JP2548522Y2 - 粉粒体のホッパー - Google Patents
粉粒体のホッパーInfo
- Publication number
- JP2548522Y2 JP2548522Y2 JP1991072544U JP7254491U JP2548522Y2 JP 2548522 Y2 JP2548522 Y2 JP 2548522Y2 JP 1991072544 U JP1991072544 U JP 1991072544U JP 7254491 U JP7254491 U JP 7254491U JP 2548522 Y2 JP2548522 Y2 JP 2548522Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hopper
- granular material
- ventilation
- closed
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、粉粒体のホッパーに関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】良く知られているように粉粒体を搬送し
たり、貯留部へ投入したりすると、粉粒体が空気を巻込
み粉塵として舞い上がる。そして、この粉粒体が巻込む
空気から発生する粉塵は多くが微粉体であり、この微粉
体を不要とすることが多く、そのため、ホッパー内から
外部に逃がす必要がある。その発生した微粉体を外部に
放出する場合には集塵機を経由させる。
たり、貯留部へ投入したりすると、粉粒体が空気を巻込
み粉塵として舞い上がる。そして、この粉粒体が巻込む
空気から発生する粉塵は多くが微粉体であり、この微粉
体を不要とすることが多く、そのため、ホッパー内から
外部に逃がす必要がある。その発生した微粉体を外部に
放出する場合には集塵機を経由させる。
【0003】またホッパー内に堆積する粉粒体はブリッ
ジ現象を起こすから、粉粒体の取出し時にホッパーの各
所から空気を抜く必要がある。
ジ現象を起こすから、粉粒体の取出し時にホッパーの各
所から空気を抜く必要がある。
【0004】このため実開平1−132587号公報に
は、ホッパーの一部に微細多孔を有する多孔質板体を設
け、外気とホッパー内部とを隔離しつつ脱気用通気部と
した考案が示されている。
は、ホッパーの一部に微細多孔を有する多孔質板体を設
け、外気とホッパー内部とを隔離しつつ脱気用通気部と
した考案が示されている。
【0005】また実開昭 62−168397号公報に
は、粉体輸送用バッグであるが、粉体の払出部側と貯留
容器側の2室を密閉させ、容器の粉体の払出口から容器
の内部に向かう発塵回収用の通気流路を設けたものが示
されている。
は、粉体輸送用バッグであるが、粉体の払出部側と貯留
容器側の2室を密閉させ、容器の粉体の払出口から容器
の内部に向かう発塵回収用の通気流路を設けたものが示
されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが粉体が堆積す
るホッパーに設けた微細多孔体は微粉体で閉塞する恐れ
か多い。また微細多孔の孔径をより微細にしなければ微
粉体が透過する恐れがあるから、微細多孔の孔径を極め
て微細なものにすると、空気は通過し難くなり、通気孔
としての役割が極めて減少する。
るホッパーに設けた微細多孔体は微粉体で閉塞する恐れ
か多い。また微細多孔の孔径をより微細にしなければ微
粉体が透過する恐れがあるから、微細多孔の孔径を極め
て微細なものにすると、空気は通過し難くなり、通気孔
としての役割が極めて減少する。
【0007】また、粉体の払出側と貯留部側の2室を覆
う密閉室を造り、払出口と容器の内部を通気路により密
閉隔壁を貫いて払出口の発塵を貯留室に戻すと、不必要
な微粉体の除去回収ができない。
う密閉室を造り、払出口と容器の内部を通気路により密
閉隔壁を貫いて払出口の発塵を貯留室に戻すと、不必要
な微粉体の除去回収ができない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
課題を解決するために考案されたもので、上部を閉塞さ
せた容器の上部に粉粒体投入口および吸引ダクトと、下
部に払出口を設けた粉粒体のホッパーにおいて、そのホ
ッパー外側に、上下配列に複数本の通気管をホッパー内
部と連通させ、かつ、その取付位置から上方へ粉粒体の
安息角よりも急な角度で設け、この複数本の通気管の一
端を連通管にて連通させ、その連通管の上端を閉塞し下
端を開口し、その連通した複数本の通気管を、順次下の
位置の通気管から、収容されていく粉粒体自体により通
気管を閉塞させる構造としたことを特徴とする粉粒体の
ホッパーである。
課題を解決するために考案されたもので、上部を閉塞さ
せた容器の上部に粉粒体投入口および吸引ダクトと、下
部に払出口を設けた粉粒体のホッパーにおいて、そのホ
ッパー外側に、上下配列に複数本の通気管をホッパー内
部と連通させ、かつ、その取付位置から上方へ粉粒体の
安息角よりも急な角度で設け、この複数本の通気管の一
端を連通管にて連通させ、その連通管の上端を閉塞し下
端を開口し、その連通した複数本の通気管を、順次下の
位置の通気管から、収容されていく粉粒体自体により通
気管を閉塞させる構造としたことを特徴とする粉粒体の
ホッパーである。
【0009】
【作用と実施例】図1に示すように、粉粒体のホッパー
(1)の外側に、上下配列に複数本の通気管(2)をホ
ッパー(1)内部と連通させて取付位置から上へ、粉粒
体の安息角(Θ)よりも急な角度で設け、この複数本の
通気管(2,2...)どうしを連通させ、粉粒体のホ
ッパー(1)内へ輸送されてきた粉粒体を、その粉粒体
投入口(5)から粉粒体のホッパー(1)内に落下させ
ると、粉粒体が空気を巻込んで、いわゆる微粉体が粉塵
となって自然現象的に発生する。そして連通した複数の
通気管(2,2...)は、収容されていく粉粒体によ
り順次に下の位置の通気管から閉塞させられ、まだ閉塞
させられていない各通気管(2,2...)は、上端が
閉塞させられ下端が開口している連通管(4)から外気
を取り入れ、この舞い上がった粉塵は、集塵機への吸引
ダクト(3)を経て吸引される。
(1)の外側に、上下配列に複数本の通気管(2)をホ
ッパー(1)内部と連通させて取付位置から上へ、粉粒
体の安息角(Θ)よりも急な角度で設け、この複数本の
通気管(2,2...)どうしを連通させ、粉粒体のホ
ッパー(1)内へ輸送されてきた粉粒体を、その粉粒体
投入口(5)から粉粒体のホッパー(1)内に落下させ
ると、粉粒体が空気を巻込んで、いわゆる微粉体が粉塵
となって自然現象的に発生する。そして連通した複数の
通気管(2,2...)は、収容されていく粉粒体によ
り順次に下の位置の通気管から閉塞させられ、まだ閉塞
させられていない各通気管(2,2...)は、上端が
閉塞させられ下端が開口している連通管(4)から外気
を取り入れ、この舞い上がった粉塵は、集塵機への吸引
ダクト(3)を経て吸引される。
【0010】粉粒体のホッパー(1)内に粉粒体が蓄積
されてくると、下部の通気管(2)の方から次第に粉粒
体で閉塞される。しかし、各通気管(2,2...)は
それぞれ取付位置から上へ粉粒体の安息角(Θ)よりも
急な角度で設けられているから、各通気管(2,
2...)から粉粒体がこぼれ出ることはない。
されてくると、下部の通気管(2)の方から次第に粉粒
体で閉塞される。しかし、各通気管(2,2...)は
それぞれ取付位置から上へ粉粒体の安息角(Θ)よりも
急な角度で設けられているから、各通気管(2,
2...)から粉粒体がこぼれ出ることはない。
【0011】もちろん、各通気管(2,2...)が閉
塞された部分は吸引されなくなり、その閉塞された通気
管(2,2...)のすぐ上方にある通気管(2)が閉
塞前のものよりやや弱くなるものの他の通気管より激し
い吸引力となる。そして粉粒体が蓄積されるにしたがっ
て順次上方の通気管(2)へと移動していく。
塞された部分は吸引されなくなり、その閉塞された通気
管(2,2...)のすぐ上方にある通気管(2)が閉
塞前のものよりやや弱くなるものの他の通気管より激し
い吸引力となる。そして粉粒体が蓄積されるにしたがっ
て順次上方の通気管(2)へと移動していく。
【0012】つまり、各通気管(2,2...)は、通
気管(2,2...)どうしを連通させた連通管(4)
の下端を開口した近い位置の方が通気距離は短く、抵抗
が小さくなることから、激しく吸引する。そして、今一
番吸引の激しい部位が粉粒体の蓄積によって通気管
(2)を塞がれると、その次の上方の通気管(2)が今
度はやや弱めに激しく吸引されるようになり、順次上方
へと移動していく。なおホッパー内が徐々に粉粒体で蓄
積されて集塵する容積は小さく変化していくとともに、
吸引する外気が連通管(4)の短い方から順次長い距離
へと取り入れられることになり、通気の抵抗変化によっ
て吸引機能は容積と比例するごとく弱くなるように、粉
粒体自体によって制御されていくことになる。
気管(2,2...)どうしを連通させた連通管(4)
の下端を開口した近い位置の方が通気距離は短く、抵抗
が小さくなることから、激しく吸引する。そして、今一
番吸引の激しい部位が粉粒体の蓄積によって通気管
(2)を塞がれると、その次の上方の通気管(2)が今
度はやや弱めに激しく吸引されるようになり、順次上方
へと移動していく。なおホッパー内が徐々に粉粒体で蓄
積されて集塵する容積は小さく変化していくとともに、
吸引する外気が連通管(4)の短い方から順次長い距離
へと取り入れられることになり、通気の抵抗変化によっ
て吸引機能は容積と比例するごとく弱くなるように、粉
粒体自体によって制御されていくことになる。
【0013】かくして、ホッパーに落下した粉粒体から
舞い上がる粉塵は、取り入れた外気とともに集塵機の方
に吸引され、集塵されることになる。そして通気管
(2)の通気抵抗の小さなところの、すなわち、吸引力
が強いところの近傍が粉塵の発生源であり、ホッパー内
の集塵効率を高める。
舞い上がる粉塵は、取り入れた外気とともに集塵機の方
に吸引され、集塵されることになる。そして通気管
(2)の通気抵抗の小さなところの、すなわち、吸引力
が強いところの近傍が粉塵の発生源であり、ホッパー内
の集塵効率を高める。
【0014】ホッパーから粉粒体を払い出す場合、貯蔵
された粉粒体の内部に存在する気体が、移動する粉粒体
に近い位置の通気管(2)から置換流通するから、粉粒
体によるブリッジができにくく、粉粒体の払出が円滑に
なる。
された粉粒体の内部に存在する気体が、移動する粉粒体
に近い位置の通気管(2)から置換流通するから、粉粒
体によるブリッジができにくく、粉粒体の払出が円滑に
なる。
【0015】また、粉粒体の冷却が必要な場合、通過気
体によって冷却されるから、粉粒体の温度管理ができ
る。
体によって冷却されるから、粉粒体の温度管理ができ
る。
【0016】なを連通管(4)の配列は、複列、蛇行
列、斜列などであっても良い。
列、斜列などであっても良い。
【0017】
【考案の効果】本考案の粉粒体のホッパーでは、粉粒体
の輸送の場合、ホッパーに落下した粉粒体から舞い上が
る粉塵が、集塵機の方に吸引されて集塵され、ホッパー
への粉粒体の収容中の集塵効率が高まり、ホッパーから
粉粒体を払い出す場合、粉粒体の内部に存在する気体が
置換流通して、粉粒体の払い出しが円滑になり、また、
粉粒体の温度管理が可能となるという効果があり、本考
案は産業の発達に寄与するところ極めて大なるものがあ
る。
の輸送の場合、ホッパーに落下した粉粒体から舞い上が
る粉塵が、集塵機の方に吸引されて集塵され、ホッパー
への粉粒体の収容中の集塵効率が高まり、ホッパーから
粉粒体を払い出す場合、粉粒体の内部に存在する気体が
置換流通して、粉粒体の払い出しが円滑になり、また、
粉粒体の温度管理が可能となるという効果があり、本考
案は産業の発達に寄与するところ極めて大なるものがあ
る。
【図1】本考案の一実施例の説明図である。
1 ホッパー 2 通気管 3 吸引ダクト 4 連通管 5 粉粒体投入口 6 集塵機 Θ 粉粒体の安息角
Claims (1)
- 【請求項1】上部を閉塞させた容器の上部に粉粒体投入
口および吸引ダクトと、下部に払出口を設けた粉粒体の
ホッパーにおいて、そのホッパーの外側に、上下配列に
複数本の通気管をホッパー内部と連通させ、かつ、その
取付位置から上方へ粉粒体の安息角よりも急な角度で設
け、この複数本の通気管の一端を連通管にて連通させ、
その連通管の上端を閉塞し下端を開口し、その連通した
複数本の通気管を、順次下の位置の通気管から、収容さ
れていく粉粒体自体により通気管を閉塞させる構造とし
たことを特徴とする粉粒体のホッパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991072544U JP2548522Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 粉粒体のホッパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991072544U JP2548522Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 粉粒体のホッパー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04135485U JPH04135485U (ja) | 1992-12-16 |
JP2548522Y2 true JP2548522Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=31930561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991072544U Expired - Lifetime JP2548522Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 粉粒体のホッパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548522Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5253966A (en) * | 1975-10-29 | 1977-04-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | Resin compound |
JPS5413734Y2 (ja) * | 1977-04-26 | 1979-06-09 | ||
JPH01179893U (ja) * | 1988-06-08 | 1989-12-25 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP1991072544U patent/JP2548522Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04135485U (ja) | 1992-12-16 |
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