JP2004353845A - 切換え弁 - Google Patents

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Hikari Ogyu
光 荻生
Mario Iwakata
真理夫 岩片
Yoshinori Kawai
慶憲 河合
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Koyo Sangyo Co Ltd
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Abstract

【課題】ケーシングの外周囲にスペースを設ける必要がなく、省スペース化を図ることができる切換え弁を提供することにある。
【解決手段】ケーシング31と弁本体32とからなり、ケーシングに主流入ポート34及び主流出ポート35と、主流入ポートと隣接し、該ケーシングの軸方向に開口するバイパス流出ポート36と、ケーシングに主流出ポートと隣接し、バイパス流出ポートと同一方向に開口するバイパス流入ポート37とを設け、弁本体は、ハンドルの操作による該弁本体の回動角によって主流入ポートと主流出ポートとを連通し、バイパス流入ポートとバイパス流出ポートとを遮断する第1回動ポジションと、主流入ポートとバイパス流出ポートとを連通し、バイパス流入ポートと主流出ポートとを連通する第2回動ポジションと、主流入ポートと主流出ポートとを遮断する第3回動ポジションに切換え可能である。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、水道水を給水する給水管の洗浄を行う際に流路の切換えを行う切換え弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、マンション等の集合住宅においては、地下に埋設された水道本管から水道水を受水槽に受水し、この受水槽の水道水を揚水管の途中に設けられたポンプによって屋上等に設置された高架水槽に揚水している。そして、この高架水槽から共有立て管を介して各家庭に分岐し、水道メータを介して各家庭の水道蛇口に接続されている。
【0003】
ところで、前述のように構成された給水システムにおいて、揚水管、共有立て管及び水道メータから水道蛇口までの管路に雑菌が繁殖する場合があり、定期的に管路を洗浄する必要がある。そこで、従来においては、殺菌力の強いオゾンを使用して洗浄することが行なわれている。オゾン洗浄方式は、Oボンベからオゾン(O)生成装置にOを供給してオゾンを生成し、このオゾンをオゾン注入ポンプによって水道水とオゾンとをミキシングするミキサーに注入して洗浄するようになっている。
【0004】
従って、後述する切換え弁の切換えによって、洗浄時においては、管路の途中にオゾン洗浄バイパス回路を接続し、通常流路を一時遮断し、水道水をオゾン洗浄バイパス回路を流して水道蛇口から排水することにより、管路の洗浄を行なっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
前記切換え弁10は、図7に示すように構成されている。すなわち、図7(a)に示すように、弁本体12の切換えによって第1の流入ポート13と第2流出ポート16とが第1の連通路17を介して連通し、第2の流入ポート14と第1の流出ポート15とを遮断することができる。従って、第1の流入ポート13からケーシング11に流入した流体は第1の連通路17を介して第2の流出ポート16から流出する。
【0006】
図7(a)の状態から時計回りに90°回動させると、図7(b)に示すように、第1の流入ポート13及び第1の流出ポート15が第1の連通路17によって連通し、第2の流入ポート14及び第2の流出ポート16が第2の連通路18によって連通する。従って、第1の流入ポート13から流入した流体は第1の流出ポート15から流出し、第2の流入ポート14から流入した流体は第2の流出ポート16から流出させることができる。
【0007】
さらに、図7(a)の状態から弁本体12を反時計回りに僅かに回動させると、図7(c)に示すように、第1の流入ポート13と第1の連通路17とが非対向状態となり、第1の流入ポート13からケーシング11に流入した流体は弁本体12によって遮断される。
【0008】
図8は水道メータ1と水道蛇口2とを結ぶ給水管路19をオゾン洗浄する場合を示し、4は水道水とオゾンとをミキシングするミキサーである。水道メータ1の下流側は切換え弁10に接続されている。そして、水道メータ1の下流側は管路19を介して第1の流入ポート13に、第1の流出ポート15は管路20を介してミキサー4の入口側4aに接続されている。ミキサー4の出口側4bは管路21を介して第2の流入ポート14に接続されている。また、第2の流出ポート16は水道蛇口2と接続されている。
【0009】
従って、通常時においては、水道メータ1からの水道水は第1の連通路17を介して水道蛇口2に流れる。オゾン洗浄時においては、水道メータ1からの水道水が弁本体12の第1の流入ポート13→第1の連通路17→第1の流出ポート15→管路20を介してミキサー4に流入し、ここで水道水がオゾンとミキシングされた後、第2の流入ポート14→第2の連通路18→第2の流出ポート16を介して水道蛇口2から排水される。従って、切換え弁10と水道蛇口2とを結ぶ給水管路19はオゾン洗浄される。
【0010】
前記切換え弁10は、円筒状の外周壁には第1と第2の流入ポート13,14が周方向に離間して設けられているとともに、第1と第2の流出ポート15,16が周方向に離間して設けられている。
【0011】
弁本体12には平面視で、略T字状の第1の連通路17と略L字状の第2の連通路18が設けられている。第1の連通路17は、弁本体12の回動角で、第1の流入ポート13を、第1の流出ポート15または第2の流出ポート16に連通できるようになっており、第2の連通路18は、弁本体12の回動角で、第2の流入ポート14は、第2の流出ポート16に連通できるようになっている。
【0012】
さらに、図9〜図11に示すように、弁本体12の回動中心にはケーシング11の上部に突出する操作軸22が設けられ、この操作軸22には作業者が手動で操作するためのハンドル23が設けられている。ハンドル23には弁本体12の向きを指示する指標24が設けられている。さらに、ハンドル23は悪戯防止カバー25によって覆われており、この悪戯防止カバー25は特殊ネジ26によってケーシング11の上部に固定されている。従って、特殊ネジ26を特殊工具によって緩め、悪戯防止カバー25をケーシング11から取り外さない限り、ハンドル23によって弁本体12を操作不能に構成されている。
【0013】
【特許文献1】
特開2003−28323号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された切換え弁は、ケーシングの外周壁に2つの流入ポートと2つの流出ポートが配置され、ケーシングの上壁にハンドルが設けられている。従って、ケーシングの外周側と上側に操作スペース、作業スペースを必要としていた。
【0015】
また、ハンドルは、悪戯防止カバーによって覆われているが、カバーを破壊して取り除かれると、ハンドル操作が可能となってしまう。
【0016】
さらに、弁本体が逆テーパ形状であるため、水圧、空気圧等の流体圧力が加わると、ケーシング内で弁本体が浮き上がり、シートと弁本体との間に、流体を遮断させるに必要な荷重が軽減され、流体を遮断させる性能が低下する。そこで、弁本体を弁押えシートによって押圧する押圧力を大きくすると、弁本体を操作するハンドル操作の操作力量が大きくなり、操作性が悪くなるという問題がある。
【0017】
また、弁本体に設けた第1と第2の連通路が略T字状、略L字状の複雑な形状で、加工コストがアップする原因となっている。
【0018】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、操作及び作業に必要なスペースが上側の一方面となり、ケーシングの外周囲にスペースを設ける必要がなく、省スペース化を図ることができ、またハンドルの操作力量が軽く、流路の切換え及び流路の遮断が容易で、しかも構造的に簡単でコストダウンを図ることができる切換え弁を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記目的を達成するために、請求項1は、上部に開口部を有する有底円筒状で、前記開口部が蓋体によって閉塞されたケーシングと、このケーシングの内部に水密状態で、周方向に回動自在に設けられた弁本体とからなり、前記ケーシングは、その周壁に設けられた主流入ポート及び主流出ポートと、前記ケーシングの周壁に前記主流入ポートと隣接して設けられ、該ケーシングの上部方向に開口するバイパス流出ポートと、前記ケーシングの周壁に前記主流出ポートと隣接して設けられ、前記バイパス流出ポートと同一方向に開口するバイパス流入ポートとから構成され、前記弁本体は、前記ケーシングの軸方向にハンドルと係合する係合部を有し、ハンドルの操作による該弁本体の回動角によって主流入ポートと主流出ポートとを連通し、バイパス流入ポートとバイパス流出ポートとを遮断する第1回動ポジションと、主流入ポートとバイパス流出ポートとを連通し、バイパス流入ポートと主流出ポートとを連通する第2回動ポジションと、主流入ポートを遮断する第3回動ポジションに切換え可能であることを特徴とする切換え弁にある。
【0020】
請求項2は、請求項1の前記弁本体は、径方向に貫通し、主流入ポートと主流出ポートを連通する主連通路と、この主連通路を挟んで両側部に切欠され、主流入ポートとバイパス流出ポートを連通するとともに、バイパス流入ポートと主流出ポートを連通する第1及び第2のバイパス連通路とを有していることを特徴とする。
【0021】
請求項3は、請求項1の前記弁本体は、主連通路を流通する流体の一部を弁本体の上面及び下面に導くポートを有していることを特徴とする。
【0022】
請求項4は、請求項1の前記弁本体は、ハンドルと着脱可能に係合する係合部を有し、弁本体が決められた位置にあるときのみ、前記ハンドルと係合部とが着脱可能であることを特徴とする。
【0023】
前記切換え弁によれば、弁本体の切換えによって主流入ポートと主流出ポートとを連通し、バイパス流入ポートとバイパス流出ポートとを遮断することができる。また、弁本体を回動させると、主流入ポートとバイパス流出ポートとを連通し、バイパス流入ポートと主流出ポートとを連通する状態に切換えることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0025】
図1は切換え弁の縦断側面図、図2は切換え弁の平面図、図3はカバーを外した状態の切換え弁の平面図、図4は切換え弁のハンドル操作説明図、図5は切換え弁の作用説明図で、(a)は通常状態、(b)はバイパス状態、(c)は閉弁状態である。
【0026】
図1〜図5に基づいて切換え弁について説明すると、切換え弁30は、ケーシング31と、このケーシング31の内部に水密状態で、周方向に回動自在に設けられた弁本体32とから構成されている。ケーシング31は上部に開口部33を有する有底円筒状で、その外周壁にはケーシング31の中心軸を挟んで左右対称的に主流入ポート34と主流出ポート35が設けられている。
【0027】
ケーシング31の外周壁には主流入ポート34と隣接してバイパス流出ポート36が設けられ、このバイパス流出ポート36はL字状に屈曲してケーシング31の上部方向に開口している。さらに、ケーシング31の外周壁には主流出ポート35と隣接してバイパス流入ポート37が設けられ、このバイパス流入ポート37はL字状に屈曲してケーシング31の上部方向に開口している。
【0028】
主流入ポート34とバイパス流出ポート36とがなす角度及び主流出ポート35とバイパス流入ポート37とがなす角度は鋭角であり、バイパス流出ポート36とバイパス流入ポート37とはケーシング31の軸心を中心として点対称的に配置されている。
【0029】
主流入ポート34、主流出ポート35及びバイパス流出ポート36、バイパス流入ポート37の開口部にはそれぞれ雌ねじ部34a,35a,36a,37aが設けられ、配管と接続できるようになっている。
【0030】
ケーシング31の内部には円筒状で、その下端部より上端部が僅かに大径に形成された逆テーパの合成樹脂材料からなるシート38が収納され、このシート38の内部に前記弁本体32が密に、しかも回転自在に収納されている。この弁本体32は、円柱状で、その下端部より上端部が僅かに大径に形成された逆テーパに形成されている。弁本体32には、その軸心を通って径方向に貫通し、前記主流入ポート34と主流出ポート35を連通する真直ぐな主連通路40が設けられている。さらに、この主連通路40を挟んで弁本体32の両側部には切欠部からなり、主流入ポート34とバイパス流出ポート36を連通する第1のバイパス連通路41と、バイパス流入ポート37と主流出ポート35を連通する第2のバイパス連通路42とが設けられている。
【0031】
すなわち、第1のバイパス連通路41は主流入ポート34とバイパス流出ポート36とを連通できる長さに、第2のバイパス連通路42はバイパス流入ポート37と主流出ポート35とを連通できる長さに形成されている。弁本体32の軸心部には上方へ突出する突出軸43が一体に設けられ、この突出軸43には係合部44が設けられている。
【0032】
また、ケーシング31の開口部33にはこれを閉塞する蓋体45が設けられている。この蓋体45は突出軸43に嵌合する嵌合穴46を有する第1の蓋体47と、この第1の蓋体47に嵌合する嵌合部48及び突出軸43を含む係合部44を囲撓するカバー部49を有する第2の蓋体50と、この第2の蓋体50のカバー部49に嵌合する内周面に嵌合部51、外周面にケーシング31の雌ねじ部52に螺合する雄ねじ部53を有する第3の蓋体54とから構成されている。
【0033】
さらに、突出軸43の外周面には第1の蓋体47の嵌合穴46との間を水密にシールするOリング55が設けられている。第1の蓋体47の外周面には第2の蓋体50との間を水密にシールするOリング56が設けられている。さらに、第2の蓋体50のカバー部49の外周面には第3の蓋体54との間を水密にシールするOリング57が設けられている。また、第3の蓋体54の外周面にはケーシング31の内周面との間を液密にシールするOリング58が設けられている。さらに、第1の蓋体47の下面と弁本体32の上面との間には弁押え部材としての皿ばね39が介在され、弁本体32をケーシング31の内底部方向に弾性的に押圧している。
【0034】
弁本体32には主連通路40とケーシング31の内底部及び蓋体45の下面とを連通するポート40a,40bが設けられている。従って、主連通路40を流通する流体の一部がポート40a,40bを介してケーシング31の内底部及び蓋体45の下面の両方に分配し、弁本体32を流体圧によって上方に押し上げる力をキャンセルする。従って、弁押え部材としての皿ばね39の荷重を小さくすることができ、結果として弁本体32を切換え操作する操作力量を軽減できる。
【0035】
第2の蓋体50のカバー部49の上部には突出軸43の係合部44と係合し、弁本体32を回転操作する後述するハンドルの挿入孔59が設けられている。この挿入孔59は真円部59aと、真円部59aの一部で、主流入ポート34に指向した位置には舌片状の切欠部59bが設けられている。なお、60はケーシング31の開口部33を閉塞するカバーである。
【0036】
ハンドル62は、握り部63の先端部には挿入孔59の真円部59aに挿入可能なハンドル頭部64が設けられている。ハンドル頭部64の先端部には突出軸43の係合部44と係合する係合溝65が設けられている。さらに、係合溝65の延長線上に位置するハンドル頭部64の外側面には切欠部59bを通過可能なピン66が突設されている。
【0037】
従って、ハンドル頭部64のピン66を切欠部59bに位置決めして真円部59aに挿入することにより、ハンドル頭部64の係合溝65を突出軸43の係合部44と係合することができる。そして、握り部63を握って回動することにより、弁本体32を回転して通路を切換えることができる。また、弁本体32を回転して通路を切換えた後、ハンドル62を挿入孔59から抜取る際には、ハンドル頭部64のピン66を切欠部59bの位置に戻さないとピン66が真円部59aの縁部に当って抜けないようになっている。
【0038】
従って、切換え弁30の切換え操作後は、切換え弁30の弁本体32は主連通路40によって主流入ポート34と主流出ポート35とを連通させ、水道メータ65からの水道水は切換え弁30及び給水管路64を介して水道蛇口66に流れる状態になる。
【0039】
前述した構成によれば、図5(a)に示すように、弁本体32の切換えによって主流入ポート34と主流出ポート35とが主連通路40を介して連通し、バイパス流入ポート37とバイパス流出ポート36とを遮断することができる。従って、主流入ポート34からケーシング31に流入した流体は主連通路40を介して主流出ポート35から流出する。
【0040】
図5(a)の状態から時計回りに55°回動させると、図5(b)に示すように、主流入ポート34及びバイパス流出ポート36が第1のバイパス連通路41によって連通し、バイパス流入ポート37及び主流出ポート35が第2のバイパス連通路42によって連通する。従って、主流入ポート34から流入した流体はバイパス流出ポート36から流出し、バイパス流入ポート37から流入した流体は主流出ポート35から流出させることができる。
【0041】
さらに、図5(a)の状態から弁本体32を反時計回りに55°回動させると、図5(c)に示すように、主流入ポート34と主連通路40とが非対向状態となり、主流入ポート34からケーシング31に流入した流体は弁本体32によって遮断される。
【0042】
図6は前述のように構成された切換え弁30をオゾン洗浄システムに使用した状態を示し、切換え弁30の主流入ポート34は給水管路64を介して水道メータ65の出口側に接続され、切換え弁30の主流出ポート35は給水管路64を介して水道蛇口66に接続されている。
【0043】
一方、オゾン洗浄システムのOボンベ67はオゾン(O)生成装置68に接続されており、オゾン(O)生成装置68で生成されたオゾンはオゾン注入ポンプ69によって水道水とオゾンとをミキシングするミキサー70に接続されている。
【0044】
ミキサー70には入口71と出口72が設けられ、バイパス回路73に接続されている。そして、切換え弁30のバイパス流出ポート36はバイパス回路74を介してミキサー70の入口71に接続され、出口72はバイパス回路73を介して切換え弁30のバイパス流入ポート37に接続されている。
【0045】
従って、オゾン洗浄時においては、図6に示すように、切換え弁30が切り換わり、主流入ポート34とバイパス流出ポート36とを連通し、バイパス流入ポート37と主流出ポート35とを連通する。
【0046】
従って、水道メータ65からの水道水は切換え弁30の第1のバイパス連通路41を介してバイパス回路74からミキサー70に導かれ、ミキサー70の内部でオゾンとミキシングされる。オゾンとミキシングされた水道水はバイパス回路73を介して切換え弁30のバイパス流入ポート37から第2のバイパス連通路42を介して主流出ポート35に導かれ、給水管路64を介して水道蛇口66から排水される。この状態を一定時間継続すると、給水管路64の内部の雑菌はオゾンによって殺菌され、洗浄される。
【0047】
なお、前記実施形態においては、切換え弁を給水管路のオゾン洗浄における流路切換えとして使用した場合について説明したが、この発明の切換え弁は、液体、気体等の流路切換え弁として広範囲に適用できる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、次のような効果がある。
【0049】
1.ハンドル操作及び配管作業等に必要なスペースがケーシングの上側の一方面となり、ケーシングの外周囲にスペースを設ける必要がなく、省スペース化を図ることができる。
【0050】
2.弁本体の主連通路を流通する流体の一部をケーシングの内底部及び蓋体の下面の両方に分配し、弁本体を流体圧によって上方に押し上げる力をキャンセルするようにしたから、弁押え部材としての皿ばねの荷重を小さくすることができ、結果として弁本体を切換え操作する操作力量を軽減できる。
【0051】
3.切換え弁を操作するとき以外はハンドルが取り除かれた状態であるため、悪戯を防止できる。
【0052】
4.弁本体の構造が簡単で、加工コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示し、切換え弁の縦断側面図。
【図2】同実施形態を示し、切換え弁の平面図。
【図3】同実施形態を示し、カバーを外した状態の切換え弁の平面図。
【図4】同実施形態を示し、切換え弁のハンドル操作説明図。
【図5】同実施形態を示し、切換え弁の作用説明図で、(a)は通常状態、(b)はバイパス状態、(c)は閉弁状態である。
【図6】同実施形態の切換え弁をオゾン洗浄システムに使用した状態の構成図。
【図7】従来の切換え弁の作用説明図で、(a)は通常状態、(b)はバイパス状態、(c)は閉弁状態である。
【図8】従来の切換え弁をオゾン洗浄システムに使用した状態の構成図。横断平面図。
【図9】従来の切換え弁の平面図。
【図10】従来の切換え弁の側面図。
【図11】図9のA−A線に沿う断面図。
【符号の説明】
30…切換え弁、31…ケーシング、32…弁本体、34…主流入ポート、35…主流出ポート、36…バイパス流出ポート、37…バイパス流入ポート、40…主連通路、41…第1のバイパス連通路、42…第2のバイパス連通路

Claims (4)

  1. 上部に開口部を有する有底円筒状で、前記開口部が蓋体によって閉塞されたケーシングと、このケーシングの内部に液密状態で、周方向に回動自在に設けられた弁本体とからなり、
    前記ケーシングは、その周壁に設けられた主流入ポート及び主流出ポートと、
    前記ケーシングの周壁に前記主流入ポートと隣接して設けられ、該ケーシングの上部方向に開口するバイパス流出ポートと、
    前記ケーシングの周壁に前記主流出ポートと隣接して設けられ、前記バイパス流出ポートと同一方向に開口するバイパス流入ポートとから構成され、
    前記弁本体は、前記ケーシングの軸方向にハンドルと係合する係合部を有し、ハンドルの操作による該弁本体の回動角によって主流入ポートと主流出ポートとを連通し、バイパス流入ポートとバイパス流出ポートとを遮断する第1回動ポジションと、主流入ポートとバイパス流出ポートとを連通し、バイパス流入ポートと主流出ポートとを連通する第2回動ポジションと、主流入ポートを遮断する第3回動ポジションに切換え可能であることを特徴とする切換え弁。
  2. 前記弁本体は、径方向に貫通し、主流入ポートと主流出ポートを連通する主連通路と、この主連通路を挟んで両側部に切欠され、主流入ポートとバイパス流出ポートを連通するとともに、バイパス流入ポートと主流出ポートを連通する第1及び第2のバイパス連通路とを有していることを特徴とする請求項1記載の切換え弁。
  3. 前記弁本体は、主連通路を流通する流体の一部を弁本体の上面及び下面に導くポートを有していることを特徴とする請求項1記載の切換え弁。
  4. 前記弁本体は、ハンドルと着脱可能に係合する係合部を有し、弁本体が決められた位置にあるときのみ、前記ハンドルと係合部とが着脱可能であることを特徴とする請求項1記載の切換え弁。
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