JP2547262Y2 - パレット・サポータ - Google Patents

パレット・サポータ

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JP2547262Y2
JP2547262Y2 JP6985593U JP6985593U JP2547262Y2 JP 2547262 Y2 JP2547262 Y2 JP 2547262Y2 JP 6985593 U JP6985593 U JP 6985593U JP 6985593 U JP6985593 U JP 6985593U JP 2547262 Y2 JP2547262 Y2 JP 2547262Y2
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pallet
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slip
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JP6985593U
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JPH0737928U (ja
Inventor
清嗣 高橋
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伊豫鉄工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、荷物を積載した荷役
用パレットを上下複数段に積み重ねる際に、上段のパレ
ットの支承用として下段のパレットに取り付けられるパ
レット・サポータに関する。
【0002】
【従来技術とその課題】一般にパレット・サポータは、
上部横杆とその両端に支脚とを有する一対のパイプ製の
支持枠を平面視X状に組み合わせ、各支脚をパレットの
四隅部に直設にもしくは取付金具を介して立設するもの
であり、そのX状に交差した上部横杆上に他のパレット
を積み上げるようになっている。しかして従来にあって
は、前記支持枠として、図7に示すように、上部横杆
(11)の端部下面側に支脚(12)が凹円弧形とした
上端縁(12a)を突き付けて溶接固着されると共に、
両者の接合した隅部に三角形の補強片(13)が溶接固
着され、且つ上部横杆(11)の端部にその開口端面を
塞ぐキャップ(14)を嵌着した構造が多用されてい
る。
【0003】しかしながら、上記従来のパレット・サポ
ータでは、その上に積み挙げた上段側のパレットは上部
横杆(11),(11)にキャップ(14)…の周面頂
部で線接触した状態で支承されているために安定性が悪
く、地震等による振動や衝撃が加わった際に位置ずれし
易く、段積み構造が崩壊して重大事故や荷物の損傷を招
く恐れがあり、特に近年において多用される表面の硬い
合成樹脂製パレットを用いた場合には、上部横杆(1
1),(11)上で非常に滑り易く、上記崩壊の危険性
が大きいという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、上述の事情
に鑑みて、パレット・サポータとして、パレットの段積
み状態での安定性に優れ、しかも地震等による振動や衝
撃を受けても上部横杆上に載置した上段側のパレットの
位置ずれを生じにくく、段積み構造が崩壊する危険性が
少なく、特に滑りを生じ易い合成樹脂製パレットを適用
対象としても高い安全性を確保でき、しかも構造的に簡
素で部材コストが安くて済み、簡単な加工によって既存
品も利用可能となるものを提供することを目的としてい
る。
【0005】上記目的を達成するために、この考案の請
求項1は、パイプ製の上部横杆(2)とその両端にパイ
プ製の支脚(3)(3)とを有する一対の支持枠(1)
(1)を平面視X状に組み合わせて各支脚(3)…をパ
レットPの四隅部に立設する如くなされたパレット・サ
ポータにおいて、上部横杆(2)の両端部に、この上部
横杆(2)の開口端面を覆うキャップ部(4a)と該上
部横杆(2)の側面上側に被さるコ字状枠部(4b)と
を一体形成した支承部材(4)が溶接固着され、このコ
字状枠部(4b)の上面が水平支承面(40)を形成す
ると共に、該水平支承面(40)に滑り止め(5)…が
施されていることを特徴とする構成を採用したものであ
る。
【0006】また、この考案の請求項2は、上記請求項
1のパレット・サポータにおいて、支承部材(4)の水
平支承面(40)に、プレス加工にて形成された凹凸状
の滑り止め(5)…を有する構成を採用したものであ
る。
【0007】
【作用】パレット・サポータをパレットPに取り付けた
状態において、X状に交差した一対の上部横杆(2)
(2)の両端部にそれぞれ支承部材(4)が固着されて
いることから、このパレット・サポータ上に積み上げた
上段側のパレットPは、その底面の四隅部が各々支承部
材(4)の水平支承面(40)に載って安定に支承され
ると共に、この水平支承面(40)に滑り止めが施され
ているため、地震等で振動や衝撃を受けても上部横杆
(2)(2)上で位置ずれを生じにくい。
【0008】しかして支承部材(4)は、一枚板を打ち
抜いて曲げ加工するだけで安価に製作でき、また前記水
平支承面(40)を構成するコ字状枠部(4b)にキャ
ップ部(4a)が一体化されているため、これを上部横
杆(2)の両端部に溶接固着するだけで該上部横杆
(2)の開口端面を塞ぐことができる。従って、従来の
独立のキャップが不要になると共に、既存のパレット・
サポータについても該キャップを取り外して代わりに支
承部材(4)を取り付けるだけで、この考案のパレット
・サポータとして利用できる。
【0009】支承部材(4)の水平支承面(40)に滑
り止め(5)を施すには、ゴム等よりなる滑り止めシー
トを貼着してもよいが、好適には水平支承面(40)に
プレス加工によって直接に凹凸を形成するのがよい。す
なわち、このような凹凸は、当該支承部材(4)を製作
する際の打ち抜きや曲げの加工時に同時に形成でき、上
記滑り止めシートの如き貼着操作が不要になり、且つ該
滑り止めシートのような耐久性の問題もない。
【0010】
【実施例】図1〜図5に示す実施例において、パレット
・サポータを構成する一対のコ字状の支持枠(1)
(1)はそれぞれ、パイプ製の上部横杆(2)の両端部
の下面側に、パイプ製の支脚(3)(3)が上部横杆
(2)の周面に対応する凹円弧状とした上縁部を突き付
けて溶接固着されると共に、この上部横杆(2)の両端
部の上面側に、上部横杆(2)の開口端面を覆うキャッ
プ部(4a)と該上部横杆(2)の側面上側に被さるコ
字状枠部(4b)とを一体形成した支承部材(4)が溶
接固着されている。しかして、該支承部材(4)のコ字
状枠部(4b)の上面である水平支承面(40)に、滑
り止めをなす多数の凸部(5)…が形成されている。
【0011】しかして、この支承部材(4)は、鋼板を
図4の如くコ字状枠部(4b)とする矩形部の片側にキ
ャップ部(4a)とする先端半円形の突出部を有する展
開形状に打ち抜くと共に、その際のプレスによって水平
支承面(40)の凸部(5)…を形成し、次いで同図の
破線に沿って90度山折りに曲げ加工したものであっ
て、コ字状枠部(4b)の両側片(41)(41)間の
距離が上部横杆(2)の外径と略等しくなるように設定
されており、キャップ部(4a)が上部横杆(2)の開
口端面に接合し、且つコ字状枠部(4b)が該上部横杆
(2)の上半部を覆う状態で周縁数カ所を上部横杆
(2)に溶接している。
【0012】対をなす支持枠(1)(1)の上部横杆
(2)(2)は、その一方の中央部に上向き凹部(2
a)、他方の中央部に下向き凹部(2b)がそれぞれ形
成されており、両凹部(2a)(2b)の噛み合わせに
よって上面側が面一になる状態で相互にX状に組み合わ
せできるようになっており、それぞれの中央部には、凹
部(2a)(2b)による曲げ強度の低下を補うため
に、所定長の補強用外筒(9)が外装されている。また
支脚(3)の下部には係止用の鍔(3a)が設けてあ
る。
【0013】上記構成のパレット・サポータは、図1に
示すように、支持枠(1)(1)をX字状に交差した形
で、合成樹脂製のパレットPの四隅部の支脚立設孔H…
に…各(3)の下部を挿入して鍔(3a)にて係止する
ことにより、当該パレットPに取り付けられる。しかし
て、この腫パレット・サポータの交差した上部横杆
(2)(2)上には図1の仮想線で示すように次のパレ
ットPを積み重ねできるが、この上段側のパレットP
は、底面の四隅部が上部横杆(2)(2)の支承部材
(4)…の各水平支承面(40)上に載るため、安定し
た支承状態になり、且つ水平支承面(40)の凹凸
(5)…による滑り止め作用により、振動や衝撃を受け
ても上部横杆(2)(2)に対して位置ずれを生じにく
い。従って、このパレット・サポータを介したパレット
Pの段積み構造は安定性が高く、地震等の揺れによって
も崩壊する危険性が少なく、従来のパレット・サポータ
を用いた場合に比較して著しく安全である。
【0014】なお、支承部材(4)の水平支承面(4
0)に設ける滑り止めは、例示したような点状の凸部
(5)…に限らず、例えばプレスにて形成される線状の
凹凸や、該水平支承面(40)貼着したゴム等よりなる
滑り止めシートにて構成することもできる。また、上部
横杆(2)と支脚(3)との接合した隅部に図7に示す
従来のものと同様な三角形の補強片を溶接固着してもよ
い。更に、上記実施例では支持枠(1)が一体物である
が、上部横杆(2)の両端部又は支脚(3)(3)の上
部に適当な接続部を設け、不使用時に上部横杆(2)と
支脚(3)(3)とを分離できる構造としてもよい。
【0015】一方、この考案のパレット・サポータは、
一般的なパレット・サポータにおける上部横杆の両端の
キャップに代えて支承部材(4)を取り付けた構造であ
るから、既存のパレット・サポータを利用して容易に製
作可能であり、また例示したような合成樹脂製のパレッ
トP以外にも適用でき、例えば木製のパレットではその
四隅部に装着した適当な取付金具を介して支脚(3)を
立設すればよい。
【0016】
【考案の効果】請求項1の考案によれば、パレット・サ
ポータとして、使用時にX字状に交差させる一対の上部
横杆の両端部に溶接固着された支承部材により、この上
部横杆上に載置される上段側のパレットを非常に安定よ
く支承できると共に、振動や衝撃が加わっても前記の上
段側のパレットが上部横杆上で位置ずれしににく、もっ
て地震等のゆれによってパレットの段積み構造が崩壊す
る危険性が少なく、従来のパレット・サポータを用いる
場合に比較して安全性が高く、特に滑りを生じ易い合成
樹脂製パレットを適用対象としても高い安全性を確保で
き、しかも構造的に簡素で部材コストが安く、且つ容易
に製作できると共に、既存のパレット・サポータをも大
幅な改変を加えることなく利用可能となるものが提供さ
れる。
【0017】請求項2の考案によれば、上記のパレット
・サポータとして、支承部材の水平支承面に施す滑り止
めの耐久性がよく、且つ該滑り止めを支承部材の製作加
工時に容易に形成できるものが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るパレット・サポータ
をパレットに取り付けた状態の斜視図である。
【図2】同パレット・サポータの支持枠要部の縦断側面
図である。
【図3】図2のIII −III 線の断面図である。
【図4】同パレット・サポータの支承部材の展開平面図
である。
【図5】同支承部材を上部横杆に取り付ける状態を示す
斜視図である。
【図6】同支承部材を上部横杆に取り付けた状態の斜視
図である。
【図7】従来のパレット・サポータにおける支持枠要部
の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 …支持枠 2 …上部横杆 3 …支脚 4 …支承部材 4a…キャップ部 4b…コ字状枠部 40…水平支承面 5 …凸部(滑り止め) P …パレット

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ製の上部横杆とその両端にパイプ
    製の支脚とを有する一対の支持枠を平面視X状に組み合
    わせて各支脚をパレットの四隅部に立設する如くなされ
    たパレット・サポータにおいて、上部横杆の両端部に、
    この上部横杆の開口端面を覆うキャップ部と該上部横杆
    の側面に上方側から被さるコ字状枠部とを一体形成した
    支承部材が溶接固着され、このコ字状枠部の上面が水平
    支承面を形成すると共に、該水平支承面に滑り止めが施
    されていることを特徴とするパレット・サポータ。
  2. 【請求項2】 支承部材の水平支承面の上面に、プレス
    加工にて形成された凹凸状の滑り止めを有する請求項1
    記載のパレット・サポータ。
JP6985593U 1993-12-27 1993-12-27 パレット・サポータ Expired - Lifetime JP2547262Y2 (ja)

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Families Citing this family (2)

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JP4667878B2 (ja) * 2005-01-17 2011-04-13 岐阜プラスチック工業株式会社 金具付きパレット及びサポータ付きパレット
JP2015214336A (ja) * 2012-09-11 2015-12-03 旭硝子株式会社 板状体梱包容器

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