JP2549564Y2 - 車両用フックの取付部周辺構造 - Google Patents

車両用フックの取付部周辺構造

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JP2549564Y2
JP2549564Y2 JP8452591U JP8452591U JP2549564Y2 JP 2549564 Y2 JP2549564 Y2 JP 2549564Y2 JP 8452591 U JP8452591 U JP 8452591U JP 8452591 U JP8452591 U JP 8452591U JP 2549564 Y2 JP2549564 Y2 JP 2549564Y2
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JP
Japan
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hook
vehicle
hole
cross member
rope
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JP8452591U
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晃央 山田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は牽引用と緊締用との兼用
穴を有する車両用フックの取付部周辺構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用フックの取付部周辺構造と
しては例えば実開昭59−129607号又は図3に示
すようなものがある。
【0003】すなわち、この図において1は車体側部に
配され車体前後方向に延びたフロントサイドメンバー、
2はこのフロントサイドメンバー1の側面に接合したク
ロージングプレート、3は車両前方に配され車幅方向に
延びた強度部材であるファーストクロスメンバー、4は
クロージングプレート2の前端部に取付ボルト5、5、
5により取り付けられたフックであり、フック4の下部
には牽引用と緊締用の兼用穴である穴6が穿設されてい
る。
【0004】
【考案が解決しようする課題】しかしながらこのような
従来の車両用フックの取付部周辺構造は、図4に示すよ
うに牽引時にフック4に取り付けられた牽引ロープRが
車体前面に位置するバンパー20と干渉することを避け
るために穴6をできるだけ車体の下方に設定しなければ
ならず、そのためフック4の強度上不利になるという問
題がある。
【0005】即ち、穴6を下方に設定すればそれだけク
ロージングプレート2との止め点からのオフセットが大
きくなり、フック4に入力される緊締時の左右方向の入
力に対して特に、フック4とクロージングプレート2と
もに、面外方向で力を受けることになるため強度上不利
である。
【0006】かかる問題を解消するために、牽引用と緊
締用の穴を別個に設けることも考えられるが、ロ−プの
かけ違いをした場合にフックを破損してしまうという問
題がある。
【0007】本考案はこのような従来の課題に着目して
なされたもので、牽引ロープがバンパーと干渉すること
なく、さらに強度上も有利な牽引用及び緊締用の兼用穴
を有する車両用フックの取付部周辺構造を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案は車体バンパーと略平行に配された車体車幅
方向に延びるクロスメンバーと、該クロスメンバーと連
結され車体側部に配され車体前後方向に延びるサイドメ
ンバーと、該サイドメンバーに接合されたクロージング
プレートに取り付けられ牽引用及び緊締用穴を有するフ
ックを備えた車両用フックの取付部周辺構造において、
前記フックと車体バンパーとの間のクロスメンバーにブ
ラケットを設けると共に該ブラケットの前記穴より下方
位置に牽引ロープを引っ掛けるための切欠部を形成し
た。
【0009】また、上記ブラケットは上記フックとクロ
スメンバーの両方に取り付けられる構造とすることもで
きる。
【0010】
【作用】牽引時には穴に牽引ロープをかけて前方に牽引
する。この場合にロープはブラケットの切欠部を経るた
め、下方を通るようになり、従ってロープとバンパーと
の直接の干渉を防止することができるため、穴の位置を
従来に比べフックの上方に設けることができる。そし
て、左右方向の入力に対してはクロスメンバーへ面内力
として伝わり、前後方向の入力に対してはフックへ面内
力として伝わる。一方、緊締時には緊締用穴を従来に比
べフックの上方へ設けることができるため、フックへの
左右方向の入力を小さくすることができる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本考案の一実施例を従来
と同一の部品に同一符号を付して説明する。
【0012】図1は本考案の一実施例を示す斜視図で、
1はフロントサイドメンバー、2はクロージングプレー
ト、3はファーストクロスメンバー、7はクロージング
プレート2の前端部に取付ボルト8、8、8により取り
付けられたフックであり、フックの下部には牽引用と緊
締用の兼用穴である穴9が穿設されている。又、10は
フック7とファーストクロスメンバー3の前面に取付ボ
ルト11、11、11、11によりそれぞれ取り付けら
れたブラケットであり、その下端には牽引ロープRを受
けるための切欠部としての溝12が穴9より下方位置に
設けられており、溝12の両側は牽引ロープRを溝12
へ案内するためのロープガイド部13となっている。
【0013】本実施例において、牽引時には穴9にロー
プRをかけてたるんだ状態からロ−プRを前方へ引く
と、ロープRはロープガイド部13の作用により、溝1
2に係合し溝12を経るため、下方を通るようになる。
この時にロープRが多少左右にずれてもロープガイド部
13によってロープRが溝12からはずれることを防止
することができる。前後方向の力はフック7に対し面内
力として伝わり、又、斜めの方向に引張ったときの左右
方向の力はブラケット10からファーストクロスメンバ
ー3に面内力として伝わる。従って、効率的に入力を分
散でき、フック7へ左右方向の入力はほとんど入らな
い。
【0014】又、ロープRは溝に規制されるため、図2
の断面図に示したようにバンパー20とロープRが干渉
することを防止できる。そのため、穴9の位置を従来に
比べてフック7の上方、即ち止め点により接近した位置
に設けることができる。
【0015】一方、緊締時には上述したように穴9の位
置を上方にすることができるため、フック7に入る左右
方向の入力を小さくすることができる。
【0016】さらに、図1に示したように、フック7と
ブラケット10を取付ボルト11により直接接続すれ
ば、緊締時の左右方向の入力をファーストクロスメンバ
ー3に面内力として有効に伝えることができる。
【0017】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案によれ
ば、フックと車体バンパーとの間のクロスメンバーにブ
ラケットを設けると共に該ブラケットの前記穴より下方
位置に牽引ロープを引っ掛けるための切欠部を形成した
ので、牽引時の前後方向の力はフックへ、左右方向の力
はクロスメンバーに面内力として有効に入力させること
ができる。また、牽引ロープとバンパーとの直接の干渉
を防止でき、穴をフックの上方に設けることができ、緊
締時には左右方向の入力を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる車両用フックの取付部周辺構造
の一部を示す斜視図である。
【図2】本考案にかかる車両用フックの取付部周辺構造
の断面図である。
【図3】従来の車両用フックの取付部周辺構造の斜視図
である。
【図4】従来の車両用フックの取付部周辺構造の断面図
である。
【符号の説明】
1 フロントサイドメンバー(サイドメンバー) 2 クロ−ジングプレート 3 ファーストクロスメンバー(クロスメンバー) 7 フック 9 穴 10 ブラケット 12 溝(切欠部) 20 車体バンパー R 牽引ロープ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体バンパーと略平行に配された車体車
    幅方向に延びるクロスメンバーと、該クロスメンバーと
    連結され車体側部に配され車体前後方向に延びるサイド
    メンバーと、該サイドメンバーに接合されたクロージン
    グプレートに取り付けられ牽引用及び緊締用穴を有する
    フックを備えた車両用フックの取付部周辺構造におい
    て、 前記フックと車体バンパーとの間のクロスメンバーにブ
    ラケットを設けると共に該ブラケットの前記穴より下方
    位置に牽引ロープを引っ掛けるための切欠部を形成した
    ことを特徴とする車両用フックの取付部周辺構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用フックの取付部周
    辺構造において、上記ブラケットは上記フックとクロス
    メンバーの両方に取り付けられることを特徴とする車両
    用フックの取付部周辺構造。
JP8452591U 1991-10-17 1991-10-17 車両用フックの取付部周辺構造 Expired - Lifetime JP2549564Y2 (ja)

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JPH0534003U JPH0534003U (ja) 1993-05-07
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CN104442242B (zh) * 2014-11-14 2016-08-17 徐州重型机械有限公司 一种牵引导向装置及全地面起重机

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