JP2549289Y2 - アーク加工装置 - Google Patents

アーク加工装置

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JP2549289Y2
JP2549289Y2 JP1990017144U JP1714490U JP2549289Y2 JP 2549289 Y2 JP2549289 Y2 JP 2549289Y2 JP 1990017144 U JP1990017144 U JP 1990017144U JP 1714490 U JP1714490 U JP 1714490U JP 2549289 Y2 JP2549289 Y2 JP 2549289Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、電極と被加工物との間にアークを発生させ
て被加工物をアーク熱によって溶融して溶接,切断など
の加工を行うアーク加工装置の改良に関するものであ
る。
〈従来の装置〉 アーク加工装置においては、使用方法や使用上の注意
事項は通常、取扱説明書に詳細に記載されているもの
の、装置本体には簡単な表示板(ラベル)が設けられて
いるだけである。また電極やシールドノズルのような消
耗部品は、それぞれ使用時間に限界があり、耐用時間を
超えて使用すると、加工欠陥を生じて被加工物を不良製
品としたり、極端な場合には加工装置そのものを損傷す
るに至る危険がある。従来の装置においては、このよう
な消耗部品の管理を目的として、実作業時間を計数し、
これが設定値に達したときにブアーやランプによって警
報を発し、また加工を中断するように工夫されたものが
提案されている。(例えば、特願昭63-150997号) 〈考案が解決しようとする問題点〉 上記従来装置においては、操作方法や注意書きが取扱
説明書にのみ示されているものではこれらを完全に作業
者が覚え込むことが要求される。したがって操作ミスや
不注意によって不良品を発生したり、装置そのものを破
損する危険性があった。また、操作方法や注意書のラベ
ルが装置に貼付されているものにおいては、毎回取扱説
明書を参照する必要はないが、ラベルの表示が汚れた
り、またはこれがはがれたりしたときには、全く役にた
たず、またこのようなことがないときでも表示が静止状
態のために作業者の注意を喚起する効果が弱く、十分な
目的を達し得なかった。
さらに実作業時間を計数し所定時間に達したときに警
報を発し、作業中断とする方式のものは、不良な部品に
よって加工が行なわれることがないが、この場合作業時
間を計数するカウンタは、作業の終了によって電源を一
旦遮断すると計数内容がクリアされてしまい、次に電源
を投入したときには再度使用時間が零、即ち新品の部品
と取りかえたものとして作業時間の計数を開始すること
になる。このために前回の作業によって消耗が進行した
履歴が全く管理されないことになる。したがって、この
方法は比較的短い作業時間、例えば数十分ないし数時間
程度の寿命の部品に対してはある程度有効であるが、こ
の場合も寿命の途中で電源が遮断されると誤った計数を
行なうことになって、実際の寿命以上の時間が使用可能
であるかのような動作となって警報装置の役割を果さな
くなる。
〈問題を解決するための手段〉 本考案は、電源投入時に装置の各部の状態を検出する
センサの出力を順次読み込んで処理し、この結果に応じ
て操作方法,注意事項,消耗部品に関する情報,保守の
要否などを作業者に文字,図形,音声等のメッセージに
よって告知するようにして上記問題点を解決したもので
ある。
〈実施例〉 第1図に本考案の実施例を構成図にて示す。同図にお
いて、1はシールドガス供給検出器、2は冷却水供給検
出器であり、それぞれ圧力スイッチやフロースイッチが
用いられる。3および4は実作業時間カウンタであり、
図示しない加工開始指令スイッチが押されて実際にアー
ク加工が行われた時間の長さを計数・累積する。このう
ちカウンタ3は電極の取替後に押ボタンスイッチ31によ
ってリセットされ、カウンタ4はノズルの取替または清
掃後に押ボタンスイッチ41によってリセットされる。ま
た両カウンタは電源の遮断によってはリセットされない
ように内部に保持機能を有するものを用いる。これらの
各検出器,カウンタなどは装置の状態を検出するセンサ
を構成する。5は中央処理装置、6は読み出し専用メモ
リ(以後ROMと言う)であり、各センサの出力に対応し
た中央処理装置5からの指定によって報知器7に出力す
べきメッセージ等を格納してある。報知器7は表示部71
と警報器72とからなり、表示部71には作業者に対してRO
M6から読み出した操作方法,注意,消耗部品の使用状況
に対する情報等を文字や図形によって表示し、警報器72
は加工開始不可や加工継続不可等の異常時にブザーや表
示灯によって作業者に対する注意の喚起を行なうもので
ある。8は加工装置本体であり、商用交流電源9から電
力を得て電極10、ノズル11、被加工物12からなるアーク
加工負荷に加工に適した電力を供給する電力変換回路お
よび加工に必要なシーケンス等の制御回路から構成され
ている。13は表示切換用押ボタンスイッチであり、1回
押す毎に表示部71に表示する情報を順次切りかえて表示
するよう中央処理装置5に指示する。
同図の実施例において、電源が投入されるとシールド
ガス検出器1、冷却水検出器2、カウンタ3およびカウ
ンタ4の各センサの出力が中央処理装置5に入力され
る。中央処理装置5はこれらの各入力を所定の順序でス
キャンし、これらのうち最初に異常信号が入力されてい
るものに対応するメッセージや警報をROM6から読み出し
て表示部71、警報器72に出力し、表示または警報する。
作業者はこれに従って異常原因を取除く、例えば冷却水
検出スイッチがOFFであったために“冷却水不足”のメ
ッセージが表示されたときには、冷却水の元バルブを開
いた後に、押ボタンスイッチ13を押すと、表示部71の表
示は消滅し、中央処理装置5はさらに入力信号のスキャ
ンを続行し、次に異常信号を発見した所で停止する。ま
たカウンタ3,4の入力部に対しては電極およびノズルの
実使用時間が入力されるので、これらの実際の数字また
は各部品の寿命時間から実使用時間を差引いた残寿命時
間を部品別にそれぞれ順次表示する。また警報器は冷却
水、シールドガス不足や残寿命時間が設定値を下廻った
とき等にブザーやランプによって注意を促す。さらにこ
れらがすべて良好のときには、“作業開始できます”等
の許可メッセージを表示すれば、表示部の故障により表
示が現われないときと正常時との区別が明確になる。
また表示部71を複数のメッセージの表示が可能なもの
を用いれば、表示切換押ボタンスイッチ13は設けなくて
よい。またこれらの表示は作業者が電源を投入した直後
から一定時間の間のみ表示し、以後は表示を消す機能以
外に加工中に電極寿命の終了や断水のような異常が発生
したときに改めて表示や警報を行うようにしてもよい。
さらに消耗部品の実使用時間を計数するカウンタは、
これらを取替え後、リセット用押ボタンスイッチを押す
ことによってリセットするものの他に、電極やノズルを
取外したことによって信号を得て、この信号によって自
動的にリセットするようにしてもよい。
第2図は本考案の装置の例の外観を示す図であり、前
面パネルに電源スイッチSW、表示部71、警報器72、リセ
ット用押ボタンスイッチ31,41、表示切換スイッチ13を
配置してある。この表示部71は液晶表示板とその駆動部
より構成されて、各種メッセージを文字や図形で表示す
るものである。
第3図に表示部71の表示例を示す。同図(a)ないし
(g)はそれぞれ単一の項目を文字にて表示するもの。
(h)は複数の項目を文字にて表示するもの、(i)は
図形にて表示するもの、(j)は図形と文字にて表示す
るものの例を示している。
なお、表示部71はその内容を音声合成回路に供給し
て、これを音声で伝達するようにしてもよい。
〈考案の効果〉 本考案の装置は上記の通り、電源の投入の後に装置の
状態を検知するセンサの出力を順次チェックし、各チェ
ック結果に応じて種々の情報を表示させるものであるの
で、注意事項や保守点検を怠ることがなく、また表示が
動的であるのでラベル等による表示を用いる従来装置に
くらべて汚れや破損がなく、また作業者の注意をひきや
すいものである。さらに実作業時間の計数に電源を遮断
しても計数結果を保持する不揮発性のカウンタを用いる
ときは電源を遮断しても消耗部品の使用履歴がリセット
されず、押ボタンスイッチや部品の取替、点検によって
強制的にリセットされるまでの間は累積されるので、消
耗部品の使用時間が正しく把握される結果、誤った情報
を表示したり寿命の尽きた部品を使用することによって
加工不良や装置の破損を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置の実施例を示す構成図、第2図は
本考案の実施例の外観図、第3図は本考案の装置に用い
る表示部の例を示す図である。 1…シールドガス供給検出スイッチ、2…冷却水供給検
出スイッチ、3,4…カウンタ、5…中央処理装置、6…
読み出し専用メモリ、7…報知器、71…表示部、72…警
報器、8…加工装置本体、13,31,41…押しボタンスイッ
チ、Sw…電源スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−197069(JP,A) 特開 昭64−30200(JP,A) 特開 昭59−185569(JP,A)

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極と被加工物との間にアークを発生させ
    て溶接,切断等を行うアーク加工装置において、シール
    ドガス圧力検出器,冷却水流量検出器,実際にアーク加
    工が行われた時間を計数・累積する実作業時間カウンタ
    等の装置の各部の状態を検知するセンサと、前記各部の
    状態に応じて作業者が対応すべき操作方法,注意事項,
    消耗部品に関する情報,保守の要否などのメッセージを
    記憶した記憶回路と、電源投入の後に前記センサの出力
    を順次取り込み入力情報に対応するメッセージを前記記
    憶回路から読み出す中央処理装置と、前記中央処理装置
    の出力に応じて前記読み出したメッセージをアーク加工
    開始前に作業者に告知する報知器とを具備したアーク加
    工装置。
  2. 【請求項2】前記報知器は、文字または図形メッセージ
    を表示する表示器を含む請求項1に記載のアーク加工装
    置。
  3. 【請求項3】前記報知器は、音または音声メッセージ発
    生器を含む請求項1に記載のアーク加工装置。
  4. 【請求項4】前記報知器は、確認押ボタンスイッチによ
    り異なる情報を順次報知する回路である請求項1に記載
    のアーク加工装置。
  5. 【請求項5】前記センサには、実作業時間を計数し計数
    結果を電源遮断後も保持するカウンタを含み、前記中央
    処理装置は前記カウンタの計数内容に応じて前記記憶回
    路から消耗部品の交換の要否または使用可能残時間の表
    示を行う機能を含む請求項1に記載のアーク加工装置。
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JPS59185569A (ja) * 1983-04-07 1984-10-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 溶接用電源装置
JPS6430200A (en) * 1987-07-24 1989-02-01 Komatsu Mfg Co Ltd Monitor device for plasma torch
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