JP2546762Y2 - 穀稈結束装置における紐収納ケース - Google Patents

穀稈結束装置における紐収納ケース

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JP2546762Y2
JP2546762Y2 JP1991049655U JP4965591U JP2546762Y2 JP 2546762 Y2 JP2546762 Y2 JP 2546762Y2 JP 1991049655 U JP1991049655 U JP 1991049655U JP 4965591 U JP4965591 U JP 4965591U JP 2546762 Y2 JP2546762 Y2 JP 2546762Y2
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JP1991049655U
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英尚 石田
幹夫 持田
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン及びバイン
ダーにおける穀稈結束装置の紐収納ケースに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】結束紐束には小紐束と大紐束の2種類が
あり、穀稈結束装置には小紐束用若しくは大紐束用いず
れかの紐収納ケースが装着されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】穀稈結束装置は、地
域、紐の材質、作業者の要望等に応じて小紐束、大紐束
のいずれをも使用できることが望ましいが、上述のよう
に、従来の穀稈結束装置には小紐束用、大紐束用いずれ
か一方の紐収納ケースしかセットされていないから、大
小の紐束を選択使用することが困難である。また、これ
に対応するため、予め2種類の紐収納ケースを作って選
択装着するようにすると、製作コストがアップすると共
に、使用紐束を変更する場合は紐収納ケース自体も交換
せねばならず面倒となる。本考案の課題は、上記従来の
問題点を一掃する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】結束紐束を収納し、結束
紐の紐取り出し口を設けた方形状の紐収納ケースの内方
に仕切り体を取付け、該仕切り体を、前記紐収納ケース
の内方の対角方向に2つの小紐束収納空間を形成する仕
切り位置と、大紐束収納空間を形成する退避位置とに切
換自在に構成すると共に、上記小紐束収納空間に2つの
小紐束をセットした状態において、小紐束の軸芯方向と
直交する方向の横対面方向視及び縦対面方向視で夫々両
小紐束が重合するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0005】
【作用】小紐束を使用する場合は、図3に示すように、
紐収納ケース9の内部を仕切り体11で対角方向に仕切
り、2つの小紐束収納空間19、20を形成し、一つの
紐束収納空間19に使用する小紐束17を、他の紐束収
納空間20に予備の小紐束17aを収納して作業を行
う。この時、収納した小紐束の軸芯方向と直交する方向
の横体面方向視、縦対面方向視、つまり図3において左
右方向視、上下方向視で夫々重合する状態となる。大紐
束を使用する場合は、図4に示すように、仕切り体11
を退避位置に切換え紐収納ケース9の内部を単一の大紐
束収納空間21に形成し、1個の大紐束18を収納した
状態で作業を行う。
【0006】
【実施例】本考案の1実施例を図1〜図4に基づいて説
明する。図1は図2の矢印A方向よりみた紐収納ケース
の詳細図、図2はコンバイン搭載用の穀稈結束装置の全
体後面図、図3は小紐束を収納した状態の紐収納ケース
の断面図、図4は大紐束を収納した状態の紐収納ケース
の断面図である。1は穀稈結束装置であって、該穀稈結
束装置1は、掻き込み体2、根揃い装置3、パッカー
4、結節部5、ドア6、スイーパー7、案内板8等で構
成されており、穀稈結束装置1の後部には紐収納ケース
9が設けられている。上記紐収納ケース9は方形状に構
成され、その一側面が紐束の出し入れのために開口され
ていて、該開口部には開閉自在の蓋10が枢着されてい
る。15は蓋10を閉じた状態で固定するフックであ
る。11は逆L字状の板で構成された仕切り体であっ
て、該仕切り体11は上端が紐収納ケース9の内方で上
壁9aの略中央部に蝶番12を介して回動自在に取り付
けられている。そして、仕切り体11にはその下端に蝶
番13を介して取付部11aが設けられており、図3に
示すように、取付部11aを紐収納ケース9の前壁9b
の内方下部にボルト14で固定すると、紐収納ケース9
の内方が仕切り体11により対角方向に2つの小紐束収
納空間19、20を形成する状態に仕切られ、上部の小
紐束収納空間19には使用する小紐束17が、下部の小
紐束収納空間20には予備の小紐束17aが横倒れ姿勢
セットした状態で、小紐束の軸芯方向と直交する方向
の横対面方向視及び縦対面方向視、即ち図3において左
右方向視及び上下方向視で夫々の両小紐束17、17a
が重合した状態で収納可能となるように構成されてい
る。
【0007】一方、図4に示すように、仕切り体11を
紐収納ケース9内方で上壁9aと後壁9cに沿う状態
で、中央部をボルト14で後壁9cに固定した退避位置
に切り換えると、紐収納ケース9の内部に単一の大紐束
収納空間21が形成され、該大紐束収納空間21には大
紐束18が立ち姿勢で収納可能となるように構成されて
いる。尚、16は前記紐収納ケース9の奥壁9dの上部
に穿設された紐取り出し口であり、該紐取り出し口16
は前記上部の小紐束収納空間19に臨む位置に設けられ
ている。22、23は前記奥壁9dと蓋10の内側に夫
々固定された紐束の圧着用スポンジである。上述の紐収
納ケース9において、小紐束を使用する場合は仕切り体
11を図3に示す仕切り位置に切換え、大紐束を使用す
る場合は仕切り体11を図4に示す退避位置に切換えて
作業を行うものである。尚、本実施例においては、紐収
納ケース9をコンバイン搭載用の結束装置に使用した例
を示したが、これをバインダーに使用してもよいことは
勿論である。
【0008】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、結束紐束
を収納し、結束紐の紐取り出し口を設けた方形状の紐収
納ケースの内方に仕切り体を取付け、該仕切り体を
紐収納ケースの内方の対角方向に2つの小紐束収納空
間を形成する仕切り位置と、大紐束収納空間を形成する
退避位置とに切換自在に構成すると共に、上記小紐束収
納空間に2つの小紐束をセットした状態において、小紐
束の軸芯方向と直交する方向の横対面方向視及び縦対面
方向視で夫々両小紐束が重合するようにしたことによ
り、紐収納ケースは仕切り体を切換調節するだけで、小
紐束、大紐束いずれも収納セット可能となり、地域、紐
の材質、作業者の要望等に応じた小紐束と大紐束を選択
使用することができる。また、大紐束用の収納ケースを
小紐束用の収納ケースに兼用できるので、従来のよう
に、小紐束用、大紐束用の夫々の紐収納ケースをつくる
必要がなく、しかも、本考案では紐収納ケースを方形状
に形成したので、紐収納ケースを加工しにくい円筒状に
形成する場合に比べ、紐収納ケースを低コストで製作で
き、安価な穀稈結束装置を提供できる。また、大紐束を
収納する方形状の紐収納ケースのコーナー部のスペース
を効率よく利用して2つの小紐束を対角方向で、且つ小
紐束の軸芯方向と直交する方向の横対面方向視及び縦対
面方向視で夫々両小紐束が重合するように並べて収納で
きるようにしたので紐収納ケースがコンパクトにでき
る。 更に、仕切り体を仕切り位置に切換えて複数の小紐
束収納空間を形成するようにしたから、予備紐束を予め
小紐束収納空間に収納しておくことができ、小紐束を使
用する場合であっても、長時間作業が可能になるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の矢印A方向よりみた紐収納ケースの詳細
図である。
【図2】穀稈結束装置の全体後面図である。
【図3】小紐束を収納した状態の紐収納ケースの断面図
である。
【図4】大紐束を収納した状態の紐収納ケースの断面図
である。
【符号の説明】
1 穀稈結束装置 9 紐収納ケース 11 仕切り体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結束紐束を収納し、結束紐の紐取り出し
    口を設けた方形状の紐収納ケースの内方に仕切り体を取
    付け、該仕切り体を、前記紐収納ケースの内方の対角方
    向に2つの小紐束収納空間を形成する仕切り位置と、大
    紐束収納空間を形成する退避位置とに切換自在に構成
    ると共に、上記小紐束収納空間に2つの小紐束をセット
    した状態において、小紐束の軸芯方向と直交する方向の
    横対面方向視及び縦対面方向視で夫々両小紐束が重合す
    るようにしたことを特徴とする穀稈結束装置における紐
    収納ケース。
JP1991049655U 1991-05-31 1991-05-31 穀稈結束装置における紐収納ケース Expired - Lifetime JP2546762Y2 (ja)

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JPH04133123U JPH04133123U (ja) 1992-12-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS617024A (ja) * 1985-06-08 1986-01-13 Takatsu Seisakusho:Kk 自動車のフロントピラー等の製造方法およびその装置

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