JP4028007B2 - クッキングペーパーの収納箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はクッキングペーパーを一枚づつ小出しにして使用できる、いわゆるディスペンサー機能のあるクッキングペーパーの収納箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のクッキングペーパーの収納箱30−1、30−2は、図3に示すように天板1あるいは天板1と前板4が開口して、そこから巻取り状のクッキングペーパーをクッキングペーパーにあらかじめ施されているミシン目で一枚づつ引きちぎって取り出すものが一般に使用されている。またクッキングペーパーの巻取りの中芯が両側板から内側に突出するように設けられた支持手段で支持可能なものと、あるいはそのような支持手段は全くなくて、クッキングペーパーの巻取りが単に投げ込まれているものとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来の図3に示すクッキングペーパーの収納箱30−1、30−2は、クッキングペーパーの巻取りをそのミシン目から引きちぎってカットペーパーとして取り出すが、その都度蓋を開らかなければならないという問題がある。また、所定の長さに引き出した巻取りをカットする場合にクッキングペーパー自体を片手で押さえてテンションをかけた状態で、もう一方の手でクッキングペーパーの端部を持って、いずれか一方の側辺からミシン目に沿って引き裂くか、あるいは巻取りの流れの方向に一度に引き離す方法が取られるが、収納されている巻取りを一方の手で押させるのは、特に巻取りが小さくなってくるとやりにくくなるという問題がある。
また、巻取の中央面に直接手を触れることは衛生的にも問題がある。
さらに、使用後の蓋の再封が中途半端でやはり衛生的に問題がある。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたもので、巻取りを直接手で押さえることなしに、ミシン目に沿って引き裂くか、あるいは巻取りの流れの方向に一度に引き離すか、いずれの方法によってもカットペーパーを能率的に取り出すことができ、再封が容易に行えるクッキングペーパーの収納箱の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためになされた本発明は、
(1)長方形の前板の長手方向の一辺に右側板、後板、左側板、糊代片をこの順に折線を介して連接し、前記前板、前記右側板、前記後板、前記左側板の上下辺にそれぞれ天部構成片、底部構成片を折線を介して連接し、前記上下辺に平行で、かつ、互いに略平行である二辺の長辺を上に短辺を下にした略逆台形状の窓板が、前記前板と前記右側板に跨がって、前記長辺の右端と前記短辺の右端を結ぶ前記右側板に設けた斜め状のヒンジとなる折線(h)と他の辺の引き裂き可能なミシン目で区画されて設けられたブランクから成形される縦置きで使用する直方体のカートンであって、前記窓板が前記ヒンジを軸として開閉自在に回動し、前記糊代片の一部が窓板を開封した時に露出するように前記前板の裏面に貼り合わされ、前記窓板の前記前板側の上部の一隅(K)を前記前板に重合される前記糊代片に設けられた切れ目線に差し込んで再封されることを特徴とするクッキングペーパーの収納箱である。
(2)上記のクッキングペーパーの収納箱において、前記前板の前記窓板と接する端辺の一部と前記窓板が開封されて露出する糊代片の端辺に少なくとも2個以上の凸状部を設けることを特徴とするクッキングペーパーの収納箱である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下,本発明によるクッキングペーパーの収納箱を図面を用いてさらに詳しく説明する。
図1は本発明によるクッキングペーパーの収納箱のブランク展開図兼製作図面である。
本発明によるクッキングペーパーの収納箱のブランク10は図1に示すように、長方形の前板1の長手方向の一辺に折線a〜dを介して、右側板2、後板3、左側板4、糊代片5をこの順に連接し、前板1、右側板2、後板3、左側板4の上下にそれぞれ天部構成片T1〜T4、底部構成片B1〜B4を連接して構成されている。
また、前板1と右側板2に跨がって略逆台形状の窓板6がヒンジhとなる折線とミシン目eによって区画されている。
さらに前板1に重合される糊代片5には窓板6の上部(図1では右側)のアールの付けられた隅Kが差し込み可能になるような切れ目線fが設けられている。またこの隅Kの周辺部は切り込み7となって前板1の一部が打ち抜かれている。これは窓板6が最初にミシン目eによって引き裂かれる場合の手掛かりとなるものである。
【0006】
前板1の窓板6と隣接する端辺の一部と前記窓板が開封して露出する糊代片の端辺の一部に2個の凸状部M1,M2が設けられている。この凸状部はクッキングペーパーの切り離しを容易にするために使用される。その数は1個でも、また2個以上でもよい。またその形状は任意であって、例えば目の粗い鋸刃状としてもよい。
ただし、クッキングペーパーの切断の機構は、ラップフィルムの切断のように刃によって任意の場所でカットするのと異なっている。クッキングペーパーは、一般的に生地が厚く、あらかじめクッキングペーパーの巻取り紙に設けられているミシン目以外では切断できない。
このため、凸状部は細かい刃が形成されているよりも、1〜5個の比較的大きな凸状部が並んで形成されている方が望ましい。
【0007】
以上のブランク10から本発明によるクッキングペーパーの収納箱を成形するには、先ず、ブランク10全体を折線b,dあるいは折線a,cで三つ折りして糊代片5と前板1を部分接着して重合する。すなわち、糊代片5の表面のドットで示す部分に接着剤を部分コートして、この部分を前板1の裏面と接着させるとフラットな折り畳みカートンが得られる。フラットな折り畳みカートンはこの状態でユーザーに供給され、ユーザーは、このフラットな折り畳みカートンを起こして角柱状とし、天部構成片T1〜T4かあるいは底部構成片B1〜B4のいずれか一方を折り込んで糊付けし、クッキングペーパーの巻取りを収納してからもう一方を折り込んで糊付けすれば、本発明によるクッキングペーパーの収納箱20を成形することができる。その斜視図を図2(a)で示す。
【0008】
図2は本発明によるクッキングペーパーの収納箱20からの取り出し説明図である。
図2(a)に示す本発明によるクッキングペーパーの収納箱20は、先ず、切欠7から窓板6のアールのついた隅Kを爪で起こし、指で摘んで外側に引き起こすと、図2(b)に示す状態に窓板6を引き離し、クッキングペーパーの収納箱20を開封することができる。
この状態で図2(c)の矢印▲1▼が示すように一枚目のクッキングペーパーを先ず水平に引出し、次いで前板1と糊代片5が重合されて形成されている、凸状部M1,M2にクッキングペーパーの外面を擦りつけるように引き出すと、クッキングペーパーの1枚目と2枚目の間のミシン目が凸状部M1,M2のいずれかに引っ掛かり、クッキングペーパーの巻取りはミシン目で切断されて1枚目のカットペーパーを取り出すことができる。そして、この操作を繰り返すことによって次々にカットペーパーを最後まで取り出すことができる。
また矢印▲2▼の方向に真っ直ぐに引出し、ミシン目が現れたところで、瞬間的に急速に引出し方向に引っ張ってミシン目を一度に切り離してもよい。このカットの場合、切り離す瞬間、もう一方の手で収納箱20の天部を軽く押しつけ、クッキングペーパーの巻取の両サイドに圧を加えてやれば、引き出された巻取り紙にはテンションが掛かり、より確実に、スピーディーに切り離すことができ、カットペーパーを取り出すことができる。
さらに本発明によるクッキングペーパーの収納箱20の開封時の開放空間は上部の方が大きくなっているので、矢印▲3▼によって示す斜め上方向に巻取り紙を引き出すこともでき業務店等での作業性を向上させることができる。
取り出しが終われば、図2(c)に示すように窓板6の隅Kを糊代片5に設けられた切れ目線fに差し込んで、窓板6を係止し、収納箱20を再封することができる。
本発明によるクッキングペーパーの収納箱20は以上のように作業性を良くするばかりか、縦位置で保管、取り出し作業が可能であるため、省スペースにも貢献する。
以上、本発明によるクッキングペーパーの収納箱20を縦位置で使用されるものとして説明してきたが、図3で示すような従来のクッキングペーパーの収納箱30−1、30−2と同様に横位置で使用しても何ら差し支えない。
【0009】
【実施例】
本発明によるクッキングペーパーの収納箱20を図1に示す寸法のブランク10を用いて製作した。また板紙にはコートボール350g/m2 を使用し、カットペーパーサイズが265×240mmで枚数(カット数)が60枚の市販されているクッキングペーパーの巻取りを収納して実施例サンプルとした。
また以上のサイズと略同じサイズの市販製品を比較例とし、10人の家庭の主婦をモニターとしてカットペーパーの取り出しテストを行ったところ、10人全員が取り出し易さ、再封による清潔さの保持の点で実施例の方が優れていることを認めた。
【0010】
【発明の効果】
本発明によれば、クッキングペーパーの収納箱を縦位置で使用できるので、カットペーパーの取り出し易さとスピード等の作業性が従来のものに比べて優れ、また再封機能により清潔さが保持される。特に上方からの埃は入りにくく清潔である。
またより少ないスペースでの作業やストックが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクッキングペーパーの収納箱のブランク展開図兼製作図面
【図2】本発明によるクッキングペーパーの収納箱からの取り出し説明図
【図3】従来のクッキングペーパーの収納箱の斜視図
【符号の説明】
1 前板
2 右側板
3 後板
4 左側板
5 糊代片
6 窓板
10 本発明によるクッキングペーパーの収納箱のブランク
20 本発明によるクッキングペーパーの収納箱
30−1 従来のクッキングペーパーの収納箱
30−2 従来のクッキングペーパーの収納箱
a〜d 折線
e ミシン目
f 切れ目線
h ヒンジ
K 窓板の1隅
KP クッキングペーパー
M1,M1 凸状部
B1〜B4 底部構成片
T1〜T4 天部構成片
Claims (2)
- 長方形の前板の長手方向の一辺に右側板、後板、左側板、糊代片をこの順に折線を介して連接し、前記前板、前記右側板、前記後板、前記左側板の上下辺にそれぞれ天部構成片、底部構成片を折線を介して連接し、前記上下辺に平行で、かつ、互いに略平行である二辺の長辺を上に短辺を下にした略逆台形状の窓板が、前記前板と前記右側板に跨がって、前記長辺の右端と前記短辺の右端を結ぶ前記右側板に設けた斜め状のヒンジとなる折線(h)と他の辺の引き裂き可能なミシン目で区画されて設けられたブランクから成形される縦置きで使用する直方体のカートンであって、前記窓板が前記ヒンジを軸として開閉自在に回動し、前記糊代片の一部が窓板を開封した時に露出するように前記前板の裏面に貼り合わされ、前記窓板の前記前板側の上部の一隅(K)を前記前板に重合される前記糊代片に設けられた切れ目線に差し込んで再封されることを特徴とするクッキングペーパーの収納箱。
- 前記前板の前記窓板と接する端辺の一部と前記窓板が開封して露出する糊代片の端辺に少なくとも1個以上の凸状部を設けたことを特徴とする請求項1記載のクッキングペーパーの収納箱。
Priority Applications (1)
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JP19521796A JP4028007B2 (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | クッキングペーパーの収納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19521796A JP4028007B2 (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | クッキングペーパーの収納箱 |
Publications (2)
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JPH1016949A JPH1016949A (ja) | 1998-01-20 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP19521796A Expired - Fee Related JP4028007B2 (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | クッキングペーパーの収納箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4028007B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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DE60106959T3 (de) * | 2001-12-10 | 2010-07-01 | Sca Hygiene Products Ab | Flexible Verpackung für aufsaugende Papiertücher mit einer asymmetrischen Öffnung |
-
1996
- 1996-07-08 JP JP19521796A patent/JP4028007B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1016949A (ja) | 1998-01-20 |
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