JP2548182B2 - 液晶表示パネル及びそれを用いたプロジェクションテレビ - Google Patents
液晶表示パネル及びそれを用いたプロジェクションテレビInfo
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は液晶表示装置に用いるマトリクス型の液晶表
示パネルに関するものである。
示パネルに関するものである。
従来の技術 従来よりテレビ画像をスクリーンに映し出すようにし
たカラー画像プロジェクションテレビは赤・緑・青（以
下R.G.Bと呼ぶ）を映し出す３個の陰極線管（以下CRTと
呼ぶ）を用い、各CRTの画像をスクリーンに投影して合
成することによりカラー画像を得るようにしている。し
かしながらCRT上に得た画像をスクリーン上に投影する
ため、スクリーン上で高輝度かつ高解像度の画像を得る
ということに限界がある。そのため、近年ではCRTにか
わり液晶表示パネルを用いるプロジェクションテレビが
提案されてきている。具体的には例えば特開昭61−1388
5号公報、特開昭60−3291号公報、特開昭60−2916号公
報などがあげられる。
たカラー画像プロジェクションテレビは赤・緑・青（以
下R.G.Bと呼ぶ）を映し出す３個の陰極線管（以下CRTと
呼ぶ）を用い、各CRTの画像をスクリーンに投影して合
成することによりカラー画像を得るようにしている。し
かしながらCRT上に得た画像をスクリーン上に投影する
ため、スクリーン上で高輝度かつ高解像度の画像を得る
ということに限界がある。そのため、近年ではCRTにか
わり液晶表示パネルを用いるプロジェクションテレビが
提案されてきている。具体的には例えば特開昭61−1388
5号公報、特開昭60−3291号公報、特開昭60−2916号公
報などがあげられる。
以下図面を参照しながら、前述した従来のプロジェク
ションテレビに用いる液晶表示パネルの一例について説
明する。
ションテレビに用いる液晶表示パネルの一例について説
明する。
第９図（ａ）は従来の液晶表示パネルを用いた液晶表
示装置の平面図であり、第９図（ｂ）は第９図（ａ）の
AA′線での断面図である。第９図（ａ）（ｂ）において
説明に不用な箇所は省略してあり、また特に厚み方向に
関しては縮小あるいは拡大している部分が存在する。以
上きことは以下の図面に対しても同様である。また通常
液晶表示パネルの信号線はＸ方向信号線、Ｙ方向信号線
とも少なくとも100本以上で構成されるが、図面ではＸ
方向信号線を10本、Ｙ方向信号線を15本として表してい
る。まず第９図（ａ）において１はガラス基板上にＸ方
向信号線、Ｙ方向信号および絵素駆動用スイッチング素
子が形成されたガラス基板、２は対向電極が形成された
対向電極基板、３はＹ方向信号線、４はＸ方向信号線、
９はＹ方向信号線駆動用IC、10はＸ方向信号線駆動用I
C、７はＹ方向信号線駆動用ICを積載した基板（以後Ｙ
方向基板と呼ぶ）、８はＸ方向信号線駆動用ICを積載し
た基板（以後Ｘ方向基板と呼ぶ）、５はＹ方向信号線駆
動用ICの出力信号をＹ方向信号線に印加するためのフレ
キシブル基板（以後Ｙ方向フレキシブル基板と呼ぶ）、
６はＸ方向信号線駆動用ICの出力信号をＸ方向信号線に
印加するためのフレキシブル基板（以後Ｘ方向フレキシ
ブル基板と呼ぶ）である。また第９図（ｂ）において11
は液晶、12は液晶を封止するための封止樹脂である。
示装置の平面図であり、第９図（ｂ）は第９図（ａ）の
AA′線での断面図である。第９図（ａ）（ｂ）において
説明に不用な箇所は省略してあり、また特に厚み方向に
関しては縮小あるいは拡大している部分が存在する。以
上きことは以下の図面に対しても同様である。また通常
液晶表示パネルの信号線はＸ方向信号線、Ｙ方向信号線
とも少なくとも100本以上で構成されるが、図面ではＸ
方向信号線を10本、Ｙ方向信号線を15本として表してい
る。まず第９図（ａ）において１はガラス基板上にＸ方
向信号線、Ｙ方向信号および絵素駆動用スイッチング素
子が形成されたガラス基板、２は対向電極が形成された
対向電極基板、３はＹ方向信号線、４はＸ方向信号線、
９はＹ方向信号線駆動用IC、10はＸ方向信号線駆動用I
C、７はＹ方向信号線駆動用ICを積載した基板（以後Ｙ
方向基板と呼ぶ）、８はＸ方向信号線駆動用ICを積載し
た基板（以後Ｘ方向基板と呼ぶ）、５はＹ方向信号線駆
動用ICの出力信号をＹ方向信号線に印加するためのフレ
キシブル基板（以後Ｙ方向フレキシブル基板と呼ぶ）、
６はＸ方向信号線駆動用ICの出力信号をＸ方向信号線に
印加するためのフレキシブル基板（以後Ｘ方向フレキシ
ブル基板と呼ぶ）である。また第９図（ｂ）において11
は液晶、12は液晶を封止するための封止樹脂である。
以下、同一番号または同一記号を付したものは同一構
成あるいは同一内容あるいは類似的な内容のものであ
る。
成あるいは同一内容あるいは類似的な内容のものであ
る。
以下第９図（ａ）でわかるように微細間隔で形成され
た液晶表示パネルのＸ方向信号線とＹ方向信号線をＸ・
Ｙ方向フレキシブル基板でひきだし、Ｘ・Ｙ方向信号線
駆動用ICに接続することにより液晶表示装置を構成して
いる。
た液晶表示パネルのＸ方向信号線とＹ方向信号線をＸ・
Ｙ方向フレキシブル基板でひきだし、Ｘ・Ｙ方向信号線
駆動用ICに接続することにより液晶表示装置を構成して
いる。
また第10図（ａ）はガラスオンチップという実装技術
を用いてＸ・Ｙ方向駆動用ICをガラス基板13上に積載し
た例である。第10図（ｂ）は第10図（ａ）のBB′線での
断面図である。第10図（ａ）でわかるようにガラス基板
上に駆動用ICで積載することにより液晶表示装置を構成
している。
を用いてＸ・Ｙ方向駆動用ICをガラス基板13上に積載し
た例である。第10図（ｂ）は第10図（ａ）のBB′線での
断面図である。第10図（ａ）でわかるようにガラス基板
上に駆動用ICで積載することにより液晶表示装置を構成
している。
以下従来の液晶表示パネルを用いた液晶表示装置によ
るプロジェクションテレビについて説明する。
るプロジェクションテレビについて説明する。
第11図は従来のプロジェクションテレビの構成図であ
る。第11図において23は光源、14はミラー、15はダイク
ロイックミラー、16,17,18は従来の液晶表示パネルによ
り構成した液晶表示装置、19は赤色用のプロジェクショ
ンレンズ、20は緑色用プロジェクションレンズ、21は青
色用プロジェクションレンズ、22は透過型スクリーンで
ある。まず光源23の光を分配し、３つの液晶表示装置に
入射させる。各液晶表示装置は所望の絵素領域の光のみ
を透過させて、テレビ画像を表示する。前記各液晶表示
装置16、17、18を透過した光は、スクリーン上に重ね合
わされ投写されカラー表示が実現される。
る。第11図において23は光源、14はミラー、15はダイク
ロイックミラー、16,17,18は従来の液晶表示パネルによ
り構成した液晶表示装置、19は赤色用のプロジェクショ
ンレンズ、20は緑色用プロジェクションレンズ、21は青
色用プロジェクションレンズ、22は透過型スクリーンで
ある。まず光源23の光を分配し、３つの液晶表示装置に
入射させる。各液晶表示装置は所望の絵素領域の光のみ
を透過させて、テレビ画像を表示する。前記各液晶表示
装置16、17、18を透過した光は、スクリーン上に重ね合
わされ投写されカラー表示が実現される。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら従来の液晶表示パネルを用いた液晶表示
装置では第11図に示す記号d1なる一定の液晶表示装置間
距離が必要である。これは第９図（ａ）の液晶表示パネ
ルの場合Ｘ・Ｙ方向信号線に接続するＸ・Ｙ方向フレキ
シブル基板のための空間が必要なためであり、また第10
図（ａ）の液晶表示パネルの場合は各液晶表示パネル上
にＸ・Ｙ信号線駆動用ICを積載するため、一定の基板面
積が必要なためである。また第９図（ａ）及び第10図
（ａ）の液晶表示装置には各液晶表示装置固定部品およ
び位置調整部品の空間が必要である。したがって各プロ
ジェクションレンズ間距離も一定長とる必要があり、第
11図の記号θ１で表す角度が大きくなる。ゆえに前記プ
ロジェクションテレビを見る角度により画面が赤っぽく
みえるあるいは青っぽくみえるという範囲が大きくな
る。つまり各液晶表示装置間がはなれているほどプロジ
ェクションテレビの視野角が小さくなるという問題点が
あった。また従来の液晶表示パネルを用いたプロジェク
ションテレビでは液晶表示パネルの角度、位置を１つず
つ調整し、スクリーン22上に色ずれ、色むらのないよう
に調整する必要がある。前記作業は多くの調整箇所があ
り、多くの労力と時間を要していた。
装置では第11図に示す記号d1なる一定の液晶表示装置間
距離が必要である。これは第９図（ａ）の液晶表示パネ
ルの場合Ｘ・Ｙ方向信号線に接続するＸ・Ｙ方向フレキ
シブル基板のための空間が必要なためであり、また第10
図（ａ）の液晶表示パネルの場合は各液晶表示パネル上
にＸ・Ｙ信号線駆動用ICを積載するため、一定の基板面
積が必要なためである。また第９図（ａ）及び第10図
（ａ）の液晶表示装置には各液晶表示装置固定部品およ
び位置調整部品の空間が必要である。したがって各プロ
ジェクションレンズ間距離も一定長とる必要があり、第
11図の記号θ１で表す角度が大きくなる。ゆえに前記プ
ロジェクションテレビを見る角度により画面が赤っぽく
みえるあるいは青っぽくみえるという範囲が大きくな
る。つまり各液晶表示装置間がはなれているほどプロジ
ェクションテレビの視野角が小さくなるという問題点が
あった。また従来の液晶表示パネルを用いたプロジェク
ションテレビでは液晶表示パネルの角度、位置を１つず
つ調整し、スクリーン22上に色ずれ、色むらのないよう
に調整する必要がある。前記作業は多くの調整箇所があ
り、多くの労力と時間を要していた。
本発明は上記問題点に鑑み、プロジェクションテレビ
の視野角を広く、かつ色調整などが非常に容易にするこ
とが可能な液晶表示パネルを提供するものである。
の視野角を広く、かつ色調整などが非常に容易にするこ
とが可能な液晶表示パネルを提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本発明の液晶表示パネル
は、第１のＸ方向信号線と第１のＹ方向信号線とを有す
る赤色光のみを変調する第１の独立したテレビ画像表示
領域と、第２のＸ方向信号線と第２のＹ方向信号線とを
有する緑色光のみを変調する第２の独立したテレビ画像
表示領域と、第３のＸ方向信号線と第３のＹ方向信号線
とを有する青色光のみを変調する第３の独立したテレビ
画像表示領域とが一基板上に形成され、かつ、前記第１
のＸ方向信号線と前記第２のＸ方向信号線及び前記第３
のＸ方向信号線、または前記第１のＹ方向信号線と前記
第２のＹ方向信号線及び前記第３のＹ方向信号線の内の
何れ一方を、前記第１の独立したテレビ画像表示領域と
前記第２の独立したテレビ画像表示領域及び前記第３の
独立したテレビ画像表示領域で共通に形成されているこ
とを特徴とするものである。
は、第１のＸ方向信号線と第１のＹ方向信号線とを有す
る赤色光のみを変調する第１の独立したテレビ画像表示
領域と、第２のＸ方向信号線と第２のＹ方向信号線とを
有する緑色光のみを変調する第２の独立したテレビ画像
表示領域と、第３のＸ方向信号線と第３のＹ方向信号線
とを有する青色光のみを変調する第３の独立したテレビ
画像表示領域とが一基板上に形成され、かつ、前記第１
のＸ方向信号線と前記第２のＸ方向信号線及び前記第３
のＸ方向信号線、または前記第１のＹ方向信号線と前記
第２のＹ方向信号線及び前記第３のＹ方向信号線の内の
何れ一方を、前記第１の独立したテレビ画像表示領域と
前記第２の独立したテレビ画像表示領域及び前記第３の
独立したテレビ画像表示領域で共通に形成されているこ
とを特徴とするものである。
また、本発明のプロジェクションテレビは、第１のＸ
方向信号線と第１のＹ方向信号線とを有する赤色光のみ
を変調する第１の独立したテレビ画像表示領域と、第２
のＸ方向信号線と第２のＹ方向信号線とを有する緑色光
のみを変調する第２の独立したテレビ画像表示領域と、
第３のＸ方向信号線と第３のＹ方向信号線とを有する青
色光のみを変調する第３の独立したテレビ画像表示領域
とが一基板上に形成され、かつ、前記第１のＸ方向信号
線と前記第２のＸ方向信号線及び前記第３のＸ方向信号
線、または前記第１のＹ方向信号線と前記第２のＹ方向
信号線及び前記第３のＹ方向信号線の内の何れか一方
を、前記第１の独立したテレビ画像表示領域と前記第２
の独立したテレビ画像表示領域及び前記第３の独立した
テレビ画像表示領域で共通に形成した液晶表示パネル
と、光発光手段と、前記光発生手段で放射した光を、赤
色の光路の光と緑色の光路の光及び青色の光路の光とに
分配する光分配手段と、前記液晶表示パネルで変調され
た光を投写する投写手段とを具備し、前記第１の独立し
たテレビ画像表示領域が前記赤色の光路の光を変調して
赤の独立したテレビ画像を表示し、前記第２の独立した
テレビ画像表示領域が前記緑色の光路の光を変調して緑
の独立したテレビ画像を表示し、前記第３の独立したテ
レビ画像表示領域が前記青色の光路の光を変調して青の
独立したテレビ画像を表示し、前記赤の独立したテレビ
画像、前記緑の独立したテレビ画像及び前記青の独立し
たテレビ画像が、前記投写手段により同一位置に重ね合
わされることを特徴とするものである。
方向信号線と第１のＹ方向信号線とを有する赤色光のみ
を変調する第１の独立したテレビ画像表示領域と、第２
のＸ方向信号線と第２のＹ方向信号線とを有する緑色光
のみを変調する第２の独立したテレビ画像表示領域と、
第３のＸ方向信号線と第３のＹ方向信号線とを有する青
色光のみを変調する第３の独立したテレビ画像表示領域
とが一基板上に形成され、かつ、前記第１のＸ方向信号
線と前記第２のＸ方向信号線及び前記第３のＸ方向信号
線、または前記第１のＹ方向信号線と前記第２のＹ方向
信号線及び前記第３のＹ方向信号線の内の何れか一方
を、前記第１の独立したテレビ画像表示領域と前記第２
の独立したテレビ画像表示領域及び前記第３の独立した
テレビ画像表示領域で共通に形成した液晶表示パネル
と、光発光手段と、前記光発生手段で放射した光を、赤
色の光路の光と緑色の光路の光及び青色の光路の光とに
分配する光分配手段と、前記液晶表示パネルで変調され
た光を投写する投写手段とを具備し、前記第１の独立し
たテレビ画像表示領域が前記赤色の光路の光を変調して
赤の独立したテレビ画像を表示し、前記第２の独立した
テレビ画像表示領域が前記緑色の光路の光を変調して緑
の独立したテレビ画像を表示し、前記第３の独立したテ
レビ画像表示領域が前記青色の光路の光を変調して青の
独立したテレビ画像を表示し、前記赤の独立したテレビ
画像、前記緑の独立したテレビ画像及び前記青の独立し
たテレビ画像が、前記投写手段により同一位置に重ね合
わされることを特徴とするものである。
作用 本発明は上記したように一基板上に複数個の表示領域
を形成するものであるから、各表示領域平面の角度およ
びプロジェクションレンズに対する位置などを複数個同
時に調整することができ、また一基板上に複数個の表示
領域を形成しＸ方向信号線あるいはＹ方向信号線を共通
にしているため、各表示領域間距離を非常に小さくする
ことができ、したがってプロジェクションテレビの視野
角を大きくすることができる。
を形成するものであるから、各表示領域平面の角度およ
びプロジェクションレンズに対する位置などを複数個同
時に調整することができ、また一基板上に複数個の表示
領域を形成しＸ方向信号線あるいはＹ方向信号線を共通
にしているため、各表示領域間距離を非常に小さくする
ことができ、したがってプロジェクションテレビの視野
角を大きくすることができる。
実施例 以下本発明の液晶表示パネルについて図面を参照しな
がら説明する。
がら説明する。
第１図は本発明の第１の実施例における液晶表示パネ
ルの平面図である。第１図において25は第１の表示領
域、26は第２の表示領域、27は第３の表示領域である。
つまり第１図ではガラス基板１上に３つの表示領域を形
成し、かつＸ方向信号線を共通にしたところを示してい
る。第１図の液晶表示パネルを用いて液晶表示装置を構
成するためには第９図（ａ）と同様に液晶表示パネル１
にＸ・Ｙ方向フレキシブル基板など5,6をとりつければ
よい。以上のように本実施例によればＸ方向信号線を共
通にしたことにより、複数の表示領域を一基板上に形成
してもＸ・Ｙ方向フレキシブル基板は各一枚で済み、フ
レキシブル基板のコストおよび前記基板の取り付けコス
トが向上する。
ルの平面図である。第１図において25は第１の表示領
域、26は第２の表示領域、27は第３の表示領域である。
つまり第１図ではガラス基板１上に３つの表示領域を形
成し、かつＸ方向信号線を共通にしたところを示してい
る。第１図の液晶表示パネルを用いて液晶表示装置を構
成するためには第９図（ａ）と同様に液晶表示パネル１
にＸ・Ｙ方向フレキシブル基板など5,6をとりつければ
よい。以上のように本実施例によればＸ方向信号線を共
通にしたことにより、複数の表示領域を一基板上に形成
してもＸ・Ｙ方向フレキシブル基板は各一枚で済み、フ
レキシブル基板のコストおよび前記基板の取り付けコス
トが向上する。
以下本発明の第２の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
第２図は本発明の第２の実施例における液晶表示パネ
ルの平面図である。第２図ではガラス基板13上にＸ・Ｙ
方向信号線に信号を印加する信号線駆動用ICの配線パタ
ーンを形成したところを示している。第３図（ａ）は第
２図の液晶表示パネルに信号線駆動用IC9,10を実装した
状態での平面図を示している。第３図（ｂ）は第３図
（ａ）のCC′線での断面図である。以上のように本実施
例によればＸ方向信号線を共通にしたことにより、Ｘ信
号線駆動用ICを各表示領域に共通にすることができ、か
つ信号線本数を削減することができ、小基板面積で液晶
表示装置を構成することができる。
ルの平面図である。第２図ではガラス基板13上にＸ・Ｙ
方向信号線に信号を印加する信号線駆動用ICの配線パタ
ーンを形成したところを示している。第３図（ａ）は第
２図の液晶表示パネルに信号線駆動用IC9,10を実装した
状態での平面図を示している。第３図（ｂ）は第３図
（ａ）のCC′線での断面図である。以上のように本実施
例によればＸ方向信号線を共通にしたことにより、Ｘ信
号線駆動用ICを各表示領域に共通にすることができ、か
つ信号線本数を削減することができ、小基板面積で液晶
表示装置を構成することができる。
以下本発明の第３の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
第４図は本発明の第３の実施例における液晶表示パネ
ルの平面図である。第４図ではガラス基板１上に３つの
表示領域を形成し、かつＹ方向信号線を共通にしたとこ
ろを示している。第４図の液晶表示パネルを用いて液晶
表示パネルを液晶表示装置を構成するためには第９図
（ａ）と同様にＸ・Ｙ方向フレキシブル基板5,6を取り
付ければよい。通常、表示領域はＸ方向信号線よりもＹ
方向信号線の方が多く形成される。したがって以上のよ
うに本実施例によれば、Ｙ方向信号線を共通にしたこと
により、第１図の第１の実施例よりも小面積で複数の表
示領域を一基板上に形成することができる。
ルの平面図である。第４図ではガラス基板１上に３つの
表示領域を形成し、かつＹ方向信号線を共通にしたとこ
ろを示している。第４図の液晶表示パネルを用いて液晶
表示パネルを液晶表示装置を構成するためには第９図
（ａ）と同様にＸ・Ｙ方向フレキシブル基板5,6を取り
付ければよい。通常、表示領域はＸ方向信号線よりもＹ
方向信号線の方が多く形成される。したがって以上のよ
うに本実施例によれば、Ｙ方向信号線を共通にしたこと
により、第１図の第１の実施例よりも小面積で複数の表
示領域を一基板上に形成することができる。
以下本発明の第４の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
第５図は本発明の第４の実施例における液晶表示パネ
ルの平面図である。第５図ではガラス基板13上にＸ・Ｙ
方向信号線に信号を印加する信号線駆動用ICの配線パタ
ーンを形成したところを示している。第６図（ａ）は第
５図の液晶表示パネルに信号線駆動用IC9,10を実装した
状態での平面図を示している。第６図（ｂ）は第６図
（ａ）のDD′線での断面図である。以上のように本実施
例によればＹ方向信号線を共通にしたことにより、Ｙ信
号線駆動用ICを各表示領域に共通にすることができ、小
基板面積で液晶表示装置を構成することができる。
ルの平面図である。第５図ではガラス基板13上にＸ・Ｙ
方向信号線に信号を印加する信号線駆動用ICの配線パタ
ーンを形成したところを示している。第６図（ａ）は第
５図の液晶表示パネルに信号線駆動用IC9,10を実装した
状態での平面図を示している。第６図（ｂ）は第６図
（ａ）のDD′線での断面図である。以上のように本実施
例によればＹ方向信号線を共通にしたことにより、Ｙ信
号線駆動用ICを各表示領域に共通にすることができ、小
基板面積で液晶表示装置を構成することができる。
以下本発明の液晶表示パネルを用いた液晶表示装置に
よるプロジェクションテレビについて説明する。
よるプロジェクションテレビについて説明する。
第７図はプロジェクションテレビの構成図である。第
７図において24は本発明の液晶表示パネルを用いた液晶
表示装置であり、一基板上に３つの表示領域を形成した
ところを示している。まず光源23の光をダイクロイック
ミラー15で分配し３つの表示領域に入射させる。各独立
したテレビ画像表示領域は所望の絵素領域の光のみを透
過させてテレビ画像を表示する。前記各テレビ画像表示
領域25、26、27を透過した光は、プロジェクションレン
ズによりスクリーン上で重ね合わされ投写され、カラー
表示が実現される。
７図において24は本発明の液晶表示パネルを用いた液晶
表示装置であり、一基板上に３つの表示領域を形成した
ところを示している。まず光源23の光をダイクロイック
ミラー15で分配し３つの表示領域に入射させる。各独立
したテレビ画像表示領域は所望の絵素領域の光のみを透
過させてテレビ画像を表示する。前記各テレビ画像表示
領域25、26、27を透過した光は、プロジェクションレン
ズによりスクリーン上で重ね合わされ投写され、カラー
表示が実現される。
なお本発明の実施例では本発明の液晶表示パネルを用
いた液晶表示装置24は光を透過させ、前記透過光をスク
リーン22に投影させるとしたが、これに限るものではな
く、例えば第８図に示すように液晶表示装置24上で光を
反射させ、スクリーン22上に投影させるものであっても
よいことは明らかである。
いた液晶表示装置24は光を透過させ、前記透過光をスク
リーン22に投影させるとしたが、これに限るものではな
く、例えば第８図に示すように液晶表示装置24上で光を
反射させ、スクリーン22上に投影させるものであっても
よいことは明らかである。
また本発明の実施例ではＸ・Ｙ信号線駆動ICを基板の
一端のみに実装あるいは接続すると表現したが、これに
限るものではなく、基板の両端に実装あるいは接続して
もよいことは明らかである。
一端のみに実装あるいは接続すると表現したが、これに
限るものではなく、基板の両端に実装あるいは接続して
もよいことは明らかである。
また本発明の実施例では、配線パターン、スイッチン
グ素子をガラス基板上に形成するとしたが、これに限る
ものではなく、第８図のように反射型液晶表示装置の場
合などは液晶表示パネルをシリコン基板などに形成して
もよいことは明らかである。
グ素子をガラス基板上に形成するとしたが、これに限る
ものではなく、第８図のように反射型液晶表示装置の場
合などは液晶表示パネルをシリコン基板などに形成して
もよいことは明らかである。
また本発明の実施例では、独立した表示領域を３領域
形成するとしたがこれに限るものではなく、複数表示領
域であればよいことは明らかである。
形成するとしたがこれに限るものではなく、複数表示領
域であればよいことは明らかである。
また、本発明の実施例では各絵素にスイッチング素子
を形成するアクティブマトリックス型液晶表示パネルの
ように表現したが、本発明の液晶表示パネルは単純マト
リックス型液晶表示パネルなどにも応用することができ
る。
を形成するアクティブマトリックス型液晶表示パネルの
ように表現したが、本発明の液晶表示パネルは単純マト
リックス型液晶表示パネルなどにも応用することができ
る。
発明の効果 以上のように本発明は複数個の独立した表示領域を一
基板上に形成し、前記表示領域のＸ方向信号線もしくは
Ｙ方向信号線を共通にしたものであるから、第７図の記
号d2に示す各表示領域間距離を非常に小さくすることが
可能である。したがって第７図の記号θ２で表す角度を
非常に小さくすることが可能であり、ゆえに従来のプロ
ジェクションテレビのように画面を見る角度により画面
色が変化するこということがほとんどなくなるという大
きな効果を有する。また各表示領域を一基板上に一体化
して形成しているため、スクリーン上の色ずれ、色むら
などの調整をするさい、３表示領域を一度に角度、位置
調整を行うことができる。特に液晶表示パネルはLSI製
造技術で作製するため、各表示領域間の距離、中心位置
はμｍ以上の精度がある。この効果は絶大でプロジェク
ションテレビの調整機構を大幅削減でき、かつ調整をい
たって容易に短時間で行うことができる。
基板上に形成し、前記表示領域のＸ方向信号線もしくは
Ｙ方向信号線を共通にしたものであるから、第７図の記
号d2に示す各表示領域間距離を非常に小さくすることが
可能である。したがって第７図の記号θ２で表す角度を
非常に小さくすることが可能であり、ゆえに従来のプロ
ジェクションテレビのように画面を見る角度により画面
色が変化するこということがほとんどなくなるという大
きな効果を有する。また各表示領域を一基板上に一体化
して形成しているため、スクリーン上の色ずれ、色むら
などの調整をするさい、３表示領域を一度に角度、位置
調整を行うことができる。特に液晶表示パネルはLSI製
造技術で作製するため、各表示領域間の距離、中心位置
はμｍ以上の精度がある。この効果は絶大でプロジェク
ションテレビの調整機構を大幅削減でき、かつ調整をい
たって容易に短時間で行うことができる。
第１図は本発明の第１の実施例における液晶表示パネル
の平面図、第２図は本発明の第２の実施例における液晶
表示パネルの平面図、第３図（ａ）（ｂ）は本発明の第
２の実施例の液晶表示パネルを用いた液晶表示装置の平
面図およびその断面図、第４図は本発明の第３の実施例
における液晶表示パネルの平面図、第５図は本発明の第
４の実施例における液晶表示パネルの平面図、第６図
（ａ）（ｂ）は本発明の第４の実施例の液晶表示パネル
を用いた液晶表示装置の平面図および断面図、第７図は
本発明の液晶表示パネルを用いたプロジェクションテレ
ビの構成図、第８図は反射型液晶パネルを用いたプロジ
ェクションテレビの構成図、第９図（ａ）（ｂ）および
第10図（ａ）（ｂ）は従来の液晶表示パネルを用いた液
晶表示装置の平面図および断面図、第11図は従来の液晶
表示パネルを用いたプロジェクションテレビの構成図で
ある。 1,13……ガラス基板、２……対向電極基板、３……Ｙ方
向信号線、４……Ｘ方向信号線、５……Ｙ方向フレキシ
ブル基板、６……Ｘ方向フレキシブル基板、７……Ｙ方
向基板、８……Ｘ方向基板、９……Ｙ信号線駆動用IC、
10……Ｘ方向駆動用IC、11……液晶、12……封止樹脂、
14……ミラー、15……ダイクロイックミラー、16,17,1
8,24……液晶表示装置、19,20,21……プロジェクション
レンズ、22……スクリーン、23……光源、25,26,27……
表示領域。
の平面図、第２図は本発明の第２の実施例における液晶
表示パネルの平面図、第３図（ａ）（ｂ）は本発明の第
２の実施例の液晶表示パネルを用いた液晶表示装置の平
面図およびその断面図、第４図は本発明の第３の実施例
における液晶表示パネルの平面図、第５図は本発明の第
４の実施例における液晶表示パネルの平面図、第６図
（ａ）（ｂ）は本発明の第４の実施例の液晶表示パネル
を用いた液晶表示装置の平面図および断面図、第７図は
本発明の液晶表示パネルを用いたプロジェクションテレ
ビの構成図、第８図は反射型液晶パネルを用いたプロジ
ェクションテレビの構成図、第９図（ａ）（ｂ）および
第10図（ａ）（ｂ）は従来の液晶表示パネルを用いた液
晶表示装置の平面図および断面図、第11図は従来の液晶
表示パネルを用いたプロジェクションテレビの構成図で
ある。 1,13……ガラス基板、２……対向電極基板、３……Ｙ方
向信号線、４……Ｘ方向信号線、５……Ｙ方向フレキシ
ブル基板、６……Ｘ方向フレキシブル基板、７……Ｙ方
向基板、８……Ｘ方向基板、９……Ｙ信号線駆動用IC、
10……Ｘ方向駆動用IC、11……液晶、12……封止樹脂、
14……ミラー、15……ダイクロイックミラー、16,17,1
8,24……液晶表示装置、19,20,21……プロジェクション
レンズ、22……スクリーン、23……光源、25,26,27……
表示領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 守 門真市大字門真1006番地 松下電器産業 株式会社内 (72)発明者 宮武 義人 門真市大字門真1006番地 松下電器産業 株式会社内 (72)発明者 堀尾 泰彦 門真市大字門真1006番地 松下電器産業 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−28721（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−236585（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−188580（ＪＰ，Ａ) 特開 昭52−24493（ＪＰ，Ａ)
Claims (2)
- 【請求項１】第１のＸ方向信号線と第１のＹ方向信号線
とを有する赤色光のみを変調する第１の独立したテレビ
画像表示領域と、第２のＸ方向信号線と第２のＹ方向信
号線とを有する緑色光のみを変調する第２の独立したテ
レビ画像表示領域と、第３のＸ方向信号線と第３のＹ方
向信号線とを有する青色光のみを変調する第３の独立し
たテレビ画像表示領域とが一基板上に形成され、かつ、
前記第１のＸ方向信号線と前記第２のＸ方向信号線及び
前記第３のＸ方向信号線、または前記第１のＹ方向信号
線と前記第２のＹ方向信号線及び前記第３のＹ方向信号
線の内の何れか一方を、前記第１の独立したテレビ画像
表示領域と前記第２の独立したテレビ画像表示領域及び
前記第３の独立したテレビ画像表示領域で共通に形成さ
れていることを特徴とする液晶表示パネル。 - 【請求項２】第１のＸ方向信号線と第１のＹ方向信号線
とを有する赤色光のみを変調する第１の独立したテレビ
画像表示領域と、第２のＸ方向信号線と第２のＹ方向信
号線とを有する緑色光のみを変調する第２の独立したテ
レビ画像表示領域と、第３のＸ方向信号線と第３のＹ方
向信号線とを有する青色光のみを変調する第３の独立し
たテレビ画像表示領域とが一基板上に形成され、かつ、
前記第１のＸ方向信号線と前記第２のＸ方向信号線及び
前記第３のＸ方向信号線、または前記第１のＹ方向信号
線と前記第２のＹ方向信号線及び前記第３のＹ方向信号
線の内の何れか一方を、前記第１の独立したテレビ画像
表示領域と前記第２の独立したテレビ画像表示領域及び
前記第３の独立したテレビ画像表示領域で共通に形成し
た液晶表示パネルと、光発光手段と、前記光発生手段で
放射した光を、赤色の光路の光と緑色の光路の光及び青
色の光路の光とに分配する光分配手段と、前記液晶表示
パネルで変調された光を投写する投写手段とを具備し、
前記第１の独立したテレビ画像表示領域が前記赤色の光
路の光を変調して赤の独立したテレビ画像を表示し、前
記第２の独立したテレビ画像表示領域が前記緑色の光路
の光を変調して緑の独立したテレビ画像を表示し、前記
第３の独立したテレビ画像表示領域が前記青色の光路の
光を変調して青の独立したテレビ画像を表示し、前記赤
の独立したテレビ画像、前記緑の独立したテレビ画像及
び前記青の独立したテレビ画像が、前記投写手段により
同一位置に重ね合わされることを特徴とするプロジェク
ションテレビ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62074606A JP2548182B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 液晶表示パネル及びそれを用いたプロジェクションテレビ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62074606A JP2548182B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 液晶表示パネル及びそれを用いたプロジェクションテレビ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63240525A JPS63240525A (ja) | 1988-10-06 |
| JP2548182B2 true JP2548182B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=13551995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62074606A Expired - Lifetime JP2548182B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 液晶表示パネル及びそれを用いたプロジェクションテレビ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2548182B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US5185712A (en) * | 1989-06-30 | 1993-02-09 | Casio Computer Co., Ltd. | Viewfinder and image display/pickup apparatus using liquid crystal |
| JP2643495B2 (ja) * | 1989-11-20 | 1997-08-20 | 松下電器産業株式会社 | 液晶ディスプレイ |
| JPH03233519A (ja) * | 1990-02-09 | 1991-10-17 | Rohm Co Ltd | 液晶表示素子 |
| JPH04179925A (ja) * | 1990-11-14 | 1992-06-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 液晶表示装置 |
| CA2061329A1 (en) * | 1991-04-30 | 1992-10-31 | Albert D. Edgar | Method and apparatus for improving output display device resolution |
| US5767924A (en) * | 1995-06-09 | 1998-06-16 | Semiconductor Energy Laboratory Co., | Display unit which is immersed in a coolant |
| JPH09230321A (ja) * | 1996-02-20 | 1997-09-05 | Denso Corp | カラー液晶表示装置 |
| JP7150637B2 (ja) * | 2019-02-27 | 2022-10-11 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置 |
| JP7237649B2 (ja) | 2019-02-27 | 2023-03-13 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5224493A (en) * | 1975-08-20 | 1977-02-23 | Hitachi Ltd | Projection type liquid crystal display |
| JPH0644187B2 (ja) * | 1985-02-16 | 1994-06-08 | 松下電器産業株式会社 | 液晶パネルディスプレイ及びその製造方法 |
| JPS61236585A (ja) * | 1985-04-12 | 1986-10-21 | 松下電器産業株式会社 | 液晶表示装置 |
| JPS6228721A (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-06 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 液晶画像投影方法 |
-
1987
- 1987-03-27 JP JP62074606A patent/JP2548182B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63240525A (ja) | 1988-10-06 |
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