JP3364015B2 - 切換弁 - Google Patents

切換弁

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JP3364015B2
JP3364015B2 JP21306894A JP21306894A JP3364015B2 JP 3364015 B2 JP3364015 B2 JP 3364015B2 JP 21306894 A JP21306894 A JP 21306894A JP 21306894 A JP21306894 A JP 21306894A JP 3364015 B2 JP3364015 B2 JP 3364015B2
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学 矢能
正輝 椛田
裕之 江口
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Joplax Co Ltd
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Mitsubishi Chemical Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上水道等の蛇口に設け
られ、原水ストレート、原水シャワー、浄水器等の切り
換えを行う切換弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の切換弁の一例を示す図であ
り、図において、1は弁本体、2は弁本体1中央に垂直
に形成された水路、3は該水路2にパッキン4に押圧さ
れた状態で水平方向の軸線を中心として回動自在に設け
られ、内部に水路が形成されるとともにその外周部に該
水路と連通する複数の開口部5,6が軸線に対して非対
称となる位置に形成された筒部、7は筒部3を回動させ
るためのコック、8は前記弁本体1を蛇口に装着するた
めの回動リング、9は弁本体1の下部中央に形成され前
記開口部5と連通するストレート用流出口、10は弁本
体1の下部にストレート用流出口9に近接して形成され
前記開口部6と連通するシャワー用流出口である。ま
た、前記弁本体1の下端部には環状のシャワーキャップ
を螺合するためのネジ部11が形成されている。
【0003】この切換弁では、コック7により前記筒部
3を水平方向の軸線を中心として所定の方向に回動さ
せ、該筒部3の開口部5をストレート用流出口9と連通
させると、蛇口から流出する原水は、水路2、筒部3内
の水路及び開口部5を経由してストレート用流出口9か
ら下方に流出する。また、コック7により前記筒部3を
前記と逆方向に回動させ、該筒部3の開口部6をシャワ
ー用流出口10と連通させると、蛇口から流出する原水
は、水路2、筒部3内の水路及び開口部6を経由してシ
ャワー用流出口10から下方に流出し図示しないシャワ
ーキャップよりシャワー状に流出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の切換
弁では、水路2、筒部3、ストレート用流出口9及びシ
ャワー用流出口10、シャワーキャップ等が上下方向に
配列された構成になっているために、どうしても高さ寸
法が大きくなってしまい、また、これ以上縮めることも
難しい。したがって、該切換弁を蛇口に装着した場合、
該切換弁の下端と流しの底部との間隔が非常に狭くな
り、該切換弁下方の作業スペースを十分とることができ
ず、調理や食器の洗浄等の作業がやりにくいという問題
点があった。また、前記切換弁は、筒部3の開口部5と
弁本体1の流出口9、開口部6と流出口10とを一致さ
せることにより目的の流出口に水を流出させる構成とし
たものであるから、開口部5、6および流出口9、10
に十分な流出水量が得られる大きさを確保する場合、筒
部3および弁本体1が十分な周方向寸法を必要とするた
め大型化して、前記問題が一層顕著になるという問題点
もあった。さらに、筒部3の開口部5、6と弁本体1の
各流出口9、10とが正確に一致しなければ目的の水量
が得られず、逆に、開口部5、6と各流出部9、10と
が完全に離間しなければ止水時の漏水が懸念されるとい
った問題があり、このため、特に開口部5、6および各
流出部9、10が大きい場合には筒部3および弁本体1
の大型化が余儀なくされる。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、全体が小型化され、各分岐流路における流
出水量を十分かつ正確に確保することができ、しかも安
価な切換弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様な切換弁を採用した。すなわち、請
求項1記載の切換弁では、上水道等の蛇口に着脱自在に
設けられ、内部に流路が形成され、その流路の下流側が
1以上の隔壁により画成されて複数の筒部内分岐流路と
され、これらの筒部内分岐流路に外部と連通する開口部
が形成された筒部と、複数の前記筒部内分岐流路内のそ
れぞれに移動自在に設けられ、前記開口部を開閉可能な
ボールと、前記複数の筒部内分岐流路の配列方向に沿っ
て配置され、軸線回りに回動自在に設けられた軸体と、
軸体の外周部にそれぞれの前記筒部内分岐流路に対応し
て設けられ、軸体の回動とともに該軸体の軸線回りに回
動し、前記ボールを前記回動方向に移動させて開口部を
開閉する複数の突起とを備え、前記複数の筒部内分岐流
路の内の一つに、前記ボールが2個配されてなることを
特徴としている。
【0007】請求項2記載の切換弁は、請求項1記載の
切換弁において、前記各突起は、前記軸体の軸方向に前
記各開口部のそれぞれに対応する位置に配置されてなる
ことを特徴としている。
【0008】請求項3記載の切換弁は、請求項1または
記載の切換弁において、前記突起が、前記軸体の軸方
向から見て中心角180度以内の同一の扇形内に、前記
軸体の周方向に互いに離間して配置されてなることを特
徴としている。
【0009】請求項4記載の切換弁は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の切換弁において、前記筒部内分岐
流路の内少なくとも一つは筒部の側壁に開口された開
口部を有することを特徴としている。
【0010】請求項5記載の切換弁は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の切換弁において、前記筒部内分岐
流路の開口部には、原水ストレート用分岐流路、原水シ
ャワー用分岐流路及び浄水器用分岐流路から選択された
2つ以上が接続されていることを特徴としている
【0011】請求項6記載の切換弁は、請求項5に記載
の切換弁において、前記浄水器用分岐流路に、複数種の
浄水器の接続部に共用されるアダプタを着脱自在に設け
ことを特徴としている。請求項7記載の切換弁は、請
求項1ないし6のいずれかに記載の切換弁において、前
記筒部内分岐流路は、前記軸体の軸方向に3個並べて配
列され、これらの内中央に位置する前記筒部内分岐流路
に、前記ボールが2個配置されてなることを特徴として
いる。 請求項8記載の切換弁は、請求項1ないし7のい
ずれかに記載の切換弁において、前記各筒部内分岐流路
において前記軸体より下流側に、前記突起の回動軌跡に
沿って湾曲して形成され、前記ボールの流出を防止する
底板が設けられたことを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明の請求項1記載の切換弁では、突起によ
りボールを筒部内分岐流路内を移動させることにより開
口部を開閉する。開口部を閉塞する際には、ボールが開
口部に位置し、水圧によりボールが開口部に圧接されて
水の流出を遮断する。また、ボールによって閉塞された
開口部を開く場合には、軸体を回動させることにより、
突起が回動して開口部近傍を通過する際に該開口部を閉
塞させているボールを突起の回動方向に移動する。これ
により、軸体を回動させることにより、各ボールが各開
口部を順次開閉することにより、筒部内分岐流路が切り
換えられる。
【0013】請求項2または3記載の切換弁では、軸体
を回動させれば、開口部の配列位置近傍を通過する突起
の通過順に、この突起に対応する分岐流路の開口部が開
閉される。軸体を逆方向に回動すれば、開口部が逆の順
で開閉される。
【0014】請求項4記載の切換弁では、切換弁の側方
に出水する分岐流路を筒部の下部に配設する必要がな
く、切換弁の特に高さ寸法が縮小するとともに、切換弁
の構造が単純化する。
【0015】請求項5記載の切換弁では、前記筒部内分
岐流路の開口部に、原水ストレート用分岐流路、原水シ
ャワー用分岐流路及び浄水器用分岐流路から選択された
2つ以上を接続したことにより、前記軸体を自身の軸線
回りに回動させるだけで、原水ストレート、原水シャワ
ー、浄水器のうちの2つ以上の選択を容易に行える。
【0016】請求項記載の切換弁では、前記浄水器用
分岐流路に、多種浄水器の接続部に共用されるアダプタ
を着脱自在に設けたことにより、多種浄水器の接続が可
能になり、用途や使用者の使い勝手等により各種浄水器
を選択使用する場合にも適用可能となる。
【0017】請求項7記載の切換弁では、前記筒部内分
岐流路は、前記軸体の軸方向に3個並べて配列され、こ
れらの内中央に位置する前記筒部内分岐流路に、前記ボ
ールが2個配置されている。請求項記載の切換弁で
は、軸体を回動させた際に、ボールが底板に案内されつ
つ突起に押圧されて安定に移動する。この際、ボール
は、筒部に開口部に引っ掛かる等することなく、安定に
移動するので、弁の切り換え操作の安定性が向上する。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る切換弁の第1実施例につ
いて、図1から図6を参照して説明する。図1は本実施
例の切換弁の縦断面図、図2は同平面図である。図にお
いて、21は切換弁、22は筒部、23は隔壁、24は
ボール、25は軸体、26は突起、27は流路、28は
内分岐流路、29は分岐流路、30は開口部であ
る。
【0019】前記筒部22は、円筒状であって、その軸
線を垂直として配置されるものである。筒部22の上部
には、図示しない水道の蛇口が挿入される原水導入口3
1が開口され、この原水導入口31を囲むようにして該
原水導入口31に挿入された蛇口を固定する固定リング
32が配置されている。筒部22の内部は全体が、前記
原水導入口31から導入された水の流路27とされ、こ
の流路27の天井部分には、図3に示すように半割り円
筒状の軸受33が頂部を上にして配置・固定されてい
る。筒部22の下部には、前記流路27の下部を3つの
筒部内分岐流路28、28、28に仕切る前記隔壁23
が2基固定されている。これら隔壁23は、前記筒部2
2の下部において軸体25より下流側に設けられた底板
34から前記軸受33の軸線に対して垂直な平面に沿っ
て上流側に向かって突設されている。これら隔壁23の
上端部には、前記軸受33と同一の円筒面に沿った湾曲
部35が形成されている。前記底板34は突起26の回
動軌跡に沿って湾曲して形成されている。底板34に
は、各筒部内分岐流路28、28、28に臨む部分のそ
れぞれに、底板34を切換弁21の内外に貫通する円形
の開口部30が開口されている。これら開口部30、3
0、30は、前記ボール24が通過不可能な形状に形成
されており、前記軸受33の軸線と平行な軸線に沿って
列設されている。これら各開口部30、30、30のそ
れぞれには、流出した水を目的の位置に導く分岐流路2
9が接続されている。前記筒部内分岐流路28、28、
28には、それぞれボール24が筒部内分岐流路28内
を移動自在として配置されている。ボール24は、中央
に位置する筒部内分岐流路28に2個配置され、他の筒
部内分岐流路28、28に1個ずつ配置されており、各
ボール24はそれぞれの筒部内分岐流路28において開
口部30を開閉可能な形状に形成されている。
【0020】前記軸体25は、概略外形円柱状の部材で
あって、前記軸受33および2つの隔壁23、23の間
に、自身の軸線を軸受33の軸線と平行として配置され
ている。軸体25の一端は前記筒部22の側壁36内面
側に設けられた凹部37に回動自在に嵌合され、軸体2
5の他端は筒部22の前記凹部37と対向する直径方向
反対側の側壁36に開口された嵌合孔38に回動自在に
嵌合されるとともに、この嵌合孔38の外方に突出され
ている。軸体25の筒部22から突出された端部には、
軸体25を自身の軸線を中心として回動操作するための
レバー39が固定されている。このレバー39は、軸体
25の半径方向一側に突出され、軸体25の軸線回りに
回動させることにより軸体25を回動させるようになっ
ている。また、レバー39の基端部には、嵌合孔38を
止水しつつ、軸体25を安定に回動させる円盤状の止水
部40が一体的に設けられている。この止水部40の一
側の面は、筒部22の外側面に対して摺接されている。
また止水部40の筒部22外側面に当接されている面に
は、ボール41が回動自在に支持されている。このボー
ル41は、止水部40内に装着されたバネ42によって
筒部22外側面に常時付勢され、レバー作動時に切り換
えのクリック感を出している。前記レバー39および止
水部40は、軸体25の端部に螺着されたネジ25aに
よって固定されている。軸体25の各筒部内分岐流路2
8、28、28に面する外周部には、これら各筒部内分
岐流路28、28、28に配置されたボール24を移動
するための突起26、26、26が計3個突設されてい
る。これら突起26、26、26は、軸体25の断面方
向において中心角180度以内の同一の扇形内に軸体2
5の周方向に互いに離間して3個まとめて配置され、そ
れぞれ、軸体25が回動した際に、前記開口部30を閉
塞しているボール24に衝突してこのボール24を開口
部30から移動可能な形状に形成されている。
【0021】前記分岐流路29の内、最も前記嵌合孔3
8側に位置する開口部30に接続されたものは原水スト
レート用分岐流路43(分岐流路)であり、中央に位置
する開口部30に接続されたものは原水シャワー用分岐
流路44(分岐流路)であり、凹部37側に位置する開
口部30に接続されたものは浄水器用分岐流路45(分
岐流路)である。前記原水シャワー用分岐流路44は筒
部22下部の略全面を覆う偏平円盤状のシャワーキャッ
プ46の内部流路に連通されている。前記浄水器用分岐
流路45は、切換弁21の側部方向に延在・開口され、
当該切換弁21の外部に配置された図示しない浄水器に
接続されている。浄水器用分岐流路45は断面リング状
に形成されている。この浄水器用分岐流路45の外側に
は、当該浄水器用分岐流路45と浄水器(図示せず)と
を着脱自在に接続するための断面リング状のアダプタ4
8が浄水器用分岐流路45と同心円状に設けられてい
る。このアダプタ48は、浄水器用分岐流路45の基部
にネジ48aを介して着脱自在に螺着されている。浄水
器用分岐流路45には、当該浄水器用分岐流路45に面
する開口部30近傍に、止水時の分岐流路内の滞留防止
用の水抜き用空気取入口45a(図2参照)が接続され
ている。
【0022】前記切換弁21によれば、軸体25を前記
突起26、26、26が設けられている扇形以外の面を
下面に向けることにより、全ての開口部30にボール2
4が水圧によって圧接されていずれの分岐流路29から
も出水しない状態となる。次いで、レバー39を手動で
操作することにより軸体25を回動して、例えば図1お
よび図3に示すように中央に位置する突起26を下方に
位置させれば、図5に示すように、中央に位置する筒部
内分岐流路28の開口部30からボール24が移動され
て開口部30が開口され、原水シャワー用分岐流路29
への出水がなされる。他の筒部内分岐流路28について
も同様に、軸体25を回動することにより、図4および
図6に示すように、筒部内分岐流路28に対して配置さ
れた突起26によって開口部30からボール24を移動
して開口部30を開口する。これらの開口部30の開口
操作においては、前記突起26、26、26が互いに軸
体25の周方向で異なる位置に設けられているので、同
時に2つの開口部30が開口されることはない。また、
いずれかの開口部30が開口されている時には、他の開
口部30はボール24によって閉塞されているが、原水
ストレート用分岐流路43または浄水器用分岐流路45
に出水する際には、原水シャワー用分岐流路44の接続
された開口部30は、当該開口部30の設けられている
筒部内分岐流路28内に配置された2つのボール24、
24のいずれかによって閉塞される。軸体25を原水ス
トレート用分岐流路43に面する開口部30を開口した
状態(図4参照)から図3におけるレバー39側から見
て時計回りに回動すれば、まず、図5に示すように原水
シャワー用分岐流路44に面する開口部30を開口し、
次いで、図6に示すように浄水器用分岐流路45に面す
る開口部30を開口する。逆に、図6の状態から軸体2
5をレバー39側から見て反時計回りに回動すれば、図
5の状態を経て、図4の状態となる。
【0023】したがって、前記切換弁21によれば、軸
体25を回動して開口部30を開閉することにより、出
水する分岐流路29を切り換えるので、容易に切り換え
することができる。ボール24を移動するためのスペー
スが少なくて済むから、従来の切換弁に比して高さ寸法
を低くすることができ、小型化が可能である。ボール2
4は開口部30に対して開口・閉塞の中間位置で停止し
にくく、しかも、止水時には水圧でボール24が開口部
30に圧接されるので、出水と止水が明確になるととも
に、止水時の水漏れや、目的の出水量が安定して得られ
る。底板34が突起26の回動軌跡に沿って湾曲して形
成されているので、軸体25を回動した際にボール24
が底板24に案内されつつ突起26に押圧されて安定に
移動され、弁の切り換え操作の安定性が向上する。
【0024】前記浄水器用分岐流路45が切換弁21の
側部に延在・開口されているので、切換弁21の高さ寸
法が縮小され、原水ストレート用分岐流路43や原水シ
ャワー用分岐流路44の出水時における切換弁21下方
での作業スペースを確保することができる。また、浄水
器用分岐流路45には、前記アダプタ48を介して浄水
器を容易に着脱でき、浄水器の着脱作業性が向上するの
で、複数種の浄水器を使用する際に便利である。
【0025】なお、開口部30の形成数は、複数であれ
ば、前記3箇所以外であっても構わない。前記流路27
内に形成する筒部内分岐流路28は、前記3以外であっ
ても構わない。筒部22には、浄水器用分岐流路45を
複数設けてもよい。この場合、各浄水器用分岐流路45
の開口部30を軸体25の回動によって開閉するように
構成すれば、軸体25を回動操作するだけで、複数種の
浄水器の切り換えを容易に行なうことができる。
【0026】次に、本発明の切換弁の第2実施例を図7
を参照して説明する。本実施例の切換弁は、前記第1実
施例の切換弁21において、前記浄水器用分岐流路45
に面する開口部30が筒部22の側部に開口されたもの
である。本実施例の切換弁によれば、筒部22の底板3
4とシャワーキャップ46との間の浄水器用分岐流路4
5が不要となるので、切換弁の高さ方向の寸法を縮小す
ることができる。また、浄水器用分岐流路45が短縮し
て切換弁の下部の構造が単純化されて、製造が容易とな
るので、コストが低減される。
【0027】なお、前記実施例においては、浄水器用分
岐流路45のみを切換弁21の側部に延在・開口させた
が、他の分岐流路43、44を切換弁21の側部に延在
・開口させる構成であっても構わない。
【0028】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の請求項1記
載の切換弁によれば、軸体を回動して開口部を開閉する
ことにより、出水する分岐流路を切り換えるので、容易
に切り換えすることができ、しかも、ボールを移動する
ためのスペースが少なくて済むから、従来の切換弁に比
して高さ寸法を低くすることができ、小型化が可能であ
る。また、ボールは開口部に対して開口・閉塞の中間位
置で停止しにくく、しかも、止水時には水圧でボールが
開口部に圧接されるので、出水と止水が明確となり、止
水時の水漏れや、目的の出水量が安定して得られる。
【0029】請求項2または3記載の切換弁によれば、
軸体の回動に伴う開口部の開閉順が規則的であるので、
操作性が向上する。また、複数の開口部が略同一軸線上
に配列され、軸体が開口部の配列の軸線と平行になって
れば、一層の省スペース化が可能である。
【0030】請求項記載の切換弁によれば、特に高さ
方向の寸法が縮小されるので、切換弁下方における作業
スペースの確保が容易であるとともに、切換弁下部の構
造が単純化されるので、製造が容易であり、コストが低
減する。
【0031】請求項記載の切換弁によれば、前記筒部
内分岐流路の開口部には、原水ストレート用分岐流路、
原水シャワー用分岐流路及び浄水器用分岐流路から選択
された2以上が接続されているので、前記軸体を回動さ
せるだけで、原水ストレート、原水シャワー、浄水器の
うちの2以上の選択を容易に行うことができる。
【0032】請求項記載の切換弁によれば、前記浄水
器用分岐流路に、浄水器の接続部に共用されるアダプタ
を着脱自在に設けたので、多種の浄水器の接続を容易に
行なうことができ、用途や使用者の使い勝手等により各
種浄水器を選択使用することができる。
【0033】請求項記載の切換弁によれば、底板が突
起の回動軌跡に沿って湾曲して形成されているので、軸
体を回動した際にボールが底板に案内されつつ突起に押
圧されて安定に移動され、弁の切り換え操作の安定性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の切換弁を示す正断面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例の切換弁を示す平面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例の切換弁を示す側断面図で
ある。
【図4】本発明の第1実施例の切換弁の作用を示す図で
あって、原水ストレート用分岐流路に面する開口部の開
口時を示す平断面図である。
【図5】本発明の第1実施例の切換弁の作用を示す図で
あって、原水シャワー用分岐流路に面する開口部の開口
時を示す平断面図である。
【図6】本発明の第1実施例の切換弁の作用を示す図で
あって、浄水器用分岐流路に面する開口部の開口時を示
す平断面図である。
【図7】本発明の第2実施例の切換弁を示す正断面図で
ある。
【図8】従来の切換弁を示す一部破断斜視図である。
【符号の説明】
21 切換弁 22 筒部 23 隔壁 24 ボール 25 軸体 26 突起 27 流路 28 分岐流路(筒部内分岐流路) 29 分岐流路 30 開口部 43 分岐流路(原水ストレート用分岐流路) 44 分岐流路(原水シャワー用分岐流路) 45 分岐流路(浄水器用分岐流路) 48 アダプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 裕之 大阪府交野市星田北一丁目27番10号 ジ ョプラックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−213776(JP,A) 実開 平4−132271(JP,U) 実開 平2−109080(JP,U) 実開 平6−16778(JP,U) 実開 昭49−3126(JP,U) 実公 昭52−11812(JP,Y2) 実公 昭52−2889(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 11/00 - 11/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上水道等の蛇口に着脱自在に設けられ、
    内部に流路が形成され、その流路の下流側が1以上の隔
    壁により画成されて複数の筒部内分岐流路とされ、これ
    らの筒部内分岐流路に外部と連通する開口部が形成され
    た筒部と、 複数の前記筒部内分岐流路内のそれぞれに移動自在に設
    けられ、前記開口部を開閉可能なボールと、 前記複数の筒部内分岐流路の配列方向に沿って配置さ
    れ、軸線回りに回動自在に設けられた軸体と、 軸体の外周部にそれぞれの前記筒部内分岐流路に対応し
    て設けられ、軸体の回動とともに該軸体の軸線回りに回
    動し、前記ボールを前記回動方向に移動させて開口部を
    開閉する複数の突起とを備えてなる切換弁であって、 前記複数の筒部内分岐流路の内の一つに、前記ボールが
    2個配されてなる ことを特徴とする切換弁。
  2. 【請求項2】 前記各突起は、前記軸体の軸方向に前記
    各開口部のそれぞれに対応する位置に配置されてなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の切換弁。
  3. 【請求項3】 前記突起は、前記軸体の軸方向から見て
    中心角180度以内の同一の扇形内に、前記軸体の周方
    向に互いに離間して配置されてなることを特徴とする請
    求項1または2に記載の切換弁。
  4. 【請求項4】 前記筒部内分岐流路の内少なくとも一
    つは、前記筒部の側壁に開口された開口部を有すること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の切換
    弁。
  5. 【請求項5】 前記筒部内分岐流路の開口部には、原水
    ストレート用分岐流路、原水シャワー用分岐流路及び浄
    水器用分岐流路から選択された2つ以上が接続されてい
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    切換弁。
  6. 【請求項6】 前記浄水器用分岐流路に、複数種の浄水
    器の接続部に共用されるアダプタを着脱自在に設けたこ
    とを特徴とする請求項5に記載の切換弁。
  7. 【請求項7】 前記筒部内分岐流路は、前記軸体の軸方
    向に3個並べて配列され、これらの内中央に位置する前
    記筒部内分岐流路に、前記ボールが2個配置されてなる
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の
    切換弁。
  8. 【請求項8】 前記各筒部内分岐流路において前記軸体
    より下流側に、前記突起の回動軌跡に沿って湾曲して形
    成され、前記ボールの流出を防止する底板が設けられた
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の
    切換弁。
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