JPS6328109Y2 - - Google Patents

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JPS6328109Y2
JPS6328109Y2 JP19118880U JP19118880U JPS6328109Y2 JP S6328109 Y2 JPS6328109 Y2 JP S6328109Y2 JP 19118880 U JP19118880 U JP 19118880U JP 19118880 U JP19118880 U JP 19118880U JP S6328109 Y2 JPS6328109 Y2 JP S6328109Y2
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JP
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pallet
supporter
upper horizontal
horizontal rod
mounting bracket
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JP19118880U
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JPS57110023U (ja
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、パレツト・サポータの地震対策用
移動脱落防止具、更に詳しくはパレツトの積重ね
用支持構体として用いられるパレツト・サポータ
に装着して、地震時における上記パレツトの積重
ね状態を安定に保持するために用いられる地震対
策用のパレツト移動脱落防止具に関する。
従来の技術と問題点 荷役用パレツトの積重ね用の支持構体として、
下段のパレツトの四隅部分から平面X字状に組合
わせて立設される1対のコ字状支持枠からなるパ
レツト・サポータが既知であり広く使用されてい
る。
而して、かゝるパレツト・サポータを用いて、
荷物を積載したパレツトを、倉庫内等において2
段ないしは数段積み重ねて載置した場合、従来か
ら、地震時に於ける安全対策が強く要望されてい
た。既ち、地震が起こると、特に地盤の上下方向
の縦揺れにより、上段に積み重ねられたパレツト
が、それを積載している下段のパレツト・サポー
タ上で横方向に移動する傾向が見られ、これが脱
落したり、積重ね状態の偏奇を生じて全体が倒壊
するといつたような危険があり、その防止対策が
強く要望されていた。
斯る要望に鑑み、本考案者は、従来、ポスト型
パレツトについて例えば実開昭52−56860号公報、
意匠登録第509646号公報等に見られるように、支
持枠の上端に、その上に積み重ねられるべきパレ
ツトの位置決め用受片を取付けたものが知られて
いることに鑑み、これに倣つて第6図に示すよう
に、パレツト・サポータAの1対のコ字状支持枠
21,21の各上部横杆22,22の両端部に、
断面L字状のパレツト支承用コーナー部材23を
固着し、このコーナー部材23に隅部をはめ込ん
で上段のパレツトPをパレツト・サポータ上に積
載するようにしたものを提案し、実際にこれを製
作して実用に供してきた。ところが、このような
パレツト・サポータでは、フオークリフトを用い
てパレツトを積み重ねる場合、上方に高く積み上
げるに従つて該パレツトを正確に前記コーナー部
材23に適合させて積み重ねる操作が極めて困難
なものとなり、実用上非常に不便であるという欠
点を有することが認識された。既ち、フオークリ
フトを扱う者であればいうまでもなく明らかなと
ころであるが、フオークリフトによる上記の積み
重ね作業は、積み重ね作業位置が高くなればなる
ほど、運転台からの運転操作で揚重中のパレツト
の位置を正確に制御することが困難になり、2段
目更には3段目のパレツトを、その下のパレツ
ト・サポータの上記コーナー部材の位置に正確に
四隅を合致させて下降せしめるという運転操作が
非常に困難であることが知見された。
考案の目的 そこで、この考案は上記のような問題点に鑑
み、上段に積み重ねるパレツトを、下段のパレツ
トの有するパレツト・サポータ上に、差程厳密に
位置決めしなくて安定的に積み重ねることが可能
であり、しかも積み重ね状態において、地震によ
る震動を受けた場合にも、上段のパレツトとそれ
が載せられた下段のパレツト・サポータとの間に
常時大きな摩耗抵抗を保持して上段パレツトの不
本意な移動を防止しうるものとなしうるようなパ
レツト・サポータの地震対策用移動脱落防止具を
提供することを目的とする。
考案の構成 上記の目的において、この考案は、前記のよう
なパレツト・サポータ、既ち上部横杆の両端に支
柱を備えたコ字状支持枠の1対を平面視X字状に
組合わせてパレツトの四隅部から立設するものと
なされたパレツト・サポータに用いられる地震対
策用移動脱落防止具であつて、前記パレツト・サ
ポータの上部横杆に固着される取付金具本体と、
該本体に装着され、パレツト・サポータへの該本
体の取付状態において前記上部横杆の上面より僅
かに突出せられるようになされたゴム等の荷重支
承用弾性部材とからなることを特徴とする地震対
策用移動脱落防止具を提供するものである。
実施例 この考案の実施例を第1図ないし第3図に基づ
いて説明すれば次のとおりである。
1はパレツトPの四隅部分から立設されたパレ
ツト・サポータ、2はそれを構成するコ字状支持
枠であつて、第4図に示すように水平状の上部横
杆4と、その両端から垂下した1対の支柱3,3
とを有し、この支持枠2,2の1対が第5図に示
すように上部横杆4,4の中央部を交叉させて平
面視X字状に組合わされることにより上記パレツ
ト・サポータ1を構成している。
5は上部横杆4,4の両端部に装着されたこの
考案に係る移動脱落防止具である。
この移動脱落防止具5の構造は第2図および第
3図に詳細に示されている通り、パレツト・サポ
ータ1の上部横杆4に着脱自在となされた取付金
具本体6と、該本体6に装着され、パレツト・サ
ポータ1への取付状態において前記上部横杆4の
上面より上方に突出せられるようになされたゴム
等の荷重支承用弾性部材7とよりなる。取付金具
本体6は、パレツト・サポータ1の上部横杆4の
上面に沿わせて当接される断面彎曲状の弧状板部
8と、その両側縁から外方に延設された弾性部材
取付用のチヤンネル部9,9と、該チヤンネル部
から下方にのびて前記上部横杆4を両側から挾持
するようになされた1対の挾持用板状脚部10,
10と、該両脚部を下端で締結する固定用ボル
ト・ナツト11とで構成されており、一方、弾性
部材7,7は、下端に至るに従つて広幅状となさ
れた断面四角形の棒状体からなるもので、下部を
前記チヤンネル部9,9に密に嵌合してかしめる
ことにより、それに一体的に固着されている。1
2は補強用リブである。
上記の移動脱落防止具5は、ボルト・ナツト1
1を取り外した状態において上部横杆4に取付金
具本体6を上から強制的に嵌め込み、ボルト・ナ
ツト11で締め付けることにより、上部横杆4に
強固に固定して取付けられるものである。図示例
では、最も好ましい例として各上部横杆4,4の
両端部に合計4個の移動脱落防止具5を装着した
態様を示したが、上段に積載されるパレツトPの
荷重に応じて、5個以上取付けて使用されること
もある。
考案の効果 この考案に係る地震対策用移動脱落防止具5
は、これをパレツト・サポータ1の上部横杆4に
取付けた状態において、その荷重支承用弾性部材
7が前記横杆4の上面より僅かに上方に突出せら
れているから、該パレツト・サポータの上に第1
図及び第2図に鎖線で示すように上段のパレツト
Pを載置すると、その重量によつて弾性部材7が
若干変形し、第3図に鎖線で示すように上段のパ
レツトPの下面が上部横杆4にも接するものとな
る。従つて、該防止具によれば、その取付位置や
取付個数が特に制約されることもなく、常に上段
のパレツトPを水平状態に保持し得るので、パレ
ツト・サポータを用いて荷物を積載したパレツト
Pを数段積み重ねて載置しても、これに傾きを生
ぜしめる不都合もなく安定した積層状態を保持し
得る。
一方、この状態で地震が起こり、上段のパレツ
トPに上方に突き上げるような力が作用して、瞬
間的に抜重状態になつた場合、弾性部材7はそれ
自体の弾性復元力で上段のパレツトPの浮き上が
りに追従してその上面が常に当該パレツトPの下
面に接触状態を保つので、該弾性部材7の有する
比較的大きな摩擦抵抗力と相俟つて、上段のパレ
ツトPがパレツト・サポータ1上で横方向にずれ
動くのが確実に防止される。もとより、上段のパ
レツトPに何らかの理由で横方向の力が作用して
も、弾性部材7との圧接による大きな摩擦力によ
り、該パレツトPの横移動は確実に防止される。
従つて、地震発生時に於ても、上段のパレツトP
がずれ動いてパレツト・サポータ1上から脱落し
たり、積重ね状態のまま倒壊したりする危険を発
生することがなく、地震時の安全性を高度に保持
し得る。
また、この考案に係る上記移動脱落防止具は、
その上に上段のパレツトの底面を担持するように
なされているものであるから、もとより上段に積
み重ねるべきパレツトPの積重ね位置を制約する
ものではない。従つて、フオークリフトによる積
重ね作業に際し、上段に積み重ねるべきパレツト
Pの位置を差程厳密に位置決めしなくても安定的
に積み重ねることが出来るので、その作業性を向
上し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案品の使用状態を示す斜視図、
第2図は同じくその要部の斜視図、第3図は第2
図−線の拡大断面図、第4図はパレツト・サ
ポータの構成部材としてのコ字状支持枠の斜視
図、第5図は上記支持枠の1対を組合わせて構成
したパレツト・サポータの斜視図、第6図は地震
対策を施したパレツト・サポータとして本考案者
が先に提案したものを示す斜視図である。 1……パレツト・サポータ、2……支持枠、3
……支柱、4……上部横杆、5……移動脱落防止
具、6……取付金具本体、7……荷重支承用弾性
部材、8……弧状板部、9……チヤンネル部、1
0……板状脚部、11……ボルト・ナツト、P…
…パレツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上部横杆の両端に支柱を備えたコ字状支持枠
    の1対を平面視X字状に組合わせてパレツトの
    四隅部から立設するものとなされたパレツト・
    サポータに用いられる地震対策用移動脱落防止
    具であつて、 前記パレツト・サポータの上部横杆に固着さ
    れる取付金具本体と、該本体に装着され、パレ
    ツト・サポータへの該本体の取付状態において
    前記上部横杆の上面より僅かに突出せられるよ
    うになされたゴム等の荷重支承用弾性部材とか
    らなることを特徴とするパレツト・サポータの
    地震対策用移動脱落防止具。 (2) 取付金具本体は、パレツト・サポータの上部
    横杆の上面側に当接される断面彎曲状の弧状板
    部と、その両側縁から外方に延設された弾性部
    材取付用のチヤンネル部と、該チヤンネル部か
    ら下方にのびて前記上部横杆を挾持するように
    なされた1対の挾持用板状脚部と、該両脚部を
    下端で締結する固定用ボルト・ナツトとよりな
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のパレツ
    ト・サポータの地震対策用移動脱落防止具。 (3) 弾性部材は、取付金具本体の前記チヤンネル
    部に下部を密に嵌合して固着された1対の棒状
    体からなる実用新案登録請求の範囲第1項また
    は第2項記載のパレツト・サポータの地震対策
    用移動脱落防止具。
JP19118880U 1980-12-25 1980-12-25 Expired JPS6328109Y2 (ja)

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JP19118880U JPS6328109Y2 (ja) 1980-12-25 1980-12-25

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JPS57110023U JPS57110023U (ja) 1982-07-07
JPS6328109Y2 true JPS6328109Y2 (ja) 1988-07-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7265252B2 (ja) * 2019-05-09 2023-04-26 株式会社マキタ運輸 パレットサポータ

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