JP2549932B2 - 数値制御装置及びその指令方法 - Google Patents

数値制御装置及びその指令方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、数値制御工作機械の標準座標系上での任意
の3次元円弧を補間するための数値制御装置及びその指
令方法に関する。
(従来の技術) 数値制御工作機械の標準座標系上での任意の3次元円
弧補間(3次元円弧又は3次元円弧補間は、以下、円弧
又は円弧補間と称する)の指令は、円弧の始点,中心及
び終点、更には運動方向の指令により構成される。
第5図に従来の円弧に対する運動方向指令の一例を示
す。始点ベクトルSは円弧指令での中心から始点に向か
うベクトルであり、終点ベクトルEは中心から終点に向
かうベクトルを示し、ベクトルS及びEを含む平面を
H、平面Hの法線をLとし、法線LのZ軸成分が正のベ
クトルを法線ベクトルPとしている。ここに、円弧の運
動方向は、法線ベクトルPの正方向から負方向に見た平
面H上での時計方向の運動か、又は反時計方向の運動で
指令されるため、円弧の時計方向/反時計方向の運動方
向,始点,中心,終点の指令により円弧補間を行なう経
路(以下、円弧補間経路と称する)a(円弧の運動方向
の指令が時計方向の場合)、又はb(円弧の運動方向の
指令が反時計方向の場合)が決定される。
第4図に従来の数値制御装置の一例をブロック図で示
す。パートプログラム1はパートプログラム読込解析部
2により読込まれて解析される。この解析された指令
は、標準座標系任意円弧判定部3により円弧指令CD,そ
の他の指令ADとして判定され、この判定が円弧指令CDの
場合は、法線算出部4で指令された始点,中点,始点か
ら始点ベクトルS,終点ベクトルE,平面H及び法線Lを求
める。そして、法線ベクトル決定部5は法線Lに基づい
てZ軸成分が正の法線ベクトルPを求め、円弧運動方向
決定部6で、ベクトルS,E,Pと円弧の時計方向/反時計
方向の運動方向指令とより3次元座標空間での運動方向
を求める。また、円弧関数発生部7は3次元座標空間で
の運動方向及び始点,終点,中心に基づいて円弧の関数
発生を行ない、X,Y,Z各軸の指令値CF1を求める。X/Y/Z
軸駆動部8はこの指令値CF1に基づいてそれぞれX,Y,Zの
送り軸を駆動する。
一方、標準座標系任意円弧判定部3で判定された円弧
以外の指令ADは円弧以外の指令処理部9で解析され、関
数発生部10で指令値CF2を求める。X/Y/Z軸駆動部8はこ
の指令値CF2に基づいて円弧と同様にX,Y,Zの送り軸を駆
動する。
(発明が解決しようとする課題) 上述した数値制御装置では、円弧の運動方向はZ軸成
分を正に固定した法線ベクトルPにより規定しているた
め、プログラマは常にZ軸成分が正である法線ベクトル
を意識してパートプログラムを作成しなければならない
煩わしさがあった。円弧の運動方向を誤って指令した場
合、プログラマの意志とは逆の円弧補間経路を動作させ
てしまうため、大切な加工物を破損する事故が発生す
る。すなわち、3次元座標系における円弧補間を行なう
場合、円弧補間を行なう平面を見る方向によって回転方
向が異なるため、回転方向を誤って指令したり、回転方
向の指令を行なう毎に回転方向を考慮しなければならな
いという問題があった。
本発明は上述のような事情からなされたもので、本発
明の目的は、法線ベクトルを意識せず円弧指令を行ない
得る数値制御装置及びその指令方法を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、数値制御工作機械の標準座標系上での任意
の3次元円弧を補間するための数値制御装置における指
令方法に関するものであり、本発明の上記目的は、円弧
の始点から終点への運動方向の指令を、前記円弧の始
点,終点及び中心点で定義される円周上における近回り
移動又は遠回り移動のいずれであるかで指令できるよう
にすることにより達成される。また、本発明の数値制御
装置は、パートプログラムを読込んで円弧指令及びその
他の指令を判定し、前記円弧指令に対して時計方向/反
時計方向を決定して円弧関数を発生するようになってい
る数値制御装置であり、本発明の上記目的は、円弧平面
の法線ベクトルの正方向から負方向に平面を見た場合、
時計方向の運動方向が近回り運動方向となるような法線
ベクトルを求める法線ベクトル算出部と、指令された近
回り/遠回りの運動方向指令より時計方向/反時計方向
の運動方向を求める時計方向/反時計方向決定部とを設
けることにより達成される。
(作用) 本発明の数値制御装置における指令方法によれば、法
線ベクトルを意識する煩わしさはなく、円弧の運動方向
の指令を誤ることによって加工物を破損してしまうこと
を防止することができる。すなわち、本発明の数値制御
装置は、円弧の始点,終点,中心を含む平面の法線ベク
トルPの正方向から負方向に平面を見た場合、時計方向
の運動方向が近回り運動方向となるような法線ベクトル
Pを求める法線ベクトル算出部と、指令された近回り/
遠回りの運動方向指令より時計方向/反時計方向の運動
方向を求める時計方向/反時計方向決定部とを持つもの
であり、その結果、プログラマは回転方向を考慮する必
要はなく、また誤った指令により加工物を破損させてし
まうこともなくなる。
(実施例) 第3図に、円弧の運動方向を近回り/遠回りの運動方
向で指令した場合の円弧補間経路を示す。すなわち、平
面Hの法線ベクトルPは、ベクトルPの正方向から負方
向に円弧を見て時計方向の運動方向が近回り運動方向と
なり、反時計方向の運動方向が遠回り運動方向となるよ
うに求めた法線ベクトルであり、Sを円弧指令での中心
から始点に向かうベクトルとし、Eと中心から終点に向
かうベクトルとすると、次のようにして求めることが出
来る。
P=E×S ……(1) 但し、×はベクトルの外積を表す ベクトルS,E,Pと近回り/遠回りの運動方向指令に基
づいて、円弧補間経路c又はdが決定される。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
近回り/遠回りの運動方向の円弧指令は、近回り/遠回
り円弧指令判定部11で標準座標系での近回り/遠回りの
運動方向指令の任意円弧指令か否かが判定され、円弧指
令の場合は法線ベクトル算出部12でベクトルE,S及び法
線ベクトルP(P=E×S)を算出し、その後時計方向
/反時計方向決定部13で近回り/遠回りの運動方向指令
に基づいて時計方向/反時計方向の運動方向を求める。
求められた時計方向/反時計方向の運動方向とベクトル
S,E,Pより、円弧運動方向決定部6は3次元座標空間で
の運動方向を求める。円弧関数発生部7は、3次元座標
空間での運動方向と始点,終点,中心とに基づいて円弧
の関数発生を行ない、X,Y,Z軸の指令値CF1を求める。X/
Y/Z軸駆動部8はこの指令値CF1に基づいてそれぞれX,Y,
Zの送り軸を駆動する。
第2図に本発明のフローチャートの一例を示し、その
動作を説明する。近回り/遠回りの円弧指令は近回り/
遠回り円弧指令判定部11で近回り/遠回り円弧指令か否
かが判定され(ステップS1)、近回り/遠回り円弧指令
と判定された場合は、法線ベクトル算出部12でベクトル
S,Eを算出し(ステップS2)、円弧の始点,終点,中心
指令より平面H,ベクトルS,Eを求めて法線ベクトルPを
(1)式に従って算出する(ステップS3)。そして、時
計方向/反時計方向決定部13で法線ベクトルPの正方向
から負方向に円弧を見た場合の時計方向/反時計方向の
運動方向PCWを求めるため、近回り円弧指令が遠回りの
円弧のいずれであるかを判定し(ステップS4)、近回り
円弧指令の場合は運動方向PCW=G02とし(ステップS
5)、遠回り円弧指令の場合は運動方向PCW=G03とする
(ステップS6)。円弧運動方向決定部6は運動方向PCW
及びベクトルS,E,Pより3次元座標空間での円弧運動方
向P3CWを算出する(ステップS7)。円弧関数発生部7
は、円弧運動方向P3CWと円弧の始点,終点,中心の指令
とに基づいて3次元円弧の関数発生を行ない(ステップ
S8)、円弧関数発生が終了するまで繰返す(ステップS
9)。近回り/遠回り円弧指令以外の指令は円弧以外の
指令処理部9及び関数発生部10で処理される(ステップ
S10)。
(発明の効果) 以上のように本発明の数値制御装置及びその指令方法
によれば、プログラマのプログラムの作成を容易にし、
また、プログラムの作成ミスによる加工物の破損を未然
に防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
本発明の動作例を示すフローチャート、第3図は本発明
における円弧の運動方向の一例を示す図、第4図は従来
の数値制御装置の一例を示すブロック図、第5図は従来
における円弧の運動方向の一例を示す図である。 1……パートプログラム、2……パートプログラム読込
解析部、3……標準座標系任意円弧判定部、4……法線
算出部、5……法線ベクトル決定部、6……円弧運動方
向決定部、7……円弧関数発生部、8……X/Y/Z軸駆動
部、9……円弧以外の指令処理部、10……関数発生部、
11……近回り/遠回り円弧指令判定部、12……法線ベク
トル算出部、13……時計方向/反時計方向決定部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】数値制御工作機械における標準座標系上で
    の任意な3次元円弧補間指令に対して、円弧の始点から
    終点への運動指令を、前記円弧の始点,終点及び中心点
    で定義される円周上における近回り移動又は遠回り移動
    のいずれであるかで指令できるようにしたことを特徴と
    する数値制御装置における指令方法。
  2. 【請求項2】パートプログラムを読込んで円弧指令及び
    その他の指令を判定し、前記円弧指令に対して時計方向
    /反時計方向を決定して円弧関数を発生するようになっ
    ている数値制御装置において、円弧平面の法線ベクトル
    の正方向から負方向に平面を見た場合、時計方向の運動
    方向が近回り運動方向となるような法線ベクトルを求め
    る法線ベクトル算出部と、指令された近回り/遠回りの
    運動方向指令より時計方向/反時計方向の運動方向を求
    める時計方向/反時計方向決定部とを具備したことを特
    徴とする数値制御装置。
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