JP2546041Y2 - 導波管型偏分波器 - Google Patents
導波管型偏分波器Info
- Publication number
- JP2546041Y2 JP2546041Y2 JP1989139129U JP13912989U JP2546041Y2 JP 2546041 Y2 JP2546041 Y2 JP 2546041Y2 JP 1989139129 U JP1989139129 U JP 1989139129U JP 13912989 U JP13912989 U JP 13912989U JP 2546041 Y2 JP2546041 Y2 JP 2546041Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveguide
- frequency
- coaxial
- low
- shared
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はマイクロ波及び準ミリ波帯で用いられる分波
器に関し、特に偏波の直交性を利用した導波管型偏分波
器に関する。
器に関し、特に偏波の直交性を利用した導波管型偏分波
器に関する。
従来、この種の偏分波器は２周波で共用される円形又
は正方形導波管の管壁にあけられた結合窓及び変成器を
介して各々互いに直交偏波関係を維持して励振する構造
のものが多い。このような構造を有する偏分波器で基本
モード波を励振する場合、導波管のカットオフ特性を活
用して低域周波数から順次分波する低順位分波方式が有
効である。
は正方形導波管の管壁にあけられた結合窓及び変成器を
介して各々互いに直交偏波関係を維持して励振する構造
のものが多い。このような構造を有する偏分波器で基本
モード波を励振する場合、導波管のカットオフ特性を活
用して低域周波数から順次分波する低順位分波方式が有
効である。
ところで、偏分波器を衛星通信地球局アンテナの給電
装置に用いる場合、低域周波数が受信用に、高域周波数
が送信用に割り当てられる場合が多く、受信雑音軽減の
観点から低域周波数での低挿入損失特性が重要になる。
装置に用いる場合、低域周波数が受信用に、高域周波数
が送信用に割り当てられる場合が多く、受信雑音軽減の
観点から低域周波数での低挿入損失特性が重要になる。
また、通信衛星の容量拡大化に伴い、地球局アンテナ
の小型化が進み、これらに用いられる偏分波器として
は、小型でかつ低価格化が要求される。
の小型化が進み、これらに用いられる偏分波器として
は、小型でかつ低価格化が要求される。
上述した従来の低順位偏分波器において、低域周波で
の低挿入損失特性を維持するためには、導波管分岐回路
が不可欠となり、構造の簡素化、小型化に限度があり、
経済性の面でも問題がある。
の低挿入損失特性を維持するためには、導波管分岐回路
が不可欠となり、構造の簡素化、小型化に限度があり、
経済性の面でも問題がある。
本考案の目的は、低域周波数での損失を生じることな
く構造の簡素化，小型化を可能にした導波管型分波器を
提供することにある。
く構造の簡素化，小型化を可能にした導波管型分波器を
提供することにある。
本考案の分波器は、直交偏波関係にある２周波数帯の
偏波を伝送する共用の導波管と、この共用導波管内に設
られ、その一端が高域周波数帯用リッジとして構成され
て前記２周波数帯の偏波を分離するセプタムと、前記リ
ッジの終端部近傍に設けたプローブと、このプローブと
同軸線路を介して接続される低域周波数阻止用の同軸管
構成のハイパスフィルタと、このハイパスフィルタに結
合された同軸コネクタと、前記共用導波管に接続された
低域周波数用の導波管と、この低域周波数用の導波管に
設けられた整合回路と、この整合回路の後段に配設した
高域阻止フィルタとを備えており、前記ハイパスフィル
タは共用導波管のプローブ配設領域から低域周波数用導
波管の一部の領域までに各導波管の外壁に沿って延設さ
れ、かつ各導波管の外壁をその内壁の一部とした同軸管
として構成され、その一方の端部に前記同軸線路の一部
が進入配置され、他方の端部に前記同軸コネクタが配置
された構成とされる。
偏波を伝送する共用の導波管と、この共用導波管内に設
られ、その一端が高域周波数帯用リッジとして構成され
て前記２周波数帯の偏波を分離するセプタムと、前記リ
ッジの終端部近傍に設けたプローブと、このプローブと
同軸線路を介して接続される低域周波数阻止用の同軸管
構成のハイパスフィルタと、このハイパスフィルタに結
合された同軸コネクタと、前記共用導波管に接続された
低域周波数用の導波管と、この低域周波数用の導波管に
設けられた整合回路と、この整合回路の後段に配設した
高域阻止フィルタとを備えており、前記ハイパスフィル
タは共用導波管のプローブ配設領域から低域周波数用導
波管の一部の領域までに各導波管の外壁に沿って延設さ
れ、かつ各導波管の外壁をその内壁の一部とした同軸管
として構成され、その一方の端部に前記同軸線路の一部
が進入配置され、他方の端部に前記同軸コネクタが配置
された構成とされる。
この構成では、高域周波数分離回路の一部を同時線
路，同軸管及び同軸コネクタによって同軸化でき、導波
管構造の分岐回路が不要となり、構造の簡素化を図る。
また、低域周波数帯を共用導波管と同軸の低周波数用導
波管で構成するために、その損失を抑制することが可能
となる。
路，同軸管及び同軸コネクタによって同軸化でき、導波
管構造の分岐回路が不要となり、構造の簡素化を図る。
また、低域周波数帯を共用導波管と同軸の低周波数用導
波管で構成するために、その損失を抑制することが可能
となる。
次に、本考案を図面を参照して説明する。
第１図は本考案の一実施例を示し、同図（ａ）は一部
を破断した正面図、同図（ｂ）は一部を破断した平面
図、同図（ｃ）は左側面図、同図（ｄ）は右側面図であ
る。同図において、偏分波器は、直交偏波関係にある２
周波（fL,fh）を伝播する共用の円形導波管１と、その
右側に連接した低域周波数用の方形導波管２で構成され
る。前記円形導波管１は左端に円形フランジ構成の共通
端子３を有し、かつ内部には高域周波の偏波面内に形成
された薄い偏波分離板としてのセプタム４を有してい
る。このセプタム４の左端は高域周波（fh）のみに作用
し、効果的な変成回路として形成された楔状のリッジ５
を構成している。また、このリッジ５の終端短絡部から
約λg/4（高域周波の自由空間波長の４分の１）の位置
には高域周波検出用プローブ６を設けている。このプロ
ーブ６はリッジ部５内に埋め込まれた同軸線路７と接続
されており、円形導波管１の外壁に沿って構成した同軸
管８からなるハイパスフィルタに結合した同軸コネクタ
９に接続している。円形導波管１内の高域周波数（fh）
の電波はリッジ５とプローブ６により効果的に検出さ
れ、同軸コネクタ９に出力される。
を破断した正面図、同図（ｂ）は一部を破断した平面
図、同図（ｃ）は左側面図、同図（ｄ）は右側面図であ
る。同図において、偏分波器は、直交偏波関係にある２
周波（fL,fh）を伝播する共用の円形導波管１と、その
右側に連接した低域周波数用の方形導波管２で構成され
る。前記円形導波管１は左端に円形フランジ構成の共通
端子３を有し、かつ内部には高域周波の偏波面内に形成
された薄い偏波分離板としてのセプタム４を有してい
る。このセプタム４の左端は高域周波（fh）のみに作用
し、効果的な変成回路として形成された楔状のリッジ５
を構成している。また、このリッジ５の終端短絡部から
約λg/4（高域周波の自由空間波長の４分の１）の位置
には高域周波検出用プローブ６を設けている。このプロ
ーブ６はリッジ部５内に埋め込まれた同軸線路７と接続
されており、円形導波管１の外壁に沿って構成した同軸
管８からなるハイパスフィルタに結合した同軸コネクタ
９に接続している。円形導波管１内の高域周波数（fh）
の電波はリッジ５とプローブ６により効果的に検出さ
れ、同軸コネクタ９に出力される。
一方、セプタム４と直交する偏波を有する低域周波
（fL）は、円形導波管１と方形導波管２の境界部に設け
たλ/4整合回路10と、その後段に設けた高域阻止フィル
タ11とを通り、方形導波管２の右端に設けた方形フラン
ジ構成の低域周波用端子12にまで効率よく導かれる。
（fL）は、円形導波管１と方形導波管２の境界部に設け
たλ/4整合回路10と、その後段に設けた高域阻止フィル
タ11とを通り、方形導波管２の右端に設けた方形フラン
ジ構成の低域周波用端子12にまで効率よく導かれる。
したがって、この偏分波器によれば、高域周波数分離
回路は、その一部を同軸線路7,同軸管８及び同軸コネク
タ９によって同軸化でき、導波管構造の分岐回路が不要
となり、構造の簡素化を図ることができる。また、低域
周波数帯は、円形導波管１と同軸接続された方形導波管
２により構成されるため、その損失を抑制することが可
能となる。
回路は、その一部を同軸線路7,同軸管８及び同軸コネク
タ９によって同軸化でき、導波管構造の分岐回路が不要
となり、構造の簡素化を図ることができる。また、低域
周波数帯は、円形導波管１と同軸接続された方形導波管
２により構成されるため、その損失を抑制することが可
能となる。
以上説明したように本考案は、高域周波数分離回路の
一部を同軸線路，同軸管及び同軸コネクタによって同軸
化しているので、導波管構造の分岐回路が不要となり、
構造の簡素化を図ることができ、小型化が可能となる。
また、低域周波数帯を共用導波管と同軸の低周波数用導
波管で構成するために、その損失を抑制することも可能
となる。
一部を同軸線路，同軸管及び同軸コネクタによって同軸
化しているので、導波管構造の分岐回路が不要となり、
構造の簡素化を図ることができ、小型化が可能となる。
また、低域周波数帯を共用導波管と同軸の低周波数用導
波管で構成するために、その損失を抑制することも可能
となる。
更に、偏分波器の小型化はアンテナへの搭載において
スペースファクターを有利にするのみならず、小型アン
テナへの搭載も可能となる。
スペースファクターを有利にするのみならず、小型アン
テナへの搭載も可能となる。
第１図は本考案の一実施例を示しており、同図（ａ）は
一部を破断した正面図、同図（ｂ）は一部を破断した平
面図、同図（ｃ）は左側面図、同図（ｄ）は右側面図で
ある。 １……円形導波管（共用導波管）、２……方形導波管
（低域波数用導波管）、３……共通端子、４……セプタ
ム、５……リッジ、６……プローブ、７……同軸線路、
８……同軸管（ハイパスフィルタ）、９……同軸コネク
タ（高域周波数用端子）、10……λ/4整合回路、11……
高域阻止フィルタ、12……低域周波数用端子。
一部を破断した正面図、同図（ｂ）は一部を破断した平
面図、同図（ｃ）は左側面図、同図（ｄ）は右側面図で
ある。 １……円形導波管（共用導波管）、２……方形導波管
（低域波数用導波管）、３……共通端子、４……セプタ
ム、５……リッジ、６……プローブ、７……同軸線路、
８……同軸管（ハイパスフィルタ）、９……同軸コネク
タ（高域周波数用端子）、10……λ/4整合回路、11……
高域阻止フィルタ、12……低域周波数用端子。
Claims (1)
- 【請求項１】直交偏波関係にある２周波数帯の偏波を伝
送する共用の導波管と、この共用導波管内に設けられ、
その一端が高域周波数帯用リッジとして構成されて前記
２周波数帯の偏波を分離するセプタムと、前記リッジの
終端部近傍に設けたプローブと、このプローブと同軸線
路を介して接続される低域周波数阻止用の同軸管構成の
ハイパスフィルタと、このハイパスフィルタに結合され
た同軸コネクタと、前記共用導波管に接続された低域周
波数用の導波管と、この低域周波数用の導波管に設けら
れた整合回路と、この整合回路の後段に配設した高域阻
止フィルタとを備え、前記ハイパスフィルタは前記共用
導波管のプローブ配設領域から前記低域周波数用導波管
の一部の領域までに各導波管の外壁に沿って延設され、
前記各導波管の外壁をその内壁の一部とした同軸管とし
て構成され、その一方の端部に前記同軸線路の一部が進
入配置され、他方の端部に前記同軸コネクタが配置され
ることを特徴とする導波管型偏分波器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989139129U JP2546041Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 導波管型偏分波器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989139129U JP2546041Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 導波管型偏分波器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0377501U JPH0377501U (ja) | 1991-08-05 |
| JP2546041Y2 true JP2546041Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=31686189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989139129U Expired - Lifetime JP2546041Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 導波管型偏分波器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2546041Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3994169B2 (ja) * | 2005-06-20 | 2007-10-17 | 独立行政法人国立高等専門学校機構 | ブランチライン型偏波分離器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0413846Y2 (ja) * | 1985-11-19 | 1992-03-30 | ||
| JPS6385901U (ja) * | 1986-11-25 | 1988-06-04 |
-
1989
- 1989-11-30 JP JP1989139129U patent/JP2546041Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0377501U (ja) | 1991-08-05 |
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