JP2548997Y2 - プルボックス - Google Patents

プルボックス

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JP2548997Y2
JP2548997Y2 JP1320493U JP1320493U JP2548997Y2 JP 2548997 Y2 JP2548997 Y2 JP 2548997Y2 JP 1320493 U JP1320493 U JP 1320493U JP 1320493 U JP1320493 U JP 1320493U JP 2548997 Y2 JP2548997 Y2 JP 2548997Y2
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JP
Japan
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flange
portions
lid
side wall
box body
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JP1320493U
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JPH0666237U (ja
Inventor
清利 三浦
Original Assignee
有限会社三京製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プルボックスの改良に
関する。
【0002】
【従来技術】近時、電線等の配線において、プルボック
スが用いられており、そのプルボックスにおいては、電
線等の分配のために、使用に際し、複数の孔を穿設し、
該プルボックス内部に集合された電線等を該各孔から外
部に延出させることとされている。ところで、このよう
なプルボックスは、ボックス本体と、該ボックス本体の
開口を覆う蓋体とからなっており、ボックス本体には、
蓋体のねじ具による固定と、該蓋体と該ボックス本体の
防水性とのため、該ボックス本体の開口周縁部におい
て、外面が面一な周縁フランジが設けられている。この
周縁フランジは、具体的には、ボックス本体の各側壁部
から該ボックス本体の内方側にそれぞれ張出すフランジ
部により構成されており、その各フランジ部には、上述
の面一性と、蓋体に対する周縁フランジの支持強度とを
確保するために、ボックス本体の隣合う側壁部のコ−ナ
部においては、該各フランジ部の一部を切欠いて重なら
ないように配設されていると共に、その隣合うフランジ
部同士は溶接により結合されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記プルボッ
クスにおいては、隣合う側壁部の両フランジ部を溶接に
より結合しなければならないことから、できるだけ減ら
したい溶接作業が増えるばかりか、その溶接作業による
溶接個所の外面が荒れることになり、ボックス本体と蓋
体との防水性が低下せざるを得ない。本考案は上記実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、何等新たな部材
を設けることなく、蓋体に対するボックス本体の支持強
度を確保しつつ、隣合う側壁部の両フランジ部の溶接作
業を省くことができるプルボックスを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案にあっては、ボックスの本体の各側壁部にフラ
ンジ部が該ボックス本体の内方に張出すようにそれぞれ
設けられて、該ボックス本体の開口周縁部に、外面が面
一な周縁フランジが構成され、該周縁フランジに蓋体が
ねじ具を用いて固定されるプルボックスにおいて、前記
フランジ部のうち、隣合う側壁部における両フランジ部
が、該隣合う側壁部のコ−ナ部において重ねられて、重
ね部が形成され、前記重ね部においては、前記両フラン
ジ部のうちの一方のフランジ部に該両フランジ部のうち
の他方のフランジ部の厚みだけ落込むようにして段部が
形成されると共に、該段部上に該他方のフランジ部が重
ねて配設され、前記重ね部に、前記ねじ具のねじ孔が貫
通して設けられている、構成としてある。
【0005】
【作用】上述の構成により、蓋体をねじ具を用いて周縁
フランジに固定すれば、これに従って、隣合う側壁部に
おける両フランジ部が、溶接を行わなくても、その両フ
ランジ部の重ね部において結合されることになる。この
ため、何等新たな部材を設けることなく、蓋体に対する
ボックス本体の支持強度を確保しつつ、隣合う側壁部に
おける両フランジ部の溶接作業を省くことができること
になる。勿論、この場合、隣合う側壁部における両フラ
ンジ部の重ね部においては、一方のフランジ部に段部が
形成され、その段部に他方のフランジ部が重ねられるこ
とから、周縁フランジの外面の面一性が確保される。こ
のため、周縁フランジと蓋体との防水性も確保される。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1においては、1は本実施例に係るプルボック
スで、該プルボックス1は、ボックス本体2と、該ボッ
クス本体2の開口3を覆う蓋体4とからなる。
【0007】上記ボックス本体2は、底壁部5と、4つ
の側壁部6〜9と、4つのフランジ部10〜13とを有
している。上記底壁部5は、本実施例においては長方形
状とされており、必要に応じて、正方形状等、適宜、形
状を選択することができる。上記4つの側壁部6〜9
は、前記底壁部5の各辺部上に起立されて周壁をなして
おり、側壁部6と7、側壁部7と8、側壁部8と9、側
壁部9と6は、隣合う側壁部の関係をなしている。上記
4つのフランジ部10〜13は、各側壁部6〜9の起立
端から内方側にそれぞれ張出しており、これら4つのフ
ランジ部10〜13は周縁フランジ14を構成してい
る。
【0008】上記フランジ部10〜13にあって、隣合
う側壁部における両フランジ部10と11、11と1
2、12と13、13と10は、図1に示すように、該
隣合う側壁部のコ−ナ部において重ねられて、重ね部1
5をそれぞれ形成している。この各重ね部15の構成は
同一とされており、このため、重ね部15については、
フランジ部10と11との重ね部15を例にとり、他の
重ね部については、以後、同一符号を付してその説明を
省略する。上記重ね部15においては、図2〜図4に示
すように、両フランジ部10、11のうち、一方のフラ
ンジ部10に段部16が形成されており、その段部16
は他方のフランジ部11の厚みだけ落込むように形成さ
れている。一方、他方のフランジ部11は、その重ね部
15においては、上記段部16に重ねて配設されてお
り、これにより、この他方のフランジ部11、一方のフ
ランジ部10の外面は、重ね部15を含めて面一とされ
ている。
【0009】上記一方のフランジ部10には、図2〜図
4に示すように、上記段部16の形成に伴って、規制面
17と18が形成されている。規制面17は、一方のフ
ランジ部10の延び端から他方のフランジ部11の幅長
さ程度の位置に位置され、規制面18側板部6の起立端
から若干、内方側に位置されており、その両規制面1
7、18に他方のフランジ部11の延び方向端部が当接
されることになっている。
【0010】前記重ね部15には、図1〜図4に示すよ
うに、ねじ孔19が形成されている。ねじ孔19は本実
施例においては、段部16に形成される雌ねじ孔20
と、該雌ねじ孔20よりも拡径されて他方のフランジ部
11に形成される遊嵌孔21とからなっており、この両
孔20と21は貫通孔を形成している。
【0011】上述のようなボックス本体2は、図5に示
すように、基本構造体22に対して前述の側壁部7、9
を溶接することにより製造される。すなわち、基本構造
体22は、底壁部5に側壁部6と8とが一体化され、そ
の各側壁部6、8にフランジ部10、12が設けられ、
そのフランジ部10、12に段部16、ねじ孔19が設
けられたものとなっており、このような基本構造体22
は、平板に、ねじ孔19、段部16を順次、形成した
後、折曲げ加工等により、フランジ部10、12、底壁
部5、側壁部6、8等を順次、形成することになってい
る。このような基本構造体22における側壁部6、8に
対して、一組の側壁部7、9がそれぞれ隣合うようにし
て配設され、その各側壁部7(9)が、基本構造体22
における側壁部6、8及び底壁部5に対して溶接するこ
ととされる。この場合、基本構造体22に対して側壁部
7(9)が多少ずれて結合されたとしても、他方のフラ
ンジ部11に雌ねじ孔20よりも拡径された遊嵌孔21
が形成されているため、その遊嵌孔21を雌ねじ孔20
に臨ませることができ、通常通り、ねじ孔19として機
能させることができる。
【0012】前記蓋体4は、図1、図3、図4に示すよ
うに、板状とされ、その大きさは、上述のボックス本体
2の開口3を覆うため、前記周縁フランジ14に載置で
きる程度とされている。この蓋体4の四隅には、ねじ具
23が前記ねじ孔19に対応してそれぞれ設けられるこ
とになっている。この各ねじ具23は、そのねじ部が他
方のフランジ部11における遊嵌孔21に対して遊嵌す
る関係となっている一方、雌ねじ孔20に対しては螺合
する関係となっている。これにより、蓋体4は周縁フラ
ンジ14にねじ具23を用いて固定されることになって
いる。この場合、蓋体4と周縁フランジ14との間に、
図3、図4に示すように、シ−ル部材24を介在させる
ことが、防水性の観点からより好ましい。
【0013】したがって、上記プルボックス1において
は、ボックス本体2の開口3を蓋体4により覆い、その
蓋体4をねじ具23を用いて周縁フランジ14の各重ね
部15に固定すれば、各重ね部15において、隣合う側
壁部における両フランジ部が結合され、周縁フランジ1
4は一体化することになる。このため、この各重ね部1
5の結合によって、蓋体4に対するボックス本体2の支
持強度が確保され、その際、溶接作業を行わなくても、
何等新たな部材ではないねじ具23を利用して、該各重
ね部15の結合が得られることになる。この結果、溶接
作業の増加を抑えることができるだけでなく、溶接に基
づく溶接個所の荒れによってボックス本体2と蓋体4と
の防水性が低下することもなくなる。勿論、この場合、
各重ね部15において、一方のフランジ部10に段部1
6が形成され、その段部16に他方のフランジ部11が
重ねられるため、周縁フランジ14の外面は全周に亘っ
て面一性が確保され、周縁フランジ14と蓋体4との防
水性が確保されることになる。
【0014】また、本実施例においては、製造におい
て、一組の側壁部7、9が基本構造体22に対して結合
されるが、その際、その側壁部7(9)におけるフラン
ジ部11(13)の延び方向両端部が、段部16の規制
面17、18によって位置決めされることになる。この
ため、一組の側壁部7(9)と基本構造体22との溶接
は、正確且つ容易に行えることになる。
【0015】図6は他の実施例を示すものである。この
実施例において、前記実施例と同一構成要素については
同一符号を付してその説明を省略する。この実施例にお
いては、基本構造体22と側壁部7(9)との関係にお
いて、側壁部7(9)内面に段部進入溝25が形成され
ており、その段部進入溝25に段部16が進入されるこ
とになっている。このため、側壁部6、7、8、9が支
え合うことになり、蓋体4に対するボックス本体2の支
持強度が一層向上すると共に、基本構造体22に対する
一組の側壁部7、9の位置決めにおいて、その位置決め
を、一層、正確且つ容易に行えることになる。この場
合、段部進入溝25を段部進入孔としてもよいが、その
場合には、箱状の蓋体4により、その段部進入孔を覆う
ことが防水性の観点から好ましい。
【0016】
【考案の効果】本考案は以上述べたように、何等新たな
部材を設けることなく、蓋体に対するボックス本体の支
持強度を確保しつつ、隣合う側壁部の両フランジ部の溶
接作業を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るプルボックスを示す斜視図。
【図2】図1の拡大図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】ボックス本体の製造を説明する説明図。
【図6】他の実施例を説明する説明図。
【符号の説明】
1 プルボックス 2 ボックス本体 3 開口 4 蓋体 6 側壁部 7 側壁部 8 側壁部 9 側壁部 10 フランジ部 11 フランジ部 12 フランジ部 13 フランジ部 14 周縁フランジ 15 重ね部 16 段部 19 ねじ孔 23 ねじ具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックスの本体の各側壁部にフランジ部
    が該ボックス本体の内方に張出すようにそれぞれ設けら
    れて、該ボックス本体の開口周縁部に、外面が面一な周
    縁フランジが構成され、該周縁フランジに蓋体がねじ具
    を用いて固定されるプルボックスにおいて、 前記フランジ部のうち、隣合う側壁部における両フラン
    ジ部が、該隣合う側壁部のコ−ナ部において重ねられ
    て、重ね部が形成され、 前記重ね部においては、前記両フランジ部のうちの一方
    のフランジ部に該両フランジ部のうちの他方のフランジ
    部の厚みだけ落込むようにして段部が形成されると共
    に、該段部上に該他方のフランジ部が重ねて配設され、 前記重ね部に、前記ねじ具のねじ孔が貫通して設けられ
    ている、 ことを特徴とするプルボックス。
JP1320493U 1993-02-26 1993-02-26 プルボックス Expired - Lifetime JP2548997Y2 (ja)

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JPH0666237U JPH0666237U (ja) 1994-09-16
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