JP2548576Y2 - 高周波加熱炉 - Google Patents
高周波加熱炉Info
- Publication number
- JP2548576Y2 JP2548576Y2 JP1991028250U JP2825091U JP2548576Y2 JP 2548576 Y2 JP2548576 Y2 JP 2548576Y2 JP 1991028250 U JP1991028250 U JP 1991028250U JP 2825091 U JP2825091 U JP 2825091U JP 2548576 Y2 JP2548576 Y2 JP 2548576Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heated
- frequency heating
- heating furnace
- induction coil
- high frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁誘導により、被加
熱物を加熱する高周波加熱炉に関する。
熱物を加熱する高周波加熱炉に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の高周波加熱炉においては、円筒状
の誘導コイルの螺旋部分の内周で、被加熱物を加熱する
ものがある。このような高周波加熱炉としては、特開平
２−３４７１７号に示されるもの等多数ある。
の誘導コイルの螺旋部分の内周で、被加熱物を加熱する
ものがある。このような高周波加熱炉としては、特開平
２−３４７１７号に示されるもの等多数ある。
【０００３】上述の如き高周波加熱炉が、自動生産ライ
ンに組み込まれた例を図２に示すとともに、この高周波
加熱炉１０１による加熱工程を以下説明する。搬送手段
を有する保持台５に被加熱物２を仮保持させ、キャステ
ィングブロック４に埋設された誘導コイル３の螺旋部分
１１が被加熱物２を包囲する様、キャスティングブロッ
ク４を下動させるとともに、誘導コイル３に高周波電流
を流して、その電磁誘導により被加熱物２を加熱する。
然る後、キャスティングブロック４を上昇させ、保持台
５を搬送して、加熱された被加熱物２を次工程へ送って
いた。
ンに組み込まれた例を図２に示すとともに、この高周波
加熱炉１０１による加熱工程を以下説明する。搬送手段
を有する保持台５に被加熱物２を仮保持させ、キャステ
ィングブロック４に埋設された誘導コイル３の螺旋部分
１１が被加熱物２を包囲する様、キャスティングブロッ
ク４を下動させるとともに、誘導コイル３に高周波電流
を流して、その電磁誘導により被加熱物２を加熱する。
然る後、キャスティングブロック４を上昇させ、保持台
５を搬送して、加熱された被加熱物２を次工程へ送って
いた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の如き高
周波加熱炉１０１においては、加熱工程の後工程で、被
加熱物２を容易に保持台５から取り出せなければならな
い。そのため、被加熱物２の端部１３の外径を、保持台
５の保持孔１４の内径よりも僅かに小さく設定して、被
加熱物２の端部１３を、保持台５の保持孔１４に遊嵌し
て、仮保持させている。
周波加熱炉１０１においては、加熱工程の後工程で、被
加熱物２を容易に保持台５から取り出せなければならな
い。そのため、被加熱物２の端部１３の外径を、保持台
５の保持孔１４の内径よりも僅かに小さく設定して、被
加熱物２の端部１３を、保持台５の保持孔１４に遊嵌し
て、仮保持させている。
【０００５】一般的に、高周波加熱炉による加熱作業時
に、誘導コイルの垂直方向に磁界が発生することが知ら
れている。図２に示される高周波加熱炉１０１において
も同様の磁界が発生するので、被加熱物２には、被加熱
物２を上昇させようとする力が掛かる。ここで、被加熱
物２は、保持台５に固定しない状態で仮保持されている
ので、被加熱物２が浮上してしまうことがある。その場
合、被加熱物２の所望の箇所を加熱することができな
い。
に、誘導コイルの垂直方向に磁界が発生することが知ら
れている。図２に示される高周波加熱炉１０１において
も同様の磁界が発生するので、被加熱物２には、被加熱
物２を上昇させようとする力が掛かる。ここで、被加熱
物２は、保持台５に固定しない状態で仮保持されている
ので、被加熱物２が浮上してしまうことがある。その場
合、被加熱物２の所望の箇所を加熱することができな
い。
【０００６】上述の加熱作業時の被加熱物の浮上を防止
するため、油圧等の手段で作動するクランプ装置を保持
台に設置して、被加熱物を拘束することが考えられる。
しかし、クランプ装置の開閉の動作を、高周波加熱炉の
キャスティングブロックの上下動や、保持台の搬送に同
期させる必要があるので、クランプ装置は大掛かりにな
る。そのため、設置投資費用が莫大となり、容易に採用
できない。
するため、油圧等の手段で作動するクランプ装置を保持
台に設置して、被加熱物を拘束することが考えられる。
しかし、クランプ装置の開閉の動作を、高周波加熱炉の
キャスティングブロックの上下動や、保持台の搬送に同
期させる必要があるので、クランプ装置は大掛かりにな
る。そのため、設置投資費用が莫大となり、容易に採用
できない。
【０００７】また、加熱作業時に被加熱物を浮上させな
い程度に磁界を弱めるため、単に誘導コイルに流す電流
を抑えた場合、被加熱物の温度の上昇に時間がかかり、
短時間で被加熱物の温度を上昇させられるという高周波
加熱のメリットが失われることになり現実的ではない。
い程度に磁界を弱めるため、単に誘導コイルに流す電流
を抑えた場合、被加熱物の温度の上昇に時間がかかり、
短時間で被加熱物の温度を上昇させられるという高周波
加熱のメリットが失われることになり現実的ではない。
【０００８】本考案は、上述の問題を解決し、被加熱物
の所望の箇所を加熱できる高周波加熱炉を提供すること
を目的とする。
の所望の箇所を加熱できる高周波加熱炉を提供すること
を目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】加熱作業時の被加熱物の
浮上を防止する非絶縁物からなる浮上防止装置を設け
る。
浮上を防止する非絶縁物からなる浮上防止装置を設け
る。
【００１０】
【実施例】本考案の実施例を、図１に基づいて説明す
る。
る。
【００１１】図１において、１は高周波加熱炉で、２は
被加熱物であるボールスタッドである。４はキャスティ
ングブロックで、耐火セメントの内部に誘導コイル３の
螺旋部分１１が埋設されており、その誘導コイル３の螺
旋部分１１の内周に洞穴１５が形成された逆カップ状を
呈している。
被加熱物であるボールスタッドである。４はキャスティ
ングブロックで、耐火セメントの内部に誘導コイル３の
螺旋部分１１が埋設されており、その誘導コイル３の螺
旋部分１１の内周に洞穴１５が形成された逆カップ状を
呈している。
【００１２】５は、被加熱物２を仮保持する保持台であ
る。保持台５の上面に凹設された保持孔１４の内径は、
被加熱物２の端部１３の外径よりも僅かに大きく設定さ
れており、被加熱物２の端部１３を保持台５の保持孔１
４に遊嵌させることによって保持台５は、被加熱物２を
拘束することなく仮保持できる。
る。保持台５の上面に凹設された保持孔１４の内径は、
被加熱物２の端部１３の外径よりも僅かに大きく設定さ
れており、被加熱物２の端部１３を保持台５の保持孔１
４に遊嵌させることによって保持台５は、被加熱物２を
拘束することなく仮保持できる。
【００１３】１２は浮上防止装置で、非絶縁物７である
ステンレス棒が、高周波加熱炉１の軸線方向における被
加熱物２と対向する位置である。キャスティングブロッ
ク４の天井部６に設置されている。
ステンレス棒が、高周波加熱炉１の軸線方向における被
加熱物２と対向する位置である。キャスティングブロッ
ク４の天井部６に設置されている。
【００１４】以下、本実施例の高周波加熱炉１により、
被加熱物２を加熱する際に発生する磁界について説明す
る。
被加熱物２を加熱する際に発生する磁界について説明す
る。
【００１５】高周波加熱炉による加熱作業時に、誘導コ
イルの垂直方向に磁界が発生することは前述した通りで
あり、本実施例においても、同様の磁界が発生する。
イルの垂直方向に磁界が発生することは前述した通りで
あり、本実施例においても、同様の磁界が発生する。
【００１６】しかし、本実施例の高周波加熱炉１におい
て、高周波加熱炉１の軸線方向における被加熱物２と対
向する位置である、キャスティングブロック４の天井部
６に非絶縁物７が設置されているので、磁界は、空気よ
りも電磁抵抗の少ない非絶縁物７に流れようとする。
て、高周波加熱炉１の軸線方向における被加熱物２と対
向する位置である、キャスティングブロック４の天井部
６に非絶縁物７が設置されているので、磁界は、空気よ
りも電磁抵抗の少ない非絶縁物７に流れようとする。
【００１７】その結果、非絶縁物７を設置する前と同じ
強さの磁界が被加熱物２に流れつつ、磁界による被加熱
物２を上昇させようとする力が消去される。そのため、
被加熱物２は浮上することがない。
強さの磁界が被加熱物２に流れつつ、磁界による被加熱
物２を上昇させようとする力が消去される。そのため、
被加熱物２は浮上することがない。
【００１８】尚、本考案の実施例における非絶縁物は、
ステンレス棒に限定されることはない。
ステンレス棒に限定されることはない。
【００１９】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、加熱作業
時の被加熱物の浮上を防止する非絶縁物からなる浮上防
止装置を設けたので、被加熱物は、浮上することなく所
望の箇所を加熱されることになり、従って、設備投資を
抑えつつ、品質の優れた製品を能率よく生産できる。
時の被加熱物の浮上を防止する非絶縁物からなる浮上防
止装置を設けたので、被加熱物は、浮上することなく所
望の箇所を加熱されることになり、従って、設備投資を
抑えつつ、品質の優れた製品を能率よく生産できる。
【図１】本考案の実施例による高周波加熱炉を表す部分
断面平面図である。
断面平面図である。
【図２】従来の高周波加熱炉を表す部分断面平面図であ
る。
る。
１ 高周波加熱炉 ２ 被加熱物 ３ 誘導コイル ７ 非絶縁物 １１ 螺旋部分 １２ 浮上防止装置
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒状の誘導コイル（３）の螺旋部分
（１１）の内周で、被加熱物（２）を加熱する高周波加
熱炉（１）において、前記高周波加熱炉（１）の軸線方
向における前記被加熱物（２）と対向する位置に、加熱
時の被加熱物（２）の浮上を防止する非絶縁物（７）か
らなる浮上防止装置（１２）が設けられていることを特
徴とする高周波加熱炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991028250U JP2548576Y2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 高周波加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991028250U JP2548576Y2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 高周波加熱炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04118442U JPH04118442U (ja) | 1992-10-22 |
| JP2548576Y2 true JP2548576Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=31912385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991028250U Expired - Fee Related JP2548576Y2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 高周波加熱炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2548576Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS527362A (en) * | 1975-06-06 | 1977-01-20 | Yokohama Rubber Co Ltd | Method and device for manufacturing laminated metal sheet |
| JPS5536247A (en) * | 1978-09-08 | 1980-03-13 | Nippon Soda Co Ltd | Electrophoretic paint composition for cathode deposition |
| JPS6041878Y2 (ja) * | 1982-06-24 | 1985-12-20 | 輝雄 丹羽 | あく取り器 |
| JPS60258431A (ja) * | 1984-06-04 | 1985-12-20 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 被溶接物予熱装置 |
| JPS63103024A (ja) * | 1986-10-17 | 1988-05-07 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 誘導加熱炉用炉芯管 |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP1991028250U patent/JP2548576Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04118442U (ja) | 1992-10-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0834630A (ja) | ガラス薄板の曲げ／焼戻し方法および装置 | |
| EP1318111A2 (en) | Glass container forming machine for blowing of a parison | |
| JP2548576Y2 (ja) | 高周波加熱炉 | |
| AU656436B2 (en) | Method of and apparatus for chamfering edge of glass vessel | |
| CN211276500U (zh) | 一种鱼雷罐节能环保型保温盖 | |
| JPS6054828B2 (ja) | とりべの加熱装置 | |
| JP3094761B2 (ja) | 誘導加熱装置を備える注湯ポット | |
| JPH111721A (ja) | リング状部材の変形矯正装置 | |
| JP3167358B2 (ja) | 浮揚溶解方法 | |
| CA2337277C (en) | Method and apparatus for control of the cooling rate of cast steel railway wheels | |
| KR100408446B1 (ko) | 비대칭 형강의 캠버링방법 및 그 장치 | |
| JP2543366Y2 (ja) | 立て形誘導加熱炉 | |
| US4276082A (en) | Process for the heating and/or melting of metals and an induction furnace to carry out the process | |
| US3634057A (en) | Means to sense and control speed of movement of glass sheet on gas support bed | |
| JPS61245955A (ja) | 鋳造における溶湯の流速制御方法 | |
| CN211720770U (zh) | 一种环形工件自动加热器 | |
| KR200284832Y1 (ko) | 송풍유량 조절용 세라믹 밸브 | |
| JP2837278B2 (ja) | 金属湯道の予熱装置及び該予熱装置用の枠 | |
| JP3145142B2 (ja) | インゴットの溶解方法 | |
| JPH0494090A (ja) | 誘導電気炉内の磁界制御方法 | |
| JP2630941B2 (ja) | 無酸化雰囲気炉 | |
| JP2913450B2 (ja) | 誘導溶解炉 | |
| JP2000334557A (ja) | 鋳造用金型の予熱方法および鋳造方法 | |
| JPS621753Y2 (ja) | ||
| JP3045823B2 (ja) | 金属塊の空中浮揚高周波加熱方法およびその装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |