JP2547868Y2 - 切歯付容器 - Google Patents

切歯付容器

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JP2547868Y2
JP2547868Y2 JP1991042340U JP4234091U JP2547868Y2 JP 2547868 Y2 JP2547868 Y2 JP 2547868Y2 JP 1991042340 U JP1991042340 U JP 1991042340U JP 4234091 U JP4234091 U JP 4234091U JP 2547868 Y2 JP2547868 Y2 JP 2547868Y2
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incisors
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incisor
film
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JP1991042340U
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JPH0571129U (ja
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信行 遠山
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New Oji Paper Co Ltd
Oji Holdings Corp
Original Assignee
Oji Holdings Corp
Oji Paper Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、合成樹脂フィルム、
紙、または加工紙等のシートをロール状に巻回して収納
し、シートの端部を所定の長さに引き出して切断するこ
との出来るシートカット機能を有する紙器に関する。
【0002】
【従来技術】家庭などで食品等の包装に使用される合成
樹脂製フィルムやアルミホイルは、周知のように紙管に
ロール状に巻回し厚紙製の容器に収納されている。そし
て必要に応じフィルムやアルミホイルの端部を引き出し
て、容器の前面あるいは蓋体の先端側に設けた切歯で切
断するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで前記従来形の
容器1に設けた切歯2は金属製で、図8に示すように中
央部3が底板側4に突出した山形形状であって、フイル
ムFの切断に当たっては引き出したフィルムを切歯2を
取り付けた蓋体のフランジ5と容器1の前面板6とで挟
み込んだ上で、容器1を下向きに回転させ切歯2の中央
部3で切り込みをいれ、そのままフィルムを引っ張って
切り込みを切歯2に沿って幅方向に拡げて切断するもの
である。しかしながらフィルムFは引張強伸性が強いた
め、切断にあたりフィルムFに切歯中央部3で切り込み
を入れようとしても、フィルムに伸びが生じ切り込みが
うまく入らないことが多い。このためフィルムFをきれ
いに切断することができないという難点がある。
【0004】本考案は前記従来形の切歯付紙器の難点を
排除するためになされたもので、その目的とするところ
はフィルム、ホイルなどの収納物の切断が容易で、しか
も切断後のフィルムにシワが生じたり、からんだりする
ことのない切歯付紙器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本考案は、一枚の台紙により底板、前面板、背面板およ
び妻体とからなる本体と本体の開口を覆う蓋体とを一体
に形成し、前記蓋体に連設したフランジにシートカット
用の切歯を設けた容器において、前記切歯はバルカナイ
ズドファイバー製で、両端部から中央に向かい底板側に
突出する形状で、かつ中央部には最も高く突き出た鋭角
状の錐歯と、その両側において該錐歯よりも歯高の低い
少なくとも2枚の切開歯を設けると共に、前記切開歯の
頂点を結ぶ延長線の交点Pの頂角θが鋭角になるように
し、さらに前記錐歯と切開歯で構成される突出部の長さ
Lを少なくとも5mm以上とした上で、前記した左右の
切開歯の脇に、該切開歯よりも高さの低い一定ピッチの
鋸歯状切歯を配設したことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下図示の実施例に基づき本考案を具体的に
説明する。図1は本考案の一実施例を示す斜視図、図2
は展開図で図中符号10がシートカット機能を有する紙
器であって、板紙製の箱体11とこれに一体に取付けた
切歯12とから構成される。
【0007】箱体11は、図2の展開図に示すような板
紙Pから構成される。すなわち板紙Pに矩形状の底板1
3を区画し、この相対する長辺側には折線14、15を
介して同形の前面板16、背面板17をそれぞれ連設す
ると共に、これらの両端部には折線18、19を介して
接着片20、21を延設する。一方底板13の相対する
短辺側にはフラップ22付きの妻板23を折線24を介
して連設する。また背面板17の長辺側には折線25を
介して蓋体26を連設すると共に、この蓋体26には折
線27を介してフランジ28が連設されている。このフ
ランジ28は両端部から中央部に向けて底板13側に突
出する破断線29によって切歯保持片30と接着片31
とに区画されている。
【0008】つぎに箱体11に取り付ける切歯12につ
いて説明する。この切歯12はバルカナイズドファイバ
ー製で、本実施例においては厚さ約0.5ミリメートル
で図2に示すように両端部から中央に向けて突出する山
形形状である。。そして斜辺はは図3に拡大して示すよ
うに中央部に突出させた錐歯32とこの両側に突出させ
た前記錐歯32より歯高が低く、それぞれ高さの異なる
切開歯33、34とからなり、この突出部12bの長さ
Lは少なくとも5ミリメートル以上とする。なお本実施
例においては左右の切開歯33、34の頂点を結ぶ延長
線の交点Pの頂角θが鋭角となるようにしておく。前記
切歯12はバルカナイズドファイバー製の板材をプレス
機等により打ち抜くことにより容易に得ることが出来
る。なおバルカナイズドファイバーは耐水性に劣るの
で、切歯用としては耐水処理を施したバルカナイズドフ
ァイバーを用い、また打ち抜いた切歯にはサイズ剤など
をコーティングしておくことが好ましい。
【0009】上記構成の本考案の容器の組立てに当たっ
ては、まず蓋体26のフランジ28に切歯12を取り付
ける。すなわち図2に示すようにフランジ28を構成す
る切歯保持片30に破断線29から切歯12a、突出部
12bが突出するようにしてホットメルト接着剤Hを用
いて接着固定するものである。ついで底板13を中心と
して前面板16、背面板17、妻板23をそれぞれ折線
18、19、24を介して垂直に立上げ、接着片20、
21を妻板23の内側に位置させて接着する。そして合
成樹脂フィルムのようなロール巻された商品Gを箱体1
1内に収納し、蓋体26で開口面を覆った上でフランジ
28を前面板16に重ね合わせフランジを構成する接着
片31を接着剤Hによって前面板16にスポット接着す
る。
【0010】前記構成の切歯付容器10の開封および商
品の取り出しに当たっては、まず図4に示すようにフラ
ンジ28に区画した接着片31、31の各端部を摘んで
外側に引っ張ると、接着片31は破断線29に沿って引
裂かれ、かつ前面板16から剥離されて開封される。つ
いでロール状に巻かれたフィルムの端部を摘んで所望の
長さだけを引き出し、被包装物に被せた上でフィルムF
の基端部を切歯保持片30と前面板16で挟み込み、容
器10を下向きに回動させる(図5、図6)。前記容器
の回動により引き出されたフイルムFの切断面中央には
先ず切歯12の中央部に形成した突出部12bの錐歯3
2によって孔が穿たれ(図7)、ついで錐歯32の両側
に設けた切開歯33、34によって前記孔が幅方向に拡
開され、さらに切歯12aによってフィルム幅方向に切
断面が拡開されフィルムの切断を行うものである。
【0011】本実施例の容器10は前記の構成としたの
で、フィルムFの切断開始においてフィルム中央部にフ
ィルムの有する引張強伸性に抗して確実に切り込み孔を
穿つことが可能であって、小さな力で確実に切断作業を
行うことが出来る。また高い弾性と剛性を有するバルカ
ナイズトファイバー製の切歯を用いたので、外力による
歯の変形、ツブレが発生せず、しかも使用後焼却処分が
可能である。さらに容器の切歯部分で手指などを傷つけ
ることがない。
【0012】さらに本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく、考案の趣旨を変更しない限度において種々
の修正、設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0013】
【考案の効果】本考案は前記の構成としたので、小さな
力で安全確実にフィルム、ホイルの切断が可能な容器を
提供することができる。また使用済みの場合には箱は勿
論切歯までをも同時に焼却処分することが可能であっ
て、不燃廃棄物に伴うゴミ公害の発生を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例の紙器の展開図である。
【図3】切歯中央部の拡大図である。
【図4】容器の開封状態を示す一部省略した斜視図であ
る。
【図5〜図7】フィルムの切断状態を示す説明図であ
る。
【図8】従来形を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 切歯付容器 11 箱体 12、12a 切歯 12b 突出部 13 底板 14、15、18、19、24、25、27 折線 16 前面板 17 背面板 20、21 接着片 22 フラップ 23 妻板 26 蓋体 28 フランジ 29 破断線 30 切歯保持片 31 接着片 32 錐歯 33、34 切開歯

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の台紙により底板、前面板、背面板
    および妻体とからなる本体と本体の開口を覆う蓋体とを
    一体に形成し、前記蓋体に連設したフランジにシートカ
    ット用の切歯を設けた容器において、前記切歯はバルカ
    ナイズドファイバー製で、両端部から中央に向かい底板
    側に突出する形状で、かつ中央部には最も高く突き出た
    鋭角状の錐歯と、その両側において該錐歯よりも歯高の
    低い少なくとも2枚の切開歯を設けると共に、前記切開
    歯の頂点を結ぶ延長線の交点Pの頂角θが鋭角になるよ
    うにし、さらに前記錐歯と切開歯で構成される突出部の
    長さLを少なくとも5mm以上とした上で、前記した左
    右の切開歯の脇に、該切開歯よりも高さの低い一定ピッ
    チの鋸歯状切歯を配設したことを特徴とする切歯付容
    器。
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WO2009069475A1 (ja) 2007-11-27 2009-06-04 Kureha Corporation 包装容器用の切断刃及びそれを有する包装容器
WO2009069639A1 (ja) 2007-11-29 2009-06-04 Kureha Corporation 包装容器用の切断刃及び包装容器

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