JP2546923B2 - 横主管の合流配管構造 - Google Patents

横主管の合流配管構造

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、排水用の横主管の合流配管構造に関する。
(従来の技術) 例えば、マンション等の高層住宅においては、各階の
排水用の枝管が接続された立て主管の下端側に、縦方向
に流下する排水を一旦横方向に変向して排水の落下エネ
ルギーを緩和するためのサブ横主管を設け、複数のサブ
横主管を一本のメイン横主管の管軸方向各所に側方から
接続し、複数の立て主管及びサブ横主管と一本のメイン
横主管とからなる配管システムを採用する場合がある。
そして、この場合のサブ横主管は、従来では当該サブ
横主管とメイン横主管の排水流れ方向のなす角が平面視
略45°をなすように接続され、この際両横主管の勾配は
同じく略1/100程度になるように設定されていた(第12
図及び第13図参照)。
(発明が解決しようとする課題) 前記両横主管の勾配が同一とされていたのは、合流部
分近傍における両横主管内の排水の流速を略同じにすれ
ば、排水の合流がスムーズになされ、管内圧変動も少な
くなると考えられていたからであるが、後述する実験例
でも示すように実際には必ずしもそうではなく、特に正
の管内圧が許容値を超えて破封現象等の原因となる場合
がある。
即ち、両横主管の勾配が同一で1/100程度のときに
は、両横主管のなす角が略45°となるように接続されて
いるにも拘らず、サブ横主管から流入した排水がメイン
横主管の流れ方向に逆流することがあり、そのため管内
断面視上部の空間が狭められ、管内圧が極度に上昇する
のである。
本発明は、かかる実情に鑑み、管内圧増加を極力少な
くおさえることができる横主管の合流配管構造を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本発明が講じた技術的手段
は、各階で枝管(1)が接続された立て主管(3)の下
端側に連通するサブ横主管(6)と、複数のサブ横主管
(6)が管軸方向各所に接続されるメイン横主管(7)
とを備え、それら両横主管(6)(7)の排流れ方向の
なす角が平面視略45度となるよにサブ横主管(6)がメ
イン横主管(7)に接続さた横主管の合流配管構造にお
いて、サブ横主管(6)の取付部(11)内の排水の流速
をメイン横主管(7)内の流速よりも大きくすべく、そ
の取付部(11)からサブ横主管(6)側に、勾配が1/25
〜1/2である一定長の流速加速区間(10)を設けた点に
ある。
(作用) 流速加速区間10内を流れる排水は、その前端部(取付
部11)近傍においてはメイン横主管7内の排水の流速よ
りも高く、メイン横主管7内の取付部11近傍の排水の流
速を高めてその排水をより下流側へ引っぱることにな
り、排水流量がある程度増加しても管内上部の空気断面
積の減少が防止される。
(実施例) 以下、図面に基いて本発明の一実施例につき説明す
る。
第1図は本実施例で採用する配管システムの概要を示
す。
図面において、1は枝管であり、各階に配された便器
2等からの排水がこの枝管1内に流入する。3は立て主
管であり、集合管継手4を介して各階の枝管1と接続さ
れており、下端側はエルボ管5を介してサブ横主管6に
連通されている。
サブ横主管6は、最終的に排水が集中するメイン横主
管7と略平的に配置され、Y型管8を介してそのメイン
横主管7に接続されている。
本実施例では、Y型管8の開き角度、即ち両横主管6,
7の排水流れ方向のなす角θは、第4図に示すように平
面視略45度となるように設定されており、Y型管8の枝
部9を利用して排水の流速加速区間10が設けられてい
る。
即ち、サブ横主管6の勾配i1は、メイン横主管7の勾
配i0と同一に設定されているが、Y型管8の枝部9の先
端から取付部11までの区間は、流速加速区間10とされ、
その勾配i2が前記勾配i0(=i1)よりも大きくなるよう
に設定され、しかもその勾配i2は1/25〜1/2となるよう
設定されている。
従って、本実施例によれば、サブ横主管6内を流れる
排水のうち、取付部11内の排水の流速はメイン横主管7
内の排水の流速よりも高く、サブ横主管6側から流入し
てくる排水がメイン横主管7内の取付部11近傍の排水を
より下流側へ引っぱり、排水流量がある程度大きくなっ
ても、管内上部の空気断面積Sの減少が極力おさえら
れ、流量変化に伴う管内圧変動を減少させることができ
る。以下,この点につき、次の実験例により検証するこ
とにする。
(実験例) 第2図及び第3図は、本実験における配管形態を示
す。
図において、13は主排水立て主管であり、1F〜10Fま
での各階に枝管1を備え、6F,8F,10Fからそれぞれ次の
表−1に示す水量配分で排水が流される。
14は副排水立て主管であり、1F〜5Fまでの各階に枝管
1を備え、5Fから次の表−1に示す水量の排水が流され
る。
また、主・副各立て主管13,14の排水負荷配分率は、
3:1に設定され、管径は同じくφ100(mm)のものが使用
されている。
サブ横主管6は、管径φ125(mm)で一定勾配(i1=1
/100)とされ、主排水立て主管13の下端側のみに設けら
れ、Y型管8を介して管径φ150(mm)で一定勾配(i0
=1/100)とされたメイン横主管7に続されている。
本実験では、第4図に示すように、Y型管8の枝部9
を利用して流速加速区間10を設けることとされ、その長
さLは約500(mm)である。
そして、副排水立て主管14側の1F〜5Fの枝管1内に管
内圧センサ15が設置され、前記表−1に示す種々の排水
流量を負荷したときの管内圧力変動を測定することによ
り、排水性能を評価するようにしている。
第14図及び第15図は、従来例、即ちY型管8の枝部9
を流速加速区間10としないで勾配i2=1/100(=i1
i0)とした場合の実験結果を示し、第14図は横軸に管内
流量、縦軸に1Fの管内圧変動の最大値をとった場合のグ
ラフ、第15図は合流後のメイン横主管7内流量が12(L/
S)(サブ横主管6内の流量は3.0(L/S))の場合の1F
〜5Fまでの各センサ15の最大値をプロットしたグラフで
ある。
これらの図からも明らかなるように、従来では、特に
+P管内圧の増加が著しく、その影響は特に1F〜3Fにお
いて顕著であることがわかる。次に、第6図及び第7図
は、流速加速区間10の勾配をi2=1/10(i1=i0=1/10
0)とした場合、また第10図及び第11図は、流速加速区
間10の勾配をi2=1/5(i1=i0=1/100)とした場合の実
験結果を示す。
これらの結果より明らかになるように、流速加速区間
10の勾配i2を上昇させることにより、従来問題となって
いた+P管内圧の増加が大幅に低減され、i2=1/5の場
合に至っては、合流後のメイン横主管7内の流量が14
(L/S)のときでも許容管内圧(±25mmAg)以下に納ま
っていることがわかる。
尚、許容管内圧±25(mmAg)については、いわゆるHA
SS規格における、管径φ150(mm)、流量8.3(L/S)の
場合の許容管内圧値に基づいたものである。
また、第16図乃至第18図は、流速加速区間10の勾配i2
をそれぞれ、1/100,1/50,1/25,1/15,1/10,1/5,1/3,1/2,
1/1とした場合の、合流後のメイン横主管7内流量に対
する1Fの+P圧力の最大値をプロットしたものである。
これらの結果から明らかなるように、i2=1/5のとき
が最もよい結果が得られており、i2=1/3,1/2,1/1と勾
配が上がるに従って、今度は逆に管内圧変動が激しくな
るようになっている。
これは、流速加速区間10の勾配をあまり上げすぎる
と、当該加速区間10のメイン横主管7に対する取付部11
の上下位置を上昇せざるを得なくなり、流速加速区間10
から流入する排水がメイン横主管7内の空気断面積Sを
かえって減少させる結果となるからであり、このことか
ら、流速加速区間10の勾配i2は1/25〜1/2となるよう設
定するのが好ましい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、流速加速区間10
内で流速が高められた排水が、メイン横主管7内の取付
部11近傍の排水を下流側へ強制的に引っぱり、排水流量
がある程度増加しても管内上部の空気断面積の減少が防
止されるので、排水流量の増加に伴う管内圧増加が極力
少なくおさえられ、ひいては破封現象等を未然に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の合流配管構造が採用される配管システ
ムの概略斜視図、第2図は本発明の効果を検証する実験
で採用した配管形態を示す側面図、第3図は同平面図、
第4図は合流構造の平面図、第5図は同側面図、第6図
及び第7図は実験結果を示すグラフ、第8図は合流構造
の平面図、第9図は同側面図、第10図及び第11図は実験
結果を示すグラフ、第12図は従来の合流構造を示す平面
図、第13図は同側面図、第14図及び第15図は同実験結果
を示すグラフ、第16図乃至第18図は勾配i2を1/100〜1/1
まで変化をさせた場合の実験結果を示すグラフである。 1……枝管,3……立て主管,6……サブ横主管,7……メイ
ン横主管,10……流速加速区間,11……取付部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各階で枝管(1)が接続された立て主管
    (3)の下端側に連通するサブ横主管(6)と、複数の
    サブ横主管(6)が管軸方向各所に接続されるメイン横
    主管(7)とを備え、それら両横主管(6)(7)の排
    水流れ方向のなす角が平面視略45度となるようにサブ横
    主管(6)がメイン横主管(7)に接続された横主管の
    合流配管構造において、サブ横主管(6)の取付部(1
    1)内の排水の流速をメイン横主管(7)内の流速より
    も大きくすべく、その取付部(11)からサブ横主管
    (6)側に、勾配が1/25〜1/2である一定長の流速加速
    区間(10)を設けたことを特徴とする横主管の合流配管
    構造。
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