JP2548893Y2 - ボール弁 - Google Patents

ボール弁

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JP2548893Y2
JP2548893Y2 JP8352292U JP8352292U JP2548893Y2 JP 2548893 Y2 JP2548893 Y2 JP 2548893Y2 JP 8352292 U JP8352292 U JP 8352292U JP 8352292 U JP8352292 U JP 8352292U JP 2548893 Y2 JP2548893 Y2 JP 2548893Y2
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JP
Japan
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port
ball
shaft
valve
hole
Prior art date
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JP8352292U
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JPH0647781U (ja
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徳光 村井
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ONDA MFG.CO.,LTD.
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ONDA MFG.CO.,LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、弁体に収容したボー
ルをシャフトで回動して流路を切り替えるボール弁、特
に、四つのポートを備えたボール弁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種のボール弁は、従来、図10〜図
14に示すように構成されていた。弁体31の弁室32
にボール33が収容され、ボール33にはT字形の貫通
孔34が形成されている。ボール33はシャフト35に
結合され、シャフト35にはハンドル36が取り付けら
れている。ボール33の周囲において、弁体31には第
1ポート37、第2ポート38、第3ポート39、及び
第4ポート40が設けられている。第2ポート38の外
側において、弁体31には複数の小孔41が形成されて
いる。第4ポート40には逆止弁42が設けられてい
る。
【0003】そして、ハンドル36を図10に示す位置
に切り替えたときには、図11に示すように、第1ポー
ト37が貫通孔34を介して第2ポート38に連通さ
れ、IN1からOUT1、例えば、給水管から吐出管へ
の流路が形成される。このとき、図10に示すように、
第2ポート38の水は小孔41を通って弁室32に流入
するが、その水圧で逆止弁42が閉鎖され、第2ポート
38から第4ポート40への逆流が防止される。
【0004】ハンドル36を図12に示す位置に切り替
えたときには、図13に示すように、第1ポート37が
貫通孔34を介して第3ポート39に連通され、IN1
からOUT2、例えば、給水管から浄水器への流路が形
成される。このとき、図12に示すように、IN2の水
圧で逆止弁42が開放され、第4ポート40が小孔41
を介して第2ポート38に連通され、IN2からOUT
1、例えば、浄水器から吐出管への流路が形成される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のボー
ル弁によると、第2ポート38と第4ポート40とを連
通及び遮断するために、弁体31に小孔41及び逆止弁
42を設ける必要があり、加工が面倒でかつ部品点数も
増え、コスト高を招くという問題点があった。
【0006】この考案は上記問題点に着目してなされた
ものであって、その目的は、逆流防止弁等を用いること
なく、簡単な構成でかつ安価に第2ポートと第4ポート
とを連通及び遮断できるボール弁を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案のボール弁は、弁体に収容したボールを
シャフトで回動して流路を切り替えるように構成され
る。シャフトに対し直交する面内において、弁体に第1
ポート、第2ポート、及び第3ポートが設けられる。シ
ャフトの延長方向において、弁体に第4ポートが設けら
れる。ボールには、シャフトの所定位置で第1ポートと
第2ポートとを連通し、かつ、シャフトが所定位置から
略90度回動したときに第1ポートと第3ポートとを連
通するT字形の貫通孔が設けられる。また、ボールに
は、第1ポートと第3ポートとが連通したときに第2ポ
ートと第4ポートとを連通する切欠が設けられる。
【0008】
【作用】この考案のボール弁においては、シャフトが所
定位置に切り替えられたときに、第1ポートが貫通孔を
介して第2ポートに連通されるとともに、第3ポート及
び第4ポートがボールによって第1ポート及び第2ポー
トから遮断される。シャフトが所定位置から90度回動
されたときには、第1ポートが貫通孔を介して第3ポー
トに連通されるとともに、第4ポートが切欠を介して第
2ポートに連通される。
【0009】
【実施例】以下、この考案を具体化した一実施例を図1
〜図9に基づいて説明する。図1〜図5に示すように、
弁体1は本体2に三つのキャップ3,4,5を螺着して
構成されている。例えば、ボール弁を流し台に装備する
場合、キャップ3にナット6を介し給水管が接続され、
キャップ4に浄水器への給水ホースが接続され、キャッ
プ5には浄水器からの還流ホースが接続される。
【0010】本体2には弁室7が形成され、ここにボー
ル8が収容されている。ボール8を回動するためのシャ
フト9は本体2に挿入され、その内端にはボール8の溝
10に係合する突起11が突設されるとともに、外端に
はネジ12によりハンドル13が取り付けられている。
そして、ハンドル13を90゜の範囲で操作することに
より、シャフト9を介しボール8が回動されて、ボール
弁の流路が切り替えられる。なお、本体2にはハンドル
13の操作範囲を決めるピン14が設けられている。
【0011】シャフト9の周囲において弁体1とボール
8との間には、4枚の弁シート16,17,18,19
が介装されている。キャップ3とボール8との間の弁シ
ート16には第1ポート20が形成されている。ボール
8を挟んで弁シート16と対向する弁シート17には第
2ポート21が形成されている。キャップ4とボール8
との間の弁シート18には第3ポート22が形成されて
いる。これらのポート20〜22はシャフト9の軸線に
対し直交する面内に設けられている。また、キャップ5
には、シャフト9の延長方向に位置するように第4ポー
ト23が設けられている。
【0012】図6〜図9に示すように、ボール8の内部
にはT字形の貫通孔25が貫設されるとともに、ボール
8の外周には貫通孔25から離間した位置に切欠26が
形成されている。そして、貫通孔25は、シャフト9の
所定位置で、第1ポート20と第2ポート21とを連通
するとともに、シャフト9が所定位置から90゜回動し
たときに、第1ポート20と第3ポート22とを連通す
る。また、切欠26は、第1ポート20と第3ポート2
2とが連通したときに、第2ポート21と第4ポート2
3とを連通するように構成されている。
【0013】さて、ハンドル13が図1の実線位置に操
作されたときには、ボール8がシャフト9により図2及
び図3に示す位置に配置される。そして、第1ポート2
0が貫通孔25を介し第2ポート21に連通されるとと
もに、第3及び第4ポート22,23がボール8と弁シ
ート16〜19とにより第1及び第2ポート20,21
から遮断される。したがって、ボール弁にIN1からO
UT1、つまり給水管から吐出管への流路を形成するこ
とができる。なお、第3ポート22は切欠26を介し第
4ポート23に連通されるが、IN2とOUT2とを結
ぶ浄水器側の流路に水流は発生しない。
【0014】ハンドル13が図1の鎖線位置に操作され
たときには、ボール8がシャフト9により図4及び図5
に示す位置に配置される。そして、第1ポート20が貫
通孔25を介し第3ポート22に連通されるとともに、
第4ポート23が切欠26を介し第2ポート21に連通
される。したがって、ボール弁に、IN1からOUT
2、つまり給水管から浄水器への流路と、IN2からO
UT1、つまり浄水器から吐出管への流路を形成するこ
とができる。ちなみに、止水時には給水管上に設けた給
水栓が閉鎖される。
【0015】このように、この実施例では、従来のよう
に弁体に小孔を設けたり、逆流防止弁等を設けたりする
ことなく、ボール8に切欠26を設けるだけの簡単かつ
安価な構成で、第2ポート38と第4ポート40とを容
易に連通したり、遮断したりすることができる。
【0016】なお、この考案は上記実施例に限定される
ものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、例えば以
下のように構成を任意に変更して具体化してもよい。 (a)図1に示すハンドル13を実線の位置から反時計
方向へ90°回動するように構成し、第2ポート21と
第3ポート22との間に貫通孔25を介して流通路を形
成するとともに、第4ポート23と第1ポート20との
間に切欠26を介して流通路を形成すること。 (b)貫通孔25の径や切欠26の形状等を適宜に変更
すること。 (c)この考案のボール弁を前記実施例の流し台の浄水
システムのほかに、給湯システムまたはソーラシステ
ム、或いは、各種機械の給油システムに適用すること。
【0017】
【考案の効果】以上詳述したように、この考案によれ
ば、逆流防止弁等を用いることなく、ボールに切欠を設
けるだけの簡単かつ安価な構成で、第2ポートと第4ポ
ートとを連通及び遮断できるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すボール弁の平面図で
ある。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図2と異なる作動状態を示すボール弁の断面図
である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】ボールの形状を示す斜視図である。
【図7】図6のボールの平面図である。
【図8】図7の左側面図である。
【図9】図8のD−D線断面図である。
【図10】従来のボール弁の断面図である。
【図11】図10のE−E線断面図である。
【図12】図10と異なる作動状態を示すボール弁の断
面図である。
【図13】図12のF−F線断面図である。
【図14】図12のG−G線断面図である。
【符号の説明】
1…弁体、7…弁室、8…ボール、9…シャフト、20
…第1ポート、21…第2ポート、22…第3ポート、
23…第4ポート、25…貫通孔、26…切欠。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体に収容したボールをシャフトで回動
    して流路を切り替えるように構成したボール弁におい
    て、 前記弁体は、シャフトに対し直交する面内に第1ポー
    ト、第2ポート、及び第3ポートを備えるとともに、シ
    ャフトの延長方向に第4ポートを備え、 前記ボールは、シャフトの所定位置で第1ポートと第2
    ポートとを連通し、かつ、シャフトが所定位置から略9
    0度回動したときに第1ポートと第3ポートとを連通す
    るT字形の貫通孔を備えるとともに、第1ポートと第3
    ポートとが連通したときに第2ポートと第4ポートとを
    連通する切欠を備えたことを特徴とするボール弁。
JP8352292U 1992-12-03 1992-12-03 ボール弁 Expired - Lifetime JP2548893Y2 (ja)

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JPH0647781U JPH0647781U (ja) 1994-06-28
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