JP2548006Y2 - 排気弁 - Google Patents
排気弁Info
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- JP2548006Y2 JP2548006Y2 JP7213091U JP7213091U JP2548006Y2 JP 2548006 Y2 JP2548006 Y2 JP 2548006Y2 JP 7213091 U JP7213091 U JP 7213091U JP 7213091 U JP7213091 U JP 7213091U JP 2548006 Y2 JP2548006 Y2 JP 2548006Y2
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- Japan
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- valve
- exhaust
- inlet
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- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
- Casting Devices For Molds (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば高圧方式の鋳造型
造形機等の排気経路に適用される排気弁に関するもので
ある。
造形機等の排気経路に適用される排気弁に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】鋳造型を鋳砂から造形する場合、図3に
示すように、造形機(1) のキャビティ(2) 内に目的製品
と同一形状の模型(3) を挿着した上で、該キャビティ
(2) 内に鋳砂(4) を充填し、ブローヘッド(5) を接続し
て高圧空気をキャビティ(2) 内に及ぼすことによって該
鋳砂(4) を加圧する方法がとられている。
示すように、造形機(1) のキャビティ(2) 内に目的製品
と同一形状の模型(3) を挿着した上で、該キャビティ
(2) 内に鋳砂(4) を充填し、ブローヘッド(5) を接続し
て高圧空気をキャビティ(2) 内に及ぼすことによって該
鋳砂(4) を加圧する方法がとられている。
【0003】該ブローヘッド(5) には圧入管(6) と排気
管(7) とが三方弁(8) を介して接続され、該排気管(7)
には流量調節のための排気弁(9) が介在し、またブロー
ヘッド(5) にはフィルター(10)が内蔵されており、キャ
ビティ(2) 内に高圧空気を導入する時は三方弁(8) によ
って圧入管(6) をブローヘッド(5) に連絡し、排気する
時は三方弁(8) によって排気管(7) とブローヘッド(5)
とを連絡する。従来の排気弁(9) としては図4に示すよ
うに仕切弁タイプのものが用いられていた。
管(7) とが三方弁(8) を介して接続され、該排気管(7)
には流量調節のための排気弁(9) が介在し、またブロー
ヘッド(5) にはフィルター(10)が内蔵されており、キャ
ビティ(2) 内に高圧空気を導入する時は三方弁(8) によ
って圧入管(6) をブローヘッド(5) に連絡し、排気する
時は三方弁(8) によって排気管(7) とブローヘッド(5)
とを連絡する。従来の排気弁(9) としては図4に示すよ
うに仕切弁タイプのものが用いられていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の仕切弁タイプのものにあっては、排気の際の流量を絞
り過ぎるとブローヘッド(5) が大気圧になるまでに時間
がかゝりすぎて鋳造型造形サイクルが大巾に延長されて
しまうし、大気圧になる前にブローヘッド(5) を造形機
(1) から開離させてしまって造形機(1) からキャビティ
(2) 内の鋳砂がこぼれてしまうと云う問題点がある。
の仕切弁タイプのものにあっては、排気の際の流量を絞
り過ぎるとブローヘッド(5) が大気圧になるまでに時間
がかゝりすぎて鋳造型造形サイクルが大巾に延長されて
しまうし、大気圧になる前にブローヘッド(5) を造形機
(1) から開離させてしまって造形機(1) からキャビティ
(2) 内の鋳砂がこぼれてしまうと云う問題点がある。
【0005】したがって従来では排気の際には仕切弁の
絞りを少なめにして大流量排気を行なっていたが、この
ようにするとブローヘッド(5) 内が高圧にあるうちに急
激に空気が排出され、造形機(1) のキャビティ(2) 内の
鋳砂(4) 充填層内に含まれる空気も急激に膨張して舞い
上がった鋳砂がフィルター(10)に詰まり、フィルター(1
0)を破損させその結果三方弁(8) 内が摩耗してしまうと
云う問題点がある。
絞りを少なめにして大流量排気を行なっていたが、この
ようにするとブローヘッド(5) 内が高圧にあるうちに急
激に空気が排出され、造形機(1) のキャビティ(2) 内の
鋳砂(4) 充填層内に含まれる空気も急激に膨張して舞い
上がった鋳砂がフィルター(10)に詰まり、フィルター(1
0)を破損させその結果三方弁(8) 内が摩耗してしまうと
云う問題点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の課題
を解決するための手段として、導入口(20A) と排出口(2
2A) との間に小径バイパス路(12)と複数個の弁室(13,1
4,15)とを縦方向に向けて並設し、該弁室(13,14,15)に
は上記導入口(20A) に通ずる入口(13A,14A,15A)と上記
排出口(22A) に通ずる出口(13B,14B,15B) とを夫々設
け、該入口(13A,14A,15A) 径は弁室(13,14,15)によって
変化せしめ、更に該弁室(13,14,15)には弁体(16,17,18)
を若干の間隙を介して上下摺動自在に内蔵せしめた排気
弁(90)を提供するものである。
を解決するための手段として、導入口(20A) と排出口(2
2A) との間に小径バイパス路(12)と複数個の弁室(13,1
4,15)とを縦方向に向けて並設し、該弁室(13,14,15)に
は上記導入口(20A) に通ずる入口(13A,14A,15A)と上記
排出口(22A) に通ずる出口(13B,14B,15B) とを夫々設
け、該入口(13A,14A,15A) 径は弁室(13,14,15)によって
変化せしめ、更に該弁室(13,14,15)には弁体(16,17,18)
を若干の間隙を介して上下摺動自在に内蔵せしめた排気
弁(90)を提供するものである。
【0007】
【作用】排気が開始されると、まず気体は導入口(20A)
より小径バイパス路(12)を通って排出口(22A) へ排気さ
れる。しかし排気初期では導入口(20A) より各弁室(13,
14,15)内に及ぼされる排気圧は高く、各弁室(13,14,15)
の弁体(16,17,18)は該排気圧によって押上げられて各弁
室(13,14,15)の出口(13B,14B,15B) は閉塞された状態に
ある。排気圧が低下して来ると、弁体(16,17,18)の重量
と弁室(13,14,15)に及ぼされる排気圧とのバランスによ
り、弁室(13,14,15)の小径の出口(13B) を有するものか
ら順次弁体(16,17,18)が下降して弁室(13,14,15)の出口
(13B,14B,15B) が順次開かれる。
より小径バイパス路(12)を通って排出口(22A) へ排気さ
れる。しかし排気初期では導入口(20A) より各弁室(13,
14,15)内に及ぼされる排気圧は高く、各弁室(13,14,15)
の弁体(16,17,18)は該排気圧によって押上げられて各弁
室(13,14,15)の出口(13B,14B,15B) は閉塞された状態に
ある。排気圧が低下して来ると、弁体(16,17,18)の重量
と弁室(13,14,15)に及ぼされる排気圧とのバランスによ
り、弁室(13,14,15)の小径の出口(13B) を有するものか
ら順次弁体(16,17,18)が下降して弁室(13,14,15)の出口
(13B,14B,15B) が順次開かれる。
【0008】
【実施例】本考案を図1および図2に示す一実施例によ
って説明すれば、(11)は排気弁(90)の本体であり、縦方
向に向けて小径バイパス路(12)、弁室(13,14,15)が並設
されており、該弁室(13,14,15)内には若干の間隙を介し
てロケット形の弁体(16,17,18)が上下摺動自在に内蔵さ
れている。該本体(11)の下側にはロアープレート(19)と
ロアーカバー(20)とが配置され、上側にはアッパープレ
ート(21)とアッパーカバー(22)とが配置され、該ロアー
プレート(19)とアッパープレート(21)とには本体(11)の
小径バイパス路(12)に通ずる小径孔(12A,12B) が夫々貫
設されており、また該ロアープレート(19)には弁室(13,
14,15)の入口(13A,14A,15A) 、該アッパープレート(21)
には弁室(13,14,15)の出口(13B,14B,15B) が夫々設けら
れている。そして入口と出口の口径は入口(13A) =出口
(13B) <入口(14A) =出口(14B) <入口(15A) =出口(1
5B) となるように設定されている。更にロアーカバー(2
0)とアッパーカバー(22)には夫々導入口(20A) と排出口
(22A) が夫々設けられている。
って説明すれば、(11)は排気弁(90)の本体であり、縦方
向に向けて小径バイパス路(12)、弁室(13,14,15)が並設
されており、該弁室(13,14,15)内には若干の間隙を介し
てロケット形の弁体(16,17,18)が上下摺動自在に内蔵さ
れている。該本体(11)の下側にはロアープレート(19)と
ロアーカバー(20)とが配置され、上側にはアッパープレ
ート(21)とアッパーカバー(22)とが配置され、該ロアー
プレート(19)とアッパープレート(21)とには本体(11)の
小径バイパス路(12)に通ずる小径孔(12A,12B) が夫々貫
設されており、また該ロアープレート(19)には弁室(13,
14,15)の入口(13A,14A,15A) 、該アッパープレート(21)
には弁室(13,14,15)の出口(13B,14B,15B) が夫々設けら
れている。そして入口と出口の口径は入口(13A) =出口
(13B) <入口(14A) =出口(14B) <入口(15A) =出口(1
5B) となるように設定されている。更にロアーカバー(2
0)とアッパーカバー(22)には夫々導入口(20A) と排出口
(22A) が夫々設けられている。
【0009】上記構成の排気弁(90)は例えば図3に示す
ような鋳造型の造形機(1) のブローヘッド(5) の排気管
(7) に介在せられる。そして排気を開始するが初期にお
いて排気圧が高いために排気弁(90)の弁体(16,17,18)は
すべて該排気圧によって上方へ押上げられ図1に示す状
態となって弁室(13,14,15)の出口(13B,14B,15B) は夫々
弁体(16,17,18)によって閉塞され、小径バイパス路(12)
のみから空気が排出口(22A) へと排出される。
ような鋳造型の造形機(1) のブローヘッド(5) の排気管
(7) に介在せられる。そして排気を開始するが初期にお
いて排気圧が高いために排気弁(90)の弁体(16,17,18)は
すべて該排気圧によって上方へ押上げられ図1に示す状
態となって弁室(13,14,15)の出口(13B,14B,15B) は夫々
弁体(16,17,18)によって閉塞され、小径バイパス路(12)
のみから空気が排出口(22A) へと排出される。
【0010】排気が進行するにつれて排気圧は低くなっ
て来るが、排気圧は弁体(16,17,18)の重量とのバランス
により、まず最小径の入口(13A) を有する弁室(13)の弁
体(16)が重量によって下降し、出口(13B) が開いて空気
は弁室(13)を通っても排出されるようになる。次いで弁
室(14,15) の弁体(17,18) が順次下降して出口(14B,15
B) から順次開き、排気は弁室(14)それから弁室(15)を
通っても行なわれる。
て来るが、排気圧は弁体(16,17,18)の重量とのバランス
により、まず最小径の入口(13A) を有する弁室(13)の弁
体(16)が重量によって下降し、出口(13B) が開いて空気
は弁室(13)を通っても排出されるようになる。次いで弁
室(14,15) の弁体(17,18) が順次下降して出口(14B,15
B) から順次開き、排気は弁室(14)それから弁室(15)を
通っても行なわれる。
【0011】
【考案の効果】上記したように本考案においては、排気
圧の低下にしたがって排気弁の開口面積が順次大きくな
るので、排気開始直後の高圧時には急激な排気が起こら
ず、例えば鋳造型造形機にこれを適用した場合には排気
開始直後の高圧時の急激な排気による鋳砂の舞い上がり
を抑制出来、また低圧になれば開口面積を増大させて、
排気を速め、もって排気サイクルを大巾に短縮すること
が出来る。
圧の低下にしたがって排気弁の開口面積が順次大きくな
るので、排気開始直後の高圧時には急激な排気が起こら
ず、例えば鋳造型造形機にこれを適用した場合には排気
開始直後の高圧時の急激な排気による鋳砂の舞い上がり
を抑制出来、また低圧になれば開口面積を増大させて、
排気を速め、もって排気サイクルを大巾に短縮すること
が出来る。
【0012】
図1および図2は本考案の一実施例を示すものである。
【図1】高圧時の弁断面図
【図2】低圧時の弁断面図
【図3】鋳造型造形機の説明図
【図4】従来の断面図
90 排気弁 12 小径バイパス路 13,14,15 弁室 13A,14A,15A 入口 13B,14B,15B 出口 16,17,18 弁体 20A 導入口 22A 排出口
Claims (1)
- 【請求項1】導入口と排出口との間に小径バイパス路と
複数個の弁室とを縦方向に向けて並設し、該弁室には上
記導入口に通ずる入口と上記排出口に通ずる出口とを夫
々設け、該入口径は弁室によって変化せしめ、更に該弁
室には弁体を若干の間隙を介して上下摺動自在に内蔵せ
しめたことを特徴とする排気弁
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7213091U JP2548006Y2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 排気弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7213091U JP2548006Y2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 排気弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514751U JPH0514751U (ja) | 1993-02-26 |
JP2548006Y2 true JP2548006Y2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=13480416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7213091U Expired - Fee Related JP2548006Y2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 排気弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548006Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101040818B1 (ko) * | 2009-04-13 | 2011-06-14 | 엘에스엠트론 주식회사 | 배압제어가 가능한 사출장치 |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP7213091U patent/JP2548006Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0514751U (ja) | 1993-02-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970422 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |