aを有する第1凸条
ローラ13C、リング状の第1スペーサ13D、屈曲用
の周方向凸条13aを有する第2凸条ローラ13Eおよ
びリング状の第2スペーサ13Fを並列に嵌装し、これ
に対応して下側ローラ軸15に反転用の周方向溝14a
を有する第1押さえローラ14C、第1スペーサ14
D、屈曲用の周方向溝14aを有する第2押さえローラ
14Eおよび第2スペーサ14Fを並列に嵌装したもの
である。この場合は、第1、第2の凸条ローラ13C、
13Eの幅および第1、第2の押さえローラ14C、1
4Eの幅を等しく設定することにより、2個の凸条ロー
ラまたは2個の押さえローラを共通にすることができ、
かつ第2凸条ローラ13E、第2押さえローラ14Eの
嵌装方向を反対にすることにより、図4の実施例と同様
に周方向凸条13a、13aの間隔および周方向溝14
a、14aの間隔を変更することができる。なお、これ
らの実施例において、ワッシャ17は省略することがで
きる。
3および押さえローラ14をそれぞれ4個のリングもし
くはローラで形成したものである。すなわち、上側ロー
ラ軸15に反転用の周方向凸条13aを有する第1凸条
ローラ13C、リング状の第1スペーサ13D、屈曲用
の周方向凸条13aを有する第2凸条ローラ13Eおよ
びリング状の第2スペーサ13Fを並列に嵌装し、これ
に対応して下側ローラ軸15に反転用の周方向溝14a
を有する第1押さえローラ14C、第1スペーサ14
D、屈曲用の周方向溝14aを有する第2押さえローラ
14Eおよび第2スペーサ14Fを並列に嵌装したもの
である。この場合は、第1、第2の凸条ローラ13C、
13Eの幅および第1、第2の押さえローラ14C、1
4Eの幅を等しく設定することにより、2個の凸条ロー
ラまたは2個の押さえローラを共通にすることができ、
かつ第2凸条ローラ13E、第2押さえローラ14Eの
嵌装方向を反対にすることにより、図4の実施例と同様
に周方向凸条13a、13aの間隔および周方向溝14
a、14aの間隔を変更することができる。なお、これ
らの実施例において、ワッシャ17は省略することがで
きる。
【0015】また、前記の実施例は、周方向の凸条13
a、溝14aの断面形状をそれぞれ三角形に形成したも
のであるが、図6に示すように、凸条13bおよび溝1
4bの断面形状を台形にすることができる。この場合、
図示のように、凸条13bおよび溝14bが側面で互い
に接するようにしてもよく、また凸条13bの頂部が溝
14bの底部で接するようにしてもよい。なお、上記凸
条13bの頂部の幅は、1mm以下が好ましい。また、図
3の溝付き押さえローラ14、図4、図5の溝付き押さ
えローラ14A、14B、14C、14Eをゴムローラ
またはゴムリングで置換して押さえローラとしても、同
様の効果が得られる。図7は、この例を示し、金属ロー
ラ26aの表面にゴムの弾性被覆層26bを設けてなる
押さえローラ26を図5の第2押さえローラ14Eの代
わりに使用したものである。
a、溝14aの断面形状をそれぞれ三角形に形成したも
のであるが、図6に示すように、凸条13bおよび溝1
4bの断面形状を台形にすることができる。この場合、
図示のように、凸条13bおよび溝14bが側面で互い
に接するようにしてもよく、また凸条13bの頂部が溝
14bの底部で接するようにしてもよい。なお、上記凸
条13bの頂部の幅は、1mm以下が好ましい。また、図
3の溝付き押さえローラ14、図4、図5の溝付き押さ
えローラ14A、14B、14C、14Eをゴムローラ
またはゴムリングで置換して押さえローラとしても、同
様の効果が得られる。図7は、この例を示し、金属ロー
ラ26aの表面にゴムの弾性被覆層26bを設けてなる
押さえローラ26を図5の第2押さえローラ14Eの代
わりに使用したものである。
【0016】また、ローラ13、14、21、22の配
置は、種々に変更することができ、図8の実施例は、縁
下紙3用の2本のローラ13、14および縁布4用の2
本のローラ21、22の合計4本のローラを1直線上に
配置したものであり、図9の実施例は、縁下紙3用の2
本のローラ13、14のニップ部に縁下紙3が、また縁
布4用の2本のローラ21、22のニップ部に縁布4が
それぞれ接線方向に導入されるようにしたものであり、
この場合は縁下紙3または縁布4のローラ巻付きが生じ
難い。
置は、種々に変更することができ、図8の実施例は、縁
下紙3用の2本のローラ13、14および縁布4用の2
本のローラ21、22の合計4本のローラを1直線上に
配置したものであり、図9の実施例は、縁下紙3用の2
本のローラ13、14のニップ部に縁下紙3が、また縁
布4用の2本のローラ21、22のニップ部に縁布4が
それぞれ接線方向に導入されるようにしたものであり、
この場合は縁下紙3または縁布4のローラ巻付きが生じ
難い。
【0017】
【考案の効果】上記のとおり、この考案に係る畳縁の折
り線付け装置は、表面に細い周方向凸条を備えた凸条ロ
ーラと、表面に上記の周方向凸条に対応する周方向溝ま
たは弾性変形が可能な弾性被覆層を備えた押さえローラ
とを互いに接するように、かつ回転自在に設け、この凸
条ローラおよび押さえローラのニップ部に縁布や縁下紙
等の畳縁用テープを導入するようにしたものであるか
ら、平刺し機に供給される前の畳縁用テープに反転用や
屈曲用等の任意の折り線を全長にわたって均一に途切れ
なく鮮明に付けることができ、そのため畳の返し縫いお
よび隅止めの際に縁布および縁下紙を容易に折り曲げる
ことができ、折り曲げた後の折り目が鮮明で、畳の仕上
がりが良好になる。
り線付け装置は、表面に細い周方向凸条を備えた凸条ロ
ーラと、表面に上記の周方向凸条に対応する周方向溝ま
たは弾性変形が可能な弾性被覆層を備えた押さえローラ
とを互いに接するように、かつ回転自在に設け、この凸
条ローラおよび押さえローラのニップ部に縁布や縁下紙
等の畳縁用テープを導入するようにしたものであるか
ら、平刺し機に供給される前の畳縁用テープに反転用や
屈曲用等の任意の折り線を全長にわたって均一に途切れ
なく鮮明に付けることができ、そのため畳の返し縫いお
よび隅止めの際に縁布および縁下紙を容易に折り曲げる
ことができ、折り曲げた後の折り目が鮮明で、畳の仕上
がりが良好になる。
【図1】第1の実施例の平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】第2の実施例における図3同様の断面図であ
る。
る。
【図5】第3の実施例における図3同様の断面図であ
る。
る。
【図6】凸条および溝の変形例の断面図である。
【図7】弾性被覆層を備えた押さえローラの断面図であ
る。
る。
【図8】ローラの配置を変更した実施例の正面図であ
る。
る。
【図9】ローラの配置を変更した他の実施例の正面図で
ある。
ある。
1:畳床、2:畳表、3:縁下紙(畳縁用テープ)、
4:縁布(畳縁用テープ)、5:平刺し用ミシン針、
6:押さえ板、7:平刺し縫い目、10:折り線付け装
置、11:フレーム、13、13A、13C、13E、
21:凸条ローラ、13a、21a:周方向凸条、1
4、14A、14C、14E、22:溝付き押さえロー
ラ、14a、22a:周方向溝、15、23:ローラ
軸、17:ワッシャ、18、24:連結金具、13D、
13F、14D、14F、25:スペーサ、26:弾性
被覆層を備えた押さえローラ、26b:弾性被覆層。
4:縁布(畳縁用テープ)、5:平刺し用ミシン針、
6:押さえ板、7:平刺し縫い目、10:折り線付け装
置、11:フレーム、13、13A、13C、13E、
21:凸条ローラ、13a、21a:周方向凸条、1
4、14A、14C、14E、22:溝付き押さえロー
ラ、14a、22a:周方向溝、15、23:ローラ
軸、17:ワッシャ、18、24:連結金具、13D、
13F、14D、14F、25:スペーサ、26:弾性
被覆層を備えた押さえローラ、26b:弾性被覆層。
Claims (1)
- 【請求項1】 表面に細い周方向凸条を備えた凸条ロー
ラと、表面に上記の周方向凸条に対応する周方向溝また
は弾性変形が可能な弾性被覆層を備えた押さえローラと
を互いに接するように、かつ回転自在に設け、この凸条
ローラおよび押さえローラのニップ部に畳の縁布や縁下
紙等の畳縁用テープを導入するようにしたことを特徴と
する畳縁の折り線付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2860793U JP2550049Y2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 畳縁の折り線付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2860793U JP2550049Y2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 畳縁の折り線付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682267U JPH0682267U (ja) | 1994-11-25 |
JP2550049Y2 true JP2550049Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=12253267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2860793U Expired - Fee Related JP2550049Y2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 畳縁の折り線付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550049Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2672066B2 (ja) * | 1993-05-11 | 1997-11-05 | 東海機器工業株式会社 | 畳縫着機 |
JP4688074B2 (ja) * | 2001-06-15 | 2011-05-25 | 有限会社斉藤畳製作所 | 畳縁材の端部処理方法及び処理装置 |
-
1993
- 1993-04-30 JP JP2860793U patent/JP2550049Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0682267U (ja) | 1994-11-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |