JPH068858Y2 - モップ用払拭体 - Google Patents
モップ用払拭体Info
- Publication number
- JPH068858Y2 JPH068858Y2 JP8598088U JP8598088U JPH068858Y2 JP H068858 Y2 JPH068858 Y2 JP H068858Y2 JP 8598088 U JP8598088 U JP 8598088U JP 8598088 U JP8598088 U JP 8598088U JP H068858 Y2 JPH068858 Y2 JP H068858Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiping
- mop
- wiping body
- sheet
- composite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、モップ用払拭体の改良に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種のモップ用払拭体は、一般に、多数の素線
を房状に束ねたものや、複数枚の布を重ね合わせて一体
に縫着したものなどによって構成されていたが、その製
造時に多数の素線を集束したり布を縫製する作業に手数
を必要とし、製造が面倒でコストも高くなるという欠点
があった。しかも、全体として必要以上にボリュームが
あるため、重量が大きくなり易いばかりでなく、使用後
や洗濯後における乾燥性も悪く、廃棄処分する場合の燃
焼性や分解性にも難点があった。
を房状に束ねたものや、複数枚の布を重ね合わせて一体
に縫着したものなどによって構成されていたが、その製
造時に多数の素線を集束したり布を縫製する作業に手数
を必要とし、製造が面倒でコストも高くなるという欠点
があった。しかも、全体として必要以上にボリュームが
あるため、重量が大きくなり易いばかりでなく、使用後
や洗濯後における乾燥性も悪く、廃棄処分する場合の燃
焼性や分解性にも難点があった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の課題は、構造が簡単で簡単且つ安価に製造する
ことができ、しかも、軽量であると共に使用後や洗濯後
における乾燥性も良く、廃棄処分する場合の燃焼性や分
解性にも優れたモップ用払拭体を提供することにある。
ことができ、しかも、軽量であると共に使用後や洗濯後
における乾燥性も良く、廃棄処分する場合の燃焼性や分
解性にも優れたモップ用払拭体を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案のモップは、パルプや
レーヨンなどの天然素材からなる厚手のシートの一面に
化学繊維からなる薄手のシートを貼り合わせることによ
り複合シートを形成し、該複合シートを複数枚積層する
と共に、その積層体の周辺に多数の切込を入れることに
より房状部を形成したことを特徴とするものである。
レーヨンなどの天然素材からなる厚手のシートの一面に
化学繊維からなる薄手のシートを貼り合わせることによ
り複合シートを形成し、該複合シートを複数枚積層する
と共に、その積層体の周辺に多数の切込を入れることに
より房状部を形成したことを特徴とするものである。
[作用] 上記払拭体は、通常のモップと同様に柄棒先端の台座に
取り付けて使用される。
取り付けて使用される。
ここで、該払拭体が、パルプやレーヨン等の天然素材か
らなる厚手のシートと化学繊維からなる薄手のシートと
を重合した複合シートにより構造されているから、天然
素材により良好な吸水性が付与されて水分または油分な
どの含浸性が高められると共に、廃棄処分する場合の燃
焼性や分解性も高められ、一方、化学繊維からなる薄手
のシートによっては、その補強機能により払拭体として
必要な最低限の強度が保持せしめられると共に、複合シ
ートの熱溶着による積層作業の容易化が図られる。
らなる厚手のシートと化学繊維からなる薄手のシートと
を重合した複合シートにより構造されているから、天然
素材により良好な吸水性が付与されて水分または油分な
どの含浸性が高められると共に、廃棄処分する場合の燃
焼性や分解性も高められ、一方、化学繊維からなる薄手
のシートによっては、その補強機能により払拭体として
必要な最低限の強度が保持せしめられると共に、複合シ
ートの熱溶着による積層作業の容易化が図られる。
また、シートの積層体とすることにより、通常の雑巾等
に比べて軽量化することができるため取り扱いが容易で
あり、使用後や洗濯後の水切れも良いため乾燥が速く、
複数の複合シートを積層してその周囲に切込を入れるだ
けで形成することができるため、その製造を簡単且つ安
価に行うことができる。
に比べて軽量化することができるため取り扱いが容易で
あり、使用後や洗濯後の水切れも良いため乾燥が速く、
複数の複合シートを積層してその周囲に切込を入れるだ
けで形成することができるため、その製造を簡単且つ安
価に行うことができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図において、1はモップの柄棒、2は該柄棒1の先
端に形成された払拭体取付用の台座、3は該台座2に取
り付けられた払拭体を示している。
端に形成された払拭体取付用の台座、3は該台座2に取
り付けられた払拭体を示している。
上記台座2は、第2図及び第3図から明らかなように、
木や硬質合成樹脂、金属等からなる硬質の台座本体4
と、該台座本体4の周囲に取り付けた軟質合成樹脂や合
成ゴム等からなる軟質の保護部材5とで構成され、該保
護部材5の周囲には多数の切込6が切設されている。該
保護部材5は、払拭体3を取り付ける場合の支持機能と
台座2が家具や壁等に接触した場合の緩衝機能とを兼備
するもので、台座本体4の周囲だけでなく、第2図に鎖
線で示すように台座本体4の底面の全部にまたは一部を
覆うように取り付けることもでき、これによって、使用
時における台座2の柔軟性が大きくなるため、モップの
使用感と払拭効果とが向上することになる。
木や硬質合成樹脂、金属等からなる硬質の台座本体4
と、該台座本体4の周囲に取り付けた軟質合成樹脂や合
成ゴム等からなる軟質の保護部材5とで構成され、該保
護部材5の周囲には多数の切込6が切設されている。該
保護部材5は、払拭体3を取り付ける場合の支持機能と
台座2が家具や壁等に接触した場合の緩衝機能とを兼備
するもので、台座本体4の周囲だけでなく、第2図に鎖
線で示すように台座本体4の底面の全部にまたは一部を
覆うように取り付けることもでき、これによって、使用
時における台座2の柔軟性が大きくなるため、モップの
使用感と払拭効果とが向上することになる。
また、上記払拭体3は、天然素材からなるシートと化学
繊維からなるシートを重合した複合シートにより構成さ
れている。即ち、該払拭体3は、第6図に示すように、
パルプやレーヨンなど天然素材からなる紙、不織布等の
厚手のシート8の一面に、微量の化学繊維からなる不織
布等の薄手のシート9を貼り合わせることにより複合シ
ート7を形成し、第4図及び第5図に示すように、複数
枚の複合シート7,7,・・を積層すると共に、これらの複
合シート7を熱溶着により結合一体化し、その積層体の
周辺に多数の切込10を入れて房状部11を形成したもので
ある。なお、上記複合シート7の熱溶着には、熱硬化性
の接着剤を使用しても良い。
繊維からなるシートを重合した複合シートにより構成さ
れている。即ち、該払拭体3は、第6図に示すように、
パルプやレーヨンなど天然素材からなる紙、不織布等の
厚手のシート8の一面に、微量の化学繊維からなる不織
布等の薄手のシート9を貼り合わせることにより複合シ
ート7を形成し、第4図及び第5図に示すように、複数
枚の複合シート7,7,・・を積層すると共に、これらの複
合シート7を熱溶着により結合一体化し、その積層体の
周辺に多数の切込10を入れて房状部11を形成したもので
ある。なお、上記複合シート7の熱溶着には、熱硬化性
の接着剤を使用しても良い。
上記払拭体3は、第2図及び第3図に示すように、その
房状部11における一部の線条11aを上記保護部材5の切
込6内に挾み込むことにより、台座2に着脱自在に取り
付けている。従って、該払拭体3は、それが擦り切れた
り腐食したような場合に自由に交換することができ、そ
の交換も、古い払拭体3を切込6から線条11aを引き抜
くことによって台座2から取り外し、新しい払拭体3の
線条11aを切込6内に挾み込むことにより、その作業を
非常に簡単に行うことができる。
房状部11における一部の線条11aを上記保護部材5の切
込6内に挾み込むことにより、台座2に着脱自在に取り
付けている。従って、該払拭体3は、それが擦り切れた
り腐食したような場合に自由に交換することができ、そ
の交換も、古い払拭体3を切込6から線条11aを引き抜
くことによって台座2から取り外し、新しい払拭体3の
線条11aを切込6内に挾み込むことにより、その作業を
非常に簡単に行うことができる。
なお、第3図は、一部の切込6のみに線条11aを挾み込
んだ状態を示している。
んだ状態を示している。
而してこのように、払拭体3を天然素材からなる厚手の
シート8と化学繊維からなる薄手のシート9とを重合し
た複合シート7を用いて構成することにより、両シート
8,9の特性を生かした高性能の払拭体3を得ることがで
きる。即ち、パルプやレーヨン等の天然素材からなる厚
手のシート8からは、それに特有の良好な吸水性により
水分または油分などの含浸性が高められて払拭機能が向
上すると共に、それを破棄処分する場合の燃焼性や分解
性が向上するという効果が得られ、一方、化学繊維から
なる薄手のシート9からは、その補強機能により払拭体
として必要な最低限の強度が保持せしめられると共に、
複数の複合シート7の熱溶着を可能にして積層作業を容
易にするという効果が得られる。従って、該払拭体3は
1〜数回の洗濯にも耐える強度を有し、数回程度は洗濯
して再使用することができ、使用後は簡単に焼却処分や
分解処分することができる。また、シートの積層体で構
成されているため従来の雑巾等に比べて軽量で取り扱い
が容易であり、しかも使用後や洗濯後の水切れが良いた
め乾燥も速く、更に、複数の複合シート7を積層してそ
の周囲に切込10を入れるだけで形成することができるた
め、その構造が簡単で製造を簡単且つ安価に行うことが
できる。
シート8と化学繊維からなる薄手のシート9とを重合し
た複合シート7を用いて構成することにより、両シート
8,9の特性を生かした高性能の払拭体3を得ることがで
きる。即ち、パルプやレーヨン等の天然素材からなる厚
手のシート8からは、それに特有の良好な吸水性により
水分または油分などの含浸性が高められて払拭機能が向
上すると共に、それを破棄処分する場合の燃焼性や分解
性が向上するという効果が得られ、一方、化学繊維から
なる薄手のシート9からは、その補強機能により払拭体
として必要な最低限の強度が保持せしめられると共に、
複数の複合シート7の熱溶着を可能にして積層作業を容
易にするという効果が得られる。従って、該払拭体3は
1〜数回の洗濯にも耐える強度を有し、数回程度は洗濯
して再使用することができ、使用後は簡単に焼却処分や
分解処分することができる。また、シートの積層体で構
成されているため従来の雑巾等に比べて軽量で取り扱い
が容易であり、しかも使用後や洗濯後の水切れが良いた
め乾燥も速く、更に、複数の複合シート7を積層してそ
の周囲に切込10を入れるだけで形成することができるた
め、その構造が簡単で製造を簡単且つ安価に行うことが
できる。
[考案の効果] このように本考案によれば、モップ用払拭体を、パルプ
やレーヨン等の天然素材からなる厚手のシートと化学繊
維からなる薄手のシートとを重合した複合シートの積層
体で構成することにより、構造が簡単で製造が容易であ
ると共に製造コストも安く、軽量で使用後や洗濯後にお
ける乾燥性にも優れ、更に廃棄処分する場合の燃焼性や
分解性にも優れた払拭体を得ることができる。
やレーヨン等の天然素材からなる厚手のシートと化学繊
維からなる薄手のシートとを重合した複合シートの積層
体で構成することにより、構造が簡単で製造が容易であ
ると共に製造コストも安く、軽量で使用後や洗濯後にお
ける乾燥性にも優れ、更に廃棄処分する場合の燃焼性や
分解性にも優れた払拭体を得ることができる。
第1図は本考案の払拭体を柄棒に取り付けてなるモップ
の一例を示す側面図、第2図はその要部拡大断面図、第
3図は同拡大平面図、第4図は本考案の払拭体の平面
図、第5図はその断面図、第6図は払拭体を構成する複
合シートの断面図である。 3……払拭体、7……複合シート、 8……厚手のシート、9……薄手のシート、 10……切込、11……房状部。
の一例を示す側面図、第2図はその要部拡大断面図、第
3図は同拡大平面図、第4図は本考案の払拭体の平面
図、第5図はその断面図、第6図は払拭体を構成する複
合シートの断面図である。 3……払拭体、7……複合シート、 8……厚手のシート、9……薄手のシート、 10……切込、11……房状部。
Claims (1)
- 【請求項1】パルプやレーヨンなどの天然素材からなる
厚手のシートの一面に化学繊維からなる薄手のシートを
貼り合わせることにより複合シートを形成し、該複合シ
ートを複数枚積層すると共に、その積層体の周辺に多数
の切込を入れることにより房状部を形成したことを特徴
とするモップ用払拭体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8598088U JPH068858Y2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | モップ用払拭体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8598088U JPH068858Y2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | モップ用払拭体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH028358U JPH028358U (ja) | 1990-01-19 |
JPH068858Y2 true JPH068858Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31310634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8598088U Expired - Lifetime JPH068858Y2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | モップ用払拭体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068858Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2601728Y2 (ja) * | 1990-12-14 | 1999-12-06 | 花王株式会社 | 清掃用拭布 |
-
1988
- 1988-06-29 JP JP8598088U patent/JPH068858Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH028358U (ja) | 1990-01-19 |
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