JP2546358Y2 - 換気扇カバー - Google Patents

換気扇カバー

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JP2546358Y2
JP2546358Y2 JP1992002709U JP270992U JP2546358Y2 JP 2546358 Y2 JP2546358 Y2 JP 2546358Y2 JP 1992002709 U JP1992002709 U JP 1992002709U JP 270992 U JP270992 U JP 270992U JP 2546358 Y2 JP2546358 Y2 JP 2546358Y2
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fan cover
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清 田中
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東洋精版印刷株式会社
昌栄産業株式会社
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は換気扇カバーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、換気扇は汚れやすく、その汚れ
を放置しておくと、換気能力が著しく低下するため、月
に一度の掃除が必要であるが、掃除に手間がかかるた
め、使い捨て可能な換気扇カバーが普及しつつある。
【0003】従来、換気扇カバーとしては、例えば、金
属製枠体またはプラスチック製枠体の開口部を不織布か
らなる集塵用通気性フィルターで覆ったものが使用され
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、金属製
枠体を使用するものでは完全に焼却することができず、
一方、プラスチック製枠体を使用するものでは焼却の際
に有毒ガスを発生するとともに、焼却炉を痛めるので、
いずれのものも一般の焼却ゴミと一緒に廃棄するのは好
ましくないという問題点があった。
【0005】そこで、本考案は前記問題点に鑑み、一般
の焼却ゴミと一緒に廃棄できるだけでなく、焼却しても
有毒ガスを発生せず、焼却炉を痛めない換気扇カバーを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる換気扇カ
バーは、前記目的を達成するため、基本的には枠体を紙
で構成するようにしたものであるが、紙そのままでは強
度やいわゆる腰が充分でないので、前記枠体を、複数枚
の紙をそれらの抄造方向が交差するように貼り合わせて
得られる合紙で形成し、その中央部に少なくとも1本の
補強部を架け渡すとともに、この補強部に植物性細棒を
一体化した構成としたものである。そして、好ましい実
施態様においては、必要であれば、前記補強部に突き出
し加工で補強用リブ部を設け、このリブ部の背面側に形
成された溝部に前記植物性細棒を埋設してもよい。この
場合の植物性細棒としては、竹,木などの天然材料が好
適である。
【0007】
【作用】したがって、本考案によれば、枠体が紙製であ
るので、一般の焼却ゴミと一緒に処理できることにな
る。
【0008】
【実施例】次に、本考案にかかる一実施例を図1および
図2の添付図面に従って説明する。本実施例にかかる換
気扇カバー10は、厚紙製枠体11と、フィルター20
とからなるものである。
【0009】前記枠体11は、換気扇1の正面と略同一
の大きさを有するもので、これを左右に二分するように
設けた中央補強部12と、この中央補強部12を中心に
線対称となるように設けた補強部13,14とを備えて
いる。
【0010】さらに、前記枠体11は、上辺および下辺
の外側縁部に一対の係止用爪部15,15を有し、左辺
および右辺の外側縁部に係止用爪部15を有するととも
に、各辺の外側縁部に切り欠き部16をそれぞれ設けて
ある。なお、この切り欠き部16は廃棄する際に破りや
すくするためのものである。
【0011】前記中央補強部12には突き出し加工が施
され、その正面側にリブ部17が形成されている一方、
その背面側に形成された溝部には、所定の引っ張り強度
を有する竹ひご,木質棒などの植物性細棒18が接着剤
を介して埋め込まれている。
【0012】前記補強部13の下方側縁部には換気扇カ
バー10を換気扇1から取り外す際に使用する摘み用爪
部19が設けられている。なお、摘み用爪部19は、本
実施例のものに限らず、例えば、中央補強部12の上方
両側縁部に設けてもよく、このように設けることによ
り、換気扇1から換気扇カバー10を片手で簡単に取り
外せるという利点がある。
【0013】前記枠体11を形成する厚紙としては、例
えば、複数枚のいわゆるカード用紙を、その抄造方向が
交差するように貼り合わせて得られる合紙(厚さ0.5
〜1.5mm)が挙げられ、この合紙をプレスで打ち抜
いて枠体11が形成される。なお、前記カード用紙はパ
ルプ繊維の下処理加工中に耐水液,耐油液を含浸させた
ものであり、万一、着火しても自己消火性を有するた
め、安全である。
【0014】次に、集塵用通気性フィルター20は、前
記爪部15,19を除いた前記枠体11の背面に煙を生
じにくい接着剤(例えば、水溶性アクリル系樹脂)で貼
着一体化され、前記枠体11の外周部および中央補強部
12、補強部13,14で形成される開口部を覆ってい
る。
【0015】前記フィルター20としては、例えば、所
定の通気性,集塵効率を有する不織布が挙げられ、枠体
11と同様、自己消火性を有しているものが好ましい。
【0016】したがって、枠体11の係止用爪部15を
換気扇1の図示しない係止用スリットに嵌入することに
より、換気扇カバー10が換気扇1に取り付けられる。
そして、フィルター20に油,ゴミ等が付着して換気効
率が低下した場合には、枠体11の爪部19を引っ張っ
て換気扇カバー10を換気扇1から取り外した後、一般
の焼却ゴミと一緒に廃棄すればよい。
【0017】なお、前記中央補強部12および補強部1
3,14は枠体11を補強するだけでなく、フィルター
20の表面に付着した油を下方側に伝わらせ、換気扇1
の油溜め2にガイドする機能をも有している。
【0018】また、本考案においては少なくとも中央補
強部12だけを設けてあればよく、必ずしも補強部1
3,14は必要でない。
【0019】さらに、前記補強部は上下方向に架け渡し
たものに限らず、横方向に架け渡したものでもよく、前
記フィルターは枠体の表面側に貼着一体化してもよい。
【0020】(実験例) 抄造方向が直交するように2枚のカード用紙を張り合わ
せて得た厚さ1.0mmの合紙をプレス加工で打ち抜く
ことにより、係止用爪部を除き、最大幅327mm、最
大長さ335mmの外形寸法を有する図1と同一形状の
枠体11を得た。この枠体11の外周部および補強部1
2,13,14の最小幅は10mmであり、プレス加工
の際に行った突き出し加工で補強部12の正面側にリブ
部17を形成してある。そして、前記補強部12の背面
側に形成された溝部に植物性細棒18として断面略正方
形(一辺約2mm)で長さ305mmの竹ひごを接着剤で
固定した後、前記枠体11の背面側に自己消火性を有す
る市販の不織布20を貼着一体化してサンプルとなる換
気扇カバー10を得た。
【0021】前記換気扇カバー10を家庭用換気扇1に
取り付けて4週間の使用テストを行ったところ、通気性
が若干低下したものの、フィルター接着性,蒸気適性,
油気適性,枠体形状について実用上の支障となる不具合
は生じなかった。
【0022】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係る換気扇カバーによれば、その枠体が紙からなるも
のであるので、一般の焼却ゴミと一緒に廃棄でき、焼却
しても有毒ガスを発生せず、環境に悪影響を与えないと
ともに、焼却炉の壁面を痛めることもない。また、中央
部に少なくとも1本の補強部を架け渡すように設けた前
記枠体を、複数枚の紙をそれらの抄造方向が交差するよ
うに貼り合わせて得られる合紙で形成してあるので、前
記枠体が所望の強度,腰を有することができる。このた
め、換気扇カバー、特にフィルターが換気扇に吸い寄せ
られても接触することがなく、安全である。さらに、前
記補強部が植物性細棒で補強され、換気扇カバー、特
に、補強部の剛性がより一層大きくなる。このため、本
願考案では、換気扇を回した際に高い風圧が生じても、
補強部が換気扇に接触せず、騒音が生じないとともに、
より一層安全になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる換気扇カバーの一実施例を示
す正面図である。
【図2】 本考案にかかる換気扇カバーの取り付け状態
を示す横断面図である。
【符号の説明】
10…換気扇カバー、11…枠体、12…中央補強部、
13,14…補強部、17…リブ部、18…植物性細
棒、20…フィルター。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 換気扇の正面と略同一の大きさを有し、
    かつ、前記換気扇の正面に着脱可能な枠体と、この枠体
    の開口部を覆う集塵用通気性フィルターとからなる換気
    扇カバーにおいて、 前記枠体が、複数枚の紙をそれらの抄造方向が交差する
    ように貼り合わせて得られる合紙で形成され、その中央
    部に少なくとも1本の補強部を架け渡すとともに、この
    補強部に植物性細棒を一体化したことを特徴とする換気
    扇カバー。
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