JP2546190B2 - 回転ヘッド形磁気再生装置用信号処理回路 - Google Patents

回転ヘッド形磁気再生装置用信号処理回路

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JP2546190B2 JP6196476A JP19647694A JP2546190B2 JP 2546190 B2 JP2546190 B2 JP 2546190B2 JP 6196476 A JP6196476 A JP 6196476A JP 19647694 A JP19647694 A JP 19647694A JP 2546190 B2 JP2546190 B2 JP 2546190B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ヘッド形磁気再生
装置に用いる信号処理回路に関し、特にディジタル化さ
れたデータのインターリーブ(交錯)を行うとともに記
録再生途中で生じるデータの誤りを訂正するための誤り
訂正符号を用いたものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として例えばオーデ
ィオ信号をディジタル信号に変換し、回転ヘッドによっ
て磁気テープに記録再生する回転ヘッド形PCM記録再
生装置がある。一般に前記装置には記録再生途中で生じ
るデータの誤りを訂正するために誤り訂正符号が用いら
れ、誤りの数が訂正能力を越えて訂正できない場合には
前後のデータの平均値をとって内挿するなどの補正処理
が行われる。そして磁気テープ上の誤りはバースト誤り
となることが多いので誤り訂正符号の能力を十分に活か
すためにインターリーブ処理を施して誤りデータをラン
ダム化する事が有効である。
【0003】前述のような補正処理において、簡単な回
路で雑音の少ない方法は平均値内挿であるが、このため
には前後のデータが正しい必要があるので、奇数サンプ
ル群のデータとそれに隣接する偶数サンプル群のデータ
をできるだけ離れた位置に配するようなインターリーブ
が行われる。以下の説明では一例として2チャンネルの
信号を扱う2ヘッドヘリカルスキャンの回転ヘッド形P
CM録音機について考えてみる。図1は従来の回転ヘッ
ドPCM録音機によって磁気テープ上に記録される磁化
パターンを示す図である。
【0004】図において、Tは磁気テープ、Sはヘッド
スキャン方向、Dはテープ走行方向を表し、またL、R
は2つのチャンネル、aは偶数サンプル群、bは奇数サ
ンプル群、そしてPは誤り訂正符号群を示している。本
例では前述のような偶数サンプル群と奇数サンプル群と
を離れた位置に配するインターリーブの方法として、1
スキャンに入りうるサンプルを偶数サンプル群と奇数サ
ンプル群に分け、それらを誤り訂正符号群Pをはさんで
配置した方法である。このようなインターリーブを行え
ば、図に示したテープの幅の約半分のバースト誤りYが
生じた場合でも連続するサンプル誤りは起こらないので
平均値内挿が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来方法のインターリーブでは、一方のヘッドがはがれ
落ちた磁性粉で瞬間的に目づまりを生じたとき、すなわ
ち、一方のヘッドからの再生信号が欠落したり、極端に
劣化したような状態においては連続したサンプルに誤り
が生じるために平均値内挿を行うことができず、このよ
うなデータを再生した場合には、耳につきやすい雑音が
発生するという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来の課題に鑑み為されたもので、各トラックのトラッ
ク中央付近に位置する第1領域と、トラック長手方向に
第1領域よりもトラック前半に位置する第2領域と、第
1領域よりもトラック後半に位置する第3領域とを少な
くとも有し、第2領域はトラック中央に向かって0番か
らm−1番なるm個(mは自然数)のサブ領域を有し、
第3領域はトラック中央から他端に向かって0番からm
−1番なるm個のサブ領域を有し、各サブ領域にはそれ
ぞれ複数ワードのディジタル信号を配し、単位時間分の
ディジタル信号を第1、第2の2トラックの前記第2、
第3領域に配置し、各トラックの第1領域には誤り制御
のための冗長信号の少なくとも一部を配し、前記単位時
間内で最初に入力されたワードの入力順序を0番目とし
たとき、入力順序が4n番目(nは整数)の複数のワー
ドからなる第1のワード群を前記第1トラックの第2領
域に、入力順序が4n+1番目の複数ワードからなる第
2のワード群を前記第2トラックの第2領域に、入力順
序が4n+2番目の複数ワードからなる第3のワード群
を前記第2トラックの第3領域に、入力順序が4n+3
番目の複数ワードからなる第4のワード群を前記第1ト
ラックの第3領域にそれぞれ配し、各領域内において、
該各領域に対応するワード群を対象に各ワードを入力順
に従って0番からm−1番のサブ領域に1ワードずつ繰
り返し配することにより、連続して誤る確率及び集中し
たデータ欠落が起こる確率を低くした磁気テープから再
生されたディジタル信号を所定の順序に並べ替えて出力
するように構成することで、大きな誤りが生じにくく、
かつ、精度のよい再生をなし得る回転ヘッド形磁気再生
装置用信号処理回路を得ることを目的としている。
【0007】
【作用】この発明における回転ヘッド形磁気再生装置用
信号処理回路は、連続して誤る確率及び集中したデータ
欠落が起こる確率が低くなるようにインターリーブ処理
された単位時間分のディジタル信号を所定の順序に並べ
替えて出力・再生するようにしているため、大きな誤り
の生じにくい、精度のよい再生をなし得る。
【0008】
【実施例】図2は本発明の一実施例である回転ヘッド形
PCM磁気記録再生装置によって記録されたテープ上の
磁化パターン図である。図中の記号は図1のものと同一
のものを示す。本発明の装置によるインターリーブで
は、同一チャンネルの奇数サンプル群と偶数サンプル群
とを隣りあったスキャン毎に交互に、かつテープの幅方
向に離れた位置に配する。このような配置により前述し
た1スキャンの信号欠落が発生した場合でも、各チャン
ネルにおいては連続するサンプル誤りは生じないので、
平均値内挿による補正が可能である。
【0009】以下、本発明の一実施例としてテープ巻き
付け角90゜の2ヘッドヘリカルスキャン回転ヘッド形
PCM録音機の構成および動作を図3に基づき説明す
る。また、図3に含まれるメモリ回路の動作を示すタイ
ミング図を図4に示す。図4において、WTはメモリへ
の書き込み期間、ENは符号化の期間、RDはメモリか
らの読み出し期間、DEは復号期間を示す。図3におい
て、記録系は2チャンネルの入力端子1と、ローパスフ
ィルタ(LPF)2と、サンプルホールド(S/H)回
路およびアナログーディジタル(A/D)変換回路3
と、メモリ回路4と、記録系メモリアドレス制御回路5
と、符号化回路6と、変調回路7と、記録アンプ8と、
第1のスイッチ9と、ヘッド10及び11から構成され
る。
【0010】入力端子1にはLRの2チャンネルのアナ
ログ信号が入力され夫々LPF2によって帯域制限され
る。LPF2の出力はS/HおよびA/D変換回路3に
与えられ、ディジタル信号WLn、WRn(n=0、1、
2、…)に変換される。ここでnはサンプリングの順序
を示しており、L,Rの2チャンネルの信号は交互にサ
ンプリングされ、WL0、WR0、WL1、…と順次出力され
る。この信号はメモリ回路4に与えられ記録系メモリア
ドレス制御回路5によって指定されたメモリ上のアドレ
スに順次書き込まれる。メモリ回路4に蓄えられたサン
プルは記録系メモリアドレス制御回路5によって必要な
順序にて読み出され、符号化回路6に与えられる。符号
化回路6では誤り訂正符号や誤り検出符号が生成され、
メモリ回路4に書き込まれる。情報信号および誤り訂正
符号は記録系メモリアドレス制御回路5によって順次読
出され変調回路7に与えられる。前記メモリ回路4は実
用上2系統に分かれており、1系統のメモリがサンプル
の書き込みを行っている間に他の一系統のメモリは符号
化及び読み出しを行う。この様子を示したのが図4で、
90゜テープ巻付けによる2ヘッドの記録再生であるの
で、90゜の信号記録再生区間と90゜の休止区間が交
互に存在する。すなわち90゜の信号記録再生期間が1
スキャンの記録再生に対応している。図4(b)のWT
の期間にてサンプリングされた2スキャン分の信号のう
ち次のRDの期間に読み出される1スキャンの信号がま
ずENの期間にて符号化されRDの期間にて読み出さ
れ、次に残りの1スキャン分の信号が次のENの期間で
符号化され、RDの期間に読み出される。
【0011】変調回路7で、メモリから読み出された信
号は磁気テープに記録するのに適したデータ列に変換さ
れ、記録アンプ8で増幅され、第1の切換スイッチ9を
介して2つのヘッド10、11より磁気テープに記録さ
れる。なお第1の切換スイッチ9は記録時と再生時にお
けるヘッドに接続される回路を切り換える動きをする。
次に再生系の構成とその動作について説明する。再生
系はヘッド10および11と、第2の切換スイッチ12
と、再生アンプ13と、復調回路14と、メモリ回路1
5と、再生系メモリアドレス制御回路16と、復号回路
17と、補正回路18と、ディジタルーアナログ(D/
A)変換回路19と、ローパスフィルタ(LPF)20
と、2チャンネルの出力端子21から構成される。第2
の切換スイッチ12はヘッド10および11の出力信号
を1系統の信号として再生アンプ13に与えるためのも
のである。ヘッド10および11で再生された信号は第
1の切換スイッチ9および第2の切換スイッチ12を介
し再生アンプ13で増幅され、復調回路14に与えられ
る。復調回路14で信号は変調される前のディジタル信
号に戻され、メモリ回路15に与えられる。このディジ
タル信号は再生系メモリアドレス制御回路16によって
メモリ回路15に順次書き込まれる。さらにメモリアド
レス制御回路16は必要なサンプルをメモリ回路15か
ら読み出し復号回路17に与える。復号回路17では誤
り訂正符号を用いて誤り検出、訂正を行う。訂正された
メモリ内のサンプルはメモリアドレス制御回路16によ
って順次読み出され、補正回路に与えられ、誤りが検出
されたが訂正できなかったサンプルに対し、前述した平
均値内挿などの補正がなされる。再生時のメモリ動作は
図4(c)に示されている。WTの期間に再生された1
スキャンのサンプルはメモリ回路15に書き込まれ次の
90゜のあき期間(DEで示す)に復号されメモリ内に
保持される。次のWTの期間にて残りの1スキャンのサ
ンプルがメモリに書き込まれ次のDE期間に復号され
る。復号の終了した2スキャン分のサンプルはRDの期
間に読み出される。メモリ回路15は2系統に分かれて
おり、一方が書込み及び復号を行っている間に他のメモ
リは読み出しを行っているのは記録時と同様である。
【0012】訂正および補正の行われたサンプルはD/
A変換回路19にて元のアナログ信号に変換されLPF
20で不要な周波数成分が除かれた後出力端子21から
出力される。なおクロックパルス発生回路22は記録系
および再生系の各部に必要なクロックを与える働きを有
する。次に図3に示したブロック内のメモリ回路4及び
15の具体的説明とテープ上での詳細なサンプルについ
て説明する。図5は本発明の一実施例におけるメモリ構
成図を示している。図において、WLn、WRnは前述した
ように夫々Lチャンネル、Rチャンネルのn番目に発生
するサンプルを示しており、CLn、CRn、Pnは誤り訂
正符号、lLn、lRnは縦方向の情報信号4サンプルと訂
正符号から構成されるフレームの番号を示す。また横方
向の数字faはフレーム単位のメモリアドレス(以下フ
レームアドレスと呼ぶ)、縦方向の数字saは行単位の
メモリアドレス(以下サンプルアドレスと呼ぶ)を示し
ている。Aはそれぞれ1スキャン内に記録するデータを
示しており、メモリは2スキャン分のデータ、ここでは
情報信号LR各32サンプルと誤り訂正符号26ワード
で構成されている。記録時においてはWL0、WR0、WL
1、…と与えられるサンプルを図に示した配列となるよ
うにメモリアドレスを制御してメモリに格納する。この
とき各チャンネル毎に偶数サンプル群aと奇数サンプル
群bとが分離された状態となる。
【0013】次に、先に記録されるべきlL0、lL2、l
L4、lL6、lR1、lR3、lR5、lR7の8×4のマトリク
ス状のサンプルに対して符号化を行い、誤り訂正符号P
0〜P4及びCL0、CL2、CL4、CL6、CR1、CR3、CR
5、CR7を生成する。誤り訂正符号には多くのものがあ
り、符号化の方法等も異なるがそれら本発明の主旨では
ないので省略する。符号化されたフレームアドレス0〜
8のデータはフレーム単位でフレーム番号の順に順次読
み出され、誤り訂正符号のフレームlP0だけはLaとLb
の間に入るようにフレーム番号3の後に読み出され、テ
ープ上に記録される。1スキャンの読み出し終了後、残
りの1スキャンのサンプルに対しても同様の符号化が行
われ、次のスキャンに記録される。すなわち各チャンネ
ルで連続するサンプルは2スキャンに振り分けられる
が、誤り訂正符号はテープ上に記録される1スキャンの
データに対して完結しており2スキャンにはまたがらな
い。再生時においては記録時と逆にフレーム単位でメモ
リにデータを書込み誤り訂正符号を用いて訂正後、WL
0、WR0、WL1、…と順次読み出していく。前述したよ
うに誤り訂正符号は1スキャンのデータが読み込まれた
時点でそのスキャンの復号を行える。
【0014】この動作は図4にて説明したとおりで符号
が2スキャンにまたがっているものでは2スキャン分の
データがそろってから、次に90゜のあき区間で2スキ
ャン分の復号を行わなければならないのに対し、本方法
では復号は1スキャン毎に行えるので符号化、復号のと
きに必要なクロックレートは、2スキャンのデータイン
ターリーブを行っても増加しない。図6は図5のメモリ
構成によるテープ上に記録される磁気パターン図であ
る。図において、X1はテープの幅、X2は平均値内挿し
うるバースト誤りの幅を示している。この例では誤り訂
正符号のフレームlP0、lP5は1スキャンの中央になる
ように記録時読み出しアドレスを制御するようにしてい
るが、これはスキャン内のどこに置いてもよい。前述の
ように図6に示した磁化パターンでは1スキャンの信号
欠落が生じた場合やテープエッジからテープ幅の約半分
の幅のテープ走行方向のバースト誤りが生じた場合でも
連続するサンプル誤りは生じないので平均値補正が可能
である。
【0015】図7は本発明による磁化パターンの他の例
を示す図である。本例でも図2に示したものと同じ効果
があるのは明らかである。なお、以上の説明では、2チ
ャンネルの情報信号を扱う場合について示したが、複数
のチャンネルの情報信号を扱う場合に適用可能である。
さらに以上の例ではオーディオ信号を対象とする装置に
ついて述べたが、平均値内挿による補正が有効である信
号全般を対象とすることができる。またディジタル信号
記録再生方式としてはPCM方式以外の方式について適
用できることも当然である。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明は、記録媒体上に
形成されている斜めトラックを走査してディジタル信号
の再生を行う回転ヘッド形磁気再生装置に適用する回路
であり、各トラックはトラック中央付近に位置する第1
領域と、トラック長手方向に第1領域よりもトラック前
半に位置する第2領域と、第1領域よりもトラック後半
に位置する第3領域とを少なくとも有し、各トラックの
第1領域には誤り制御のための冗長信号が配され、第2
領域はトラック中央に向かって0番からm−1番なるm
個(mは自然数)のサブ領域を有し、第3領域はトラッ
ク中央から他端に向かって0番からm−1番なるm個の
サブ領域を有し、各サブ領域にはそれぞれ複数ワードの
ディジタル信号が配されており、単位時間分のディジタ
ル信号が第1,第2の2トラックの前記第2,第3領域
に分散配置されているものを所定の順序に並べ替えて出
力するものにおいて、第1領域から再生された冗長信号
を用いて再生信号の誤り検出あるいは誤り訂正を行う復
号手段と、誤り検出あるいは誤り訂正処理のなされた第
1,第2の2トラック分のディジタル信号を単位として
ディジタル信号を並べ替えて出力する信号処理手段とを
備え、該信号処理手段は、前記単位時間分のディジタル
信号を記憶可能なメモリの入出力動作を制御するメモリ
制御手段を含み、前記単位時間分のディジタル信号のう
ち、前記信号処理手段から最初に出力するワードの出力
順序を0番目としたとき、前記メモリ制御手段は、前記
第1トラックの第2領域から再生された複数ワードから
なる第1のワード群を4n番目(nは整数)に、前記第
2トラックの第2領域から再生された複数ワードからな
る第2のワード群を4n+1番目に、前記第2トラック
の第3領域から再生された複数ワードからなる第3のワ
ード群を4n+2番目に、前記第1トラックの第3領域
から再生された複数ワードからなる第4のワード群を4
n+3番目に順次1ワードづつ繰り返し前記信号処理手
段から出力させるように前記メモリを制御するととも
に、前記各領域内において、該各領域に対応するワード
群を対象として、各ワードを出力順に従って0番からm
−1番までのサブ領域から順次1ワードづつ繰り返し出
力させるように前記メモリを制御するようにしているの
で、本発明のような特定の記録パターンをもつ記録トラ
ックを回転ヘッドによるヘリカルスキャンにより再生し
た信号列を容易にもとの信号列に並び替えて出力させる
ことができる。また、本発明は単位時間に入力される信
号列を一情報単位とした再生を行っていることから、こ
の信号処理回路を用いて構成される回転ヘッド形磁気再
生装置によれば、次のような効果を得ることができる。 (イ)1スキャンの信号欠落に対しても大きな連続ワー
ドの欠落の生じないデータ再生が可能である。従って、
情報が集中して欠落することなく、情報の内容解読に支
障がない。 (ロ)テープ幅の半分程度の大きさを有するテープ走行
方向のバースト誤りに対しても大きな連続ワードの欠落
は生じず良好なデータ再生が可能である。 (ハ)テープ幅のほぼ半分以上離れてサブ領域長以下の
連続エラーが第1と第2のトラックに同時に起こっても
大きな連続誤りは生じにくく良好にデータ再生が行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の回転ヘッド形記録再生装置による磁化パ
ターン状態図である。
【図2】本発明の一実施例による磁化パターン状態図で
ある。
【図3】本発明の一実施例による概略ブロック図であ
る。
【図4】本発明の一実施例に含まれるメモリ回路の動作
状態を示すタイミング図である。
【図5】本発明の一実施例に含まれるメモリ回路のメモ
リ構成図である。
【図6】本発明のテープ上でのフレーム配列を示す磁化
パターン状態図である。
【図7】本発明の他の実施例による磁化パターン状態図
である。
【符号の説明】
1:入力端子,2:記録側ローパスフィルタ,3:サン
プルホールドおよびアナログーデジタル変換回路,4:
記録側メモリ回路,5:記録系メモリアドレス制御回
路,6:符号化回路,7:変調回路,8:記録アンプ,
9:第1の切換スイッチ,10:ヘッド,11:ヘッ
ド,12:第2の切換スイッチ,13:再生アンプ,1
4:復調回路,15:再生側メモリ回路,16:再生系
メモリアドレス制御回路,17:復号信号,18:補正
回路,19:ディジタルーアナログ変換回路,20:再
生側ローパスフィルタ,21:出力端子,22:クロッ
ク発生回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に形成されている斜めトラッ
    クを走査してディジタル信号の再生を行う回転ヘッド形
    磁気再生装置に適用する回路であり、 各トラックはトラック中央付近に位置する第1領域と、
    トラック長手方向に第1領域よりもトラック前半に位置
    する第2領域と、第1領域よりもトラック後半に位置す
    る第3領域とを少なくとも有し、 各トラックの第1領域には誤り制御のための冗長信号が
    配され、 第2領域はトラック中央に向かって0番からm−1番な
    るm個(mは自然数)のサブ領域を有し、 第3領域はトラック中央から他端に向かって0番からm
    −1番なるm個のサブ領域を有し、 各サブ領域にはそれぞれ複数ワードのディジタル信号が
    配されており、 1、第2の2トラックの前記第2、第3領域に分散配
    置されている単位時間分のディジタル信号を所定の順序
    に並べ替えて出力する回転ヘッド形磁気再生装置用信号
    処理回路において、 第1領域から再生された冗長信号を用いて再生信号の誤
    り検出あるいは誤り訂正を行う復号手段と、 誤り検出あるいは誤り訂正処理のなされた第1、第2の
    2トラック分のディジタル信号を単位としてディジタル
    信号を並べ替えて出力する信号処理手段とを備え、 該信号処理手段は、前記単位時間分のディジタル信号を
    記憶可能なメモリの入出力動作を制御するメモリ制御手
    段を含み、 前記単位時間分のディジタル信号のうち、前記信号処理
    手段から最初に出力するワードの出力順序を0番目とし
    たとき、 前記メモリ制御手段は、前記第1トラックの第2領域か
    ら再生された複数ワードからなる第1のワード群を4n
    番目(nは整数)に、 前記第2トラックの第2領域から再生された複数ワード
    からなる第2のワード群を4n+1番目に、 前記第2トラックの第3領域から再生された複数ワード
    からなる第3のワード群を4n+2番目に、 前記第1トラックの第3領域から再生された複数ワード
    からなる第4のワード群を4n+3番目に順次1ワード
    ずつ繰り返し前記信号処理手段から出力させるように前
    記メモリを制御するとともに、 前記各領域内において、該各領域に対応するワード群を
    対象として、各ワードを出力順に従って0番からm−1
    番までのサブ領域から順次1ワードづつ繰り返し出力さ
    せるように前記メモリを制御することを特徴とする回転
    ヘッド形磁気再生装置用信号処理回路。
  2. 【請求項2】 前記復号手段は、1トラックの信号を単
    位として誤り検出あるいは誤り訂正を行うことを特徴と
    する請求項1記載の回転ヘッド形磁気再生装置用信号処
    理回路。
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