JP2548774B2 - 冷蔵庫用脱酸、脱臭装置 - Google Patents
冷蔵庫用脱酸、脱臭装置Info
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- JP2548774B2 JP2548774B2 JP15696588A JP15696588A JP2548774B2 JP 2548774 B2 JP2548774 B2 JP 2548774B2 JP 15696588 A JP15696588 A JP 15696588A JP 15696588 A JP15696588 A JP 15696588A JP 2548774 B2 JP2548774 B2 JP 2548774B2
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は食品を長期間、高鮮度で保存する冷蔵庫に適
用される脱酸、脱臭装置に関する。
用される脱酸、脱臭装置に関する。
小型冷蔵庫に食料品を保存する場合、従来は低温条件
下で、呼吸熱発生量を下げて保存を行なっている。しか
し乍ら、長期間低温で空気雰囲気下に保存した場合、鮮
度の低下が大きく、又たとえば野菜等であれば葉焼けの
問題が生ずる。
下で、呼吸熱発生量を下げて保存を行なっている。しか
し乍ら、長期間低温で空気雰囲気下に保存した場合、鮮
度の低下が大きく、又たとえば野菜等であれば葉焼けの
問題が生ずる。
上記従来の冷蔵庫には解決すべき次の課題があった。
即ち、冷蔵庫内に野菜、果物等を保存する場合、空気雰
囲気下で保存すれは1〜4℃が最も長い貯蔵可能温度で
ある。しかし乍ら低温条件下の保存は果肉の褐変が生じ
たり、冷蔵庫内外の温度差が大きくなり電力消費が増加
する、という不具合がある。
即ち、冷蔵庫内に野菜、果物等を保存する場合、空気雰
囲気下で保存すれは1〜4℃が最も長い貯蔵可能温度で
ある。しかし乍ら低温条件下の保存は果肉の褐変が生じ
たり、冷蔵庫内外の温度差が大きくなり電力消費が増加
する、という不具合がある。
本発明は上記課題の解決手段として、冷蔵庫内の空気
よりO2を分離、排出し、CO2,N2,H2Oを庫内に還流する機
能をもつ吸着塔、吸着剤、ブロワ/真空ポンプ、四方弁
より構成される圧力スィング吸着装置と冷蔵庫より変動
圧回収チャンバー脱臭フィルター、入口弁、逆止弁を経
てガス吸着装置に至る配管並びにガス吸着装置より出口
逆止弁、還流ガス吐出管を経て冷蔵庫内の噴射ノズルに
至る配管より構成される装置とにより、冷蔵庫内のO2濃
度を減じて、N2,CO2,濃度を高め庫内を半ば強制的に対
流させることにより、温度ムラ、ガス濃度ムラを解消し
て、貯蔵物の鮮度を保つべく構成されたことを特徴とす
る冷蔵庫用脱酸、脱臭装置を提供しようとするものであ
る。
よりO2を分離、排出し、CO2,N2,H2Oを庫内に還流する機
能をもつ吸着塔、吸着剤、ブロワ/真空ポンプ、四方弁
より構成される圧力スィング吸着装置と冷蔵庫より変動
圧回収チャンバー脱臭フィルター、入口弁、逆止弁を経
てガス吸着装置に至る配管並びにガス吸着装置より出口
逆止弁、還流ガス吐出管を経て冷蔵庫内の噴射ノズルに
至る配管より構成される装置とにより、冷蔵庫内のO2濃
度を減じて、N2,CO2,濃度を高め庫内を半ば強制的に対
流させることにより、温度ムラ、ガス濃度ムラを解消し
て、貯蔵物の鮮度を保つべく構成されたことを特徴とす
る冷蔵庫用脱酸、脱臭装置を提供しようとするものであ
る。
本発明は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。即ち、冷蔵庫内の酸素濃度が常に低く保たれるので
貯蔵物、特に果菜類の保存可能期間が延びる。
る。即ち、冷蔵庫内の酸素濃度が常に低く保たれるので
貯蔵物、特に果菜類の保存可能期間が延びる。
因みにリンゴを貯蔵する場合O25%、CO25%、温度8
℃と空気雰囲気で4℃での保存可能期間はほゞ同等であ
り、又、O25%、CO25%、温度4℃とすれば2倍の保存
期間となる。
℃と空気雰囲気で4℃での保存可能期間はほゞ同等であ
り、又、O25%、CO25%、温度4℃とすれば2倍の保存
期間となる。
本発明の一実施例について第1図により説明する。図
において冷蔵庫の冷蔵室19、冷凍室20の下に設けられた
野菜室16より吸込管6を通して庫内の空気を吸込み、活
性炭入りフィルター8で脱臭された空気は逆止弁9、ポ
ンプ4を経て、四方弁5を通り吸着塔1に入る。吸着塔
1にはγ・アルミナ系吸湿材2とゼオライト系吸着剤3
が入っておりそれぞれH2OとCO2;N2を選択的に吸着す
る。O2は本実施例の特徴の一つである逆止兼リリーフ弁
13よりパージされる。
において冷蔵庫の冷蔵室19、冷凍室20の下に設けられた
野菜室16より吸込管6を通して庫内の空気を吸込み、活
性炭入りフィルター8で脱臭された空気は逆止弁9、ポ
ンプ4を経て、四方弁5を通り吸着塔1に入る。吸着塔
1にはγ・アルミナ系吸湿材2とゼオライト系吸着剤3
が入っておりそれぞれH2OとCO2;N2を選択的に吸着す
る。O2は本実施例の特徴の一つである逆止兼リリーフ弁
13よりパージされる。
吸着されたH2O,CO2,N2は四方弁5を切換えてポンプ4
により吸引脱着され逆止弁10、吐出管11bを経て吐出ノ
ズル12により庫内に還流する。
により吸引脱着され逆止弁10、吐出管11bを経て吐出ノ
ズル12により庫内に還流する。
なおチャンバー7はゴム風船状で、間歇的に吸引、還
流するガスの圧力変動を吸収するものである。
流するガスの圧力変動を吸収するものである。
吸出し管11a及び吐出管11bの太さは、150の野菜室
の場合冷蔵庫の開閉による空気の入替りが一日4回とし
た場合でも1時間25の通気でありストローサイズの配
管で充分である故、第2図に示す様に冷蔵庫の特別な改
造を行なわなくてもパッキン18が部分的に収縮すること
によりドア17の部分より配管可能である。(又、製造
時、一体に組込んでもよい) 又、吐出ノズル12は冷蔵庫内の冷却コイルのある面に
下向きに吹付けることにより急速に室内と同温度となる
よう配慮されている。
の場合冷蔵庫の開閉による空気の入替りが一日4回とし
た場合でも1時間25の通気でありストローサイズの配
管で充分である故、第2図に示す様に冷蔵庫の特別な改
造を行なわなくてもパッキン18が部分的に収縮すること
によりドア17の部分より配管可能である。(又、製造
時、一体に組込んでもよい) 又、吐出ノズル12は冷蔵庫内の冷却コイルのある面に
下向きに吹付けることにより急速に室内と同温度となる
よう配慮されている。
なお、吸出し管11aの下流に設けたO2メータ20でO2%
を設定しポンプ4の作動をコントロールする。
を設定しポンプ4の作動をコントロールする。
更に逆止兼リリーフ弁13は、第3図に示す様にある一
定圧力が加わればディスク14がバネ15の力に打勝ち、O2
がパージされる。この結果、庫内のO2は減少し一方、
N2,CO2は増加、H2Oはコンスタントに保たれるため、従
来と同一庫内温度においては大巾に野菜類の保存期間が
延長する。尚、吐出ノズル12より吹出されるガスにより
庫内の空気は循環し局部的な鮮度低下が起こらない様配
慮される。
定圧力が加わればディスク14がバネ15の力に打勝ち、O2
がパージされる。この結果、庫内のO2は減少し一方、
N2,CO2は増加、H2Oはコンスタントに保たれるため、従
来と同一庫内温度においては大巾に野菜類の保存期間が
延長する。尚、吐出ノズル12より吹出されるガスにより
庫内の空気は循環し局部的な鮮度低下が起こらない様配
慮される。
以上の通り、本実施例によれば、冷蔵庫内は常にO2が
少なく保持されるので、野菜等の保存物の保存寿命が延
びる。
少なく保持されるので、野菜等の保存物の保存寿命が延
びる。
因みに食料品の鮮度を保つ上で重要なことはO2を下げ
ることにあり、O2の分圧は低い程よい。従って、上記実
施例ではO2%を5%としているが0〜5%でもよい。
又、CO2,N2量は鮮度にあまり関係なくO2を抜出す上での
補足的なものとして位置付けられる。
ることにあり、O2の分圧は低い程よい。従って、上記実
施例ではO2%を5%としているが0〜5%でもよい。
又、CO2,N2量は鮮度にあまり関係なくO2を抜出す上での
補足的なものとして位置付けられる。
従って上記実施例の装置の運転(コントロール)はO2
%を目安としてよい。又、野菜室ばかりでなく冷蔵室
(肉)にも適用してもよく、その他、鮮度を保つ必要の
あるものは目的を逸脱しない範囲で何のような対象が選
ばれてもよい。
%を目安としてよい。又、野菜室ばかりでなく冷蔵室
(肉)にも適用してもよく、その他、鮮度を保つ必要の
あるものは目的を逸脱しない範囲で何のような対象が選
ばれてもよい。
本発明は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。即ち、冷蔵庫内の酸素濃度が常に低く保たれるた
め、貯蔵物、特に果菜類の鮮度が長く保たれる。
る。即ち、冷蔵庫内の酸素濃度が常に低く保たれるた
め、貯蔵物、特に果菜類の鮮度が長く保たれる。
第1図は本発明の一実施例としての脱臭、脱酸装置付冷
蔵庫の系統図、第2図は第1図の野菜室16右下近傍にお
ける吸出し管11aの取付け詳細図、第3図は第1図の逆
止兼リリーフ弁13の縦断面図である。 1……吸着塔,2……γ・アルミナ系吸湿材, 3……ゼオライト系吸着剤,4……ポンプ, 5……四方弁,6……吸込管 7……チャンバー,8……活性炭入りフィルター, 9,10……逆止弁,11a……吸出し管, 11b……吐出管,12……吐出ノズル, 13……逆止兼リリーフ弁,14……ディスク, 15……バネ,16……野菜室, 17……ドア,18……パッキン, 19……冷蔵室,20……冷凍室。
蔵庫の系統図、第2図は第1図の野菜室16右下近傍にお
ける吸出し管11aの取付け詳細図、第3図は第1図の逆
止兼リリーフ弁13の縦断面図である。 1……吸着塔,2……γ・アルミナ系吸湿材, 3……ゼオライト系吸着剤,4……ポンプ, 5……四方弁,6……吸込管 7……チャンバー,8……活性炭入りフィルター, 9,10……逆止弁,11a……吸出し管, 11b……吐出管,12……吐出ノズル, 13……逆止兼リリーフ弁,14……ディスク, 15……バネ,16……野菜室, 17……ドア,18……パッキン, 19……冷蔵室,20……冷凍室。
Claims (1)
- 【請求項1】冷蔵庫内の空気よりO2を分離、排出し、CO
2,N2,H2Oを庫内に還流する機能をもつ、吸着塔、吸着
剤、ブロワ/真空ポンプ、四方弁より構成される圧力ス
ィング吸着装置と冷蔵庫より変動圧回収チャンバー脱臭
フィルター、入口弁、逆止弁を経てガス吸着装置に至る
配管並びにガス吸着装置より出口逆止弁、還流ガス吐出
管を経て冷蔵庫内の噴射ノズルに至る配管より構成され
る装置とにより、冷蔵庫内のO2濃度を減じて、N2,CO2濃
度を高め庫内を半ば強制的に対流させることにより、温
度ムラ、ガス濃度ムラを解消して、貯蔵物の鮮度を保つ
べく構成されたことを特徴とする冷蔵庫用脱酸、脱臭装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15696588A JP2548774B2 (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 | 冷蔵庫用脱酸、脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15696588A JP2548774B2 (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 | 冷蔵庫用脱酸、脱臭装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH028680A JPH028680A (ja) | 1990-01-12 |
JP2548774B2 true JP2548774B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=15639192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15696588A Expired - Fee Related JP2548774B2 (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 | 冷蔵庫用脱酸、脱臭装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548774B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103090638A (zh) * | 2012-10-24 | 2013-05-08 | 徐东明 | 一种保鲜冰箱的气调系统控制方法 |
CN103090640A (zh) * | 2012-10-24 | 2013-05-08 | 徐东明 | 一种保鲜冰箱的气调控制装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2651873B1 (fr) * | 1989-09-11 | 1992-02-28 | Air Liquide | Refrigerateur domestique equipe de moyens pour la conservation de fruits et legumes sous atmosphere appauvrie en oxygene. |
CN103090624A (zh) * | 2012-10-24 | 2013-05-08 | 徐东明 | 一种保鲜冰箱的保鲜气体循环利用方法 |
CN114534439A (zh) * | 2020-11-24 | 2022-05-27 | 广东美的白色家电技术创新中心有限公司 | 循环排氧装置和厨房电器 |
-
1988
- 1988-06-27 JP JP15696588A patent/JP2548774B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103090638A (zh) * | 2012-10-24 | 2013-05-08 | 徐东明 | 一种保鲜冰箱的气调系统控制方法 |
CN103090640A (zh) * | 2012-10-24 | 2013-05-08 | 徐东明 | 一种保鲜冰箱的气调控制装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH028680A (ja) | 1990-01-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |