JP2549347B2 - 感熱報知機 - Google Patents

感熱報知機

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JP2549347B2
JP2549347B2 JP5350752A JP35075293A JP2549347B2 JP 2549347 B2 JP2549347 B2 JP 2549347B2 JP 5350752 A JP5350752 A JP 5350752A JP 35075293 A JP35075293 A JP 35075293A JP 2549347 B2 JP2549347 B2 JP 2549347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明の感熱報知機は、特に、
加熱調理具、煮沸器、湯沸かし具において、加熱、調理
中で、設定温度に達した時点で報知されるようにした報
知機に関するものである。
【0002】
【技術的背景】加熱調理具、煮沸器、湯沸かし具におい
て、加熱、加熱調理中に設定温度に達した時点で発鳴告
知される報知機で、特に、加熱調理具等、更に詳しく
は、上板、あるいは蓋体が金属の導電体で、かつ、直接
加熱温度が伝達されるものに対し、その上板もしくは蓋
体に伝達された温度を吸熱してスイッチの作動体とする
とともに、その材質的導電性を利用し、通電回路の一部
とすることができるようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】加熱・加熱調理器具において、加熱状況
を告知する手段としては、該器具に専用的に装備された
もので、加熱状況を告知するこれらの器具は、製造当初
より、その目的に沿って、構造の一部に組み込まれて生
産されたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、1個の感
熱報知機を一般家庭でも簡単に使用でき、特に加熱調理
中に、その調理器具の上板もしくは蓋体が金属製で、加
熱調理の温度が直接伝達され、かつ、その表面が導電効
果が得られる形態のものであれば、単に載置・取り除き
操作で簡単に使用でき、かつ、報知を受ける所望温度を
任意に設定でき、調理種類に適正な加熱加減の設定、焦
げつき防止、火災防止等を、その場に居合わせない者に
対しても発鳴によって報知できるようにしたことを目的
としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成させるための手段として、機体を支持する脚片の
下面に送電部と受電部とのそれぞれに連なる送電部電極
と受電部電極とを互いに絶縁状態にして露出形成し、少
なくとも受電部を導電体で、かつ、熱膨脹係数の高い物
質で形成してこれをスイッチの作動源とし、これとはべ
つに前記機体、もしくは脚体の一部にスイッチ片を枢着
し、該枢着部付近に介装したスプリングによりスイッチ
片を常に非接触方向へ回動する作用を付勢しておき、ス
イッチ片の接点に相対向する位置に機体もしくは脚片の
一部に螺合させたネジ型接点を前記接点との作動距離を
任意設定可能に設置し、スイッチ片の背面に前記受電部
の一部に形成した膨脹作動片の先端を当接して、この接
点と受電部電極間に作動回路と、前記ネジ型接点と送電
部電極間に電源回路を形成し、該電源回路中に電源とな
る電池ならびに発鳴体を介装結線してなるものである。
【0006】
【作用】この発明の感熱報知機は 被感熱体、例えば、鍋、ヤカン等の金属性の蓋の上に
直接載置する。 報知手段発鳴体は電気的鳴動体であるので、その電気
的回路は熱膨脹作動片の膨脹・収縮を利用したスイッチ
手段を介装する。 タイムスイッチのような設定時分の指令的操作を不要
とする。 以上の要約的作用を奏するもので、更にその作用につい
て下記のとおり詳述する。
【0007】通電可能な金属面が露出している鍋の蓋、
湯沸かし(例えばヤカン)の蓋等で、加熱ならびに調理
の加熱作用が直接伝達され、かつ、その上面が水平もし
くは水平に近い傾斜面を有する物品が被計測源とするも
ので、この発明の感熱報知機は前記の被計測源の上面に
ただ単に載置するだけで、その使用設置目的が達成でき
る。
【0008】加熱調理あるいは煮沸中、加熱中に該加熱
器具の蓋体の上面もしくは上板上に載置する感熱報知機
は、その脚体接触面において露出している2組の電極、
すなわち、送電部電極、受電部電極にあって、電源であ
る電池に結線された電源回路を介して送電部電極より載
置台、即ち、前記の蓋体もしくは上板を一つの電気回路
として受電部電極に通電し、これによってスイッチ片の
接点まで達している。
【0009】一方、ネジ型接点は、機体もしくは脚片の
一部を螺入して係合しており、その螺合深度により、こ
のネジ型接点とスイッチ片の接点との離間距離を任意に
設定できるようにしてある。
【0010】また、脚片においては、少なくとも受電部
を形成する脚片だけでも熱伝導ならびに熱膨張係数の高
い物質で形成し、受電部が伝達を受けた熱を該受電部の
一部に形成された膨脹作動片に熱伝し、受熱度合いに準
じて熱膨脹させ、その膨脹度合いによりスイッチ片をそ
の背面よりスプリングの弾力に抗して押圧して、該スイ
ッチ片を動作する。
【0011】このようにして作動するスイッチ片におけ
る接点は、前記したネジ型接点に接触すれば電源の電池
ならびに発鳴体を介装した環状回路が形成され、発鳴体
に通電されれば鳴動するものである。
【0012】前記したように、ネジ型接点は、機体もし
くは脚体を基準位置にして回動操作を行うことによりス
イッチ片の接点との離間距離を任意に設定操作ができる
ので、該離間距離を大に採れば膨脹作動片の膨脹度合い
が大にならなければこれらの接点の接触が得られないよ
うにしてある。発鳴体が一旦鳴動を開始したならば、被
加熱体が設定した温度に達したことを報知するもので、
該告知に対応して、熱源の供給遮断もしくは熱供給量の
削減を図るものである。
【0013】この際、報知機は、その目的が達成された
ものであるので、被加熱体より取り除くと同時に、鳴動
作用を停止させるものであるが、スイッチ片を短絡作用
している膨脹作動片は、急激な収縮作用は望めないの
で、しばらくの間は該スイッチの接点とネジ型接点との
閉止作用が続行されている。
【0014】しかしながら、被加熱体から取り除いた報
知機を、例えば陶器製「皿」等の手近な絶縁物上に静置
することにより送電部電極と受電部電極との回路は開放
されて、発鳴体の鳴動は停止するものである。
【0015】以上の作用を期待できるようにすること
は、被加熱体において、報知機側の前記送電部電極と、
受電部電極との間に連絡回路となる導電体であることが
必須の要件で、従って、加熱調理器ならびに湯沸かし器
の蓋もしくは煮沸器の上板等、報知機を載置する被検知
体が、木製または琺瑯製等の非導電体の場合は不可であ
る。
【0016】
【実施例】次に、この考案の実施例を図とともに説明す
れば、機体1を支持する脚片2の下面に送電部3と受電
部4とのそれぞれに連なる送電部電極3aと受電部電極
4aとを互いに絶縁状態にして露出形成し、少なくとも
受電部4を導電体で、かつ、熱膨脹係数の高い物質で形
成してこれをスイッチの作動源とし、これとはべつに前
記機体1、もしくは脚体2の一部にスイッチ片5を枢着
し、該枢着部付近に介装したスプリング6によりスイッ
チ片5を常に非接触方向へ回動する作用を付勢してお
き、スイッチ片5の接点5aに相対向する位置に機体1
もしくは脚片2の一部に螺合させたネジ型接点7を前記
接点5aとの作動距離を任意設定可能に設置し、スイッ
チ片5の背面に前記受電部4の一部に形成した膨脹作動
片8の先端を当接して、この接点5aと受電部電極4a
間に作動回路9と、前記ネジ型接点7と送電部電極3a
間に電源回路10を形成し、該電源回路10中に電源と
なる電池11ならびに発鳴体12を介装結線してなるも
のである。
【0017】機体1を支持して静置できる脚体2は電極
の関係から複数本が望ましく、また、この感熱報知機を
載置する被加熱体における載置箇所が不定形であること
から、3本脚が最適で、しかも、正三角形の角部位置に
起立させることが望ましい。
【0018】前記接点5aを有するスイッチ片5と、ネ
ジ型接点7とによる開閉器の構造は一種の可変サーモス
タットスイッチを構成するものである。
【0019】また、前記の開閉器中、接点5を有するス
イッチ片5と、該スイッチ片5に押圧動作を付与する膨
脹作動片8を1個のスイッチとして、バイメタルを素材
としたスイッチに構成することも任意である。
【0020】さらにまた、前記した発鳴体12はベルを
はじめとし、打鈴型電鈴、電子発音体等、電気的鳴動体
であるならば、特にその種類を限定するものではない。
【0021】なお図中、符号13は、機体1の上面に設
けた把手であり、また符号14は被加熱体の一例を示す
鍋蓋を示すものである。
【0022】
【発明の効果】この発明は以上のように、厨房関係で用
いられる加熱器具で、鍋、ヤカンまたは煮沸器等で、こ
れらの蓋もしくは上板が金属製の導電体であるものに対
し、これらが電気的回路の一部に利用できるもので、報
知機において、露出させた両電極が脚体としたことによ
り、加熱調理器等に対して、単に載置するのみで簡単に
使用することができ、更に取り除きも単に移動動作のみ
で、従って、専用の調理器具の選択もなく、また、面倒
な着脱操作も不要で、これによって、多数の調理器具に
取り廻して使用することができる効果がある。
【0023】また、鳴動報知も、該鳴動開始の加熱温度
が到達告知作用時を任意に設定できるので、加熱加減の
難しい調理にも最適である。
【0024】またさらに、調理者が加熱調理現場より離
れている場合でも、設定状況に達した際に鳴動して告知
するものであるから、失念しやすい高齢者には最適で、
これにより加熱調理の焦げつき、また、過加熱による空
焚、最悪の火災発生等も防御できる効果がある。
【0025】またさらに、タイムスイッチのように設定
時分を指定しても所望する温度とは無関係に作動する形
態のスイッチに対し、この発明は感熱実測値に基づいて
作動するものであるから、感熱報知機として、その信頼
性が高く、不測事態発生を未然に防止し、警告的な示唆
を受け得ることができる効果あるものである。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】 被加熱体の一例を示す鍋蓋の上に載置し、
一部を断面で示す感熱報知機の概念図
【図2】 感熱報知機の電気的回路図
【符号の説明】
1 機体 2 脚片 3 送電部 3a 送電部電極 4 受電部 4a 受電部電極 5 スイッチ片 5a 接点 6 スプリング 7 ネジ型接点 8 膨脹作動片 9 作動回路 10 電源回路 11 電池 12 発鳴体 13 把手 14 鍋蓋

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体1を支持する脚片2の下面に送電部
    3と受電部4とのそれぞれに連なる送電部電極3aと受
    電部電極4aとを互いに絶縁状態にして露出形成し、少
    なくとも受電部4を導電体で、かつ、熱膨脹係数の高い
    物質で形成してこれをスイッチの作動源とし、これとは
    べつに前記機体1、もしくは脚体2の一部にスイッチ片
    5を枢着し、該枢着部付近に介装したスプリング6によ
    りスイッチ片5を常に非接触方向へ回動する作用を付勢
    しておき、スイッチ片5の接点5aに相対向する位置に
    機体1もしくは脚片2の一部に螺合させたネジ型接点7
    を前記接点5aとの作動距離を任意設定可能に設置し、
    スイッチ片5の背面に前記受電部4の一部に形成した膨
    脹作動片8の先端を当接して、この接点5aと受電部電
    極4a間に作動回路9と、前記ネジ型接点7と送電部電
    極3a間に電源回路10を形成し、該電源回路10中に
    電源となる電池11ならびに発鳴体12を介装結線して
    なることを特徴とする感熱報知機。
JP5350752A 1993-12-27 1993-12-27 感熱報知機 Expired - Lifetime JP2549347B2 (ja)

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