JP2549351B2 - 製びん機における金型開閉装置 - Google Patents
製びん機における金型開閉装置Info
- Publication number
- JP2549351B2 JP2549351B2 JP62303972A JP30397287A JP2549351B2 JP 2549351 B2 JP2549351 B2 JP 2549351B2 JP 62303972 A JP62303972 A JP 62303972A JP 30397287 A JP30397287 A JP 30397287A JP 2549351 B2 JP2549351 B2 JP 2549351B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- drive shaft
- making machine
- closing
- bottle making
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は製びん機における金型開閉装置の改良に関
する。
する。
(従来の技術) 製びん機においては各セクションに、パリソンを成形
する粗型や前記パリソンを最終製品に成形する仕上型が
備えられ、これらの成形型には金型を開閉するための装
置が設けられる。この開閉装置は、第3図に該装置の金
型開閉部10の一例を図示したように、一般に、2つの駆
動軸11,12を互いに反対方向に回動することによって、
共通の支軸19に枢着された金型保持アーム13,14を開閉
し、もって粗型や仕上型を構成する分割金型15,16を開
閉するように構成されている。
する粗型や前記パリソンを最終製品に成形する仕上型が
備えられ、これらの成形型には金型を開閉するための装
置が設けられる。この開閉装置は、第3図に該装置の金
型開閉部10の一例を図示したように、一般に、2つの駆
動軸11,12を互いに反対方向に回動することによって、
共通の支軸19に枢着された金型保持アーム13,14を開閉
し、もって粗型や仕上型を構成する分割金型15,16を開
閉するように構成されている。
第4図はこの装置における従来の駆動軸の回動機構部
50の一例を図示したものであるが、従来装置では、2つ
の駆動軸11,12のそれぞれにレバー部51,52を設け、これ
らにリンク機構部53のリンク棒54,55を連結し、該リン
ク機構部53をシリンダ装置56により作動することによっ
て前記駆動軸11,12が回動される。リンク機構部53に関
して、符号57はシリンダ装置56の作動軸56Aに連結され
た作動杆、58は連結杆、59はその支軸をそれぞれ表わ
す。
50の一例を図示したものであるが、従来装置では、2つ
の駆動軸11,12のそれぞれにレバー部51,52を設け、これ
らにリンク機構部53のリンク棒54,55を連結し、該リン
ク機構部53をシリンダ装置56により作動することによっ
て前記駆動軸11,12が回動される。リンク機構部53に関
して、符号57はシリンダ装置56の作動軸56Aに連結され
た作動杆、58は連結杆、59はその支軸をそれぞれ表わ
す。
しかるに、上述した従来装置においてはシリンダ装置
を駆動手段とするために作動が択一的となり、その作動
ストロークや作動速度を制御して金型の開き角度を自由
に調節したり、開閉速度を任意な速度曲線に設定するこ
とができなかった。
を駆動手段とするために作動が択一的となり、その作動
ストロークや作動速度を制御して金型の開き角度を自由
に調節したり、開閉速度を任意な速度曲線に設定するこ
とができなかった。
また、従来装置においては、流量調整弁や方向制御弁
あるいはドレン等の各種の流体機器が必要とされ、装置
全体が複雑化するとともに、そのメンテナンスが煩雑で
あった。
あるいはドレン等の各種の流体機器が必要とされ、装置
全体が複雑化するとともに、そのメンテナンスが煩雑で
あった。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は上述の問題点に鑑みて提案されたものであ
って、その目的とするところは、金型の開き角度や開閉
速度の設定および制御をより任意に柔軟に行なうことが
できる製びん機における金型開閉装置を提供することに
ある。また、この発明は機構が簡略で装置を小型化で
き、あわせて信頼性が高くメンテナンスが容易な金型開
閉装置を提供することを目的とする。
って、その目的とするところは、金型の開き角度や開閉
速度の設定および制御をより任意に柔軟に行なうことが
できる製びん機における金型開閉装置を提供することに
ある。また、この発明は機構が簡略で装置を小型化で
き、あわせて信頼性が高くメンテナンスが容易な金型開
閉装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) すなわち、この発明の金型開閉装置は、2つの駆動軸
を互いに反対方向に回動して金型を開閉するようにした
装置において、前記一方の駆動軸に複数個の係合子を等
間隔で有する係合部と歯車部を一体に有する第一作動部
材を設け、前記他方の駆動軸には前記第一作動部材の歯
車部と歯合する歯車部を一体に備えた第二作動部材を設
けるとともに、前記第一作動部材の係合部の係合子と係
合する螺状突子を備えかつサーボモータによって駆動さ
れる円筒カムを設けたことを特徴とするものである。
を互いに反対方向に回動して金型を開閉するようにした
装置において、前記一方の駆動軸に複数個の係合子を等
間隔で有する係合部と歯車部を一体に有する第一作動部
材を設け、前記他方の駆動軸には前記第一作動部材の歯
車部と歯合する歯車部を一体に備えた第二作動部材を設
けるとともに、前記第一作動部材の係合部の係合子と係
合する螺状突子を備えかつサーボモータによって駆動さ
れる円筒カムを設けたことを特徴とするものである。
(作用) 上述の構成によればサーボモータの制御によって円筒
カムが所望の位相量、所望の角速度において回動され
る。この円筒カムの回動に伴ない、第一作動部材が作動
制御されて一方の駆動軸が回動されるとともに、この回
動運動が他方の駆動軸へ第二作動部材を介して伝わり、
双方の回動が互いに同じように制御される。
カムが所望の位相量、所望の角速度において回動され
る。この円筒カムの回動に伴ない、第一作動部材が作動
制御されて一方の駆動軸が回動されるとともに、この回
動運動が他方の駆動軸へ第二作動部材を介して伝わり、
双方の回動が互いに同じように制御される。
(実施例) 以下この発明の実施例を図面にしたがって説明する。
添付の図面第1図はこの発明の一実施例を示す金型開閉
装置の駆動軸回動機構部分を表わした横断面図、第2図
はその縦断面図、第3図は金型開閉装置の金型開閉部の
平面図である。
添付の図面第1図はこの発明の一実施例を示す金型開閉
装置の駆動軸回動機構部分を表わした横断面図、第2図
はその縦断面図、第3図は金型開閉装置の金型開閉部の
平面図である。
この金型開閉装置は、第3図に図示した金型開閉部10
と、第1図および第2図に図示した駆動軸の回動機構部
20からなる。
と、第1図および第2図に図示した駆動軸の回動機構部
20からなる。
金型開閉部10は前述したように駆動軸11,12の回動に
よって金型15,16を開閉するものであるが、この金型開
閉部10は、第2図に一点鎖線で図示したように、回動機
構部20の上方のテーブルT上に形成される。
よって金型15,16を開閉するものであるが、この金型開
閉部10は、第2図に一点鎖線で図示したように、回動機
構部20の上方のテーブルT上に形成される。
回動機構部20は、第1図及び第2に図示されるよう
に、この発明にあっては、一方の駆動軸11に設けた第一
作動部材30、他の駆動軸12に設けた第二作動部材35、前
記第一作動部材30を作動制御するためのサーボモータ43
によって駆動される円筒カム40の各部から構成されてい
る。
に、この発明にあっては、一方の駆動軸11に設けた第一
作動部材30、他の駆動軸12に設けた第二作動部材35、前
記第一作動部材30を作動制御するためのサーボモータ43
によって駆動される円筒カム40の各部から構成されてい
る。
この回動機構部20においては、駆動軸11,12は図示し
たようにスプライン軸よりなり、ケーシング21内に軸受
部材22,23によって回動自在に保持されたホルダ24,25に
嵌着されている。
たようにスプライン軸よりなり、ケーシング21内に軸受
部材22,23によって回動自在に保持されたホルダ24,25に
嵌着されている。
実施例では、一方の駆動軸11側のホルダ24に、扇形状
の第一作動部材30が水平に設けられており、その円弧部
分先端に複数個の係合子32を有する係合部31が設けられ
ている。また、前記第一作動部材30には、その下部に扇
形部材33が一体に形成されており、該扇形部材33の先端
円弧部分には歯車部34が設けられている。
の第一作動部材30が水平に設けられており、その円弧部
分先端に複数個の係合子32を有する係合部31が設けられ
ている。また、前記第一作動部材30には、その下部に扇
形部材33が一体に形成されており、該扇形部材33の先端
円弧部分には歯車部34が設けられている。
なお、実施例の係合部31の係合子32は、図示したよう
に転子によって構成されている。
に転子によって構成されている。
他の駆動軸12側のホルダ25には第二作動部材35が設け
られている。この第二作動部材35は、実施例では扇形状
に形成され、先端の円弧部分には第一作動部材30の歯車
部34と歯合する歯車部36が設けられている。この構成に
よって各駆動軸11,12は反対方向に同じ位相だけ回動さ
れる。
られている。この第二作動部材35は、実施例では扇形状
に形成され、先端の円弧部分には第一作動部材30の歯車
部34と歯合する歯車部36が設けられている。この構成に
よって各駆動軸11,12は反対方向に同じ位相だけ回動さ
れる。
円筒カム40は、係合部31の係合子32に係合する螺状突
子41を有する。この円筒カム40は、図のように、その軸
部42がケーシング21に回動自在に保持されていて、その
一方においてサーボモータ43の出力軸44と連結されてい
る。
子41を有する。この円筒カム40は、図のように、その軸
部42がケーシング21に回動自在に保持されていて、その
一方においてサーボモータ43の出力軸44と連結されてい
る。
上述した第一作動部材30の転子31は、その回動方向が
第1図に矢印aによって示されるように、この円筒カム
40の螺状突子41を両側からはさみこみ該突子側壁上を回
転しながらなめらかに移動することができるものであっ
て、極めて精度の高い優れた位置決め制御を可能とす
る。
第1図に矢印aによって示されるように、この円筒カム
40の螺状突子41を両側からはさみこみ該突子側壁上を回
転しながらなめらかに移動することができるものであっ
て、極めて精度の高い優れた位置決め制御を可能とす
る。
なお、サーボモータ40の回動制御は、従来においてシ
リンダ装置を制御していた制御手段によって、あるいは
製びん機全体を制御することのできるコンピュータなど
によって制御される。
リンダ装置を制御していた制御手段によって、あるいは
製びん機全体を制御することのできるコンピュータなど
によって制御される。
(効果) 以上図示し説明したように、この発明はサーボモータ
によって駆動軸を回動するようにしたものであるから、
該サーボモータの制御によって金型の開き角度や開閉速
度の設定および制御をより任意に柔軟に行なうことがで
きるようになった。
によって駆動軸を回動するようにしたものであるから、
該サーボモータの制御によって金型の開き角度や開閉速
度の設定および制御をより任意に柔軟に行なうことがで
きるようになった。
また、この発明によればこのように駆動軸の係合部
と、円筒カム、サーボモータによりその主機構部分が構
成され、従来のような弁機構やドレン等の機構部を多く
要しないため、装置を小型化できるとともに、あわせて
信頼性が向上され、そのメンテナンスも容易にすること
ができる。
と、円筒カム、サーボモータによりその主機構部分が構
成され、従来のような弁機構やドレン等の機構部を多く
要しないため、装置を小型化できるとともに、あわせて
信頼性が向上され、そのメンテナンスも容易にすること
ができる。
このようにこの発明は従来における制御性や保守上で
の問題を一挙に解決し極めて扱いやすい金型開閉装置を
提供することができた。
の問題を一挙に解決し極めて扱いやすい金型開閉装置を
提供することができた。
第1図はこの発明の一実施例を示す金型開閉装置の駆動
軸回動機構部分を表わした横断面図、第2図はその縦断
面図、第3図はこの装置の金型開閉部の一例を示す平面
図、第4図は従来装置の駆動軸回動機構部の平面図であ
る。 10……金型開閉部、11,12……駆動軸、13,14……金型保
持アーム、15,16……金型、20……駆動軸回動機構部、3
0……第一作動部材、31……係合部、32……係合子、34
……歯車部、35……第二作動部材、36……歯車部、40…
…円筒カム、41……螺状突子、43……サーボモータ。
軸回動機構部分を表わした横断面図、第2図はその縦断
面図、第3図はこの装置の金型開閉部の一例を示す平面
図、第4図は従来装置の駆動軸回動機構部の平面図であ
る。 10……金型開閉部、11,12……駆動軸、13,14……金型保
持アーム、15,16……金型、20……駆動軸回動機構部、3
0……第一作動部材、31……係合部、32……係合子、34
……歯車部、35……第二作動部材、36……歯車部、40…
…円筒カム、41……螺状突子、43……サーボモータ。
Claims (1)
- 【請求項1】2つの駆動軸(11,12)を互いに反対方向
に回動して金型を開閉するようにした装置において、 前記一方の駆動軸(11)に複数個の係合子(32)を等間
隔で有する係合部(31)と歯車部(34)を一体に有する
第一作動部材(30)を設け、 前記他方の駆動軸(12)には前記第一作動部材の歯車部
(34)と歯合する歯車部(36)を一体に備えた第二作動
部材(35)を設けるとともに、 前記第一作動部材(30)の係合部(31)の係合子(32)
と係合する螺状突子(41)を備えかつサーボモータ(4
3)によって駆動される円筒カム(40)を設けたことを
特徴とする製びん機における金型開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62303972A JP2549351B2 (ja) | 1987-12-01 | 1987-12-01 | 製びん機における金型開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62303972A JP2549351B2 (ja) | 1987-12-01 | 1987-12-01 | 製びん機における金型開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01145336A JPH01145336A (ja) | 1989-06-07 |
JP2549351B2 true JP2549351B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=17927493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62303972A Expired - Lifetime JP2549351B2 (ja) | 1987-12-01 | 1987-12-01 | 製びん機における金型開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549351B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102601983A (zh) * | 2012-03-23 | 2012-07-25 | 林明茳 | 塑料拉吹机伺服电机开合模机构 |
CN105114649A (zh) * | 2015-09-16 | 2015-12-02 | 吴忠仪表有限责任公司 | 一种双导向调节结构 |
-
1987
- 1987-12-01 JP JP62303972A patent/JP2549351B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01145336A (ja) | 1989-06-07 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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