JP2546022Y2 - 自動2輪車の車高調整装置 - Google Patents
自動2輪車の車高調整装置Info
- Publication number
- JP2546022Y2 JP2546022Y2 JP1990061277U JP6127790U JP2546022Y2 JP 2546022 Y2 JP2546022 Y2 JP 2546022Y2 JP 1990061277 U JP1990061277 U JP 1990061277U JP 6127790 U JP6127790 U JP 6127790U JP 2546022 Y2 JP2546022 Y2 JP 2546022Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- cushion unit
- vehicle height
- low position
- height adjustment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、フロントおよびリアクッションユニット
の長さを変えて車高を調整する自動2輪車の車高調整装
置に関する。
の長さを変えて車高を調整する自動2輪車の車高調整装
置に関する。
(従来の技術) リアクッションユニットのリア油圧ダンパのポンピン
グ作用を利用し、切替バルブ1つの操作により、車高が
ハイポジションあるいはロウポジションを採るように調
整される車高調整装置がある。
グ作用を利用し、切替バルブ1つの操作により、車高が
ハイポジションあるいはロウポジションを採るように調
整される車高調整装置がある。
その車高調整装置の概略を第4図に示す。
符号1aはフロントクッションユニット、1bはリアクッ
ションユニットを示し、2は車高調整部である。フロン
トクッションユニット1aはフロントコイルスプリング3a
と図示しないフロント油圧ダンパによって構成され、リ
アクッションユニット1bはリアコイルスプリング3bとリ
ア油圧ダンパ4bによって構成される。
ションユニットを示し、2は車高調整部である。フロン
トクッションユニット1aはフロントコイルスプリング3a
と図示しないフロント油圧ダンパによって構成され、リ
アクッションユニット1bはリアコイルスプリング3bとリ
ア油圧ダンパ4bによって構成される。
また、フロントクッションユニット1aの上部には、シ
リンダ5aとピストン6aよりなるフロント油圧ジャッキ7a
が付設され、ピストンロッド8aの下端がフロントコイル
スプリング3a上端のスプリングガイド9aに結合してい
る。
リンダ5aとピストン6aよりなるフロント油圧ジャッキ7a
が付設され、ピストンロッド8aの下端がフロントコイル
スプリング3a上端のスプリングガイド9aに結合してい
る。
リアクッションユニット1bの上端にも同様に、シリン
ダ5bとピストン6bよりなるリア油圧ジャッキ7bが付設さ
れ、ピストン6bの下端がリアコイルスプリング3b上端の
スプリングガイド9bに係合している。
ダ5bとピストン6bよりなるリア油圧ジャッキ7bが付設さ
れ、ピストン6bの下端がリアコイルスプリング3b上端の
スプリングガイド9bに係合している。
リア油圧ダンバ4bは、シリンダ10bとピストン11bより
なり、ピストンロッド12bの下端が、リアコイルスプリ
ング3b下端のスプリングガイド13bに係合し、かつ自動
2輪車のリアスイングアームに連結している。走行中の
後輪の上下動はリアコイルスプリング3bの緩衝作用を受
けると同時に、シリンダ10b内に充填されたオイルがピ
ストン11bに圧縮され、その圧縮オイルをピストン11bに
開けた小孔などから漏出させ、その流通抵抗により、リ
アコイルスプリング3bの振動が減衰される。
なり、ピストンロッド12bの下端が、リアコイルスプリ
ング3b下端のスプリングガイド13bに係合し、かつ自動
2輪車のリアスイングアームに連結している。走行中の
後輪の上下動はリアコイルスプリング3bの緩衝作用を受
けると同時に、シリンダ10b内に充填されたオイルがピ
ストン11bに圧縮され、その圧縮オイルをピストン11bに
開けた小孔などから漏出させ、その流通抵抗により、リ
アコイルスプリング3bの振動が減衰される。
そして、このシリンダ10内の圧縮オイルが、連結ホー
ス14を介して前記車高調整部2のオイル通路15に供給さ
れる。オイル通路15の先端は、さらに連結ホース16a,16
bを介して、油圧ジャッキ7a,7bのシリンダ5a,5bに接続
される。
ス14を介して前記車高調整部2のオイル通路15に供給さ
れる。オイル通路15の先端は、さらに連結ホース16a,16
bを介して、油圧ジャッキ7a,7bのシリンダ5a,5bに接続
される。
また、オイル通路15は、連設されたリザーバタンク17
に通じている。リザーバタンク17は浮動ピストン18を介
して圧縮空気を封入したエアタンク19に接し、リザーバ
タンク内オイルにはある程度の初期圧力が与えられてい
る。
に通じている。リザーバタンク17は浮動ピストン18を介
して圧縮空気を封入したエアタンク19に接し、リザーバ
タンク内オイルにはある程度の初期圧力が与えられてい
る。
さらに、オイル通路15の途中には、切替バルブ20によ
り相互に開通,遮断を制御される往路21と復路22が並列
に接続される。往路21,復路22共に逆方向のオイル流通
を阻止するチェックバルブ23,24が介装される。切替バ
ルブ20は操作部25により、ハイポジションHとロウポジ
ションLの2つの位置に制御される。
り相互に開通,遮断を制御される往路21と復路22が並列
に接続される。往路21,復路22共に逆方向のオイル流通
を阻止するチェックバルブ23,24が介装される。切替バ
ルブ20は操作部25により、ハイポジションHとロウポジ
ションLの2つの位置に制御される。
ハイポジションHを選択すると、往路21が開き、走行
中にリア油圧ダンパ4bに発生する脈動型油圧が順次フロ
ント,リア油圧ジャッキ7a,7bに送られて、チェックバ
ルブ23により蓄積され、両コイルスプリング3a,3bの上
端を押し下げて両クッションユニット1a,1bを伸長し、
よって、車高をハイポジションHに調整する。両油圧ジ
ャッキ7a,7bに送られたオイルの量はリザーバタンク17
より補充される。
中にリア油圧ダンパ4bに発生する脈動型油圧が順次フロ
ント,リア油圧ジャッキ7a,7bに送られて、チェックバ
ルブ23により蓄積され、両コイルスプリング3a,3bの上
端を押し下げて両クッションユニット1a,1bを伸長し、
よって、車高をハイポジションHに調整する。両油圧ジ
ャッキ7a,7bに送られたオイルの量はリザーバタンク17
より補充される。
ロウポジションLを選択すると、復路22が開き、チェ
ックバルブ24により上記油圧が遮断され、脈動圧の谷間
で、自重により両油圧ジャッキ7a,7bのオイルがリザー
バタンク17に戻り、両クッションユニット1a,1bが短縮
する結果、車高はロウポジションLに調整される。
ックバルブ24により上記油圧が遮断され、脈動圧の谷間
で、自重により両油圧ジャッキ7a,7bのオイルがリザー
バタンク17に戻り、両クッションユニット1a,1bが短縮
する結果、車高はロウポジションLに調整される。
車高調整装置は以上の通りであるが、車高は、サイド
スタンドによって駐車した時の車体の傾きに大きな影響
がある。上記のように、ハイ,ロウ2つのポジションを
採るものでは、そのいずれかのポジションに合わせてサ
イドスタンドの諸元が設定される必要がある。一般的に
は、安全度を考慮して、ロウポジションの車高に適応し
たサイドスタンドが設定されている。そして切替バルブ
のロウポジションへの操作を忘れないように、ラベルな
どによって注意を喚起しているのが現状である。
スタンドによって駐車した時の車体の傾きに大きな影響
がある。上記のように、ハイ,ロウ2つのポジションを
採るものでは、そのいずれかのポジションに合わせてサ
イドスタンドの諸元が設定される必要がある。一般的に
は、安全度を考慮して、ロウポジションの車高に適応し
たサイドスタンドが設定されている。そして切替バルブ
のロウポジションへの操作を忘れないように、ラベルな
どによって注意を喚起しているのが現状である。
ところが、切替バルブをロウポジションに切り替えて
も、その車高調整動作が遅れて、ハイポジションの車高
のまま駐車するという現象が起こる。これは、ロウポジ
ションへの車高調整は自重によって行われ、切替バルブ
の操作によりローポジションにシフトするまでの間にタ
イムラグがあり、しかも、リザーバタンクに初期圧が印
加されているので、早めにサイドスタンドを出した車体
を傾斜させると、油圧ジャッキに加わる自重の力が減少
して、車高調整動作しない恐れがある。自動2輪車がハ
イポジションのまま駐車すると、車体の傾斜が大きく駐
車姿勢が不安定になって、転倒のおそれがある。
も、その車高調整動作が遅れて、ハイポジションの車高
のまま駐車するという現象が起こる。これは、ロウポジ
ションへの車高調整は自重によって行われ、切替バルブ
の操作によりローポジションにシフトするまでの間にタ
イムラグがあり、しかも、リザーバタンクに初期圧が印
加されているので、早めにサイドスタンドを出した車体
を傾斜させると、油圧ジャッキに加わる自重の力が減少
して、車高調整動作しない恐れがある。自動2輪車がハ
イポジションのまま駐車すると、車体の傾斜が大きく駐
車姿勢が不安定になって、転倒のおそれがある。
自動2輪車がハイポジションを採ったまま駐車する現
象は、車体の傾斜角の大きさを注意深く観察すれば発見
可能ではあるが、そのまま見逃すことが多いため、車高
のハイ,ロウのポジションが簡単に認識できる装置が望
まれるものであった。
象は、車体の傾斜角の大きさを注意深く観察すれば発見
可能ではあるが、そのまま見逃すことが多いため、車高
のハイ,ロウのポジションが簡単に認識できる装置が望
まれるものであった。
(考案が解決しようとする課題) この考案は、上記の事情を考慮してなされたもので、
ハイとロウの2つの車高ポジションを選択できる自動2
輪車において、確実にそのポジションに車高調整された
かどうかを、簡単に見分けることができ、ロウポジショ
ンでのサイドスタンド駐車が励行されることを目的とし
た自動2輪車の車高調整装置を提供するものである。
ハイとロウの2つの車高ポジションを選択できる自動2
輪車において、確実にそのポジションに車高調整された
かどうかを、簡単に見分けることができ、ロウポジショ
ンでのサイドスタンド駐車が励行されることを目的とし
た自動2輪車の車高調整装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的に沿って、この考案の自動2輪車の車高調
整装置は、コイルスプリングと油圧ダンパとを組み合わ
せたフロント,リアクッションユニットのそれぞれの上
部に、コイルスプリングの上端を上下させるフロント,
リア油圧ジャッキが装備され、上記リアクッションユニ
ットが動作した時にリア油圧ダンパのポンピング作用に
より発生する油圧が、チェックバルブを介して両油圧ジ
ャッキに導入されることによって、両コイルスプリング
の上端を押し下げるハイポジションと、このリア油圧ダ
ンパの油圧導入が中止されると共に両油圧ジャッキが開
放されることによって、自重により両コイルスプリング
の上端が上昇するロウポジションとが、切替バルブの操
作により選択される自動2輪車の車高調整装置におい
て、前記リアクッションユニットは車体中央付近に一本
設けられ、上記リアクッションユニットの油圧ジャッキ
がダストカバーで被覆される一方、サイドスタンドと反
対側の上記ダストカバー側面に、上記ハイポジションと
ロウポジションとを確認できる透視窓が設置されたもの
である。
整装置は、コイルスプリングと油圧ダンパとを組み合わ
せたフロント,リアクッションユニットのそれぞれの上
部に、コイルスプリングの上端を上下させるフロント,
リア油圧ジャッキが装備され、上記リアクッションユニ
ットが動作した時にリア油圧ダンパのポンピング作用に
より発生する油圧が、チェックバルブを介して両油圧ジ
ャッキに導入されることによって、両コイルスプリング
の上端を押し下げるハイポジションと、このリア油圧ダ
ンパの油圧導入が中止されると共に両油圧ジャッキが開
放されることによって、自重により両コイルスプリング
の上端が上昇するロウポジションとが、切替バルブの操
作により選択される自動2輪車の車高調整装置におい
て、前記リアクッションユニットは車体中央付近に一本
設けられ、上記リアクッションユニットの油圧ジャッキ
がダストカバーで被覆される一方、サイドスタンドと反
対側の上記ダストカバー側面に、上記ハイポジションと
ロウポジションとを確認できる透視窓が設置されたもの
である。
(作用) こうして、ライダは、自動2輪車の駐車状態で見易い
透視窓を設け、この透視窓を通じてその時の車高の調整
状態を知ることができ、車高調整忘れや調整ミスがある
場合は、そのことを直ちに発見することができ、再調整
がうながされる。従ってロウポジションでのサイドスタ
ンドによる駐車が励行され、駐車姿勢が安定し、駐車時
における転倒事故の発生を未然に有効的に防止できる。
透視窓を設け、この透視窓を通じてその時の車高の調整
状態を知ることができ、車高調整忘れや調整ミスがある
場合は、そのことを直ちに発見することができ、再調整
がうながされる。従ってロウポジションでのサイドスタ
ンドによる駐車が励行され、駐車姿勢が安定し、駐車時
における転倒事故の発生を未然に有効的に防止できる。
透視窓はサイドスタンドの反対側に配置されているの
で、傾斜により上向きになり、自動2輪車の駐車状態で
目視しやすくなっている。
で、傾斜により上向きになり、自動2輪車の駐車状態で
目視しやすくなっている。
(実施例) 以下この考案の実施例を示す図に就いて説明する。
第1図は、この考案の車高調整装置を備えた自動2輪
車の側面図で、前輪26を支持するフロントフォーク27
に、フロントコイルスプリングとフロント油圧ダンパに
より構成されたフロントクッションユニット(第4図参
照)が内装され、後輪28を支持するスイングアーム29と
車体との間には、リアコイルスプリング3bとリア油圧ダ
ンパにより構成されたリアクッションユニット1bが介装
される。リアクッションユニット1bは、第1図に示すよ
うに車体中央付近で車体とスイングアーム29の基部側と
の間に一本設けられ、いわゆるモノサスと呼ばれるモノ
クッション式リアサスペンションである。
車の側面図で、前輪26を支持するフロントフォーク27
に、フロントコイルスプリングとフロント油圧ダンパに
より構成されたフロントクッションユニット(第4図参
照)が内装され、後輪28を支持するスイングアーム29と
車体との間には、リアコイルスプリング3bとリア油圧ダ
ンパにより構成されたリアクッションユニット1bが介装
される。リアクッションユニット1bは、第1図に示すよ
うに車体中央付近で車体とスイングアーム29の基部側と
の間に一本設けられ、いわゆるモノサスと呼ばれるモノ
クッション式リアサスペンションである。
フロントクッションユニットおよびリアクッションユ
ニット1bの上部には油圧ジャッキが組み込まれ、この両
油圧ジャッキにリアクッションユニット1bのリア油圧ダ
ンパに発生する油圧が供給,放出されることによって、
両コイルスプリングの上端が下降,上昇して両クッショ
ンユニットを伸縮し、車高がハイポジションとロウポジ
ションを選択的に採るように調整される。これらの選択
は切替バルブにより操作され、油圧の放出は両油圧ジャ
ッキに加わる自重によって行われる。
ニット1bの上部には油圧ジャッキが組み込まれ、この両
油圧ジャッキにリアクッションユニット1bのリア油圧ダ
ンパに発生する油圧が供給,放出されることによって、
両コイルスプリングの上端が下降,上昇して両クッショ
ンユニットを伸縮し、車高がハイポジションとロウポジ
ションを選択的に採るように調整される。これらの選択
は切替バルブにより操作され、油圧の放出は両油圧ジャ
ッキに加わる自重によって行われる。
第2図は、車高調整装置のリアクッションユニット1b
の上部を示すもので、中心にリア油圧ダンパ4bのシリン
ダ10bが通り、その周りに巻装されたリアコイルスプリ
ング3bの上端は、シリンダ10bの外周に嵌合した上下ス
ライド自在なスプリングガイド9bに接している。
の上部を示すもので、中心にリア油圧ダンパ4bのシリン
ダ10bが通り、その周りに巻装されたリアコイルスプリ
ング3bの上端は、シリンダ10bの外周に嵌合した上下ス
ライド自在なスプリングガイド9bに接している。
シリンダ10bの上端には、シリンダ5bと環状のピスト
ン6bによってリア油圧ジャッキ7bが構成される。ピスト
ン6bの下端は上記スプリングガイド9bに係合する。この
リア油圧ジャッキ9bへの油圧の供給,放出によって、ス
プリングガイド9bおよびリアコイルスプリング3b上端が
下降,上昇してリアクッションユニット1bが伸縮し、車
高が高低2様に調整されることは上記の通りである。
ン6bによってリア油圧ジャッキ7bが構成される。ピスト
ン6bの下端は上記スプリングガイド9bに係合する。この
リア油圧ジャッキ9bへの油圧の供給,放出によって、ス
プリングガイド9bおよびリアコイルスプリング3b上端が
下降,上昇してリアクッションユニット1bが伸縮し、車
高が高低2様に調整されることは上記の通りである。
次に、上記油圧リアジャッキ7bの周りには、ゴム製な
どのダストカバー30が被覆される。
どのダストカバー30が被覆される。
そして、サイドスタンドは、一般的には自動2輪車の
正面から見て右側に設置されるが、その反対側(正面か
ら見て左側)のダストカバー30の側面に、透視窓31が開
設され、透視窓31は第3図に示すようにダストカバー30
の側面とほぼ面一に設けられ、上記透視窓31の近くのダ
ストカバー30の表面には指標32が印字されている。
正面から見て右側に設置されるが、その反対側(正面か
ら見て左側)のダストカバー30の側面に、透視窓31が開
設され、透視窓31は第3図に示すようにダストカバー30
の側面とほぼ面一に設けられ、上記透視窓31の近くのダ
ストカバー30の表面には指標32が印字されている。
透視窓31からは前記スプリングガイド9bの外周が目視
でき、指標32との対比によって、車高がハイポジション
HにあるかロウポジションLにあるかを一目瞭然に知る
ことができる。
でき、指標32との対比によって、車高がハイポジション
HにあるかロウポジションLにあるかを一目瞭然に知る
ことができる。
この透視窓31はサイドスタンドをかけた時には、その
傾斜によって上向きになるので、外から見やすくなる。
リアクッションユニット1bはモノサスなので、車体中央
付近の奥に配置され、普通には見にくい場所であるが、
このように上向きになることによって、ライダは透視窓
31を見やすく、簡単に車高ポジションを知覚できる。
傾斜によって上向きになるので、外から見やすくなる。
リアクッションユニット1bはモノサスなので、車体中央
付近の奥に配置され、普通には見にくい場所であるが、
このように上向きになることによって、ライダは透視窓
31を見やすく、簡単に車高ポジションを知覚できる。
車高調整装置のロウポジションへの移行調整は自重に
よって行われ、切替バルブの操作から実際にローポジシ
ョンにシフトするまでの間にタイムラグがあり、また、
リザーブタンクに初期圧が印加されているので、早めに
サイドスタンドを出して車体を傾斜させると、両油圧ジ
ャッキに加わる自重の力が減少して調整動作しないこと
がある。切替バルブをロウポジションに切り替えても、
自動2輪車の車高がハイポジションのまま駐車するとい
う現象が起こる。また、単純な操作忘れによっても車高
がハイポジションのまま駐車するようなことが起こる
が、上記の透視窓31により簡単にその調整忘れや調整ミ
スが発見でき、再調整によって車高をロウポジションに
簡単かつ容易に位置させることができ、安定した駐車姿
勢を確保することができる。
よって行われ、切替バルブの操作から実際にローポジシ
ョンにシフトするまでの間にタイムラグがあり、また、
リザーブタンクに初期圧が印加されているので、早めに
サイドスタンドを出して車体を傾斜させると、両油圧ジ
ャッキに加わる自重の力が減少して調整動作しないこと
がある。切替バルブをロウポジションに切り替えても、
自動2輪車の車高がハイポジションのまま駐車するとい
う現象が起こる。また、単純な操作忘れによっても車高
がハイポジションのまま駐車するようなことが起こる
が、上記の透視窓31により簡単にその調整忘れや調整ミ
スが発見でき、再調整によって車高をロウポジションに
簡単かつ容易に位置させることができ、安定した駐車姿
勢を確保することができる。
上記の通り、この考案に係わる自動2輪車の車高調整
装置は、切替バルブの切替操作により、リア油圧ダンパ
で発生した油圧でフロントおよびそのリアクッションユ
ニットの両油圧ジャッキを作動させ、自動2輪車の車体
を前後2箇所でバランスよく走行中でも昇降させること
ができる。
装置は、切替バルブの切替操作により、リア油圧ダンパ
で発生した油圧でフロントおよびそのリアクッションユ
ニットの両油圧ジャッキを作動させ、自動2輪車の車体
を前後2箇所でバランスよく走行中でも昇降させること
ができる。
また、この考案に係る自動2輪車の車高調整装置は、
ハイポジションとロウポジションの2通りの車高調整の
ためにリアコイルスプリングの上端を上下させるリアク
ッションユニットを車体中央付近に一本設け、上記リア
クッションユニットのリア油圧ジャッキにダストカバー
が被覆され、サイドスタンドと反対側のダストカバーの
側面に、上記ハイポジションとロウポジションとを確認
できる透視窓が設置されたもので、この透視窓を通して
自動2輪車がどのポジションに車高調整されたかどうか
を、簡単にかつ確実に見分けることができる。また、自
動2輪車はサイドスタンドを出して駐車させると透視窓
が上向き位置となるので、乗車姿勢のままでも確認する
ことができ、さらに、リアクッションユニットを車体中
央付近に一本設けたモノサスのリアサスペンションで
も、透視窓を通してどのポジションに車高調整された
が、簡単かつ容易に見分けることができ、ロウポジショ
ンでのサイドスタンド駐車を励行させることができるの
で、駐車姿勢が安定し、安定した状態で確実に駐車させ
ることができる効果がある。
ハイポジションとロウポジションの2通りの車高調整の
ためにリアコイルスプリングの上端を上下させるリアク
ッションユニットを車体中央付近に一本設け、上記リア
クッションユニットのリア油圧ジャッキにダストカバー
が被覆され、サイドスタンドと反対側のダストカバーの
側面に、上記ハイポジションとロウポジションとを確認
できる透視窓が設置されたもので、この透視窓を通して
自動2輪車がどのポジションに車高調整されたかどうか
を、簡単にかつ確実に見分けることができる。また、自
動2輪車はサイドスタンドを出して駐車させると透視窓
が上向き位置となるので、乗車姿勢のままでも確認する
ことができ、さらに、リアクッションユニットを車体中
央付近に一本設けたモノサスのリアサスペンションで
も、透視窓を通してどのポジションに車高調整された
が、簡単かつ容易に見分けることができ、ロウポジショ
ンでのサイドスタンド駐車を励行させることができるの
で、駐車姿勢が安定し、安定した状態で確実に駐車させ
ることができる効果がある。
第1図はこの考案の実施例になる車高調整装置を備えた
自動2輪車の側面図、第2図は第1図のリアクッション
ユニット上部の拡大した縦断側面図、第3図は第2図A
−A矢視断面図、第4図は車高調整装置の概略を示す構
成図である。 1b…リアクッションユニット、4b…リア油圧ダンパ、7b
…リア油圧ジャッキ、30…ダストカバー、31…透視窓、
32…指標。
自動2輪車の側面図、第2図は第1図のリアクッション
ユニット上部の拡大した縦断側面図、第3図は第2図A
−A矢視断面図、第4図は車高調整装置の概略を示す構
成図である。 1b…リアクッションユニット、4b…リア油圧ダンパ、7b
…リア油圧ジャッキ、30…ダストカバー、31…透視窓、
32…指標。
Claims (1)
- 【請求項1】コイルスプリングと油圧ダンパとを組み合
わせたフロント,リアクッションユニットのそれぞれの
上部に、コイルスプリングの上端を上下させる油圧ジャ
ッキが装備され、上記リアクッションユニットが動作し
た時にリア油圧ダンパのポンピング作用により発生する
油圧が、チェックバルブを介して両油圧ジャッキに導入
されることによって、両コイルスプリングの上端を押し
下げるハイポジションと、このリア油圧ダンパの油圧導
入が中止されると共に両油圧ジャッキが開放されること
によって、自重により両コイルスプリングの上端が上昇
するロウポジションとが、切替バルブの操作により選択
される自動2輪車の車高調整装置において、前記リアク
ッションユニットは車体中央付近に一本設けられ、上記
リアクッションユニットのリア油圧ジャッキがダストカ
バーで被覆される一方、サイドスタンドと反対側の上記
ダストカバーの側面に、上記ハイポジションとロウポジ
ションとを確認できる透視窓が設置されたことを特徴と
する自動2輪車の車高調整装置。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990061277U JP2546022Y2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 自動2輪車の車高調整装置 |
ES93103156T ES2087591T3 (es) | 1989-10-26 | 1990-10-25 | Motocicleta con dispositivo para el ajuste de la altura del cuerpo de la misma. |
US07/603,120 US5086866A (en) | 1989-10-26 | 1990-10-25 | Motorcycle having body height adjustor |
ES90120493T ES2049890T3 (es) | 1989-10-26 | 1990-10-25 | Motocicleta con dispositivo de ajuste de la altura de la misma. |
EP93103156A EP0544649B1 (en) | 1989-10-26 | 1990-10-25 | Motorcycle having body height adjustor |
DE69007233T DE69007233T2 (de) | 1989-10-26 | 1990-10-25 | Motorrad mit höhenverstellbarer Karosserie. |
DE69027223T DE69027223T2 (de) | 1989-10-26 | 1990-10-25 | Motorrad mit höhenverstellbarer Karosserie |
EP90120493A EP0424942B1 (en) | 1989-10-26 | 1990-10-25 | Motorcycle having body height adjustor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990061277U JP2546022Y2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 自動2輪車の車高調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0420890U JPH0420890U (ja) | 1992-02-21 |
JP2546022Y2 true JP2546022Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=31589384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990061277U Expired - Lifetime JP2546022Y2 (ja) | 1989-10-26 | 1990-06-12 | 自動2輪車の車高調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546022Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6146270U (ja) * | 1984-08-31 | 1986-03-27 | 泉自動車株式会社 | エネルギ−吸収構造を備えたパツドを有する自動車用ステアリングホイ−ル |
JPS63159187A (ja) * | 1986-12-23 | 1988-07-02 | 株式会社 昌和製作所 | 車高調整装置付き緩衝装置 |
-
1990
- 1990-06-12 JP JP1990061277U patent/JP2546022Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0420890U (ja) | 1992-02-21 |
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