JP2547104B2 - 池等の水中曝気装置 - Google Patents
池等の水中曝気装置Info
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、養魚池等のように、広くて複雑な形状をし
た池等を曝気するために使用される水中曝気装置に関す
るものである。
た池等を曝気するために使用される水中曝気装置に関す
るものである。
（従来の技術） 従来、広くて複雑な形状をした養魚池においては、第
７図に示すように、養魚池の中央部に噴水曝気装置a1を
設けるとともに、養魚池の周縁部における複雑に入り組
んでいる部分にも水流が発生するように、周縁部の適当
な位置に、水流発生装置b1をそれぞれ設けるようになっ
ている。そして、噴水曝気装置a1によって、各水流発生
装置b1によって、養魚池の全体にわたる水流を発生さ
せ、空気が混入した水を、養魚池の全体に行き渡るよう
に攪拌し、これによって、養魚池の全体を曝気処理する
ようになっている。また、長方形状になった広い養魚池
等においても、図８に示すように、中央部に噴水曝気装
置a2を設けるとともに、対角位置の各コーナー部に、そ
れぞれ水流発生装置b2を設けることによって、養魚池の
全体にわたる水流を発生させ、空気が混入した水を全体
にわたって攪拌することにより、養魚池全体を曝気処理
するようになっている。
７図に示すように、養魚池の中央部に噴水曝気装置a1を
設けるとともに、養魚池の周縁部における複雑に入り組
んでいる部分にも水流が発生するように、周縁部の適当
な位置に、水流発生装置b1をそれぞれ設けるようになっ
ている。そして、噴水曝気装置a1によって、各水流発生
装置b1によって、養魚池の全体にわたる水流を発生さ
せ、空気が混入した水を、養魚池の全体に行き渡るよう
に攪拌し、これによって、養魚池の全体を曝気処理する
ようになっている。また、長方形状になった広い養魚池
等においても、図８に示すように、中央部に噴水曝気装
置a2を設けるとともに、対角位置の各コーナー部に、そ
れぞれ水流発生装置b2を設けることによって、養魚池の
全体にわたる水流を発生させ、空気が混入した水を全体
にわたって攪拌することにより、養魚池全体を曝気処理
するようになっている。
（発明が解決しようとする課題） このように、広くて複雑な形状の養魚池等の水を攪拌
および曝気処理するためには、養魚池の中央部に噴水曝
気装置を設けるとともに、複数の水流発生装置を養魚池
の周縁部における適当な位置に、所定方向への水流が発
生するように設置しなければならず、設置作業が容易で
ないという問題があった。
および曝気処理するためには、養魚池の中央部に噴水曝
気装置を設けるとともに、複数の水流発生装置を養魚池
の周縁部における適当な位置に、所定方向への水流が発
生するように設置しなければならず、設置作業が容易で
ないという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するものであり、その
目的は、養魚池等に容易に設置することができ、しか
も、養魚池等の全体にわたって、確実に曝気処理するこ
とができる水中曝気装置を提供することにある。
目的は、養魚池等に容易に設置することができ、しか
も、養魚池等の全体にわたって、確実に曝気処理するこ
とができる水中曝気装置を提供することにある。
（課題を解決するための手段） 本発明の水中曝気装置は、上向きの水流を発生させる
とともに、その水流によって、空気が微細粒子となって
混入した状態で周囲に落下する噴水を発生させる噴水曝
気装置と、この噴水曝気装置によって噴水曝気装置の周
囲に落下した水が噴水曝気装置から周囲に拡散するよう
な水流となるように、噴水曝気装置と一体に設けられた
複数の水流発生機と、を具備することを特徴とする。
とともに、その水流によって、空気が微細粒子となって
混入した状態で周囲に落下する噴水を発生させる噴水曝
気装置と、この噴水曝気装置によって噴水曝気装置の周
囲に落下した水が噴水曝気装置から周囲に拡散するよう
な水流となるように、噴水曝気装置と一体に設けられた
複数の水流発生機と、を具備することを特徴とする。
（作用） 本発明の水中曝気装置では、噴水曝気装置によって発
生する噴水は、微細粒子となった空気が混合した状態で
噴水曝気装置の周囲に落下し、その空気が混合された水
が、各水流発生機によって、噴水曝気装置の周囲に拡散
される。これにより、噴水曝気装置が中央部に設置され
た池等の隅々にまで、空気が混入した水が行き渡って、
池全体が攪拌されて確実に曝気処理される。複数の水流
発生機は、噴水曝気装置と一体となっており、噴水曝気
装置とともに池等の中央部に設置すればよい。
生する噴水は、微細粒子となった空気が混合した状態で
噴水曝気装置の周囲に落下し、その空気が混合された水
が、各水流発生機によって、噴水曝気装置の周囲に拡散
される。これにより、噴水曝気装置が中央部に設置され
た池等の隅々にまで、空気が混入した水が行き渡って、
池全体が攪拌されて確実に曝気処理される。複数の水流
発生機は、噴水曝気装置と一体となっており、噴水曝気
装置とともに池等の中央部に設置すればよい。
（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第
１図は、本発明の水中曝気装置が設置された養魚池の概
略平面図である。養魚池Ｐの中央部には、本発明の水中
曝気装置１が設けられている。第２図は、第１図のII−
II線における拡大図、第３図は、第２図のIII−III線に
おける平面図である。この水中曝気装置１は、中央部に
噴水曝気装置２を有している。噴水曝気装置２は、下端
部に、回転軸が垂直状態になるように配置された水中モ
ーター５を有しており、この水中モーター５の上側に管
状をしたドラフト環３が垂直に設けられている。ドラフ
ト環３の下部には、水平状態になった架台４が取り付け
られており、この架台４の下側に水中モーター５を垂直
状態で支持する支持台９が架台４に取り付けられてい
る。水中モーター５の回転軸は、ドラフト環３内に進入
するように上方に延出しており、その回転軸の上端部に
回転羽根が連結されている。回転軸に取り付けられた回
転羽根は、水中モーター５の回転駆動によって回転され
ることにより、ドラフト環３内に上向きの水流を発生さ
せるようになっている。
１図は、本発明の水中曝気装置が設置された養魚池の概
略平面図である。養魚池Ｐの中央部には、本発明の水中
曝気装置１が設けられている。第２図は、第１図のII−
II線における拡大図、第３図は、第２図のIII−III線に
おける平面図である。この水中曝気装置１は、中央部に
噴水曝気装置２を有している。噴水曝気装置２は、下端
部に、回転軸が垂直状態になるように配置された水中モ
ーター５を有しており、この水中モーター５の上側に管
状をしたドラフト環３が垂直に設けられている。ドラフ
ト環３の下部には、水平状態になった架台４が取り付け
られており、この架台４の下側に水中モーター５を垂直
状態で支持する支持台９が架台４に取り付けられてい
る。水中モーター５の回転軸は、ドラフト環３内に進入
するように上方に延出しており、その回転軸の上端部に
回転羽根が連結されている。回転軸に取り付けられた回
転羽根は、水中モーター５の回転駆動によって回転され
ることにより、ドラフト環３内に上向きの水流を発生さ
せるようになっている。
ドラフト環３は、架台４の上側に取付具７によって取
り付けられたフロート８の中心部を挿通しており、架台
４は、フロート８によって水中に浮遊した状態になって
いる。ドラフト環３の上端部には、内側ガイド６が嵌合
されている。ドラフト環３内を流れる上向きの水流は、
ドラフト環３の上端面から上方に向かって吐出されて、
ドラフト環３の上端部に嵌合された内側ガイド６によっ
て、ドラフト環３の周囲に噴水流Ｆとして噴射されるよ
うになっている。ドラフト環３の周囲の噴射される噴水
流Ｆは、大気中の空気が微細粒子になって混入しなが
ら、噴水曝気装置２の周囲の水面へ落下する。
り付けられたフロート８の中心部を挿通しており、架台
４は、フロート８によって水中に浮遊した状態になって
いる。ドラフト環３の上端部には、内側ガイド６が嵌合
されている。ドラフト環３内を流れる上向きの水流は、
ドラフト環３の上端面から上方に向かって吐出されて、
ドラフト環３の上端部に嵌合された内側ガイド６によっ
て、ドラフト環３の周囲に噴水流Ｆとして噴射されるよ
うになっている。ドラフト環３の周囲の噴射される噴水
流Ｆは、大気中の空気が微細粒子になって混入しなが
ら、噴水曝気装置２の周囲の水面へ落下する。
架台４の下側には、噴水曝気装置２の周囲に、周方向
に相互に等しい間隔をあけて、４つの水流発生機10、1
1、12、13が設けられている。各水流発生機10〜13は、
それぞれ、水中モーターSaを有しており、各水中モータ
ーSaの回転軸に羽根体Sbがそれぞれ取り付けられてい
る。各羽根体Sbは、水中モーターSaに取り付けられたド
ラフト環Sc内にそれぞれ配置されている。各水流発生機
10〜13は、噴水曝気装置２を中心として、その外側の周
囲に向かって水平方向に水流を発生するように、ドラフ
ト環Scを外側に位置した状態で架台４に水平に取り付け
られている。架台４は、養魚池Ｐの中央部に、係留ロー
プ14によって係留されている。
に相互に等しい間隔をあけて、４つの水流発生機10、1
1、12、13が設けられている。各水流発生機10〜13は、
それぞれ、水中モーターSaを有しており、各水中モータ
ーSaの回転軸に羽根体Sbがそれぞれ取り付けられてい
る。各羽根体Sbは、水中モーターSaに取り付けられたド
ラフト環Sc内にそれぞれ配置されている。各水流発生機
10〜13は、噴水曝気装置２を中心として、その外側の周
囲に向かって水平方向に水流を発生するように、ドラフ
ト環Scを外側に位置した状態で架台４に水平に取り付け
られている。架台４は、養魚池Ｐの中央部に、係留ロー
プ14によって係留されている。
なお、各水流発生機10〜13は、各羽根体Sbに空気供給
管によって空気が供給されるようになっていてもよい。
管によって空気が供給されるようになっていてもよい。
このような構成の水中曝気装置１は、養魚池Ｐの中央
部に設置される。この場合、例えば、図１に示すよう
に、養魚池Ｐの形状から見て水流が養魚池全体に拡散す
るような方向に各水流発生機10〜13が向くように、水中
曝気装置１が陸上に係留された係留ロープ14によって、
養魚池Ｐの中心部に設置される。このような状態で、噴
水曝気装置２を駆動すると、養魚池Ｐの水がドラフト環
３内を上向きの水流となって流れ、内側ガイド６によっ
て周囲に拡散した噴水流Ｆとなる。この噴水流Ｆは、噴
水曝気装置２の周囲の水面へ、大気中の空気を微細粒子
として混入しながら落下する。その結果、噴水曝気装置
２の周囲の水には、空気が微細な粒子となって混入した
状態になる。
部に設置される。この場合、例えば、図１に示すよう
に、養魚池Ｐの形状から見て水流が養魚池全体に拡散す
るような方向に各水流発生機10〜13が向くように、水中
曝気装置１が陸上に係留された係留ロープ14によって、
養魚池Ｐの中心部に設置される。このような状態で、噴
水曝気装置２を駆動すると、養魚池Ｐの水がドラフト環
３内を上向きの水流となって流れ、内側ガイド６によっ
て周囲に拡散した噴水流Ｆとなる。この噴水流Ｆは、噴
水曝気装置２の周囲の水面へ、大気中の空気を微細粒子
として混入しながら落下する。その結果、噴水曝気装置
２の周囲の水には、空気が微細な粒子となって混入した
状態になる。
このような状態で、各水流発生機10〜13の水中モータ
Saがそれぞれ駆動されていることにより、各水中モータ
ー10〜13における羽根体Sbの回転によって、各水流発生
機10〜13のドラフト環Sc内から強力なジェット旋回流が
噴射され、噴水曝気装置２の周囲の水が、各水流によっ
て、攪拌されながら、周囲に拡散される。これにより、
噴水曝気装置２によって空気が混入した噴水曝気装置２
の周囲の水が、第１図に示すように、養魚池Ｐの周縁部
に向かって拡散される。そして、空気が混入した水が養
魚池の周縁部に達すると、その周縁部にて旋回して中央
部へ帰る循環流となる。このため、養魚池Ｐの形状を考
慮して、各水流発生機10〜13による水流の方向を設定し
ておくと、養魚池Ｐの周縁部における突出部Pa内におい
ても、空気が混入した水が循環する。従って、このよう
に複雑な形状をした養魚池Ｐ等でも、池全体に空気の混
入した水が循環し、養魚池Ｐ全体が攪拌されて完全に曝
気処理される。
Saがそれぞれ駆動されていることにより、各水中モータ
ー10〜13における羽根体Sbの回転によって、各水流発生
機10〜13のドラフト環Sc内から強力なジェット旋回流が
噴射され、噴水曝気装置２の周囲の水が、各水流によっ
て、攪拌されながら、周囲に拡散される。これにより、
噴水曝気装置２によって空気が混入した噴水曝気装置２
の周囲の水が、第１図に示すように、養魚池Ｐの周縁部
に向かって拡散される。そして、空気が混入した水が養
魚池の周縁部に達すると、その周縁部にて旋回して中央
部へ帰る循環流となる。このため、養魚池Ｐの形状を考
慮して、各水流発生機10〜13による水流の方向を設定し
ておくと、養魚池Ｐの周縁部における突出部Pa内におい
ても、空気が混入した水が循環する。従って、このよう
に複雑な形状をした養魚池Ｐ等でも、池全体に空気の混
入した水が循環し、養魚池Ｐ全体が攪拌されて完全に曝
気処理される。
なお、各水流発生機10〜13のそれぞれの羽根体Sbに、
空気供給管によって空気を供給することにより、曝気効
率がより向上することになる。
空気供給管によって空気を供給することにより、曝気効
率がより向上することになる。
また、池の底部等を重点的に曝気する場合には、各水
流発生機10〜13によって外側に向かって発生する水流が
下方に向くように、各水流発生機10〜13の姿勢を調整す
ればよい。
流発生機10〜13によって外側に向かって発生する水流が
下方に向くように、各水流発生機10〜13の姿勢を調整す
ればよい。
第４図〜第６図は、本発明の水中曝気装置の別の実施
例である。第４図は、本実施例の水中曝気装置が設置さ
れた養魚池の概略平面図である。第４図に示すように、
養魚池Ｐ′は横長の直方形状をしており、養魚池Ｐ′の
中央部には、本発明の水中曝気装置50が設けられてい
る。
例である。第４図は、本実施例の水中曝気装置が設置さ
れた養魚池の概略平面図である。第４図に示すように、
養魚池Ｐ′は横長の直方形状をしており、養魚池Ｐ′の
中央部には、本発明の水中曝気装置50が設けられてい
る。
第５図は、第４図のＶ−Ｖ線における拡大図、第６図
は、第５図のVI−VI線における平面図である。この水中
曝気装置50は、前記実施例と同様に、中央部に噴水曝気
装置56を有している。噴水曝気装置56は、下端部に、回
転軸が垂直状態になるように配置された水中モーター59
を有しており、この水中モーター59の上側に管状をした
ドラフト環57が垂直に設けられている。ドラフト環57の
下部は、水平状態になった架台55に、取付部材61によっ
て取り付けられて、垂直状態に支持されている。この架
台55の下側には、水中モーター59が架台55に取り付けら
れた支持台58によって垂直状態で支持されている。水中
モーター59の回転軸は、ドラフト環57内に進入するよう
に上方に延出しており、その回転軸の上端部に回転羽根
が連結されている。回転軸に取り付けられた回転羽根
は、水中モーター59の回転により、ドラフト環57内に上
向きの水流を発生させるようになっている。
は、第５図のVI−VI線における平面図である。この水中
曝気装置50は、前記実施例と同様に、中央部に噴水曝気
装置56を有している。噴水曝気装置56は、下端部に、回
転軸が垂直状態になるように配置された水中モーター59
を有しており、この水中モーター59の上側に管状をした
ドラフト環57が垂直に設けられている。ドラフト環57の
下部は、水平状態になった架台55に、取付部材61によっ
て取り付けられて、垂直状態に支持されている。この架
台55の下側には、水中モーター59が架台55に取り付けら
れた支持台58によって垂直状態で支持されている。水中
モーター59の回転軸は、ドラフト環57内に進入するよう
に上方に延出しており、その回転軸の上端部に回転羽根
が連結されている。回転軸に取り付けられた回転羽根
は、水中モーター59の回転により、ドラフト環57内に上
向きの水流を発生させるようになっている。
架台55は、池底に図示しない基礎ボルトによって垂直
状態に設置された４本の支柱51、52、53、54によって水
平状態に支持されている。架台55は、各支柱51〜54に対
して上下方向にスライド可能に支持されており、各セッ
トピンSPによって、各支柱51〜54の所定の高さ位置に固
定されるようになっている。
状態に設置された４本の支柱51、52、53、54によって水
平状態に支持されている。架台55は、各支柱51〜54に対
して上下方向にスライド可能に支持されており、各セッ
トピンSPによって、各支柱51〜54の所定の高さ位置に固
定されるようになっている。
ドラフト環57の上端部には、内側ガイド60が嵌合され
ている。ドラフト環57内を流れる上向きの水流は、ドラ
フト環57上端面から上方に向かって吐出されて、ドラフ
ト環57の上端部に嵌合された内側ガイド60によって、ド
ラフト環57の周囲に噴水流Ｆ′として噴射されるように
なっている。ドラフト環57の周囲の噴射される噴水流
Ｆ′は、大気中の空気を混入しながら、噴水曝気装置56
の周囲の水面へ、微細粒子となった空気が混入した状態
で落下する。
ている。ドラフト環57内を流れる上向きの水流は、ドラ
フト環57上端面から上方に向かって吐出されて、ドラフ
ト環57の上端部に嵌合された内側ガイド60によって、ド
ラフト環57の周囲に噴水流Ｆ′として噴射されるように
なっている。ドラフト環57の周囲の噴射される噴水流
Ｆ′は、大気中の空気を混入しながら、噴水曝気装置56
の周囲の水面へ、微細粒子となった空気が混入した状態
で落下する。
架台55の下側には、一対の水流発生機62および63が取
り付けられている。各水流発生機62および63は、水中モ
ーターSaをそれぞれ有しており、各水中モーターSaの回
転軸に羽根体Sbがそれぞれ取り付けられている。水中ポ
ンプSaには、各羽根体Sbを囲繞するドラフト環Scが取り
付けられている。各水流発生機62および63は、ドラフト
環57に対して対称位置に、それぞれ相反する水平方向に
水流を発生させるべく、架台58に水平状態で支持されて
いる。なお、各水流発生機62および63の各羽根体Sbに、
空気供給管によって空気を供給するようにしてもよい。
り付けられている。各水流発生機62および63は、水中モ
ーターSaをそれぞれ有しており、各水中モーターSaの回
転軸に羽根体Sbがそれぞれ取り付けられている。水中ポ
ンプSaには、各羽根体Sbを囲繞するドラフト環Scが取り
付けられている。各水流発生機62および63は、ドラフト
環57に対して対称位置に、それぞれ相反する水平方向に
水流を発生させるべく、架台58に水平状態で支持されて
いる。なお、各水流発生機62および63の各羽根体Sbに、
空気供給管によって空気を供給するようにしてもよい。
このような構成の水中曝気装置50は、養魚池Ｐ′の中
央部に設置される。この場合、水中曝気装置50は、養魚
池Ｐ′における長手方向に沿った側壁に対して、各水流
発生機62および63によって発生する水流が、若干傾斜し
た状態になるように、各水流発生機62および63の方向を
設定して、養魚池Ｐ′内に設置される。このような状態
で、噴水曝気装置56を駆動すると、養魚池Ｐ′の水がド
ラフト環57を上向きの水流となって流れ、ドラフト環57
の上端から噴水流Ｆ′となって周囲に噴射される。噴水
流Ｆ′は、大気中の空気を微細な粒子として混入しつ
つ、噴水曝気装置56の周囲の水中に落下する。
央部に設置される。この場合、水中曝気装置50は、養魚
池Ｐ′における長手方向に沿った側壁に対して、各水流
発生機62および63によって発生する水流が、若干傾斜し
た状態になるように、各水流発生機62および63の方向を
設定して、養魚池Ｐ′内に設置される。このような状態
で、噴水曝気装置56を駆動すると、養魚池Ｐ′の水がド
ラフト環57を上向きの水流となって流れ、ドラフト環57
の上端から噴水流Ｆ′となって周囲に噴射される。噴水
流Ｆ′は、大気中の空気を微細な粒子として混入しつ
つ、噴水曝気装置56の周囲の水中に落下する。
このような状態で、各水流発生機62および63の各水中
モーターSaが駆動されていることにより、噴水曝気装置
56の周囲の空気が混入された水が、各ドラフト環Scから
強力なジェット旋回流となって噴射され、第４図に示す
ように長方形の養魚池Ｐ′の対角線方向へ沿った水流と
される。各水流は、養魚池Ｐ′の各コーナー部の近傍に
て旋回して中央部に戻る循環流となる。従って、空気が
混入した水は、このような水流によって養魚池Ｐ′全体
に拡散され、養魚池Ｐ′全体が攪拌されて曝気処理され
る。
モーターSaが駆動されていることにより、噴水曝気装置
56の周囲の空気が混入された水が、各ドラフト環Scから
強力なジェット旋回流となって噴射され、第４図に示す
ように長方形の養魚池Ｐ′の対角線方向へ沿った水流と
される。各水流は、養魚池Ｐ′の各コーナー部の近傍に
て旋回して中央部に戻る循環流となる。従って、空気が
混入した水は、このような水流によって養魚池Ｐ′全体
に拡散され、養魚池Ｐ′全体が攪拌されて曝気処理され
る。
なお、池の低部を曝気する場合には、各水流発生機62
および63によって発生する水流の方向を下方に向けるよ
うにすればよい。
および63によって発生する水流の方向を下方に向けるよ
うにすればよい。
（発明の効果） 以上のように、本発明の水中曝気装置は、噴水曝気装
置によって空気が混入してその周囲に落下した水が、噴
水曝気装置と一体となった各水流発生機によって、噴水
曝気装置の周囲に拡散されるようになっているために、
広い複雑な形状の池等であっても、その周縁部にまで、
空気が混入した水を、確実に行き渡らせることができ、
全体を確実に攪拌および曝気処理することができる。ま
た、各水流発生機は、噴水曝気装置と一体になっている
ために、池等の中央部に設置すればよく、設置作業が容
易になる。
置によって空気が混入してその周囲に落下した水が、噴
水曝気装置と一体となった各水流発生機によって、噴水
曝気装置の周囲に拡散されるようになっているために、
広い複雑な形状の池等であっても、その周縁部にまで、
空気が混入した水を、確実に行き渡らせることができ、
全体を確実に攪拌および曝気処理することができる。ま
た、各水流発生機は、噴水曝気装置と一体になっている
ために、池等の中央部に設置すればよく、設置作業が容
易になる。
第１図〜第３図は本発明の水中曝気装置の一実施例を示
すものであり、第１図はその水中曝気装置の配置状態を
示す平面図、第２図は第１図のII−II線における拡大側
面図、第３図は第２図のIII−III線における平面図であ
る。第４図〜第６図は本発明の水中曝気装置の別の実施
例を示すものであり、第４図はその水中水中曝気装置の
配置状態を示す平面図、第５図は第４図のＶ−Ｖ線にお
ける拡大側面図、第６図は第５図のVI−VI線における平
面図である。第７図および第８図は、それぞれ、従来の
曝気装置の平面図である。 １…池等の水中曝気装置、２…噴水曝気装置、４…架
台、10・11・12・13…水流発生機、50……池等の水中曝
気装置、55…架台、56…噴水曝気装置、62・63…水流発
生装置。
すものであり、第１図はその水中曝気装置の配置状態を
示す平面図、第２図は第１図のII−II線における拡大側
面図、第３図は第２図のIII−III線における平面図であ
る。第４図〜第６図は本発明の水中曝気装置の別の実施
例を示すものであり、第４図はその水中水中曝気装置の
配置状態を示す平面図、第５図は第４図のＶ−Ｖ線にお
ける拡大側面図、第６図は第５図のVI−VI線における平
面図である。第７図および第８図は、それぞれ、従来の
曝気装置の平面図である。 １…池等の水中曝気装置、２…噴水曝気装置、４…架
台、10・11・12・13…水流発生機、50……池等の水中曝
気装置、55…架台、56…噴水曝気装置、62・63…水流発
生装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 隆 神奈川県横浜市鶴見区尻手３丁目２番43 号 新明和工業株式会社営業本部内 (56)参考文献 特開 昭60−7926（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−171699（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−173399（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】上向きの水流を発生させるとともに、その
水流によって、空気が微細粒子となって混入した状態で
周囲に落下する噴水を発生させる噴水曝気装置と、 この噴水曝気装置によって噴水曝気装置の周囲に落下し
た水が噴水曝気装置から周囲に拡散するような水流とな
るように、噴水曝気装置と一体に設けられた複数の水流
発生機と、 を具備することを特徴とする池等の水中曝気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33224989A JP2547104B2 (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | 池等の水中曝気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33224989A JP2547104B2 (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | 池等の水中曝気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03193195A JPH03193195A (ja) | 1991-08-22 |
| JP2547104B2 true JP2547104B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=18252842
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33224989A Expired - Fee Related JP2547104B2 (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | 池等の水中曝気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2547104B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103125432A (zh) * | 2013-01-16 | 2013-06-05 | 江门市瑞荣泵业有限公司 | 潜水曝气增氧泵组 |
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| CN104542432B (zh) * | 2014-12-31 | 2017-05-10 | 浙江海洋学院 | 辐射式射流循环集污装置 |
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Family Cites Families (1)
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|---|---|---|---|---|
| JPS607926A (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-16 | Maruyama Seisakusho:Kk | 流体撹拌装置 |
-
1989
- 1989-12-20 JP JP33224989A patent/JP2547104B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03193195A (ja) | 1991-08-22 |
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