JP2003028323A - 四方切換え弁及び四方切換え弁を備えた給水管洗浄システム - Google Patents

四方切換え弁及び四方切換え弁を備えた給水管洗浄システム

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JP2003028323A
JP2003028323A JP2001220199A JP2001220199A JP2003028323A JP 2003028323 A JP2003028323 A JP 2003028323A JP 2001220199 A JP2001220199 A JP 2001220199A JP 2001220199 A JP2001220199 A JP 2001220199A JP 2003028323 A JP2003028323 A JP 2003028323A
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outflow port
casing
inflow port
outflow
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Hikari Ogyu
光 荻生
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Kimmon Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弁本体を回動するだけで流路の切換え、及び全
ての流路の遮断ができ、しかも構造的に簡単で、製作も
容易な四方切換え弁を提供することにある。 【解決手段】ケーシング11と、このケーシング11の
内部に水密状態で、周方向に回動自在に設けられた弁本
体12とからなり、ケーシング11に、第1と第2の流
入ポート13,14を弁本体12の周方向に離間して設
けるとともに、第1と第2の流出ポート15,16を弁
本体12の周方向に離間して設け、弁本体12は、該弁
本体12の回動角によって第1の流入ポート13と第1
の流出ポート15とを連通し、第2の流入ポート14と
第2の流出ポート16とを遮断する第1回動ポジション
と、第1の流入ポート13と第2の流出ポート16とを
連通し、第2の流入ポート14と第1の流出ポート15
とを連通する第2回動ポジションと、全ての流入ポート
及び流出ポートを遮断する第3回動ポジションに切換え
可能であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水道水の流路の
切換えを行う四方切換え弁及び水道水を給水する給水管
の洗浄を行う際に流路の切換えを行う四方切換え弁を備
えた給水管洗浄システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、マンション等の集合住宅におい
ては、地下に埋設された水道本管から水道水を受水槽に
受水し、この受水槽の水道水を揚水管の途中に設けられ
たポンプによって屋上等に設置された高架水槽に揚水し
ている。そして、この高架水槽から共有立て管を介して
各家庭に分岐し、水道メータを介して各家庭の水道蛇口
に接続されている。
【0003】ところで、前述のように構成された給水シ
ステムにおいて、揚水管、共有立て管及び水道メータか
ら水道蛇口までの管路に雑菌が繁殖する場合があり、定
期的に管路を洗浄する必要がある。そこで、従来におい
ては、殺菌力の強いオゾンを使用して洗浄することが行
なわれている。オゾン洗浄方式は、Oボンベからオゾ
ン(O)生成装置にOを供給してオゾンを生成し、
このオゾンをオゾン注入ポンプによって水道水とオゾン
とをミキシングするミキサーに注入して洗浄するように
なっている。
【0004】従って、洗浄時においては、管路の途中に
オゾン洗浄バイパス回路を接続し、通常流路を一時遮断
し、水道水をオゾン洗浄バイパス回路を流して水道蛇口
から排水することにより、管路の洗浄を行なっている。
【0005】図5(a)(b)(c)は水道メータ1と
水道蛇口2とを結ぶ給水管路3をオゾン洗浄する第1の
従来例を示し、4は水道水とオゾンとをミキシングする
ミキサーである。水道メータ1の下流側は三方弁5に接
続され、三方弁5の一方は給水管路3に、他方はバイパ
ス管路6のミキサー4の入口側4aに接続されている。
ミキサー4の出口側4bはバイパス管路6に設けられた
二方弁7を介して三方弁5の下流側の給水管路3に接続
されている。
【0006】従って、通常時においては、(a)に示す
ように、三方弁5の一次側と二次側とが開放し、二方弁
7が閉状態にあり、水道メータ1からの水道水は三方弁
5を介して給水管路3を介して水道蛇口2に流れる。
【0007】オゾン洗浄時においては、(b)に示すよ
うに、三方弁5がバイパス回路6側に切り換わり、三方
弁5の一次側と二次側とが閉状態にあり、二方弁7が開
放される。従って、水道メータ1からの水道水が三方弁
5を介してバイパス回路6を介してミキサー4に流入
し、ここで水道水がオゾンとミキシングされた後、二方
弁7を介して給水管路3に還流し、水道蛇口2から排水
される。従って、三方弁5と水道蛇口2とを結ぶ給水管
路3はオゾン洗浄される。
【0008】また、水道メータ1の交換時には、水道メ
ータ1の上流側の元栓(図示しない)を閉状態とすると
ともに、(c)に示すように、三方弁5の一次側と二次
側とを閉状態とし、二方弁7も閉状態とする。
【0009】図6(a)(b)(c)は水道メータ1と
水道蛇口2とを結ぶ給水管路3をオゾン洗浄する第2の
従来例を示し、水道メータ1の下流側は第1の三方弁5
aに接続され、三方弁5の一方は給水管路3に、他方は
バイパス管路6のミキサー4の入口側4aに接続されて
いる。給水管路3には第2の三方弁5bが設けられ、第
2の三方弁5bの一方は水道蛇口2に、他方はバイパス
管路6の還流側に接続されている。
【0010】従って、通常時においては、(a)に示す
ように、第1及び第2の三方弁5a,5bの一次側と二
次側とが開放し、バイパス回路6は閉状態にあり、水道
メータ1からの水道水は第1及び第2の三方弁5a,5
b及び給水管路3を介して水道蛇口2に流れる。
【0011】オゾン洗浄時においては、(b)に示すよ
うに、第1及び第2の三方弁5a,5bがバイパス回路
6側に切り換わり、第1及び第2の三方弁5a,5bの
一次側と二次側とが閉状態になる。従って、水道メータ
1からの水道水が第1の三方弁5aを介してバイパス回
路6を介してミキサー4に流入し、ここで水道水がオゾ
ンとミキシングされた後、第2の三方弁5bを介して給
水管路3に還流し、水道蛇口2から排水される。従っ
て、第2の三方弁5bと水道蛇口2とを結ぶ給水管路3
はオゾン洗浄される。
【0012】また、水道メータ1の交換時には、水道メ
ータ1の上流側の元栓(図示しない)を閉状態とすると
ともに、(c)に示すように、第1の三方弁5aの一次
側と二次側とを閉状態とする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように構成された従来例の場合には、三方弁と二方弁と
の組み合わせ、あるいは2つの三方弁を使用して給水管
路にバイパス回路を接続したオゾン洗浄システムを構成
している。
【0014】従って、弁と配管とを接続する継手管の個
数が多くなり、ねじ込み部の箇所も多くなることから、
ねじ込み量によってバイパス回路との寸法精度が出難い
という問題がある。
【0015】また、マンション等の集合住宅において
は、水道メータが設置されている場所はスペースが狭
く、継手管も屈曲管を多数使用せざるを得ないが、屈曲
管は角部や隅部に水垢や異物が溜まりやすいという問題
があり、できるだけ直管接続が望まれている。
【0016】また、水道メータの交換時には水道メータ
の上流側の元栓を閉状態とするとともに、三方弁の一次
側と二次側とを閉状態とした状態で水道メータを取り外
すが、水道メータの下流側の管路に残っている水道水が
流出してフロアを濡らすという問題がある。
【0017】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、弁本体を回動するだ
けで流路の切換え、及び全ての流路の遮断ができ、しか
も構造的に簡単で、製作も容易な四方切換え弁を提供す
ることにある。
【0018】さらに、水道メータの下流側に単一の四方
切換え弁を設け、この四方切換え弁を切換えるだけでバ
イパス回路との切換えができ、オゾン洗浄する場合にも
作業性が向上するとともに、継手管の個数も少なく、狭
いスペースでも配管が可能であり、さらに水道メータの
交換時においても、水道メータの下流側に残っている水
道水が流出することなく、水道メータの交換が容易に行
なえる四方切換え弁を備えた給水管洗浄システムを提供
することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、請求項1は、ケーシングと、このケー
シングの内部に水密状態で、周方向に回動自在に設けら
れた弁本体とからなり、前記ケーシングに、第1と第2
の流入ポートを前記弁本体の周方向に離間して設けると
ともに、第1と第2の流出ポートを前記弁本体の周方向
に離間して設け、前記弁本体は、該弁本体の回動角によ
って第1の流入ポートと第1の流出ポートとを連通し、
第2の流入ポートと第2の流出ポートとを遮断する第1
回動ポジションと、第1の流入ポートと第2の流出ポー
トとを連通し、第2の流入ポートと第1の流出ポートと
を連通する第2回動ポジションと、全ての流入ポート及
び流出ポートを遮断する第3回動ポジションに切換え可
能であることを特徴とする四方切換え弁にある。
【0020】請求項2は、請求項1の前記弁本体は、第
1の流入ポートを、第1の流出ポートまたは第2の流出
ポートに連通する略T字状の第1の連通路と、第2の流
入ポートを第1の流出ポートに連通する略L字状の第2
の連通路とを有していることを特徴とする。
【0021】請求項3は、請求項1または2の前記ケー
シングは、少なくとも内周面が円筒状または球面状であ
り、前記弁本体は、外周面が前記ケーシングの内周面に
水密状態に摺動する円柱状または球形状であり、第1回
動ポジションと第2回動ポジジョンとの位相は略90°
で、第1回動ポジションと第3回動ポジションとの位相
は略45°であることを特徴とする。
【0022】請求項4は、請求項1の前記ケーシングに
は弁本体を回動して流路の切換え及び流路を全て遮断す
るハンドルを備え、このハンドルは、前記ケーシングに
固定された悪戯防止カバーで覆われていることを特徴と
する。
【0023】請求項5は、水道水供給側と水道水需要側
とを結ぶ給水管の途中に水道メータを設けるとともに、
前記水道メータの下流側に切換え弁を設け、この切換え
弁によって水道メータからの水道水を前記給水管を介し
て水道水需要側へ流通する通常時と、水道メータからの
水道水をオゾン発生装置から供給されたオゾンと水道水
とをミキシングするミキサーを介して前記給水管に還流
したのち水道水需要側へ流通する給水管洗浄時とに切換
え可能な給水管洗浄システムにおいて、前記切換え弁
は、前記水道水需要側と接続される第1の流入ポート、
前記水道水需要側と接続される第1の流出ポート、前記
ミキサーの入口側及び出口側に接続される第2の流入ポ
ートおよび第2の流出ポートを有するケーシングと、前
記ケーシングの内部に水密状態で、周方向に回動自在に
設けられ、回動角によって第1の流入ポートと第1の流
出ポートとを連通し、第2の流入ポートと第2の流出ポ
ートとを遮断するとともに、第1の流入ポートと第2の
流出ポートとを連通し、第2の流入ポートと第1の流出
ポートとを連通する通路を有する弁本体とによって四方
切換え弁を構成したことを特徴とする。
【0024】前記四方切換え弁によれば、弁本体の切換
えによって第1の流入ポートと第1の流出ポートとを連
通し、第2の流入ポートと第2の流出ポートとを遮断す
ることができる。また、弁本体を回動させると、第1の
流入ポートと第2の流出ポートとを連通し、第2の流入
ポートと第1の流出ポートとを連通する状態に切換える
ことができる。
【0025】さらに、弁本体の回動位置によって全ての
流入ポート及び流出ポートを弁本体によって遮断するこ
とができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0027】図1(a)〜(b)は四方切換え弁の横断
平面図、図2(a)は四方切換え弁の平面図、(b)は
側面図、(c)はA−A線に沿う断面図である。
【0028】図1及び図2に基づいて四方切換え弁につ
いて説明すると、四方切換え弁10は、円筒状または球
面状のケーシング11と、このケーシング11の内部に
水密状態で、周方向に回動自在に設けられた円柱状また
は球形状の弁本体12とから構成されている。ケーシン
グ11の外周壁には第1と第2の流入ポート13,14
が周方向に離間して設けられているとともに、第1と第
2の流出ポート15,16が周方向に離間して設けられ
ている。
【0029】弁本体12には平面視で、略T字状の第1
の連通路17と略L字状の第2の連通路18が設けられ
ている。第1の連通路17は、図1(a)に示すよう
に、弁本体12の回動角で、第1の流入ポート13を、
第1の流出ポート15または第2の流出ポート16に連
通できるようになっており、第2の連通路18は、図1
(b)に示すように、弁本体12の回動角で、第2の流
入ポート14は、第1の流出ポート15に連通できるよ
うになっている。
【0030】さらに、弁本体12を図1の(a)と
(b)の中立位置とした図1(c)とすると、第1と第
2の流入ポート13,14及び第1と第2の流出ポート
15,16の全てが遮断されるようになっている。
【0031】さらに、図2に示すように、弁本体12の
回動中心にはケーシング11の上部に突出する操作軸1
9が設けられ、この操作軸19には作業者が手動で操作
するためのハンドル20が設けられている。ハンドル2
0には弁本体12の向きを指示する指標21が設けられ
ている。
【0032】さらに、ハンドル20は悪戯防止カバー2
2によって覆われており、この悪戯防止カバー22は特
殊ネジ23によってケーシング11の上部に固定されて
いる。従って、特殊ネジ23を特殊工具によって緩め、
悪戯防止カバー22によってケーシング11から取り外
さない限り、ハンドル20によって弁本体12を操作不
能である。
【0033】前述した構成によれば、図1(a)に示す
ように、弁本体12の切換えによって第1の流入ポート
13と第1の流出ポート15とを連通し、第2の流入ポ
ート14と第2の流出ポート16とを遮断することがで
きる。また、弁本体12を時計回りに90°回動させる
と、図1(b)に示すように、第1の流入ポート13と
第2の流出ポート16とを連通し、第2の流入ポート1
4と第1の流出ポート15とを連通する状態に切換える
ことができる。
【0034】さらに、図1(a)の状態から反時計回り
に45°回動させると、図1(c)に示すように、全て
の流入ポート13,14及び流出ポート15,16が弁
本体12によって遮断することができる。
【0035】図3は前述のように構成された四方切換え
弁10をオゾン洗浄システムに使用した状態を示し、四
方切換え弁10の第1の流入ポート13は給水管路24
を介して水道メータ25の出口側に接続され、四方切換
え弁10の第1の流出ポート15は給水管路24を介し
て水道蛇口26に接続されている。
【0036】一方、オゾン洗浄システムのOボンベ
27はオゾン(O)生成装置28に接続されてお
り、オゾン(O)生成装置28で生成されたオゾン
はオゾン注入ポンプ29によって水道水とオゾンとをミ
キシングするミキサー30に接続されている。
【0037】ミキサー30には入口31と出口32が設
けられ、バイパス回路33に接続されている。そして、
四方切換え弁10の第2の流出ポート16はバイパス回
路33を介してミキサー30の入口31に接続され、出
口32はバイパス回路33を介して四方切換え弁10の
第2の流入ポート14に接続されている。
【0038】次に、オゾン洗浄システムの作用について
説明する。
【0039】通常時においては、図1(a)に示すよう
に、四方切換え弁10の弁本体12は第1の連通路17
によって第1の流入ポート13と第1の流出ポート15
とを連通させているため、水道メータ25からの水道水
は四方切換え弁10及び給水管路24を介して水道蛇口
26に流れる。
【0040】オゾン洗浄時においては、図3に示すよう
に、四方切換え弁10が切り換わり、第1の流入ポート
13と第2の流出ポート16とを連通し、第2の流入ポ
ート14と第1の流出ポート15とを連通する。
【0041】従って、水道メータ25からの水道水は四
方切換え弁10の第1の連通路17を介してバイパス回
路33からミキサー30に導かれ、ミキサー30の内部
でオゾンとミキシングされる。オゾンとミキシングされ
た水道水はバイパス回路33を介して四方切換え弁10
の第2の流入ポート14から第2の連通路18を介して
第1の流出ポート15に導かれ、給水管路24を介して
水道蛇口26から排水される。この状態を一定時間継続
すると、給水管路24の内部の雑菌はオゾンによって殺
菌され、洗浄される。
【0042】図3の状態から弁本体12を反時計回りに
135°回動させると、図1(c)に示すように、全て
の流入ポート13,14及び流出ポート15,16が弁
本体12によって遮断される。従って、水道メータ25
の交換作業の際には、水道メータ25の上流側の元栓を
遮断した後、四方切換え弁10を図1(c)に示す状態
にすることにより、水道メータ25の下流側に残ってい
た水道水が流出するのを防止できる。
【0043】図4(a)(b)は水道メータ25と四方
切換え弁10との接続状態を示し、四方切換え弁10の
ケーシング11に設けられた第1と第2の流入ポート1
3,14及び第1と第2の流出ポート15,16は、そ
の内周面に雌ねじ部13a,14a,15a,16aが
形成されており、給水管路及びバイパス回路と直接にね
じ込み接続が可能である。
【0044】図4(a)に示すように、水道メータ25
と四方切換え弁10の第1の流入ポート13とを継手管
34を介して接続した場合であり、図4(b)は、水道
メータ25と四方切換え弁10の第1の流入ポート13
とを直接に接続した場合である。
【0045】前述のように水道メータ25と四方切換え
弁10の第1の流入ポート13とを継手管34あるいは
直接接続することにより、狭いスペースでも配管接続す
ることができ、屈曲管を必要としないため、水垢や異物
の溜まり難く、また配管作業の容易化を図ることができ
る。
【0046】なお、前記実施形態においては、四方切換
え弁を給水管路のオゾン洗浄における流路切換えとして
使用した場合について説明したが、この発明の四方切換
え弁は、液体、気体等の流路切換え弁として広範囲に適
用できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、弁本体を回動するだけで流路の切換え、及び全ての
流路の遮断ができ、しかも構造的に簡単で、製作も容易
な四方切換え弁を提供できる。
【0048】また、この発明は、水道メータの下流側に
単一の四方切換え弁を設け、この四方切換え弁を切換え
るだけでオゾン洗浄のバイパス回路との切換えができ、
オゾン洗浄する場合にも作業性が向上するとともに、継
手管の個数も少なく、狭いスペースでも配管が可能であ
り、さらに水道メータの交換時においても、水道メータ
の下流側に残っている水道水が流出することなく、水道
メータの交換が容易に行なえるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示し、(a)〜(c)は
四方切換え弁の横断平面図。
【図2】同実施形態を示し、(a)は四方切換え弁の平
面図、(b)は側面図、(c)はA−A線に沿う断面
図。
【図3】同実施形態の四方切換え弁をオゾン洗浄システ
ムに使用した状態の構成図。
【図4】同実施形態を示し、水道メータと四方切換え弁
との接続状態を示す平面図。
【図5】第1の従来例をしめし、(a)(b)(c)は
水道メータと水道蛇口とを結ぶ給水管路をオゾン洗浄す
る場合の構成図。
【図6】第2の従来例をしめし、(a)(b)(c)は
水道メータと水道蛇口とを結ぶ給水管路をオゾン洗浄す
る場合の構成図。
【符号の説明】
10…四方切換え弁の 11…ケーシング 12…弁本体 13,14…流入ポート 15,16…流出ポート 24…給水管路 25…水道メータ 26…水道蛇口 30…ミキサー 33…バイパス回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、このケーシングの内部に
    水密状態で、周方向に回動自在に設けられた弁本体とか
    らなり、 前記ケーシングに、第1と第2の流入ポートを前記弁本
    体の周方向に離間して設けるとともに、第1と第2の流
    出ポートを前記弁本体の周方向に離間して設け、 前記弁本体は、該弁本体の回動角によって第1の流入ポ
    ートと第1の流出ポートとを連通し、第2の流入ポート
    と第2の流出ポートとを遮断する第1回動ポジション
    と、第1の流入ポートと第2の流出ポートとを連通し、
    第2の流入ポートと第1の流出ポートとを連通する第2
    回動ポジションと、全ての流入ポート及び流出ポートを
    遮断する第3回動ポジションに切換え可能であることを
    特徴とする四方切換え弁。
  2. 【請求項2】 前記弁本体は、第1の流入ポートを、第
    1の流出ポートまたは第2の流出ポートに連通する略T
    字状の第1の連通路と、第2の流入ポートを第1の流出
    ポートに連通する略L字状の第2の連通路とを有してい
    ることを特徴とする請求項1記載の四方切換え弁。
  3. 【請求項3】 前記ケーシングは、少なくとも内周面が
    円筒状または球面状であり、前記弁本体は、外周面が前
    記ケーシングの内周面に水密状態に摺動する円柱状また
    は球形状であり、第1回動ポジションと第2回動ポジジ
    ョンとの位相は略90°で、第1回動ポジションと第3
    回動ポジションとの位相は略45°であることを特徴と
    する請求項1または2記載の四方切換え弁。
  4. 【請求項4】 前記ケーシングには弁本体を回動して流
    路の切換え及び流路を全て遮断するハンドルを備え、こ
    のハンドルは、前記ケーシングに固定された悪戯防止カ
    バーで覆われていることを特徴とする請求項1記載の四
    方切換え弁。
  5. 【請求項5】 水道水供給側と水道水需要側とを結ぶ給
    水管の途中に水道メータを設けるとともに、前記水道メ
    ータの下流側に切換え弁を設け、この切換え弁によって
    水道メータからの水道水を前記給水管を介して水道水需
    要側へ流通する通常時と、水道メータからの水道水をオ
    ゾン発生装置から供給されたオゾンと水道水とをミキシ
    ングするミキサーを介して前記給水管に還流したのち水
    道水需要側へ流通する給水管洗浄時とに切換え可能な給
    水管洗浄システムにおいて、 前記切換え弁は、前記水道水需要側と接続される第1の
    流入ポート、前記水道水需要側と接続される第1の流出
    ポート、前記ミキサーの入口側及び出口側に接続される
    第2の流入ポートおよび第2の流出ポートを有するケー
    シングと、 前記ケーシングの内部に水密状態で、周方向に回動自在
    に設けられ、回動角によって第1の流入ポートと第1の
    流出ポートとを連通し、第2の流入ポートと第2の流出
    ポートとを遮断するとともに、第1の流入ポートと第2
    の流出ポートとを連通し、第2の流入ポートと第1の流
    出ポートとを連通する通路を有する弁本体とによって四
    方切換え弁を構成したことを特徴とする給水管洗浄シス
    テム。
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